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アノチェセールの鷲
登場人物一覧
- 久泉 清鷹の関係者
→ イラスト
名前:『アギラ・ピーコ』ファジル・ア・サンダクリー
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):二十代後半
一人称:俺様、俺
二人称:お前、テメエ
口調:だ、だろ、だよな?
特徴:盗賊団『アノチェセール』頭領、『アギラ・ピーコ』商会代表
設定:
ラサはネフェルストに拠点を置く商会『アギラ・ピーコ』には薄暗い噂が付き纏う。
代々代表を務めるサンダクリー家は盗賊団と繋がりがあるとされているのだ。
取り扱われるのは盗品である、曰く付きである、呪われている――そうした噂がありながらもアギラ・ピーコは繁盛している。
さて、その噂について切り込んでいこう。
ラサと幻想を股に掛け、
表と裏を繋ぐ重要なパイプ役としてアギラ・ピーコ商会は営業を続けている。
――というのは、彼の信頼するブレーンの考えた筋書きであり、誰もがその筋書きを信じている。
本来の姿は盗賊団『アノチェセール』。ファジルはその頭領である。
商会の売り上げや顧客とのパイプを生かして『裏』ではそれなりの地位に就いているとされる。
幻想王国の監獄島に投獄された仲間達の数は多く、囚人達が監獄島のローザコインにて『外の物資』を求める際には贔屓にされている。
ファジル自身は直情的であり、そうした取引には向かない。非常に利己的で快楽主義であり面白い事があれば直ぐに手を出す有様である。
人命も彼にとっては玩具でしか在らず、民草など雑草と同じである――そも、砂漠地帯には雑草も存在しないのだから民など
特筆すべきは逃げ足の速さと勘の鋭さであろう。直情的、利己的、快楽主義。
気に入らないから人を殺した。女を攫った。子供を嬲った。
其れだけの行いをしながらも彼は鋭い勘で危機を回避し続けて来たのである。
今日も明日も然うして、彼は
――ただし、戯れに手を出した社交界の毒薔薇にはその尾を捕まれた儘なのだろうが……。