シナリオ詳細
恐怖と嫌悪を拳に込めて
オープニング
●貸した本返せよ
「よお、イワン。こないだ貸した本、もう読み終わったか?」
覇竜某所。以前ゴッカちゃんの件で、いたいけな嫌虫家たちを苦しめたこの男――イワンは、道端で友人に声をかけられた。
「やあマルチェロ、いい天気だね。本ならちょうど昨晩読み終わったところさ。小屋に置いてあるから、これから取りに――あ」
借りていた本を小屋へ取りに行こうとして、イワンはしまったという顔をした。友人のマルチェロは、どうしたのかと怪訝そうにする。
「……いやいや、確か君は虫が苦手だったね? なら問題ない。僕と君で協力すれば、あの本はすぐに『元へ戻せる』はずだからね」
そうして向かった小屋のドアを開けた、次の瞬間。光を避けるように物陰へ隠れていく、おびただしい数のクモの姿が見えた。まさに蜘蛛の子を散らす光景。しかしこの蜘蛛の子、やたらにでっかい。
「……やはりこうなっていたか。すまないマルチェロ、私がうっかりしたせいで、君の本はクモになってしまったようだ。でも大丈夫。僕がクモを捕まえるから、君がそれを叩いてくれればすぐ元通りに」
イワンが何か言っている。けれどマルチェロはそれを最後まで聞くことはできなかった。俺の大切な本がクモになった? なにそれ?? 言葉を続けるイワンの肩越しに、小屋の中を走り回るクモたちの姿が見える。その数、壁や天井を埋め尽くすほど。おぞましい景色にマルチェロは吐き気を覚え、血の気が引くのを感じた。
そしてマルチェロは急激に意識が遠くなり、その場に倒れた――
●やっぱり求む、嫌虫家
再び「虫嫌いなイレギュラーズ」を指名した依頼。嫌な予感を覚えつつも到着した小屋の前には、皆をにこやかに出迎える依頼人のイワンと、絶望に沈み涙目になっている男性――マルチェロが待っていた。
「すまないね君たち。まずこれを見てくれたまえ」
そう言ってイワンが取り出したのは、ひとつの瓶。口が広く、ピクルスでも作るのにちょうど良さそうなその瓶には、しかし1匹のクモが閉じ込められていた。手のひら大の、大型のクモ。ゴッカちゃん界隈(?)ではそこそこ有名なこのクモを、あるいは知っている者もいるかもしれない。
これは巣は作らず物陰に潜んで暮らし、ゴッカちゃんを捕食してくれるという、ありがたいクモである。見た目の怖さがありがたみを打ち消しているという評価も、あるようだけれど。
……世界中のあちこちに支部があると噂される「ゴッカちゃん撲滅委員会」では「軍曹」とあだ名されるこのクモを、ここでは「グンソー」と呼ぶことにしよう。
グンソーの入った瓶を手に、イワンは説明を始める。
「このグンソー、実は亜竜なのだけれど。これは、この小屋で飼育していたものでね」
ふむ、とイワンは言葉を切る。
「いや、やはり初めから事の次第を説明したほうがいいだろうな。前回、ゴッカちゃんストーンの収集ついでに、この小屋を君たちに建て直してもらっただろう? それでね、そのとき僕も反省したんだ。ゴッカちゃんを殖やして、他の人に迷惑をかけるのはよくないと。で、ゴッカちゃんが殖えないように、このグンソーを導入したというわけさ。ここまではいいかい?」
僕は同じ失敗は繰り返さないんだ。とイワンは得意げである。
「しかしこのグンソー、変わった性質があるようでね。驚くべきことに、書類や本など、文字の書いてある物を食べると、分裂して殖えるんだ! おもしろいだろう?」
一瞬マルチェロが、涙目ながらも怒気のこもった鋭い視線を向けたが、イワンはそれに気づくそぶりもない。
「殖えたからといって小屋から出ていく様子もなかったし、これなら他人に迷惑もかからないと思ってね。僕は俄然興味を持って、グンソーの生態を調べ始めた。すると、さらにおもしろいことが分かったんだよ!」
楽しそうなイワン。彼はどのくらいの文字数でグンソーは分裂するのか、大量の文字が書かれた物を一度に食べたらどうなるのか等、様々な実験を行っていたらしい。
「なんとこのグンソー、虫に恐怖心や嫌悪感を持つ人が潰すと、元の書類や本に戻るんだよ! すごいだろう!? やはりそういった感情には、何か特別なパワーが宿っているのかもしれないね……。ともかくこれは、機密文書の保管にも応用できそうな、画期的な大発見さ!」
「しかし昨日、僕はうっかりしてしまってね。僕は彼、マルチェロくんから借りた本を、この部屋で読んだ後、うっかり一晩置きっ放しにしてしまったんだ」
マルチェロはめそめそしている。
「あのくらいの本なら、一冊につきグンソーは50匹くらいには分裂しただろうね。本は全部で5冊あったから……ふむ」
ふむ、じゃない。
「とはいえ当初はマルチェロくんにグンソーを潰してもらって、それで元通りのはずだったのだが。彼はほら、この通りで……全く、やれやれだよ」
やれやれだよ、じゃない。
「そういうわけで君たちを呼んだというわけさ。さ、マルチェロ。最後に皆さんにグンソー退治の手本をお見せして、我々はお暇しようじゃないか。ほら」
ほら、じゃない――って、えぇ!? めそめそしながら内心で悪態をついていたマルチェロは、思わず友人(ではなくなろうとしている)を振り返った。
イワンは瓶からグンソーを取り出して、その丸い胴をむんずと握っている。逃げないように。そして、マルチェロが叩き潰しやすいように。グンソーは8本の長い足をばたつかせて、精一杯抵抗している。
マルチェロは葛藤と逡巡の後、恐怖と嫌悪を拳に込めて、イワンごとグンソーをぶっ叩いた。
- 恐怖と嫌悪を拳に込めて完了
- GM名キャッサバ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年03月31日 22時06分
- 参加人数4/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 4 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(4人)
リプレイ
●不快な依頼再び
なるほど、ゴッカちゃん(オブラート)の次はグンソー(オブラート)なのね。
(……なのね、じゃないわよ! どうしてあたしが二度もこんな事しなくちゃいけないのよ!? 誰なのよ! こんな馬鹿みたいなアフターアクション送った人は!!)
『Joker』城火 綾花(p3p007140)は第四の壁に項垂れかかりながら、ぐぬぬしていた。彼女の背後ではグンソーたちが、これ見よがしにカサコソと走り回っている。
(えぇもう、こうなったらやってやるわよ!)
やがて綾花は顔を上げ、室内の惨状に向き直る。まるで決闘を申し込むがごとく、グローブを脱ぎ捨てて。
グンソーたちは綾花の視線に反応し、いっせいに逃げていく。その姿は……やっぱりちょっと大きすぎる。これを追いかけて捕まえて、素手で潰せというのか。
逃げたのだから、もう放っておいたらいいじゃない。などと綾花は早々に思い始めた。
『炎の守護者』チャロロ・コレシピ・アシタ(p3p000188)はグンソーが近くを通る度、手を伸ばしたり引っ込めたり。伸ばした手の先には、ハエタタキ。どこから持ってきたのだろう。
しかしハエタタキを使わず素手で挑まなければならない状況に、チャロロは狼狽えていた。ゴッカちゃんや毛虫ほどではないが、チャロロはクモも苦手だという。当然触りたくないし、潰すなんて嫌すぎる。
大きな大きなグンソーたちが行き交う室内を、チャロロは呆然と眺めていた。
「無理だ無理無理っ、やっぱり俺はこの依頼降りる……! ちょっ、りゅう、やめ」
一方、高橋 龍(p3p010970)は、カラクサフロシキウサギのりゅうと何やら小競り合いをしていた。
子供の時分、クモ型のモンスターに襲われたことがあるという、龍は。話を聞いて一応依頼を受けてみたものの、実物のグンソーたちを見て、猛烈に後悔していた。グンソーは、ゴッカちゃんを食べてくれる益虫。それは分かっている。分かっているけれど、でもやっぱりでっかいし多すぎる!
しかし小屋から脱出しようとした龍は、りゅうのタックルと回し蹴りによって押し止められた。「根性見せろ」とでも言いたげな様子のりゅう。
龍は小さくてふわふわした相棒を押し退けるわけにもいかず、
「だから、りゅう待っ、どいひぃぃぃ―――!???」
バランスを崩してたたらを踏み、そのすぐ足元をグンソーが駆け抜けていった。龍は素っ頓狂かつ野太い悲鳴上げて、尻餅をついた。
「畜生… やればいいんだろ! やれば!」
やがて意を決して立ち上がった龍は、すでにだいぶ気力を消耗していた。畜生、どうしてこんな目に。
(こやつらは元々本の文字! その元凶は亜竜! 姿形が蜘蛛っぽいだけの竜ではないか!)
……と、『鉄帝うどん品評会2022『金賞』受賞』御子神・天狐(p3p009798)は自らに言い聞かせていた。それにグンソーは本来益虫、益虫なのである。見た目がほんのちょっぴりキモチワルイだけで。
「うむ、やれるぞ! 余裕じゃな!」
天狐は威勢よく言い切り、グンソーたちのうごめく室内に向き合った。気合い十分。やれる。いける。大丈夫。大丈夫かな……?
「…………」
チャロロは壁を走っていた1匹のグンソーを潰し、そしてなんとも言えない表情で固まってしまった。まるで苦虫を噛み潰したような…… などと表現するとより一層不快感が増すので、止めよう。
せめて苦しませずに一撃で、と考えて狙いと勢いをつけたせいだろうか。潰した瞬間、グンソーから何か出た。そしてその感触が、チャロロの手に残っている。潰れたグンソーは跡形もなく消失し、手も壁も汚れていないけれど。しかしグンソーはいろいろな物を残していった。
チャロロはプルプル震え、涙目であった。
蒼白となったチャロロを見て、綾花は恐怖に慄いていた。あれを、あれと同じことを、自分もやらないといけないのか。
グンソーが素早く逃げ回る以上、よく見て狙わないといけない。しかし見ていると鳥肌が立ってくる。
どうしよう。これは無理。身体が拒否反応を起こして動けない。
「ひっ!?」
そして綾花のすぐそばを、グンソーが通り過ぎていく。
●みんなもう止めにしないか?
何かを飛び出させてしまったチャロロは、グンソーの頭のみを狙うことにした。頭を潰せば確実に仕留められ、かつ出てくる物は少なく、そして感触もまだマシ……な、はずである。
「きみらに恨みはないけど、食べた本は返してもらわなくちゃね……」
若干だが落ち着きを取り戻したチャロロが、グンソーを叩く。えいっと思い切りよく、でも、触るのは頭だけにして。
「~~~~っ!!!」
しかし狙いを小さく絞ったせいか、グンソーは直前で身をかわし、チャロロの攻撃はグンソーの長い脚に当たった。何も出はしなかったが、いろいろ欠けたグンソーが床に落ちて暴れ回る。
チャロロはそれをなかったことにするように急いで叩き潰し、小屋の外へと逃走した。すごくすごく手を洗いたい。
小屋を去るチャロロを避けて、グンソーたちがいっせいに走る。
「やめてこっちに――」
来ないで。と言いたかった綾花の言葉は、最後まで続かなかった。グンソーたちから少しでも距離を取るため、思わず壁に手をついたとき。綾花は何かを潰したらしかった。
おそるおそる手を退けて見ても、そこには何も残っていない。そして何も残っていないからこそ、何を潰したのかは明らかであった。
強靱な精神力ゆえ、正気を失うことも我を忘れることもできず。綾花は状況を正確に理解し、そして帰りたかった。それなのにグンソーはまだまだいる。どうしてなの。
龍はりゅうに協力してもらい、物陰に潜むグンソーを龍の近くへ追い立ててもらっていた。りゅうから逃げ、こちらへ殺到してくるグンソーたちに、鳥肌が立つ。
「どいひー!?」
そしてグンソーを拳で殴りつける度、龍は奇妙な雄叫びを発する。気合いが入りすぎているのかもしれない。
ぜえぜえと肩で息をしながら、龍は涙を拭う。
「こんな…こんな苦行…あんまりだぜぇ…俺が何をしたっていうんだよ…助けて…ザッハークの親父ィ…」
そうして龍は、めそめそと泣き出してしまった。精神的には何度となく死んでいるのに、決して死ねないという奇跡。すなわち地獄であった。
一方、天狐は勢いよく服を脱ぎ捨てた。ここで突然のお色気シーン! ……ではなかった。残念。天狐は服の下に水着を着ていた。天狐さんは、視聴者サービスへの理解がないらしい。無念である。
続いて天狐はハッピィ・トゥーンを展開。嫌々作業をしているイレギュラーズたちの苦痛を、笑いへ昇華させようという心からの気遣い。世界は楽しい! 君もそうだよね?
(世界は楽しい……?)
小屋へ戻ってきたチャロロの思考に、霞がかかる。死人のごとく虚ろだった目が、何故だかぐるぐるのうずまきっぽくなっている。
チャロロはぞわぞわむかむかする背を丸め、けれど動きだけは異様に素早くグンソーを叩いていく。
「……ねえ、あと何匹? あと、何匹……??」
ぐるぐるお目々。青白く表情のない顔。ぶつぶつとつぶやきながらグンソーへ突進していくその姿は、なんだかそういうタイプのクリーチャーのようであった。
すかっ。すかっ。
綾花はグンソーに逃げられ続けていた。それもそのはず、綾花はグンソーを見たくないあまり、目をつぶっていたのだから。綾花の手が、幾度となく空を切る。
「~~~っ!?」
しかしそこはギャンブラー(?)、奇跡を引き寄せる者である。綾花は幸運にも(??)、目をつぶったまま1匹のグンソーを仕留めることができた。おめでとう!
勝利(???)を掴み取った感触が、目をつぶったことにより一層はっきりと、綾花の手に伝わってくる。綾花は手を振ってその感触を忘れようとし、
「きゃあああ!?」
転がってきた何かに巻き込まれ、思い切り転倒した。転倒した先には、もちろんたくさんのグンソーたちが。心のパンドラがすり減っていく……
転がってきたのは天狐であった。
水着姿となった天狐は、物質透過を発動。そのまま床に伏せ、お掃除コロコロのごとく転がり始めたのである。机や棚などの障害物をすり抜け、グンソーだけを全身で潰していく。まさに捨て身の攻撃。効果も効率も抜群である。
縦横無尽に転がって、天狐はグンソーたちを追いつめていく。たまにイレギュラーズを巻き込みながら。
●恐怖と嫌悪を拳に込めて
天狐ローラーに追いつめられたグンソーたちは壁や天井に這い上がり、そして互いにぶつかっては、次々に床へ降ってくる。
頭上に降り注ぐグンソーを綾花は避け、避けるけど潰し避けるけど潰し、バランスを崩してやっぱりすっ転んだ。転んで床についた手が、ついでにグンソーを潰す。
「ひぃゃ!?」
しかし感触のみを残して消えるはずが、手の中に何かが残った。その何かを思わず放り投げ、綾花は目一杯後ずさる。
どさりと音を立てて床に落ちたそれは、本であった。綾花はおそるおそるハエタタキ(そのへんにあった)で本をつつき、それが紛れもなく、ただの本であることを確かめた。
天狐はまだまだ転がり続ける。途中グンソーが本に変化することもあったのだが、知ったことではない。また全力で転がり続けているせいでそろそろ三半規管がおかしくなりつつあったが、そんな犠牲も厭わない。というか今夜布団へ横になったとき、いろいろな感触を思い出しそうな気もしたが。それだって全く構わない(少なくとも今は)。
天狐は心に決めていた。
(一 匹 た り と も 逃 が さ ん !)
「ヒャッハー! ハーッハッハッハッハーッ!!」
そして龍は転がり続ける天狐の近くで一緒に転がりながら、大笑いしつつ大号泣していた。龍も天狐と同じ作戦……というわけではない。こちらは天狐ローラーに巻き込まれて転び、「たが」が外れてしまったようだ。
かわいそうな龍。りゅうは相棒からちょっと離れて、その姿を見守っていた。
***
「こ、これで全部だよね……?」
そうしてグンソー退治および本の回収が終わり、小屋の外にて。
チャロロは泣きながら、本をマルチェロに手渡した。念のため、しっかりと手を洗ってから。
「大変だったでしょう……。すみません、本当にありがとうございます……」
対するマルチェロも泣いている。憔悴しきったイレギュラーズたちを見て、何度も頭を下げながら。
遠くから火の爆ぜる音と「ヒャッハー!」という声が聞こえるが、きっと気のせい。依頼は無事達成され、本の持ち主が喜んでいる。それが全てである。
(イワンさん、虫とかクモとかを大量に増やすのは、もうやめてよね…)
チャロロの心中に一同深く同意して、イレギュラーズたちは帰って行ったのだった――
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
ご参加ありがとうございました。
文字を食べて分裂する、屋外には出ない、とするとグンソーは、野生の生き物ではなさそうです。ここからくわしい生態を考えてみるというのも、なかなか楽しそうです。(需要は全くなさそうですがっ)
次回もよろしくお願いいたします。そして大変たいへん、お疲れ様でした……
GMコメント
皆様ごきげんよう、キャッサバです。
アフターアクションありがとうございます。いくつもいただいた中から、今回は「次はクモ」をチョイスいたしました。
求む嫌虫家、なシナリオ第二弾でございます。
元のシナリオ「恐怖と嫌悪を輝きに変えて」も読んでいただけたら嬉しいです。
●目的
グンソーを潰して、マルチェロの本を取り戻してあげてください。
それ以外は何をしても大体大丈夫ですが、イワンを痛い目に遭わせるのはとても難しく、失敗すると、場合によってはマルチェロが身代わりになります。そしてイワンは改心もしません。残念なことです。
●グンソー
手のひら大の、クモにしか見えない亜竜。ゴッカちゃんの天敵。
「文字の書かれた物」を食べると分裂して殖えます。そして恐怖心と嫌悪感を持った人が潰すと、元の書類や本に戻ります。
本を食べて一冊につき約50匹に分裂したグンソーは、その本から分裂した最後の1匹を潰すと、ようやく本に戻ります。それ以外は潰したという生々しい感触のみを残して、ただただ消滅します。
またグンソーはBSに対してかなりの抵抗力を持っていて、動きを封じても2~3秒ほどで復帰し、逃げていきます。
マルチェロは拳で潰しましたが、平手でも足で踏みつけてもOKです。……素肌で直に、でさえあれば。
グンソーのモデルとなった実物のクモは「クモ 軍曹」で検索すると一発で出てくるので、ご存知ない方は……自己責任でお調べくださいませ。苦手な方は、どうかくれぐれもご注意を。
●フィールド
前回のシナリオで建て直された、イワンの小屋の中が主な舞台となります。戸棚や椅子、テーブル等があり、グンソーはその陰に隠れようとします。
グンソーは小屋の外には出ませんので、つらくなったら外へ避難しましょう。
●求む嫌虫家
グンソーに対する大いなる嫌悪の気持ちや、接触するとどのような症状が出てしまうのか。くわしく書き添えていただけると大変おいしいです。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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