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シナリオ詳細

たのしいお仕事ルンペルシュティルツ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ローレットに貼り出された求人
 従業員募集!
 依頼者:キドー・ルンペルシュティルツ(p3p000244)
 場所;シレンツィオ・リゾート全体(ルンペルシュティルツ社屋集合)
 報酬:一般的なローレットの依頼と同額
 内容:清掃・軽作業の従業員! オーシャンビューでの明るく楽しい仕事です!
 アピールポイント:シレンツィオを守る簡単なお仕事です!

「よし、これでバk……正直なイレギュラーズはひっかかっ……来てくれるだろ!」
「全部本音漏れてますよ」

●実態
「清掃、軽作業って聞いてたんですけど!?」
「間違ってねえぜ。(ゴロツキどもを)清掃、軽(い治安維持)作業だ」
「話が違ェ!」
 と、まあそういう感じで。
 キドーの求人広告にまんまと釣られた、もしくは彼の約にたとうとした者達は尽くが提示された仕事内容と居並ぶルンペルシュティルツの従業員達の物々しい雰囲気にビビり散らかしていた。
「これはマーコールだよ。よろしくね」
「これ?」
「これは、これ。マーコール」
 まず、「マーコール」。一人称が「これ」であり、まあぶっちゃけ暗殺者なのだがキドーに拾われた関わりで用心棒をやっている。適度に痛めつける、と言うのが苦手なので、ブレーキ役がほしい。
「おれはしっかり仕事しますよ。社長には忠実ですからね。ねえ社長?」
「ああ、スキンクはその点ちゃんと加減してくれるから助かるぜ」
 こちらは「スキンク」。自主性がありそれなり戦え、そして従順。一番扱いやすいタイプの非正規社員である。
「ンだよ、イレギュラーズの連中がいるんじゃねえか。アンタ、俺達抜きでも十分なんとかなったんだろ?」
「そんな事言うなよ。仕事したくてたまんねえからガキ共纏めて来たんだろ?」
「たりめーだろ。俺達の食い扶持握ってんのアンタなんだから逆らう訳にいかねえじゃんか」
 そして、生意気な言葉とともに突っかかっているのはセム・アルカレイドという少年だ。彼と並ぶ子供達は『オンネリネンの子供達』、アドラステイア勢力として彼と戦い、拾われた身だ。
 セムはさておき、子供達は一列に規則正しく並んでいる。
 ……とまあ、従業員達をずらずらと集めてイレギュラーズと引き合わせたのだから、それなりに理由があるのだろう。
「今回、募集した理由は他でもない、人手不足だ」
 全く単純明快でクソ腹立つ利己的理由だった。
「ここんとこスタッフの病欠、忌引、バックレ、勾留で人手がどんどん減ってる。このままだとシレンツィオの平和にも関わるってワケだ」
「最後の『勾留』はちょっとおかしくない?」
 成程、じゃあ仕方ないなって思いかけた一同だったがなんか最後だけ絶対おかしい。
「といっても初めての連中がほとんどだろうから簡単な作業でいい。カジノ周りに現れる、敗けてクダ巻いてる暴力に訴えそうなやつとか、ショバ代せびろうとしてるケチな裏稼業とか、そういうやつをなだめたり蹴散らしたりする仕事だ! 他に仕事が増えれば都度伝える」
「ここから増えるのかよお!?」
 イレギュラーズの暑い夏(※常夏)は始まったばかりだ!

GMコメント

 リクエストがギリギリになりましたね、すみません。
 シレンツィオでなんか見たこと在る関係者達とリゾートだ!

●成功条件
 ルンペンシュティルツの一日を無事乗り切る

●人材派遣業ルンペルシュティルツ
 キドーさんの会社です。
 人材派遣であちこちで仕事をすることになりますが、OPでの命令(?)は飽くまでありそうだなっていう一例であり、相談卓でキドーさんがコレやるぞ! とか皆さんがあそこはいいの? とかで増えていく可能性があります。
 全部を的確にこなすのではなく、とにかく出てくる荒くれ者とか裏社会のエグい連中とかをこう、アレしてコレして無事に一日を生き延びるのが目標です。

●エネミー?
 なんか一般人に毛が生えた荒くれ者が主ですが、海辺で作業している時にトンチキ海洋生物が出るかも? みたいに言って万が一出て「くっ、殺せ!」になる可能性もまあなきにしもあらずってことで。
 とんでもないこと言い出さない限りは平和裏に終わるんじゃねえかな。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • たのしいお仕事ルンペルシュティルツ完了
  • GM名ふみの
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2023年02月01日 22時15分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

キドー・ルンペルシュティルツ(p3p000244)
社長!
※参加確定済み※
クラサフカ・ミハイロヴナ・コロリョワ(p3p000292)
あやしい香り
グドルフ・ボイデル(p3p000694)
寒櫻院・史之(p3p002233)
冬結
新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ
バルガル・ミフィスト(p3p007978)
シャドウウォーカー
メイ・ノファーマ(p3p009486)
大艦巨砲なピーターパン
カトルカール(p3p010944)
苦い

リプレイ


「イレギュラーズ来た! これで勝つる!」
 『社長の視察』キドー・ルンペルシュティルツ(p3p000244)はローレットに人手を募った結果、色々手違いを挟みつつなんとか仲間を呼び寄せたことに心からの感謝と喜びを覚えていた。場合によっちゃ猛者も裸足で逃げ出しそうな依頼内容だったしそりゃあね。錚々たる面子っていうか物々しい面子っていうか。
「ちょっと!? 僕、サヨナキドリの偉い人に『研修だよぉ、お勉強しておいで』って此処に送り出されたんだけど!! メンバーの半数がなんか仄暗くてヤバい匂いするんだけど!? なんの研修で送り込まれたんだよ僕は!!??」
「あン? おれさまのツラが気に食わねえってか?」
「仕方ありませんよ、先方の申告と此方の現状に行き違いがあるのはイレギュラーズとしてあるあるです」
「旅は道連れ世は情け。隣人の助けを借りるのならば、まず自分から隣人を助けねばなりませんね。風評被害や誤解が絶えないのが難点です、今回のように」
 『苦い』カトルカール(p3p010944)はどうやら研修名目の出向という形で依頼に放り込まれたらしいが、来た瞬間からもうアカン雰囲気に満ち満ちている状況だった。『山賊』グドルフ・ボイデル(p3p000694)はもう存在とか体臭が明らかに普通の者ではないし、『ファンドマネージャ』新田 寛治(p3p005073)は常識的な外見なんだがアロハシャツとグラサン(推定)の壮年優男風な時点で只者じゃない感がカンストしてる。『あやしい香り』クラサフカ・ミハイロヴナ・コロリョワ(p3p000292)は外見と言葉を額面通りに捕えれば良心枠なんだが、なんか絶対裏とかない? ある? 的な雰囲気がかなり。揃いも揃ってヤバ目なのだ。じゃけん社長に必殺叩き込まないかんね。
「はっはっは……仮にも同業他社の社長でもある自分がなぜこうして働いているのでしょう」
「大丈夫なのそれ? 『リエキソウハン』とかそういうのに引っかからない?! でも社長かぁ……ん?」
「はたらいてる店のてんちょーから、ちょっとキドーさんの仕事を手伝ってきてと言われて来たんだ。ボクはむずかしーことはよくわかんない」
 『酔狂者』バルガル・ミフィスト(p3p007978)と『大艦巨砲なピーターパン』メイ・ノファーマ(p3p009486)は一事が万事こういう感じなのでマジでカトルカールの立場が怪しくなってきた。良識人というだけで肩身が狭いなんておかしいですよ。バルガルはリゾート地でスーツ姿だもんで余計に目立つし。
「女王陛下のシレンツィオにも残念ながら犯罪は起きるんだね、うん残念残念。残念だからこの際痛い目にあわせようとも海洋の国益のためなら、なんでもするよ俺は。断じてヴェルスのためじゃないからな」
 シレンツィオ・リゾートはその地理的位置づけと政治的立ち位置により、海洋・鉄帝・豊穣の3国のバランスの上に成り立つリゾート地なのは皆知ってるね? 『若木』寒櫻院・史之(p3p002233)は海洋に於ける女王派に属するひとりであり、鉄帝に(特にヴェルス帝に)色々と含むところがあるのは事実だ。事実だが、この地が平穏であってほしいという気持ちもまた本物。ルンペンシュティルツに与することが平和への礎となるなら、喜んで身を捧げるだろう。捧げる先が間違っている気もするが。
「オラ、野郎共にガキ共、挨拶しな。カモ……お人好しのイレギュラーズの皆さんだ」
「……ウッス」
「ヨロシクオネガイシマス」
(今カモって呼ばれた!?)
(ちょっと先走りすぎたかな……?)
 キドーが改めて一同と社員達とに声をかけると、セムら子供達は機械的ながら丁寧に頭を下げ、スキンクらも含むところありそうだがしっかりと挨拶。イレギュラーズ達も挨拶をかわしつつ、この手合いは楽じゃなさそうだ、と警戒を強めた。……ここまで先行き不安なリゾート地警備のお仕事があっただろうか(反語)?


「今回社長にご提案する企画は『巡回型警備契約』です。非常駐で一日に数回弊社職員が巡回する警備形態です」
「巡回……? 見回りなんて警察機構がやってることじゃねえのか?」
「いえいえ。警察は見回りをしても警備はしてくれませんよ、それが『犯罪じゃない』なら猶更。常駐は人手の少ない弊社では展開が難しいですが、巡回ならビジネスの拡大が可能です」
 寛治は早速、とばかりにキドーへと説明する。力があっても数が足りないなら、『力』を不定形の抑止力にすればいい。『ルンペルシュティルツ警備契約店』の看板を掲げた契約店に押し入るリスクは、殺傷力の高いエージェントと鉢合わせる可能性があると刷り込めば抑止力足り得る。いつ出くわすかもしれぬおまけ付きで。
「なるほどなぁ。道理は通るがそれで納得するか? 商人だって余裕はねえだろ」
「そう思うでしょう? 需要はね、生み出すものなんですよ。ねえバルガルさん?」
「何故自分なんですか!?」
 絶対悪いことを考えている寛治の笑みに、さしものキドーも動揺を返すのだった。あとバルガルが完全に巻き込まれ事故。
「でも、これから見回りをして怪しい連中とかクレーマーが居たらしばき倒しにいくんでしょう?」
「まあそれはそうですが」
「それをルンペンシュティルツの手柄だとわからない形で処理してしまうのは勿体なくありませんか?」
「ええ、まあ……まあ……?」
「ですからそこは需要を需要として生み出す努力がいるんです。ね、簡単でしょう?」
 みるみるうちに寛治の話術に取り込まれていくバルガルの姿を見て、キドーは心から『コイツが敵じゃなくてよかったな』と思った。
「ねええええ新田のおっさんんんんんん!? それマッチポンプって言わない!!?? 色々と大丈夫!!!???」
 なんかカトルカールが涙目で止めに入っているけど、今大事なところだから邪魔しちゃだめだよ。
「あんたは、これと一緒に来るんだよね?」
「そっか、マーコールだね。ええと、うん、よろしく。僕は弱いから守ってくれよな」
「頑張るよ」
 もう始まる前から精神グチャグチャなカトルカールであるが、マーコールが守ってくれるなら大丈夫だし止めに入ればいいや、と自分に言い聞かせていた。自分から話しかけてくれるだけ、彼は他人と関わろうとしているのだと。
 だが、それだけで済むならブレーキ役はいらないのだ。
「ストップ! ストーップ! マーコール!! それ以上は死ぬから!!」
「でも、シマの店員を殺そうとした。殺されても文句は言えないんだ」
「それでも駄目!! 死なない程度に!」
 カトルカールは暫く気苦労が絶えない気がする。

「おや、怪我人第一号はカトルカールさんですか」
「違うよっ! マーコールとボコボコにしたけど役に立ちそうな人だから治療してもらおうと連れてきただけ!」
 少しして。
 クラサフカが事務所を間借りして整備した医療拠点に現れたのは、先程半殺しにしたゴロツキを抱えたマーコールと引きずってきたカトルカールだった。クラサフカは、よもやここまでトントン拍子にことが運ぶとは思っておらず、手を合わせ笑みを浮かべる。どーーーーにも目の中に「¥」が見えるんだけども気のせいかなあ?!
「こ、殺しかけといて治してくれんのかよ、お優しいこって……」
「いえ、治療費はいただきますよ?」
「え」
「え」
 なんかガラの悪い奴が助けられた時特有の話し方をしていたら、いきなりの治療費発言。カトルカールも思わず聞き返した。
「そりゃあそうでしょう。あ、これが額面です」
「バカ言えよ、なんだこの額面は!?」
「え、払えない? では働いて返していただく他ありませんね? 丁度こちらにルンペルシュティルツの労働契約書がありますのでサインして頂きますね?」
「凄い……こんなにトントン拍子に働き手を抱えるなんて……! 僕はてっきり一人ひとり交渉するのが道とばかり……!」
 関心するな。しちゃだめだカトルカール。君はもう少しきれいな道を歩くべきなんだ戻ってこい!!

「俺ね、こう見えて海洋じゃ顔が割れてんだ。だから俺の代わりにヤバそうな人を見つけてくんない? ごほうびあげるからさ」
「ご褒美なんて曖昧な言葉じゃなくてさ、オニーサン、イレギュラーズなんだろ? 社長にちょちょっと強めに口利きしてくれよ。俺はいいけどこいつらが楽できるくらいにはさ」
「強かだね、君……」
 史之はセムを主とした子供達を集め、情報収集を図ることにした。シレンツィオより先、豊穣までの道のりに於いて赫赫たる働きをした彼は普通に歩き回るだけでまあまあ目立つのだ。そういうときに、彼等のような外様の存在はかなり役立つ。
「ボクもセムくんたちといっしょに街の見回りに行くよ! こうはいと仲良くしちゃおっかな」
「うわぁ……このオネーサンその、なに……?」
「何ってイレギュラーズだよ。海洋ではそこまで目立つ方じゃない筈だし君たちの邪魔にはならないとおもうけど」
 史之と比べれば大抵の人間が「目立つ方じゃない」のはさておき、メイはその体格がド目立ちするが、さりとて注目されるだけで顔バレするわけでもなし。情報収集にはそこそこ役に立つだろう。有用かは別問題としてもだ。
「何か怪しい人を見かけたらすぐ連絡してね、独断で取り押さえにいかないように!」
 史之はそう言って一同を見送ると、自身も軽く変装して見回りに行くこととなった。
 背後で虎視眈々と色々話が進んでいるとも知らず……。


「オイ、なんだァここの飯は! 虫が入ってるじゃあねえか!」
「ええ?! いやそんな筈は」
「ええ、じゃないんだよォ! オヤビンが入ってるっていったら入ってる! 右つったら右なんだよ!」
「ひぃぃ……!」
 所変わって飲食店。真っ昼間から赤ら顔の男たちは、運ばれてきた料理を触れもせずにいきなり難癖をつけ始めた。人の良さそうな店主はすっかりチンピラの勢いに呑まれている。
「話がわからねえってんなら体でわからs……あん?」
「よくないですねえ、そういうのは」
 そこに居合わせたバルガルは、背後からリーダー格の背後に忍び寄り、腰元にナイフを突き立てる。気配を殺しきった一連の動きは、周囲の人間が誰一人として気付けないものだった。
「野郎、ふざけてんじゃ――おヴっ」
「ああ、失礼。彼はこちらで引取りますのでご安心を」
「お、オヤビーン!?」
 抵抗しようとしたチンピラは膝から崩れ落ち、バルガルに引きずられていく。仲間達は追いかけるようにして店を出ていった。……嵐のような一連の流れが収まり、暫くして現れたアロハシャツの男から、鎮圧したのはルンペンシュティルツの従業員だと聞かされた店主(と心配で来ていた近隣店舗の人)。
「最近物騒なようですが、警備にお金は掛けられない。そこで『巡回型警備契約』のご提案です」
 こうして寛治の一括提案により、かなりの利益をなんか上げてしまったのでした。そうでした。

「おい、これだけ物々しい会社でカンタンな清掃なお仕事! とか言って、マジのマジに掃除やらせるやつがいるかっっ!! この最強の山賊、グドルフさまがベンジョ掃除だあ? クソったれめ……これなら用心棒の方がよっぽどマシだぜ!!」
 一方、グドルフはそんな派手な立ち回りや滅茶苦茶たくさんの従業員の強制勧誘とは無縁のトイレ掃除をしていた。大柄で体臭もキツく毛深い男が掃除である。目立ちすぎる。当然ながら人など寄り付くはずもない。
「オモロな仕事が出来ると思ったんだがなあ。まあ用心棒もどうせつまらねェしな……ん?」
 だが、なんか起きそう、ということには人一倍嗅覚が鋭い彼が、何事かしでかしそうな相手を見逃す筈もなかった。
 あれは怪しい、間違いない――! そう感じたら後は一直線。
「おらあ、てめえ! このおれさまが見てる前で何しようとしてんだあ。てめえがやろうとしてることは全部お見通しなのさ! このグドルフさまの目が黒いウチは、……ウチは?」
 怪しい笑いとともに荷物を持ち込んでいたのはカジノ併設のうどん屋の店主、怪しい白い粉は強力粉。グドルフはそんな話を信じられるはずもなく。

「いやあ、ウチのスタッフが大変お世話になりまして! 今度からはよーく見張って再犯防止に取り組み……何やってんだよオメエはよ! よりにもよって!」
「違ェって絶対怪しいだろ、おれさまが捕まる側じゃねえだろ!」
 キドー、勾留されていた従業員を迎えにきたらまさかグドルフまで捕まっていたなんて聞いておらず愕然とする。何してんだよマジで。
「まあ、まあ。先程あなたのところの従業員を名乗る子供達が、『あの』寒櫻院さんと一緒にゴロツキを捕まえてきてくれましたから。ほどほどに頼みますよ」
「なんだよあいつら、仕事してんじゃねえか……」
 なお、グドルフの汚名を雪いであまりある程度には史之ら一行が上手いこと片付けていたらしい。

「なあなあ、カジノで金スって大変なんだろ?ちょっと小遣い稼ぎしてみないか?」
「不審な薬やその他諸々、見かけたら私のところに持ってくるだけです。簡単でしょう?」
 ところかわってカトルカールは、クラサフカの提案を受けるままにカジノですかんぴんになった者らをスカウトして連れてきていた。そうして集めたマンパワーでシレンツィオのそこかしこにある怪しい薬やらなんやらをかき集め、その正否を判断して警察機構に通報したり買い占めたりして医療拠点の拡大を図る。あわよくば安価で手に入ってしまう薬効のあるものをこう、ちょちょっと高く売れるようにアレして……な? どの程度までお金の裁量があるかは別として儲けがな?
「大丈夫なのかな、コレ……」
「なあに、役人には顔を売っておきましたから問題ありませんよ」
「どこにでも出てくるなおじさん!?」
 どこにでも商機を見出すおじさんだからしかたないんだよな。

成否

成功

MVP

新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ

状態異常

グドルフ・ボイデル(p3p000694)[重傷]
メイ・ノファーマ(p3p009486)[重傷]
大艦巨砲なピーターパン

あとがき

 リクエストシナリオだから穏やかに終わってよかったですね。いいと思います。
 MVPは……偏る訳にもいかないんですがここまでこう、全部が一つの流れになってて……こりゃまあそうなるよなって……。

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