シナリオ詳細
<ラドンの罪域>人喰いバロメッツ
オープニング
●
竜種。それは伝承に残る存在であり、人々はその存在の尾すらも掴むことを赦されない存在であった。圧倒的強大さをもって語られる存在は、到底人の手に余る力を持ち、触れることすら許されない――と、信じられていた。
だが、ローレット・イレギュラーズはこの伝承と数度に亘り接触している。
滅海竜リヴァイアサン、『渦潮姫』、『怪竜』ジャバーウォック……それらは世界の脅威に対して繰り返し現れた。そして覇竜領域の亜竜種達にとっては、恐ろしき隣人でもある。
ローレットとの接触の末に本格的な探索が開始された覇竜領域、未踏の地であった『ピュニシオンの森』のその先にある『ヘスペリデス』と呼ばれる竜種の作った集落に、『冠位暴食』ベルゼーが潜むと知ったローレットは、一路ヘスペリデスへと針路をとる。当然、退路を確保するためにもピュニシオンの森での活動は必須であるが……この地もまた謎の多い地、そして脅威去らぬ地であることは、語るまでもない。
●
「めぇ」
ピュニシオンの森の奥地に到達したイレギュラーズ達の耳を、余りにも場違いな音が叩く。今のは、羊の鳴き声……ではなかっただろうか?
「めぇ」
もう一度、同じく。確かに羊の鳴き声がした。
めぇ、めぇ、めぇ、めぇ、めぇ……と。
さんざめく鳴き声が反響する中、その発生源へと足を向けた彼等が見た物はあまりにも不可解で、奇怪な存在だった。
木の実から羊が這い出ている。
傍らにあるいかにも頑丈そうな幹の先端、そこに生まれた木の実が地面に落下し、羊を生み出している。それらは周囲の草といわず木といわず手当たり次第に喰い散らかし、そして一同を視界にとらえると、奇妙な笑みを浮かべた。
「めぇ」
あれは近付くべきではない、無理に戦うべきではない。そう直感した一同が踵を返そうとしたのも束の間、周囲を緑色の蔦……否、巨大な亜竜の胴が取り巻くのが見えた。
異常なほどの大きさはしかし、すぐにこちらを狙ってくるような気配はない。ないが、その毛の中で明らかに害を為すであろう棘が見え隠れするさまを見るに、追い詰めて喰らうつもりであるのは明らかだ。
逃げ場は失われた。羊らしき存在はこちらを捕食すべく狙っている。イレギュラーズに残された道は、ふたつにひとつ。
ひとつ、逃げられぬ場を逃げまどいじわじわと喰われるか。
ふたつ、この状況を打破し、いっそ食料を確保する勢いで突破するか。
時間はあまり、残されてるようにはみえなかった。
- <ラドンの罪域>人喰いバロメッツ完了
- GM名ふみの
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年04月24日 22時15分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「あれは、木から生まれた……羊?」
「めぇ」
「「「めぇ」」」
「謎の植物? のバロメッツと堕羊仔、それに亜竜までいるのにゃ……」
『導きの双閃』ルーキス・ファウン(p3p008870)の戸惑い混じりの声に肯定を返すように、バロメッツから生まれた羊達は鳴き声をあげた。統率が取れているとはいい難いが、その感情のない眼はなるほど、作り物じみた不気味さがある。『少年猫又』杜里 ちぐさ(p3p010035)はそれなり修羅場をくぐった方ではあれど、目の前の堕羊仔、そして周囲を取り囲むように蠢く亜竜の気配に、いつも以上に頑張らねば切り抜けられぬと理解した。何が起きるか、皆目見当がつかない。ともすれば、一瞬の後に亜竜に首を持っていかれていても不思議ではない――戯れ混じりに肌を刺す殺気は、彼の警戒心を最大限に高めた。
「この状況……ようやくピュニシオンの森らしくなって来たな。R.O.O.で感じたあのヒリつく殺意を現実で体感できるとは」
「竜種も闊歩するこの森でも、中々お目にかかれない珍獣……いや、珍植物と言うべきであるかな」
『セクシーキング』冬越 弾正(p3p007105)はR.O.O.においてピュニシオンの森に到達しているがゆえに、その記憶が激しく警鐘を鳴らしていた。多くのアバターに数多のデスカウントを配したこの地の危険性は語るべくもなく、同時にその危機ですらも興奮の種として認識する思考は激しい歓喜を彼に与えていた。『ノットプリズン』炎 練倒(p3p010353)は覇竜の者であるが、禁足地であったピュニシオンの脅威には明るくない。足を踏み入れていきなり現れたのがこれでは、驚けばいいのかも分からぬものだ。つまり「いつも通り」である。
「前門の羊、後門の毛むくじゃら……言葉にするとマヌケだけど、結構イヤな状況だな」
「成程。追い詰めて喰らって漁夫の利を得ようというわけだな?」
羊という生物種を常識に当てはめれば、『点睛穿貫』囲 飛呂(p3p010030)の言葉も成る程、道理ではある。冗談めかした姿と雰囲気は、ともすれば笑い話にも出来そうなもの。だが、生まれてきた堕羊仔の口は明らかに草食動物のそれではない。肉食よりの雑食、というのが正しい。覇竜領域の異形達の悪食ぶりをいやというほど味わった『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)からすれば、敵も味方も喰らいにきた亜竜、ペルーダの狡猾さは有機的な意思が感じられるだけマシに思えた。尤も、気を抜けば食われる可能性は十分あるのだが。
「厄介な敵のようですが気合いを入れて倒すとしましょうか。この先に進む為の障害は、ひとつでも少ない方が良いですもの」
「わたし達はベルゼーさんに会うために、ヘスペリデスに行かなきゃいけないんだ。だから、羊とか竜族とか、わたしの前に何が立ち塞がっても絶対に負けないよ!!」
『約束の瓊盾』星穹(p3p008330)はこの地を進み、そして退路として歩む仲間のために。『赤い頭巾の魔砲狼』Я・E・D(p3p009532)――もといレッドは、この先で待つベルゼーへの道を拓くために。何を重点に置くかにおいて両者に違いこそあれど、目の前の敵を確実に倒し、目的を果たすという意思は共通している。そしてそれは『全員が五体満足で』という枕詞すらも。互いの能力に信頼があればこそ、両者は付かず離れずの位置を維持していた。
「ここまで来ておいてなんだが、この森は未知の生態系が多すぎるな」
「雑食でも食べられるものとそうでないものがある、って教えてやればいいさ」
「いつも頑張ってるけど、もっと頑張るにゃ……!」
如何に竜域を歩き回った弾正といえど、ピュニシオンの森の異常さばかりは適応に時間がかかる。堕羊仔達の音を頼るのも簡単ではないが、されど無理とは言うまい。
弾正の軽口に軽口で返したイズマは、油断なく周囲を見渡し、バロメッツ本体へと狙いを定めた。
十分に距離を取って、バロメッツの『補充』を遅らせる。堕羊仔は片っ端から蹴散らし、追い詰める。ちぐさは力不足を自覚しつつも、己が使う魔術から最適解を導き思考を回す……いつも以上に。
ペルーダから放たれた毒針が彼を襲った刹那、横合いから伸びた星穹の手がそれを握り潰した。毒が掌を灼く音がするが、それ以上、彼女の身に浸透することはなかった。
「狙うは短期決戦。最高火力でぶちのめす、です」
「単純明快、実に楽な話なのである」
星穹の抑揚を抑えた、しかし意思の強さを内包した言葉に応じた練倒のそれは楽観視と陽気さを併せ持っている。実力を持つがゆえの自信、真に鉄火場と呼べる修羅場での経験が浅いがゆえの楽観。その感情が状況を差配しないのは、唯一幸運と呼ぶべきか……。
●
「レッド様、後ろに。私が守りますので」
「それじゃお言葉に甘えて。その分あいつらの処理は任せて!」
レッド、そして仲間達を背に隠すかたちで星穹は一歩前に出ると、堕羊仔達目掛けて血の香りを漂わせる。とりわけ貪欲なそれらにとって激しい敵意を生み出すそれは、簡単に抗えるタイプの香りではない。その香りが味方の鼻に届いていたら――その『もしも』は、余り考えたくないものだ。
(血の香り……か。影響を受けなかったことを喜ぶべきか、鈍感だと嘆くべきか。前者だろうな)
イズマは星穹をちらりと一瞥しその魔性の引力を意識せず済んだことに胸をなでおろす。ラサで受けた咎で、覇竜攻略に支障が出ては堪ったものではない。己の逡巡を振り切るべく、彼はバロメッツに響奏撃を叩き込む。……硬い。防御を削り、隙を生み、以て大打撃を叩き込もうというのが自身の最適解だったが、一度二度では成功を許してくれないらしい。
「ペルーダに極力触れないように、当たらないようにバロメッツを叩き折る! どんな些細なことでもいい、何か分かれば教えてくれ!」
「実や枝をただむやみに攻撃しても効果は薄そうですね。茎が一番狙いやすくて頑丈そうですが……」
「枝をもげば実を減らせねぇかな、あとは根っこ……」
ワイバーンを駆使し距離を取る弾正の耳には、バロメッツの放つ音が飛び込んでくる。だが、断片的な情報、かつ知性なき植物相手では勝手が違うか。ルーキスも植物に関する知識を駆使して実力を探るが、狙いが定まらない以上は狙いやすい部位へ意識を向けるのは無理からぬ話。飛呂は逆に端部を狙うべく身構えるが、狙いが小さい分、精度が落ちる。確信が持てないうちは、出来れば避けたい。
「吾輩の魔術を篤と堪能するである。ガアァァァアアア!!」
「な、なんかペルーダからの気配を感じるにゃ……」
星穹が惹きつけた個体めがけ、ちぐさと練倒は次々と攻撃を叩きつける。レッドの一撃もかなりのものだが、両者の技も高い精度を誇り、燃費に優れる分長期戦に適している。問題は、仲間達は短期戦を企図していることぐらい。
練倒は高いインテリジェンスを誇る頭脳(自称)でもってバロメッツの弱点を見抜けぬかと思慮するが、自らに突進してくる堕羊仔でそれどころではない。
加えて周囲から飛んでくるペルーダの針ときた。ちぐさは竜鱗の破片をちらつかせて忌避させようとするが、果たしてどれほど効いたものか……少なくとも、堕羊仔はお構いなしに実から顔を出し、次々と襲って来ている状況だが……。
●
「羊が後から後から湧いてきやがる……! だが、こっちだって頼れる仲間がいるんだ、本体を潰させて貰うぜ!」
「羊に庇われたらと思うと厳しいものがありましたが、このまま押し切れば、斬れる!」
弾正の射線を塞ぐ堕羊仔はなく、ルーキスの斬撃からバロメッツを庇う影もまた、ない。次から次へと湧いてくるそれらが素早ければ、或いは攻勢の手が乱れ後れをとったやもしれぬが、異形とはいえ羊の類型。彼等の手を煩わせる間もなく、仲間達が処理に回っていた。
「今回の様に数が多い時には、この声がうってつけであるな! ガーハッハッハ!」
「ぴゃっ! 針の勢いが意外とあるのにゃ! というかこれ『針』って呼んでいいのかにゃ!?」
「あのサイズからしたら針、だね……」
練倒は叩き込んだ模倣竜声の威力を前に、勝ち誇ったように大笑する。一発や二発空振ったのは誤差のうちとばかりに連発した手前、堕羊仔を捉え、与えた被害は相応のものだ。ちぐさも己を『実力不足』と断じているものの、ペルーダの針を的確に避け、丁寧に魔術を叩き込んでいる時点で広域殲滅に於ける貢献は大だといえた。……なによりレッドの魔術の苛烈さときたら、無い。
短期決戦を企図した仲間達に応じる為、堕羊仔を早々に蹴散らすべく放つ魔砲は、過剰消費の大威力。まともに運用すれば二分ともたず息切れするそれは、その分仲間達が相対する堕羊仔の数を猛烈に削っている。だが、『勢い』だけで弾正達から気を逸らすことは適うだろうか?
「魔力、そして体力の我慢比べなら私に長があります。皆さんの魔力も……私が支えますから」
そう、この状況、堕羊仔の行動を制限する動きを見せたのは誰あろう星穹の立ち回りが大きい。
単純な体力面なら長じる仲間はいるが、絶えず撒き散らされる血の匂いの誘引力たるや知性が無ければ抗し得ないもの。
彼等を受け止め、治癒を回し、足を止めて引き受ける。数か月の欠落を埋めるがごとく、その身を粉にする勢いで、耐える。
「堅牢だろうが関係ない。砕いて討伐して、それで終わりだ!」
イズマは己の魔力を振り絞り、バロメッツ目掛け響奏撃を叩き込む。守りに隙を生み、全身を撓らせ追撃を叩き込み、手数を頼りに押し込んでいく。防御をその上から削って穴を空け、そこ目掛けて死力を尽くす。まさに「蟻の一穴」を手づから生み出すような地道な戦い方。理性的な性格から放たれる荒々しさ、とも言えるか。
「弾正先生、イズマさん、ルーキスさん。ひとつ提案があるんだ」
そんな中、バロメッツに絶え間なく弾丸を打ち込んでいた飛呂が狙いを同じくする仲間に声をかけた。力の流れ、音の響き、自然とモンスターに対する知識。仲間達のヒントが彼の中で結実した。先を促す視線に、彼は力強く頷く。
「次、あのクソ木に実が生る兆候が見えたら枝を折る。吸い上げた魔力を送る先が消えて、流れが滞った瞬間に根を思い切り叩いて、最後に幹を思い切り叩く――四人で分担しないとうまく行かない」
「悪くない」
「このまま力押しで消耗するよりは、賭けにでるのも一興でしょう」
「道理で弱点が掴めないわけだ……面白い、その賭け乗った!」
タイミングを要し、連携を要す。即席戦力で行うには難度の高い動きだが、弾正も、ルーキスも、そしてイズマも「分の悪い賭け」に乗ることを躊躇わなかった。
「つまり、それが成功したら羊は打ち止めってことでいい?」
「……多分」
レッドの目が期待に光る。それは勝利へか、或いはその後の「報酬」にかは分からないが、魔力を振り絞って堕羊仔を殲滅しきるモチベーション足り得る。
堕羊仔はたった今生み出された。バロメッツによる栄養の吸い上げが勢いを増した機を、イレギュラーズは逃さない。
ぷく、と膨れた枝の先目掛け、飛呂の精密射撃が連続して叩き込まれる。細く小さい枝の先は、しかし驚くべきことに二発、射撃に耐えた。三発目がすかさず未熟な実を打ち落とすと、イズマの響奏撃が地面目掛けて響き、根に無数の亀裂を生んだ。
幹を駆け上がる魔力の『音』を弾正は聞いた。
繰り返し、二刀を打ち付けたルーキスの指先が、幹の違和感を捉えた。
今ここぞとばかりに、両者の渾身の一撃がバロメッツ目掛け放たれ……その幹を、半ばから断ち切った。
「うーん……正直、あの堕羊仔って食べてみたいんだよね」
「本気か!? ペルーダの捕食に巻き込まれる危険性が増すぞ!」
「その時はその時、きっちり逃げれば大丈夫! ……狼が羊を見逃していいだろうか? いや、良くない!」
「滅茶苦茶だ!」
レッドは堕羊仔が積み上がった惨状を見て、思わず舌なめずりをしてしまう。その欲求、尤もな話だ。栄養価が高いということは、自然界に於いては美味と同義。亜竜に独り占めさせるのは勿体ない……イズマは巻き込まれたくないので放置を進言するが、こうなったレッドは止めようがない。
「堕羊仔を食べ、栄養を得ることで強化される可能性もあります。今後のことも考えれば、一匹せしめる位は……」
「新手が現れる可能性も、無くはありません。出来れば刺激せずに逃げたいところで――」
星穹はといえば、ペルーダにみすみす栄養を献上することを良しとせず、少しでも不確定要素を削りたいと言うのがある。ルーキスはその行為が下手に状況を悪化させる可能性もある、と避けたい気持ちが強い。
ペルーダの肉体が蠢き、包囲を解いた。すわ捕食かというタイミングで、『それ』は降り立った。
「ギェッ」
「め゛――」
といっても、姿が見えなかった。
なにかが降りてくるという直感はあったが、次の瞬間に折り重なる亜竜と堕羊仔の断末魔。空に巻き上がる風が感じられたかと思えば、降り注ぐのは毛をたくわえた亜竜の肉片と堕羊仔数匹分の、鉤爪に散らされた肉。
それが顔面にクリーンヒット。練倒にとってはたまったものではなかっただろう。
「な、なんであるか、これは!」
「脱出するためにペルーダを刺激する必要が、とか……全部、策が無駄になったな」
「……弾正先生、アレなに?」
「知性はあったみたいだ。が、情報量が多すぎる!」
一同の困惑をよそに何処かへ消えた影。そして、降ってきた肉片はペルーダの全長を考えればほんの一部でしか無いことがわかる。
つまり。落としていった肉は……。
「……おすそ分けのつもりとか、ないよね?」
「そんなまさか。馬鹿げてるのにゃ……」
でも否定できない。ちぐさはレッドの言葉に、なんとも言えない表情を浮かべたのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
お疲れ様でした。
状況判断系のスキルが多くセットされていたため、「若干複雑な手順とか思いついちゃうだろうなあ」みたいな感じで書いていました。
このメンバーならごり押しでも全然ぶった切れそう。
そしていきなり漁夫の利をかっさらっていくなどします。
GMコメント
「綿花ってワケわかんねー植物だなあ。せや! これは羊毛を生む植物なんや! 羊を生むんや!」という口伝により生まれた伝承生物。うーん胡乱!
●成功条件
・『人喰いバロメッツ』の撃破
・『ペルーダ』の撃破or撃退
●人喰いバロメッツ
強靭な茎を有し、巨大な実をつける怪植物。落ちた実からは『堕羊仔』が1~3体生まれ、周囲の目につく有機物を手当たり次第に食い尽くそうとする。
堕羊仔は非常に栄養価の高い肉であるとされ、これを喰うべく現れる亜竜などの天敵がいる為基本的に生態系を大きく変えることはない。
・耐久性がかなり高く、神秘属性の攻撃、特に【火炎系統】を伴うスキルに強い耐性を示す。また、自律的移動・能動攻撃を行わない。
・2~3ターンに一度、前述の実をつけ落下させる。
・パッシブ能力として、毎ターン『神特特(自身より2レンジ)【万能】【識別】【Mアタック(大)】【H/A吸収(中)】』の栄養吸収を行う。
●堕羊仔(初期数7、バロメッツの行動により増殖)
人喰いバロメッツの実から発生する羊に似た生物。雑食性で、有機物は何でも食べる(が、秘宝種もなぜか捕食する)。人喰いバロメッツ撃破後、数ターン以内に自動的に死亡する。
HPはそこそこ。【摩耗(小)】を持ち、肉が多そう(≒HPが多い)相手を狙う傾向がある。【連鎖行動】を有する。
・突進(物遠単):【移】【乱れ系列】
・雑食(物至単):【出血系列】【不吉系列】【弱点】
●ペルーダ
地面を這う毛むくじゃらの巨大な亜竜です。毛の中には毒針も混じっているとか。
戦場を取り囲むようにとぐろを巻いており、『毒針(物中ラ:【毒系列】【必殺】』」で外野からチクチクと皆さんを邪魔してきます。攻撃を受けた場合、とぐろを解いて本格的に戦闘を行ってきます。
攻撃手段は牙や尾による攻撃で、【毒系列】を伴います。
HPはかなり高め。堕羊仔が全滅した場合、それらを呑み込んで撤退します。
●戦場
ピュニシオンの森内部。
人喰いバロメッツを中心として60m四方をペルーダが囲っている状態で戦闘スタートとなります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
Tweet