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朱呑童子の諱に患ふ
登場人物一覧
- 彼岸会 空観の関係者
→ イラスト
名前:雅楽 公暁(うた くぎょう)
性別:男
年齢:20代前半
種族:ウォーカー
一人称:拙僧
二人称:お前、あんた、呼び捨て
設定:『浄國一揆』関係者
混沌世界に召喚された後、『神隠し』に遭い黄泉津へと訪れた武僧。
黄泉津のある山間部に居を構える雅楽院(がらくいん)の跡取りである。
武勇に優れ、多くの妖を滅し、『衆生を救う事』で公徳を積んだ公暁は次期当主としての地位を確立している。
彼は無量とは同世界の出身者であり、彼女が『朱呑童子』で在った際にその角を奪った。
『二人掛かり』と云えども鬼と呼ばれた無量を討伐せしめた彼の実力はお墨付きであり、雅楽院でもその実力は一目置かれている。
それ故に男は『角奪法師』と渾名される。
過去の因縁により『彼岸会 無量』と云う鬼が名乗る名が彼女の妹のものであることを彼は知っている。
血に狂った悪鬼たる彼女の本来の名を知っていようとも、狂乱の鬼に人の御名を与えるべからずと対峙する際には一度も名を呼ばぬまま彼は混沌へと訪れた。
無量本人でさえも識らぬ『本来の自分の名前』を唯一知りながら――そして、無量がこの世界に来ていることを知りながらも、出会うこと無きことを祈っている。
住まいである廃村に彼女が訪れる事無きよう――出会ってしなったならば、『武僧』と『朱呑童子』として出会うこと無きように願う。
彼女が記憶を無くし、『贖罪(すくいのみち)』に進むと言うなれば自身のことも、そして
何故か。
鬼とは、悪しき者ばかりでは無い。この黄泉津の鬼人らの様に虐げられながらも懸命に生きる者も居るのだ。
だが――無量が『鬼』に堕ちたならば公暁は躊躇うこと無くその命を奪うであろう。
そして……彼女が真に人となり、自身の槍が貫くこと無く名を求めるならば彼は、その名を――鬼と化し、死した筈の一人の女を告げるだろう。
- 朱呑童子の諱に患ふ完了
- GM名夏あかね
- 種別設定委託
- 納品日2020年10月10日
- ・彼岸会 空観(p3p007169)
・彼岸会 空観の関係者