SS詳細
神の目をもつザイード
登場人物一覧
名前:ザイード
一人称:俺
二人称:お前
口調:だろ、だよな? だぜ
特徴:ウォーカー、黒人男性、古代エジプト風の服装、黒髪、顎髭が長い、右目が緑色、左目が黒。
設定:
右目に被るようにホルスアイのタトゥーが入った男。
戦士であり盗賊であり暗殺者であり、恋に破れ神の目をもった男。
木と金でできた槍を常備しており、これと右目が前世界から持ち込めた数少ない物品とされる。
槍の腕が高い暗殺者で、右目はやや強力な治癒能力を持つ。
出身はA0201地球世界。広く認知される基本地球の平行宇宙である。
行商の三男として生まれ、後に槍投げの名手として知られる。もっとも、槍の腕が活躍したのはわずかな狩りと戦争へ参加した際の敵ローマ軍の撃破数に対してのみだが。
戦争の中で他の兄弟を失い両親が王への反逆罪によって投獄されてからは小さな盗みをして暮らし、そのなかで暗殺ギルドとのつながりを得る。
戦争の中で得た戦闘技術、特に正確無比な槍投げ及び槍格闘術によって多くの仕事をこなしギルドの中でも頭角と表すが、ある仕事の中で遭遇した王族の娘に恋をしてしまったために仕事を断念。当時の相棒を含む暗殺チームを殺害し逃亡したため一転暗殺ギルドから追われる身となる。
裏社会の更に裏にて名前を変えて過ごすようになり、このときより『ザイード』を名乗るようになった。戦争で死んだ長男サイードと次男ザーヒルの綴りをあわせたものであり、家族への敬愛がうかがえた。
しばらくは身を隠して過ごしたが、恋した娘の暗殺が再度実行されたことを知る。彼が駆けつけた時には娘の命は失われており、行方不明に見せかけて川へと沈める計画出会ったことを知る。
ザイードは一度は捨てた槍を再びとり、計画に携わったかつての暗殺ギルドメンバーを抹殺。娘の骸を抱え姿を消した。
悲しみに暮れるザイードだが、娘の命を取り戻す方法があることを知る。
それは王宮の隠し宝物庫に眠る『神の目』を用いることである。『喪失の回復』を意味するこの秘宝が娘を蘇らせる唯一の方法だと確信したザイードは魔術によって施された黄金の神像兵や金蠍の群れをかいくぐり見事獲得。
美しくエメラルドグリーンに輝く宝石を目に当て、一体となったザイード。
彼の願いである娘の蘇生は成功し、娘は隣国の王子と結婚したという。