SS詳細
気高き獅子、シファリーフ
登場人物一覧
- シラスの関係者
→ イラスト
名前:シファリーフ
種族:獣種
性別:女性
年齢:22
一人称:アタシ
二人称:呼び捨て、アンタ
口調:荒々しい(だ、だな、か?)
特徴:クール、秩序、正義、姐御肌、誇り高い
設定:
ラサ傭兵商会連合に所属する獅子のブルーブラッドであり、頭角を現しつつあるルーキーの傭兵団長。
ラサ生まれラサ育ちのラサの民、荒々しい口調や男勝りの気質とは裏腹に多くの傭兵が彼女を慕い配下に付くほどの人格者。
『群れ』と呼ぶその傭兵団をシファリーフは激戦区の中であろうとも常に冷静に判断し、適切な作戦を下す。
彼女自身が優秀な癒し手である事もあって、『群れ』の死亡率は他の部隊よりも大幅に低いという。
将来の出世が約束された彼女は、意外なことにスラム出身である。
泥を啜る様な屈辱を味わいながらも彼女を卑屈にも憤怒にもさせなかったのはただ一つ、両親から教えられた『気高き獅子であれ』という教えである。
それは環境への反骨精神となり、スラムを、そして傭兵団をまとめあげるほどのカリスマとなったのだ。
粗暴な言葉遣いはその境遇の名残である。
商会連合での彼女の仕事は『大型の魔物や魔種の対処』、そして
シファリーフの傭兵団はラサにはこびる様々な黒い噂――
善人が報われる社会であるためには、誰かが引き受けなければならない仕事があるのを彼女は知っているから。
「アタシたちじゃ対処しきれねえ、アンタたちの力が必要だ」
彼女は決まってそういうと、ローレットの精鋭を頼って金貨袋を手に訪れる。
ラサの表の部分から裏の部分まで、何であろうと成し遂げ口も堅い特異運命座標を彼女は信頼している。
その信頼を無下にするわけにはいかぬだろう。
彼女は仕事を依頼するときは決まって「アタシと目つきが似ている
その功名を知っての事と彼女は語るが、同じスラム出身であるシラスに対し強い関心を抱いての事だろう。
「必要な仕事だ、頼まれてくれないか?」
少なくともシファリーフは彼に対し『良き仕事相手であり、良き友となりたい』という意思を抱いている。その好意をどうするかはともかく、交流次第では力を貸してくれる事もあるだろう。
「ただし、高くつくぞ?」