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やまねいのつぐひめ

登場人物一覧

夢見 ルル家(p3p000016)
夢見大名
夢見 ルル家の関係者
→ イラスト

名前:やまねいのつぐひめ(夜洽紬姫)
種族:魔種(元八百万)
性別:女
外見年齢:27
一人称:われ
二人称:そなた
口調:~ぬ、~よな。~よの。
特徴:セクシー、残虐
設定:
 政略結婚の道具として育った、神威神楽の公卿であった夜洽家の娘。
 ただの一枚も恋文を受け取らず、ただの一度も契りを結ぶことを良しとしなかった。
 途方に暮れた父は、此岸ノ辺で穢れの巫女達の世話をさせることに決めたのだ。
 陰陽道に通じたつぐひめは術士として頭角を現し、妖を祓う仕事を担うようになった

 運命の転機が訪れたのは、巫女姫の出現が切っ掛けである。
 巫女姫の思想に強く共感した彼女は、色欲の呼び声を受け反転してしまった。
 魔種となったつぐひめは、ついに彼女が思う歪な自由を得たのだ。
 そして彼女は考え到った。即ち愛とは支配であり、支配とは生殺与奪を握ることであるのだと。
 魔道の術で思考を奪い、あるいは暴力と恐怖で相手を屈服させるのだ。
 こうしてつぐひめは、人だった頃ついに愛することが出来なかった家族へ愛を返すことを決めた。
 魔道の力を用いて、真っ先に行ったのは父の暗殺であったのだ。
 そして夜洽家の全てを巫女姫に捧げる形で、秘密裏に取り入ったのである。

 実のところ、此岸ノ辺の結界を弱めておいたのは、つぐひめである。
 傾月の京と呼ばれる一連の戦いで、巫女姫側の軍勢が此岸ノ辺の守りを易々と突破出来たのは、つぐひめの仕業でもあったのだ。

 つぐひめは宮中で、幾人もの女官達を支配あいしている。
 つぐひめは宮中で、巫女姫に支配あいされている。

 つぐひめは今日も巫女姫のために、決して報われることのない想いを捧げ続けているのである。

「巫女姫様は、われを見ては下さらぬ、言葉を頂くことすらも叶わぬ……
 巫女姫様にわれが心を捧げ、財も捧げ、魂を捧げ、故に支配を頂ける。
 これほどに尊き御方があろうか。
 なればわれも、この悦びをあまねく伝えねばならぬ。
 さあ、われにその身を差し出すがよい。
 慶べ、言祝げ、その生命いのちを蹂躙して進ぜる」

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