PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<昏き紅血晶>欲得の壺

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●職人(クリエイター)は欲に塗れて
 ネフェルストで流通した紅血晶にまつわる事件が散発的に起こり始めてからはや数日。様々な噂が飛び交いはするが、それらは総じて『それを求める人心』を揺るがすには至らなかった。
 欲得とはつまり、ラサに於いては貨幣価値とイコールで語られる。そして、紅血晶に振り回される者と同じ程度にはその価値で人を振り回している、『と思っている者』が現れるのだ。
「よし……これで10個か、この調子なら当面の暮らしぶりは楽になるな……まったく紅血晶様様だよ」
 ネフェルスト郊外に工房を構える男、ゴウトは売れない壺職人である。その日暮らしも精一杯の彼に、日々の暮らしぶりの良し悪しを語るだけの余裕はなかった。つい先日までは。
 風向きが変わったのは紅血晶が流通し始めて程なくして、彼の手元に諸々の事情から転がり込んできたことからだ。彼はその美しさに目を奪われ、心を揺さぶられた。常人であればそこで日がな一日手にしたまま……ということがあろうが、彼は職人として、そして貧困に喘ぐ一人の男として、その美しさを商売に用いることを選んだ。
 畢竟、ゴウトが金銭価値に替えるといえば紅血晶を陶芸に用いること。そのために、彼は紅血晶を粉末にして己の壺に練り込んだ。
 結果としてそれは成功し、抱えていた借金と当座の生活費を賄うことに成功する……筈だったのだが、彼は借金を返した直後、新たな紅血晶を買い求め粉末に変え、新たな壺を生み出した。
 紅血晶ですら流通が絞られているなかで、その壺の価値は言わずもがな。ごくごく一部の好事家はそれを買い求めた。そして、彼自身は――。

●湯水の如くに命が溢れる
「本当ね! このあたりで凄く人気の壺が出回ってるって噂を聞きつけたあるよ! 職人のことは詳しくないけど、持ち主にアポ取ったから見せてもらうある! そしてあわよくば……」
 李 黒龍(p3p010263)はイレギュラーズの面々を連れ、バザール近郊の好事家の元へと向かっていた。なんでも壺や焼き物に大変造詣のある人であり、大商人であるがゆえに金にあかせて買い漁っているのだとか。特筆すべきは、そうして集めた高価な品々を、しかし『器は使わねば価値はなし』とばかりに使用人や家族と使っているのだと。
 黒龍にとって、その考え方は悪くないといえた。いえたが、そうするだけの機能美がなければ無意味だろうとも、思っている。
「ごめんくださいある~。約束してた李あるよ~……不在あるか? そこそこいい家なのに使用人までいないあるか? 不用心な……」
 しかし、訪れた屋敷からは生活音はおろか、話し声すら聞こえてこない。不思議に思った黒龍は、勝手口から勝手に入る。

 その中には、地獄が広がっていた。
 あたり一面に血が飛び散り、惨憺たる有様。
 人々「だったもの」は血まみれのゾンビの状態となり、その肉体は完全に人を捨てていた。
「晶人(キレスドゥムヤ)……!?」
「あーん? 切れ痔がなんだっていうある?」
 イレギュラーズのひとりが驚きの声を上げる。そう、それは明らかに最近のらさを騒がせる紅血晶によって生まれた怪物のいち態様であったのだから。
 事情を聞いた黒龍は、暫し考えてから首をひねった。
「つまり……その紅血晶? が、壺に練り込まれていた可能性とかないあるか?」
「……は?」
 彼の考えはなかなかに的を射ていたが、一同がその深刻さを理解した時、すでに状況は悪化の一途を辿っていたのである。

GMコメント

 オラッ人を食わない壺だぞ! 人を狂わせる壺だけどな!

●成功条件
・屋敷内の晶人の討伐
・「紅血晶の壺」の破壊

●晶人(キレスドゥムヤ)×30
 紅血晶を体内に取り込んだ人々です。今回の場合、「紅血晶が練り込まれた壺から水を摂取し、小片が体内に入った」or「欠けたりした拍子に手を傷つけ、小片が入り込んだ」ケースとなります。
 自らの意思が完全に介在しない状態で怪物化した大変哀れな人々ですが、もう助かりません。
 個々の体力は高めで、攻撃力も量産型としてはかなり高め。守りの薄い人間が集中砲火を受ければあっという間に倒れるでしょう。
 並びに、状況こそ選びますが【必殺】持ちのため十分な警戒を必要とします。また、攻撃は近距離メインですが血を飛ばす(神超単・【魅了】【呪い】など)攻撃などを仕掛けてきます。
 ダメージを受けた際、花がこぼれ落ちます。これらは俗にいう『雑草』(価値の薄い野草類)の花が落ちるようです。

●紅血晶の壺
 黒龍の目的の品。今回の元凶のため破壊しましょう。硬度は当然ながらあまり高くないので、見つければすぐ破壊できます。
 なお、OP前段の作者については本依頼が「成功しない限り情報は入りません」。注意しましょう。

●戦場
 大商人の屋敷。
 広い庭からスタートし、2階建ての屋敷のどこかに壺があります。
 なお、庭の敵が6~7割くらいなのでここで手こずるとジリ貧になります。
 なお、戦場全体が晶人の血にまみれており、テクニック値での対抗判定+諸要素(GM判断)が数ターンおきに発生し、失敗すると転倒状態(強制的な行動待機状態+副行動・移動不可)となります。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <昏き紅血晶>欲得の壺完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年03月04日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

亘理 義弘(p3p000398)
侠骨の拳
エマ・ウィートラント(p3p005065)
Enigma
回言 世界(p3p007315)
狂言回し
アッシュ・ウィンター・チャイルド(p3p007834)
Le Chasseur.
アルトゥライネル(p3p008166)
バロメット・砂漠の妖精
フラーゴラ・トラモント(p3p008825)
星月を掬うひと
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
李 黒龍(p3p010263)
二人は情侶?

リプレイ


「吾輩としたことが、この手の壺に関わった者は碌なことにならないという”せおりー”をまるで考慮していなかったあるよ……」
「……これは厄介だな。壺そのものは破壊するだけでいいんだが、今後も何らかの物品に加工された紅血晶が出回りでもしたらと思うと頭が痛くなってくる」
「というか、依頼人……はもう死んでるだろうけど、その話だと『出回ったあと』ね」
「そこまで加工して、しかもそれに付加価値がついて出回るなんて想像できるかっ……! そんなの、取り返しが付かないじゃないか!」
 眼前の状況に思わず絶望を覚えた『尸解老仙』李 黒龍(p3p010263)は、頭を振って頭痛を紛らわそうとした『陰性』回言 世界(p3p007315)の言葉を正面から否定する。世界がどんな顔をしたのかは、見ずとも分かる。同じ気持ちだからだ。そして、そんな理解を越えた状況をして『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)は思わず叫び声を上げてしまった。所在なく歩き回っていた晶人達が一斉にイレギュラーズ一同を見る。
「短期間で此れほどの変化を齎すだなんて、まるで疫病……いいえ。其れよりも、ずっとずっと恐ろしく性質が悪いです」
「紅血晶で人が化ける現場は何度か経験したが……これは最悪の部類だな」
「随分とタチの悪い代物でありんすなあ」
 『Le Chasseur.』アッシュ・ウィンター・チャイルド(p3p007834)は眼前の人々のあまりの変質に声を失った。というより、事態発覚から今までの時間があまりにも短すぎたのだ。ここまで急激に変質させるのが紅血晶なのだとしたら、その異常さをその目でもって理解した衝撃はいかばかりか。『努々隙無く』アルトゥライネル(p3p008166)は既に何例か知り得ていたが、精々が『助けられる』範疇か、人の形を保っているそれだろう。ひと目で助からないと分かる存在など、それこそ目にしたくはなかったはずだ。だが、立ち会ってしまった。今、ここで殺さねば彼らは不幸のままだろう。『Enigma』エマ・ウィートラント(p3p005065)は、人の意思など関係なく、それこそ欲望に溺れた結果ですらない巻き込み事故のような形で人の意思がここまで無碍にされるのはきっと、耐え難いものがあるはずだ。人の意思をどうこうする、できるから「それなりの楽しみ」が生まれるのであって、知らず人の形を失ったそれになんの価値があろうか、と。
「不運ではあると思うがよ、こうなってしまっては仕方ねぇ。腹をくくるとしようぜ」
「悲しんでいる余裕はない……ね、目の前のことに集中しなきゃ……」
「弔いだのは興味ないあるが、面倒ごとが増えるのはごめんある。とっとと片付けて帰るあるよ」
「……興味なし、でよかったんだよな?」
 『侠骨の拳』亘理 義弘(p3p000398)と『時には花を』フラーゴラ・トラモント(p3p008825)はその言葉の少なさ故に誤解を招きがちだが、各々がそれなり以上に情と懐の深い者達である。自らの使命感と、目の前の状況に心動かされる一瞬の隙とを天秤にかけ、使命をとったがゆえの反応なのだ。それでも、義弘は黒龍の特有の喋り方ゆえの『誤解』に一言挟む程度の心の余裕はあるのかもしれないが。
「それにしたってこの足場……分かっていても不愉快だな。皆、準備はできてるか?」
「勿論。ここいらの人達は俺が引き付けるよ。フラーゴラさんが先行して探してくれるんだったよな? 助かる」
「任せて……! ワタシの使い魔が探している間も、ワタシが皆を支えるから固まって行動しようね……!」
 イズマは足元まで侵食してきた『命だった泥』を避けるように宙に浮くと、一同に確認を促す。何れも大なり小なり対策を講じてきており、少なくとも屋内に入るまで、足元にこまることはない。簡易飛行とて、縦横無尽に立ち回らなければ足しになる。世界の言葉に応じたフラーゴラの手から使い魔が飛び立ち、屋敷の中へと飛び込んでいくが、晶人達がそれを追うことは難しかろう。ああも軽やかに、意思をもって飛ばれては反射で対処する者達にはそう捕まるまい。目指すは応接間、キッチンあたりか。
「……くふ、くふふ」
「どうかしたのか?」
「いえいえ。早く壺を作った下手人を見つけないといけないなと思いまして」
「……? そうだな、早急に対処しなければ」
 アルトゥライネルは、エマがあらぬ笑いを立てたことに首を傾げた。が、彼女の口から出てきたのは確かな使命感からくる言葉。少なくとも、彼にはそう聞こえた。
 その裡に何を潜ませているのかは、未だわからない。


「所詮、己の不注意で怪物化した連中だ。大した実力も無いだろう」
「――――」
「!?!!!」
「……あ、調子乗りました。嘘です俺をリンチしないでください」
「ちょっとは気張るあるよ! 弱気になる必要どこにもなかったある!」
「近付いてくる奴は片っ端から蹴散らすから安心しな」
 世界は言葉と表情を駆使して晶人達を引き付けるが、彼らの怒気を一身に受け止め、即座に言葉を翻す。それでも効果は覿面だったらしく、近場の晶人達は次々と世界めがけて襲いかかろうとする。……が、当然ながら愚鈍な直進で近づける筈がなく、黒龍と義弘によって迎撃を受け、たたらを踏む。当たりどころが悪かった個体は何を思ったか自傷を始める始末。まず、ひと当てすることは成功したらしい。
「ここで手間取る訳にはいかない。一気に殲滅するぞ」
 イズマは動きを止めた晶人を起点としてハイペリオンの群れを喚び、正面から蹂躙しにかかる。一面を覆い尽くす勢いで現れたそれらが広がり、消失した場所には行動不能になった晶人達が無惨に転がっていた。イズマは荒い呼吸ひとつ吐くと、小さく「次」と向かってくる個体群をみやった。
「……そ、そうだ、四方八方から来てますから、動きを止めて頭数を減らさなければ」
 アルトゥライネルはイズマの攻勢、その魔力の流れに目を瞠り、次の瞬間、気を取り直したように砂嵐を逆サイドに向けて叩き込む。じっくりと、しかし確実に近づいてくる晶人の群れは足元の惨状も相まって不気味さと得体のしれなさを感じさせた。
「少なくとも、庭に隠れる場所はなさそうですからパパッと倒してしまいたいでありんすねえ」
「患部は切り離すべきだと分かっていても……少なくとも、元は無辜の人であったと思うとあまり良い気分はしませんね」
 エマは飽くまで義務的に、眼前の不快なものを蹴散らすかのように砂嵐を叩き込み、足元の血泥を吹き飛ばさんと試みる。アッシュは己の魔力を最大限に行使しつつ、しかしそれでも、殺すべき敵にはなんの罪もなかった事実に目を伏せる。彼女が放った術式は、さながら腐った肉を洗い落とすかのような、血の雨じみていた。
 だからというわけでも、あるまい。アッシュの視界の端から、晶人のひとりがその腐肉を飛ばしてきたのである。避けられるか、否か。躊躇を覚えた彼女の眼前を塞いだのは、フラーゴラが目いっぱいに伸ばした腕、それに備えられたライオットシールドだった。
「大丈夫……?!」
「大丈夫、です」
「よかった……ワタシが守るから、気にしないで戦ってね……! 気にするなっていっても厳しい状況だけど……!」
 フラーゴラは仲間達、こと守りにやや難のある面々の矢面に立つことでその傷を最小限に抑えるべく立ち回っていた。使い魔を操りつつ、仲間達の指揮を受け持ちながら、である。彼女の思考にかかる負荷のほどは図り知れぬが、乱戦になりがちな拓けた地形において、彼女のような存在は役割として大きい。
「ごめん、引き付けきれてなくて……一応、精霊にも中を探させてるからフラーゴラさんだけに無茶はさせないから……」
「俺達が一体ずつでも確実に倒しゃいい話だ。気負うなよ」
「ああ、目星をつけてくれるだけ助かる! ここまで倒せば中に入れるだろ、あとは俺に任せてくれ!」
「残り少ないですが、外に逃げられても困ります。俺も残りますよ」
 世界は、自分ひとりで戦局を差配できると考えるほど自惚れてはいない。だが、役割相応の立ち回りができているか、は常に試行錯誤し、悩んでいる。だが彼の行動が確実に戦局を動かしていることは義弘もイズマも、他の面々も心得ている。だからこそ、局所的に大火力を行使できるイズマと動きを止め得るアルトゥライネルが残敵掃討を願い出るのも道理ではあった。
「死ににくいのが取り柄のか弱いジジイが殿なんて絶対無理ある。だからふたりとも、無理だけはしないようにするある!」
「行こう……! おおよその場所は分かってるから、破壊が先だよ……!」
 黒龍は二人に片手を上げて告げると、仲間達のあとについて駆け出した。フラーゴラも彼を庇うように続き、庭に残されたのは残りわずかの晶人とイズマ、アルトゥライネルのみ。
 ……少なくとも、苦戦を強いられる程の相手ではない。だが、甘く見れば即座に窮地に陥る相手でもある。
「俺の使い魔も今頃見つけてる筈だ。早く追いつかないとな」
「この数なら大した事はないだろう?」
 両者は軽口を叩きつつ、残された者達へ向けて駆け出した。


「右だ! けどこの先には敵がいる……俺が抑える!」
 館に入るなり、世界は右手から向かってくる晶人を受け止め、抑え込む。脇をすり抜けるように黒龍とエマが抜けると、義弘が駆け抜けざまに頭部に鉄拳を振り下ろし、いきおい、気を流し込み大きな打撃を与えた。アッシュの放った気の糸により態勢を崩したそれは、到底追撃出来る状態にはない。
「大丈夫、この先密集して守れる場所はないでありんす。そもそも目的がないから、壺を守っているわけでもないようで……」
「あちこちにありますが、明らかに色がおかしいのでわかりやすいですね」
 エマはひたすらに屋敷の壁を透かし見ることで状況を把握し、屋敷自体がそれなりに大きく、晶人達が意思を持って連携していないことを理解した。複数名が各々精霊なり使い魔を放っていたがゆえか、屋敷の中はほぼ丸裸になっている。それでも物陰や、鳥の目で色を正確に判断することは簡単ではない。
「応接間はここあるね。……これが問題の壺あるか。これだけじゃなさそうあるね」
「うん……あちこちで使われてるみたい。高値で買い取ったなら、結構お金を使ってると思う……」
 黒龍は壺を無感情に前蹴りで叩き割ると、残された底面を持ち上げた。大抵の場合、壺や花瓶のたぐいは底面に本人の印章が残されているケースが殆どだ。それさえ確認できれば、製作者は判別できよう。フラーゴラは、ここに限らず至る所に壺があることを確認済みなので、やはり複雑な面持ちだ。
「製作者はこれで分かったが、仲買とか小売の立場のやつも見つけられりゃいいが……あるとすれば帳簿とかを探すか?」
「帳簿……帳簿か、細かい作業なら俺も手伝えるな」
「闇雲に商人をあたるよりは確実ですね。全員弔ってからになりますが……」
 義弘は印章をしげしげと確認して記憶に刻みつけると、次に探すべき相手に目星をつける。そも、職人というのは大抵が商売気が薄いものだ。仲介した人間を探したほうが早く、そしてここはそこそこの商家であるから記録は残しているだろう。世界やアッシュも、長丁場を覚悟しつつその提案を肯定する。
「外の連中は全部片付けた。埋葬は……不用意に触れてなにかあってもことだから出来ないけど」
「倒した時に散らばった花は、見た感じどれもラサで咲くようなものじゃなかったな。どちらかというと幻想南部とかで咲いてそうな……多分、関連はなさそうなんだけど……」
 と、入口から大回りで掃討しつつ向かってきたイズマ達が一同と合流する。外の敵を掃討し、軽く遺留品やこぼれ落ちた「花」を調べていたらしい。それらにヒントがあれば上等だが、その見込は薄そうだ、という言葉も添えて。
「商人も、職人も、売らないように説得できればいいんでごぜーますが……そうはいかないかもしれんせんなあ?」
「人をゾンビにして愉しむ趣向でもあるのか、はたまた気づいてないのか……どっちにしても手遅れ感が凄そうあるね。仲買だって触ってたら万が一があるだろうに」
 エマは既に、自分の『趣味』に繋げられないかと皮算用を立てている。他方、黒龍は発端となった職人の軽率さに呆れつつも、紅血晶に触れているなら「気が触れていて」もおかしくないだろうと結論付けた。
 何れにせよ、この事件が解決してからほどなくして、ラサは混乱に包まれる訳であるが……。

成否

成功

MVP

回言 世界(p3p007315)
狂言回し

状態異常

エマ・ウィートラント(p3p005065)[重傷]
Enigma

あとがき

 大変おまたせして申し訳ありません。
 最低限なんとかなるべきところをきっちり対策し、スキルに頼り切りにならず想定を重ねて探索を進めてしまう目ざとさも含め、非常によいプレイングだったと思われます。
 一芸に秀でた際に優秀と呼ぶべきか、多方面に手を伸ばせる器用さを評価すべきかは分かれるところですが、今回は出せる手数が多かった貴方にMVPを。

PAGETOPPAGEBOTTOM