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喜代婆

登場人物一覧

咲花・百合子(p3p001385)
白百合清楚殺戮拳
咲花・百合子の関係者
→ イラスト

名前:浅香・喜代(あさか・きよ)
種族:八百万
性別:女
年齢(或いは外見年齢):不明。
一人称:妾・わし
二人称:其方、~殿、~様
口調:~かえ? じゃろう。~だのう。
特徴:妖怪の様な見た目の老婆。天香家に古くから仕える女房・女官。
設定:愛称は「喜代婆」
 とにかく仕事が大好きで、起きている間はずっと忙しなく動き続けている。
 周りも「生き甲斐を取り上げるのは忍びないし、働けなるまでは……」と温かい目で見守っていれば、「あの婆、俺が新人の時からずっと婆なんだけど」「おばあちゃんがこの前若い頃は小町って呼ばれていた、って言ってたんだけど何百年前の話なの……?」と噂される妖怪婆になっていた。
 仕事ぶりは普通の女房。しかし、年のせいか手が震えて、見ている側がハラハラしてしまうため「喜代婆は細かい作業しないで!」と言われることもしばしば。
 長く務めた分、天香家の生き字引なので過去に起こった出来事や昔出入りがあった人の事については詳しく覚えている。夏涼の色彩にて、忠継の事を「今は亡き妹の命を救って貰った恩義に、天香家に仕えるようになってからも、その卓越した剣術は衰えることはなかった」と遮那に教えた『古くから仕える女官』が彼女である。

 長胤が出陣した後は、己の身を捧げるために準備していたが遮那が帰還した為、取りやめた。
 天香家を継ぐのは遮那しか居ないと思っているが、今の彼では力不足だとも感じている。
 未だに遮那の事を「若」と呼ぶが、単に呆けているだけか、或いは、まだ幼子で居て欲しいという願望もあるのかもしれない。

 当時、天香家の遠縁『浅香家』の姫として、天下の天香家に仕えるべく浅香家からやってきた。
 彼女に対して温かい目で周りが見ているのも、天香家の遠縁という理由が少なからずあるだろう。
 政略に利用され結婚も出来ず、女房として押し込められた彼女に同情したのだ。
 好いた相手も居たかも知れない。されど、彼女がそれを語ることは無い。

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