PandoraPartyProject

シナリオ詳細

募集:にゃんこ大好きな人(要耐爆性)

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●来いよ、にゃんこが抱けるぞ!
「ほわー、にゃんこかわいいのです」
 白いにゃんこを抱っこしてほおずりしまくる『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)。
「にゃんこを抱っこしてると嫌なこと忘れられそうなのです。もふもふ、もふもふ、すーはーすーはー……」
 にゃんこのお腹に顔を埋めて深呼吸を始めるユリーカ。
「すーすー……すー……ハッ!? 寝てないのです!」
 垂れそうになった涎をぬぐって顔をあげ、ユリーカは首をぶんぶん振った。
「今日は依頼の説明をするのです! かしこいユリーカはしっかり情報をキャッチしているから、依頼完遂は間違いなしなのです! どやー」
 ユリーカが懐から取り出したのは二枚の書類。
 ひとつは『レガドパーク臨時スタッフの募集』という依頼書。
 もうひとつは『はぜにゃんこ』という生き物の資料であった。
 なんだその不安な名前のにゃんこは。

●耐爆性をもて!
 『はぜにゃんこ』とは、ゾンアマ南部に生息するネコ科の動物である。
 ふさふさした毛と可愛らしい顔つきが特徴で、身体は柔らかく俊敏だが人間になつきやすいというペットにもってこいの動物なのだ。
 しかしかわいくて大人しいからといってお腹や顎をこねこねしていると、突然大爆発を起こして黒い煙を吐くことになるという。
「はぜにゃんこの『だいばくはつ』は生まれつき持っている魔法のようなもので、周りのものや生き物を吹き飛ばしてしまうけれど自分には傷一つつかないっていうフシギな爆発なのです」
 なぜこんな話をするのか、カンの鋭い視聴者の皆様ならもうお気づきだろう
「皆さんにはパークにあるはぜにゃんこゾーンの飼育員さんをお願いしたいということなのです!」

 業務は四日間。
 2人一組の一日交代制で飼育を行なう予定だ。
 一日目は誰と誰、二日目は誰と誰……といった風に相性やバランス、好みや気分やダイスロールで決めてみるとよいだろう。
 主にやるべきことは飼育小屋での餌やり。飼育小屋の掃除。運動不足のにゃんこを遊ばせる運動。その間多少もふもふしてもOKだそうだ。
「にゃんこもふりほうだいなのです! おいしいおしごとなのでスヤァ……」
 ユリーカはにゃんこに埋まったまま眠った。

GMコメント

 きみは爆発するフレンズなんだね。
 言いたかっただけの一行をここで言う。ある種のネタつぶしでございます。
 さておき、この依頼は『飼育員のアルバイト』。
 それも危険な動物『はぜにゃんこ』です。
 OPでも解説しましたが、補足もこめてこちらでも解説していきます。

【レガドパーク】
 幻想にある巨大動物園。へんな動物が沢山暮らしています。
 ふれあいコーナーみたいなもんもありますが、はぜにゃんこは遠くから見るタイプのゾーンに配置されているようです。

 はぜにゃんこの飼育小屋は小学校の教室くらいの広さの場所を想像してください。
 そこにトイレとか餌場とかが一通りあります。

 はぜにゃんこは一般的なネコと同じような柄がいて、見た目もにゃんことあまり変わらない。違いがあるとすれば額になんか爆弾みたいな印がついているところである。
 機嫌が悪かったり興奮したり、ただただテンションが上がったりストレスがたまったりすると爆発する。
 それこそ火薬を詰めた爆弾がどかーんといったような爆発だが、なんでか建物や地面に被害が出ず、自身も怪我ひとつおわない。どころかなんかスッキリしている。
 パークの職員は『じゃあ壁の裏に逃げ込めばえんや』とかいって色々試したが例外なく自分だけ吹き飛ばされたらしい。どういう理屈なのかはよく知らないし分からない。
 要するに、どうあがいても爆発には巻き込まれるのである。
 業務中のノックダウンとか心配だったり、命を惜しまずもふもふしたいならパンドラ復活も選択肢としてはありです。にゃんこの飼育でパンドラを減らすのです(支離滅裂な発言)。

【アドリブ度】
 ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
 プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。

  • 募集:にゃんこ大好きな人(要耐爆性)完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年09月18日 21時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

シャルレィス・スクァリオ(p3p000332)
蒼銀一閃
蜜姫(p3p000353)
甘露
夜乃 幻(p3p000824)
『幻狼』夢幻の奇術師
アンナ・シャルロット・ミルフィール(p3p001701)
無限円舞
ルフト=Y=アルゼンタム(p3p004511)
アマルナ Ⅳ世(p3p005067)
いもより脆い
ワルド=ワルド(p3p006338)
最後の戦友
ニミッツ・フォレスタル・ミッドウェー(p3p006564)
ウミウシメンタル

リプレイ

●ネコを常に顔に貼り付けて呼吸していたい
「にゃんこー!」
 動物園レガドパークのパンフレットを掲げて、『愛ゆえに爆ぜる!』シャルレィス・スクァリオ(p3p000332)は黄色い声をあげた。
「すべすべもふもふで愛らしくって、一緒にいるだけでも幸せになれるし!! もふもふのお腹に顔を埋めてすりすりとかとかしたらもう、この世の幸せ最高潮な感じだし!! 例えその最中に爆ぜる事になったとしても、そんなの些細な問題だと思うんだ。っていうか、爆ぜる事でにゃんこさんがスッキリできるんだったらむしろ爆ぜるべきだよね。にゃんこ至上!」
 テンションが派手に上がっているシャルレィス。
 とりようによってはモンスターと戦っているときより高かった。
 一方で静かにテンションをあげる『はにかみ青年』ワルド=ワルド(p3p006338)。
「猫の飼育なら危険は無いだろうと思ったのですが……。爆発する猫さんでしたか。受ける依頼はしっかり確認しないとダメですね。まあ、戦いとかそういったものは無いわけですから、気楽にやりたいものです。できれば…何事もなく安全第一で。悪い予感しかしませんけどね」
 はあと息をついてパンフレットを畳む。
 目指すは、レガドパークのスタッフルーム。
 はぜにゃんこ係の小屋である。

「はぜにゃんこ……なんて不思議な動物なのでしょう!」
 ブースというかはぜにゃんこが暮らしているエリアの手すりによりかかり、『『幻狼』夢幻の奇術師』夜乃 幻(p3p000824)は思い思いに過ごしたりたまに爆発するはぜにゃんこを観察していた。
「嗚呼、飼いたいはぜにゃんこ……はぜにゃんこをいつか飼うためにも、はぜにゃんこを飼うコツをマスターしてみせます!」
 変な決意を固める幻の一方で、『野生のヒーラー』蜜姫(p3p000353)がひとりほっこりとしていた。
「殺伐とした依頼と比べたら、多少爆発するくらいなんてことないの。いつもこんな依頼ばっかりだったらいいのに……」
 爆発するにゃんこの世話に安堵するようになるほどの日々を送っているのだろうか。そうかもしれない。
「爆発のせいで敬遠されちゃうこともあるかも知れないし……はぜにゃんこさんたちが伸び伸びと過ごせるよう、お仕事頑張るの」
 気合いの入れ方は人それぞれなもの。
 『カースドデストラクション』アンナ・シャルロット・ミルフィール(p3p001701)とルフト=Y=アルゼンタム(p3p004511)はガイドブックのようなものを開いていた。
「奇妙な生態を持つ猫ね。混沌出身でも知らない事はまだまだたくさんあるわ。……それにしてもこんなに大きな動物園があるなんて。次は客として来たいわね」
「ああ……」
 ルフトは予めはぜにゃんこのおこす爆発の予兆やダメージについて飼育員に尋ねていたが、帰ってきた答えが『んー、まちまち?』という死ぬほど曖昧なものだった。リアルネコもそうだが、種族的な一般論みたいなものはあっても個々の性格や体力におおきなばらつきがあるために一概に判断しづらいのだ。
 なんつっても、テンションが上がっただけでも爆発するので何がトリガーになるかわかったもんではない。
「爆発するにゃんこのお世話……聞いたことないけど、やってみるよ。出来たら、ちょっと触ってみたいけど……爆発は、怖いなぁ」
 つぶやく『特異運命座標』ニミッツ・フォレスタル・ミッドウェー(p3p006564)。
 怖がるミニッツの一方で、『いもより脆い』アマルナ(p3p005067)は独自の理論を展開していた。
「ふっ、すふぃんくすのお世話で獣の相手は慣れておるわ。全て余に任せるがよい。犬と猫とじゃ勝手が違うがそれでもたかが猫じゃろ! 猫……猫ってエジプト的にはめちゃ偉いやん!! ファラオびっくり!」
 ネコ様への貢ぎ物を! とか言ってペットショップへ走るアマルナであった。
 そんなこんなで、四日間にわたる飼育員期間の始まりである。

●一日目
「あっはいおトイレの砂交換ですね直ちに!! はい! 猫じゃらしでございますか畏まりましたのじゃ!!」
 パシリかってくらい右へ左へかけまわるアマルナ。
「ちゅーるでございますじゃ! ちゅーるでございますじゃー!」
 土下座に近い姿勢から器用に猫用のごちそうを差し出すアルマナをご想像いただけようか。
 ニミッツはそれを遠巻きに見守りながら、お部屋の掃除やらなにやらを地道にやっていた。
 ペットフードや猫じゃらしはあればあるだけ便利っぽかったが、猫じゃらしでじゃらすたびにテンションを上げて爆発し、高級なペットフードを見せた瞬間テンションを上げて爆発するので、むしろ火薬庫で花火遊びするくらいに危険なアイテムと化していた(ので、全部アマルナにあげた)。
「ねこさまー! はぜにゃんこさまー! ねこじゃらしでございますのじゃー!」
 土下座姿勢から猫じゃらしを繰り出す謎の器用さではぜにゃんこと遊ぶアマルナ。ウェーイみたいなテンションで飛びかかるはぜにゃんこが、その流れで大爆発を起こし、爆発にびっくりしたはぜにゃんこが誘爆し、それが更に誘爆するというはぜにゃんこ連鎖爆発が部屋の中で巻き起こった。
「ぬわーっ!?」
 マジでHP1しかないアマルナはものの見事にまきこまれた……が。
「ありがとうございまァす!」
 根性(EXF)で立ち上がった。
「爆発はご褒美。見よニミッツ、これがファラオ式光輝なるお猫さまとの付き合い方よ! さあ今じゃ、余がお猫さまを引きつけておるうちにお主もお気に入りの子をモフぬわーっ!!」
「うわあ……」
 ニミッツが持ってきたライトヒールは意味をなさなかった。というかHP1の人を回復する余裕とか一ミリもなかった。
「ありがとうございまァす!」
 愛情(パンドラ)で立ち上がるアマルナ。
 この後さんざん爆発に巻き込まれたあと、なんかはじめよりも真っ黒になって帰ってきた。なんでか満足そうだった。

●二日目
「聞いたことがございます。ネコは機嫌が悪くなるとしっぽを振る、と」
 なんかしっぽをぶんぶん振っているはぜにゃんこを前に、幻は微妙に距離をとっていた。
 すごい今更なことだが、はぜにゃんこの性格個体差は結構なものであっちの機嫌をとろうとするとこっちの機嫌がわるくなるなんていうジレンマは当たり前。どう頑張ってもなにかしらのはぜにゃんこが爆発するのが日常だった。
 トイレ掃除や餌やりを欠かせばストレスがたまりはぜにゃんこは爆発する。
 しかしそうでないときも何となく機嫌が悪いってだけの理由で爆発することもあるので、もうこればっかりはどーしょもなかった。
「はぜにゃんこの飼育がここまで過酷なことだとは……」
 ぷすぷす煙をあげながら、『対処不能』とノートに書き記す幻。
 その一方ワルドは……。
「必要以上にモフることなく遠距離から眺めて穏便に、穏便に……っとと。何故か猫さんたちがこちらに近づいてくるような」
 ある程度はぜにゃんこに距離をとっていたワルドであったが、なんか無数のはぜにゃんこに取り囲まれてじりじりと迫られていた。
 にょーんにょーんと鳴くはぜにゃんこ。なかには猫じゃらしをくわえた子やぬいぐるみをくわえた子がいた。
「幻さん。どうやら遊んで欲しいらしいのですが……」
「無視すればストレスを溜めかねませんね」
「分かりました。ご機嫌はしっかりと伺っておきましょう」
 ワルドはスッと猫じゃらしを掲げた。
 はぜにゃんこたちの目がきらりと輝いた。
 興奮に口のところのオメガ(ω)部分がぷっくりと膨らみ、そして一斉に爆発した。
 もうなにをやっても爆発するんじゃん。
 ワルドたちはぜーぜー荒い呼吸をしながら、その日の飼育を最後までこなしたのだった。

●三日目
「早速にゃんこを……の前に、まずは爆発の危険が少ない仕事からという話だったわね。掃除からやりましょう」
「あくまで依頼はこっちだからな。先に済ませよう」
 アンナとルフトははぜにゃんこいっぱいの飼育小屋に入って、沢山並べられた専用トイレの掃除から始めた。
 ネコを飼う人にとってはかなり当たり前の動作だが、慣れてない人には妙に感じることかもしれない。
 とはいえ教わった通りてきぱきこなしていく。
 複数のネコトイレを掃除するだけでも一苦労で、そうしている間にもはぜにゃんこたちは『まだ終わんないのかなー』という姿勢で待っていて、終わったそばからサッと入っていく。
「くっ。横目で見ているだけでも愛らしいけれど。まだ駄目。我慢。我慢よ」
 個性にもよるが、掃除直後のトイレが好きな子がいるようだ。
「俺はこっちに専念する。にゃんこの方は適度に頼む」
「そ、そうね」
 アンナは一息ついてから、袋に沢山つまったはぜにゃんこ用フードを取り出した。
 並べられたお皿に一定量ずつさじで入れていけば、入れたそばからはぜにゃんこが飛びついてがつがつと食べ始めるのだ。
「小さなお口で一生懸命食べている姿も素晴らしいわ。神はなんて罪深い生物をこの世界にもたらしたのかしら」
 とか言いながら撫でてみる。
 普段は撫でられただけで相手を爆殺するけどご飯を食べてる時だけは例外……みたいなはぜにゃんこもいたのでここぞとばかりに撫でまくる。
 逆に、普段は温厚だけどご飯中に触ったやつは殺す……みたいな子もいるので要注意だ。
 基本マニュアルが通用しないのがはぜにゃんこという生き物なのだ。
「さて、そろそろ運動の時間ね」
 そう言ってアンナが取り出したのはねこじゃらしだった。
 プラスチック棒の先に毛糸のひもがついたもので、先端に結びつけたまるっこい物体を左右に動かしているだけでねこまっしぐらというアイテムである。
 それを取り出し、サッとふったその直後。
 はぜにゃんこたちがテンションをマックスにした。
「あっ――」
 大爆発をおこし吹き飛ぶアンナ。
「大丈夫か? 回復するから少し休もう」
 おとなしいはぜにゃんこを膝の上でブラッシングしたり撫でたりしていたルフトがなんだかクールに言ってきた。
 『猫も俺も癒されるWin-Winな状態がベスト』と言っていたので、そういうのが向いていたのかも知れない。
 ……が、そこはやっぱりはぜにゃんこ。
 撫でられるのが嬉しくてなんか急にテンションをあげ爆発するなんてこともザラであった。ついでに言うとルフトがもふもふしたい衝動に我を喪うこともあったので、それはもうどっかんどっかんやっていた。
 結果、アンナとルフトは只管にどっかんどっかんしてその日を終えた。
 はぜにゃんこたちはスッキリしていた様子なので、それはそれでよいのかな……と思ったり。

●四日目
「お仕事をやり残したままのっくだうんしちゃわないよう、もふりたい気持ちをぐっとこらえて、先にお掃除や餌やりを済ませちゃうの」
「にゃんこさんの為なら殉死も覚悟の上だけど、作業が終わる前に倒れちゃったらにゃんこさんたちが快適に過ごせないし!」
 なんだかんだで堅実な蜜姫とシャルレィス。
 二人はさしあたってやるべきことをてきぱきこなし、お部屋やトイレの掃除を済ませて置いた。
 といってもトイレの掃除は一日三回はするものらしく、いつ倒れてもいけないといえばいけない。
 時折思いついたようにテンションをあげたはぜにゃんこが飛びかかり、シャルレィスの背中を駆け上ってから爆発したときにはヤバイなと思ったものだが……。
「世界はにゃんこの為にッ! 私はにゃんこさんの為に、愛の為に、全力で爆ぜてみせるよ!!!」
 という気合いと姿勢で、シャルレィスはかえって元気だった。
 すごく今更ながら、はぜにゃんこの爆発はびっくりするだけでそれほど酷いダメージではなかった。一気に何匹も爆発すると吹き飛ばされることこそあれど、そのたびに蜜姫が治癒魔法をかけていたいのとんでけしていたので案外やっていけた。
「あっさり倒れてしまっては満足いくまでもふれない……それは駄目、だめなの」
 という、蜜姫なりの考えかたである。
「さあ、ご飯も上げたしトイレも掃除したし、運動のために遊ぼう!」
 シャルレィスが取り出すねこじゃらし。
「このにゃんぱらを心行くまで堪能しつくすの」
 うんうんと頷いてボールを手に取る蜜姫。
 にゃーんにゃーんといって猫じゃらしやボールにじゃれつくにゃんこたち。
 肉球でぱんちする姿。ボールを掴んで転がる姿。
 その姿にほっこりゲージをマックスにする二人。
 そして、はぜにゃんこたちが一斉に飛びかかってくるのを見て……これやばいやつだなと我に返った。
「「わーっ!!」」
 部屋を覆うほどの大爆発。
 いろんなものがひっくりかえった部屋の中で、ずばんと拳がつき上がった。
「このあたたかさも爆発も、この子が生きてる証し」
「私は負けない。何度でも蘇るよ! にゃんこさんもふもふこそ人類の夢だからッ!」
「少しでもこのにゃんぱらが長く続きますように……!」
 二人は手をとりあって立ち上がると、互いに頷きあった。
 腰に差したねこじゃらしを抜き、目をキラッキラさせたはぜにゃんこたちへと振りかざす。
 そう、彼女たちこそがラストサムライ。はぜるネコの世を駆け抜ける戦士たちであった。
 最後はひたすら爆発しきってなんだかスッキリしたはぜにゃんこたちに埋もれ、二人は子守歌をうたった。
「一緒にお昼寝も幸せなの」
「ほーらなでなでもふもふもふもふ……あ!」
 撫でられて急にテンションを上げたはぜにゃんこが、カッと目を開いた。

 こうして過ぎた四日間。
 イレギュラーズたちはひたすら爆発に巻き込まれ、それでも懸命にはぜにゃんこのお世話をがんばった。
 この先、またレガドパークに訪れた時には、はぜにゃんこをまた違った視点で見ることができるかもしれない。

成否

成功

MVP

アマルナ Ⅳ世(p3p005067)
いもより脆い

状態異常

なし

あとがき

 そのHP1で挑んだ度胸をたたえて。
 アマルナ(p3p005067)さんにMVPをお送りします。

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