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“壊し屋”霞風
登場人物一覧
- 恋屍・愛無の関係者
→ イラスト
名前:松尾・霞風
種族:ウォーカー
性別:男性
年齢:24歳
一人称:おい
二人称:わい、~どん
口調:~ど、~ち、~な(※混沌肯定『崩れないバベル』のため、かなり標準語寄りに聞こえる)
特徴:怪力無双、怖いもの知らず、豪快、酒豪、老け顔
設定:
江戸時代後期より召喚された薩摩藩士。怪力で知られる。示現流剣術に於いても皆伝に近い腕前だったとされるが、刀越しの人斬りよりも素手に依る肉体破壊の感触を好む為、用いるのは専ら関口流柔術を元に独自に研鑽した我流無手格闘術である。
他者を握り潰す快感に目覚めたのは数えで七つの頃、道場にて師範代の腕を握り砕いた時の事であった。その後、喧嘩に明け暮れる中で多くの相手を素手で壊してきたが、何よりの快楽は自分は強いと信じている者を純粋に力で圧倒し再起不能に追い込む際のものであった。
無辜なる混沌には薩摩隼人と比べてすら怪物のような強者が無数に居るが、それらを片っ端から壊してやるのが野望。尤も、現時点で『鬼閃党』に認められる程の強さを得た霞風からしても、混沌にて上を見上げればキリは無い。だが、混沌肯定『RPG』により戦えば戦う程彼らに追い付けると知った霞風は、自らの破壊欲求を満たすという趣味も兼ねながら、街道に蔓延る盗賊や、用心棒代の支払いを渋った依頼人や、辺境の村を襲う魔獣や、事前にたっぷり用意しておけと言い含めておいた筈の焼酎を“たったの”数升しか用意出来ずに切らせてしまった哀れな村娘を片っ端から肉塊に変える事で経験値を稼ぎ続けている。
……と表現するとまるで辻斬りじみた霞風ではあるが、彼とて決して無差別に人を傷つける訳では無い。彼が壊す相手とは、依頼の標的と、愚かにも彼に喧嘩を売った者と、敵味方問わず彼への誠意を欠いた者と、所有者の居らぬ畜生や大木程度の事である。但し、薩摩隼人の沸点や彼の独善的な誠意観を思ったならば、関わるだけで死のリスクが有るとは言えるかも知れないが。
ローレットの敵にも味方にも成り得るが、敵に回した時には危険極まりなく、味方になった時にも目を離せない。それがこの霞風という男だ。