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『氷』の代理人、『熱砂の華』ライラ
登場人物一覧
- アベリア・クォーツ・バルツァーレクの関係者
→ イラスト
名前:ライラ・フラ・ラウラ
種族:純種・兎の獣種
性別:女性
年齢:18歳
一人称:あたし
二人称:呼び捨て、若しくはあだ名呼び
口調:ですぅ、ますぅ
外見特徴:快活な少女。パッションに溢れている。
ライラは旅の踊り子である。彼女の姿は、ラサはもちろん、幻想から鉄帝、天義でも見ることができるだろう。そのしなやかな肢体から魅せられるベリーダンスは、少しばかり幼い外見とは裏腹な、艶やかなものとなっている。その舞いに多くの者は驚き、魅了される。そして、普段の元気一杯なその在り方は、老若男女を問わず、誰とでもすぐに打ち解け、親しくなり、愛されるだろう。事実多くの国で、彼女のファンを見ることができるはずだ。
ライラがタルジュ・タマームの屋敷へと、頻繁に出入りしている所が目撃されている。もちろん、ラサでも指折りの豪商たるタルジュが、評判の踊り子を招くことに、何の問題があるだろう? 多くの者は、彼女を独占できる力を持つタルジュに羨望の眼差しを向けるだけ――だが、事実はそうクリーンな話ではない。
ライラはタルジュの重用するエージェントである。各国家、各都市を渡り歩き、情報を仕入れ――時にタルジュの敵対者を暗殺する。踊り子としての技も一流ならば、スパイ、そして暗殺者としての業も一流なのがライラだ。
タルジュが悪党である事を理解して、彼に仕えているのか。そう尋ねたならば、ライラはこう言って、いつもの愛らしい笑顔を浮かべるだろう。
「タルジュが悪人? うん。彼ってば、とっても悪い人ですねぇ。でも、とっても楽しい人ですぅ♪」
――彼女は、天真爛漫であり、自らを由とする人間である。そこに、我々の持つ常識的な基準などは適用されない。歪んでいるだろうか? 否、彼女はとても、純粋であるのだ。愚かなのではない。幼いのでもない。自らの確固たる意志で、彼女は悪たるタルジュに仕え、タルジュもまた、得難い部下として彼女に接する。理想的な上下関係だろう。悪党であるという事を除けば。
エージェントしてのライラは、ローレットでも見ることができる。いつもの熱砂に咲く花のような笑顔を浮かべて、非合法な蒐集品の回収を依頼してくるに違いない。
今日も彼女は、踊り子として、タルジュのエージェントとして、各国を行く。その裏の顔を知るものは、市井にはいないだろう。奔放なる黒兎のしっぽは、容易に捕らえられるものではないのだから。
- 『氷』の代理人、『熱砂の華』ライラ完了
- GM名洗井落雲
- 種別設定委託
- 納品日2020年11月12日
- ・アベリア・クォーツ・バルツァーレク(p3p004937)
・アベリア・クォーツ・バルツァーレクの関係者