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花衝羽根媛

登場人物一覧

アカツキ・アマギ(p3p008034)
焔雀護
アカツキ・アマギの関係者
→ イラスト

名前:花衝羽根媛(はなつくばねのひめ)
種族:八百万
性別:女
外見年齢:11歳
一人称:妾
二人称:お主
口調:~だ、~だぞ、~であるな
特徴:意地っ張りロリ
設定:
 本来の名を天香花子(あまのか・かこ)とする八百万
 霞帝の皇后候補として高天京に存在する高天御所の『花衝殿』に座す乙女。
 然し、しての通り霞帝は后を定めず、政務に掛かりきりであった――つまり、彼女は后候補として担がれたは良いものの帝のお手も付かず後宮で日々を過ごすだけの『無能』として扱われる。
 名を花衝羽根媛、花衝宮と改めて暫く、霞帝は彼女を不遇に思い建葉晴明を始めとした自身の臣下との蹴鞠や歌合へと誘った。皇后としてではなく幼い姫の社会勉強に、という計らいだと言うことは誰もが聞き及んだことである。
 未だ年若い花衝宮が自身が好ましいと望んだ相手を定めたとき、后候補の座より去ることを是認しての行動なのだろう。
 しかし、天香家に生を受けた少女は「帝の后になる」という教育ばかりを受けてきた。もしも、そうなれなかったならば……?
 即ち――彼女の存在理由が大きく揺らぐのである。

「お上は妾が愛しき者を見つけることを望まれて居る。
 しかし、妾はこの生を受けてからお上のみを愛するようにと育てられた。
 厳しい教育を経て来たと言うに、お上が妾を愛さねば、妾はどうすれば良いのか――」

 霞帝が眠りに着いてからと言うものの『お飾り後宮の姫』花衝羽根媛は日々、無能と罵られ泣き濡れる。
 何時の日か、天上の彼の方の隣で花嫁衣装に腕を通し愛される日を夢に見ながら……。

 屹度――目が覚めたとて、彼が振り向いてくれることはないのであろうけれど。

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