シナリオ詳細
水底から見るもの
オープニング
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空と同じ青さを持つ海がある。
風に波立つ穏やかな海は、青の澄みと、深さにより黒く、暗い色を併せ持っていた。
そんな海上を、走る船がある。
帆を張り、風を受けて進むのは、大きなフリゲート艦だ。
それが距離を開けて二隻、横並びに航行していた。
『あー、アー。きこえるかーそこの海賊船。ただち停まりなさいさもないと撃てぇー!』
ドンドンと、拡声された台詞の終わりに重厚な音が響く。
それは片側の船からの、大砲による一斉砲撃の音だ。
鉄の塊が空を行く高い音を鳴らし、それは海賊船と呼ばれた側の海面に次々と着弾しては柱を立てた。
『おうこらテメー海軍! いきなりたぁどーいう了見だ!』
お返しだ、と言わんばかりに、海賊船からも砲撃と拡声の声が返る。
『うるさい! 海を我が物顔で行く荒くれ者共よ、毎度毎度暴れおって……今日こそ捕まえて打ち首をさらしてくれるわ!』
『はっはー? 陸の上じゃパブの女の子にデレデレ将校さんがよォー、海の上じゃ随分でけェ声じゃあねーか!』
『なんで知って……いや違うぞそれは違うあれはその、あれ、あれだからな!』
どれだよ。
と、そうツッコミをする間も無く、二つの船は砲撃と航行を続ける。海は荒れ、波は暴れていく。
それを、見ているものがいた。
それは、底に住むもの達だ。
暗い、光の届かない世界に、生きていた者。
それが今、争いを続ける海上に向かい、首をもたげた。
「頭ぁー! 海からなんか来るぞ!」
「大変です! なんかやばいかんじです!」
騒ぐ声音に、全員が船のヘリから海を覗く。
そして、海水を押し上げながら出てくるそいつらは、
「やべぇ……こいつら、シーサーペントだ……!」
海に住む大蛇だった。
●
海洋から離れた幻想国の、ギルド、ローレット内にて、それは話題になっていた。
「これには海賊も海軍も困ってるらしいのです。倒そうにも、海の上では中々上手く行かないらしくて」
そう言うのは、『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)だ。
「そこで話が回ってきたというわけなのです!」
「回ってきたって言っても、海の上じゃかなり不利なんだろ?」
深く潜られたら、それこそ海種でしか対応出来ない可能性がある。
故に、対策を考えられた。
「そこでなのですか、シーサーペントとは陸……というか、浜辺で戦えるようにしようと思います。それには、海賊と海軍、両方が協力してくれるのです!」
詳しい方法、こうだ。
海賊と海軍が、シーサーペントを大砲で浜辺へ追いやり、出てきた所をイレギュラーズで叩くという作戦になる。
「調べたところ、シーサーペントは陸での活動も可能だと思われます。完全に有利の戦いではありませんが、海の上より対等の戦いが可能なはずなのです!
詳しいデータは、書面に纏めておいたので、海洋に向かいがてら確認をお願いしますね!」
- 水底から見るもの完了
- GM名ユズキ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年09月19日 21時40分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
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綺麗な浜辺は、異様な緊張感に包まれていた。
遠く沖合いから、重く腹に響く音が絶え間なく響いているのが、その一因だろう。
「今回は海辺で蛇退治、かな」
その水平線を眺めながら、『穢れた翼』ティア・マヤ・ラグレン(p3p000593)は呟いた。
『海の生物は、流石に種類が豊富のようだ』
「死者も動けるくらいだものね」
胸に光る十字架、そこに封じられた神様からの声に、納得の頷きを彼女は一つ入れる。
砲撃の音はまだ遠い。
「海蛇か……。巨大烏賊だとか、蛸だとか、そういうのもいるのかしら」
透き通る青色の奥深く、暗く光の当たらない深海を知らない『特異運命座標』久住・舞花(p3p005056)は思う。
この世界の海には、強力な生物が棲息しているのか、と。
「通りで、航海技術の進歩が進まない訳ね」
危険海域が広いのだ。
制限された海の上ならば、それに適応しただけの技術だけ磨かれるのだろう。
そう予測された押し寄せてくる波は、本の少し高くなっている。
「しかし海蛇ッスかぁ……ちょっとワクワクするッスね!」
ローレット経由での本格的な依頼は初めて、という事情も相まって、どことなくテンション高くいるのは『自称みんなのコウハイ』明野 愛紗(p3p000143)だ。
隠れた右目の代わりというように、くりっとした左目がキラキラと海に反射する光を写している。
そんな海面を、飛んできた大砲の弾が強く打撃した。
「イヤー」
そんな振動を、『キョンシー仙姑』朱 毘 風蘭(p3p002166)が遠い目をして眺めている。
「敵だった者達が、共通の敵を相手に一致団結……。胸が熱いっちゃ熱いけど、これが終わったらまたドンパチ始めるんだろうネ」
と、とても冷めた感想を持っていた。
そうして見る先、沖から複数のフリゲートが見える。
広く横へ展開した船には、帆に髑髏を掲げたモノと、真っ白なモノの二種類がある。
海賊と海軍の船だ。
それらがどんどん陸に向かってくるに連れ、音は大きく、波は高くなる。
そして。
「来る」
言葉通りに、海が起きた。
●
海水を垂直に持ち上げて現れたのは、巨大な蛇の怪物達だ。
「ーーーーーー!」
ズルズルと腹をくねらせながら浜辺に上がる四匹の姿は、どこか怒りを抱えているように見える。
大砲により追いたてられたのだから、当然といえば当然だろうが。
「ま、流石にこれだけの獲物だ。相手のホームグラウンドで相手するよりよりはマシか」
その様を見て、メイド服に身を包んだ『Jaeger Maid』シルヴィア・テスタメント(p3p000058)は思い、
「お膳立てしてもらった以上は、良い所見せないと、なぁ?」
両手に持った拳銃の引き金を引いた。
響く音と共に飛び出していく二つの弾丸は、蛇の首下と胴体にそれぞれ命中する。
「やっぱ硬いか」
しかしそれは、キメ細かく並ぶ鱗に阻まれ、銃弾はめり込む程度で止まる。
「キシャアー!」
銃声に反応したのは、四匹同時だ。
どこか大砲の音にも似たそれに、刺激されたのだろう。
「行くよ」
戦線は開かれた。
陸を背に、半円で蛇四匹を囲む様な布陣を維持するように動く中、『神話殺しの御伽噺』エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)はまず、自身への補助としての術式を入れる。
「海蛇、か。故郷で相対したモノと比べれば容易いはずだが……マリアも、それは同じこと、だな」
ウォーカー故の想いだろうか。
そんな事を呟きながら、彼女の横合いから飛んでいくモノがある。
光だ。
目映く輝いて行くそれは、翼を羽ばたかせる白光の鴉。『溶融する普遍的な愛』Melting・Emma・Love(p3p006309)の放つ式だ。
クチバシから、シルヴィアが撃った蛇目掛けて突っ込ませた彼女は、柔らかな体を波打たせて砂浜と同化していた色を取り戻す。
「今度の相手の蛇さんは、この前の古代兵器さんよりも大きいの」
少し前にこなした、砂地での戦闘を思い返しながらそんな感想を抱く。
「ーー!」
と、鴉の一撃を受けた蛇が、グルリ。
体はシルヴィアの方を向きながら、首から上、顔だけをMeltingに差し向ける。
「わ……!」
そうして一瞬。蛇が開けた口から、細く線が伸びる。
Meltingの柔らかい体を貫通していくそれは、蛇の体内で髙圧縮された海水だ。
「がふぅ……!」
速攻に返される速攻に、身震いする『猛犬王』ベテルギウス(p3p006505)は、しかし怯えはしない。
自分は、言ってしまえばイヌだ。
普通なら10mの海蛇を相手には、容易く巻かれ餌となっておかしくない。
と、彼はそう思う。
だが、ここには仲間がいて、自分はただのイヌではないという自覚もある。
だから戦える、とも、そう思うのだ。
故に、行く。
口に加えた片刃のダガーを閃かせ、砂浜を四肢で駆ける。
狙うのは、銃弾を受けた蛇だ。
「がふがぅ!」
一匹ずつ確実に倒すため、仲間が攻撃を集中させている蛇に向かう。追い掛ける動きで跳躍し、もたげられた首上に目掛けて斬りかかった。
さらにはその動きの延長として蛇の正面を陣取り、それ以上の前進を食い止める。
「いい動きね」
チラリと横目でそれを見た舞花は思う。
今ベテルギウスがマークに着いた事で、一匹の自由は制限出来た。
全体の方針として、一つずつ集中して撃破を狙うのだから、そういう動きは大事だろう。
「私も行きましょう」
だから、実行した。
這いずり移動する一匹に、並走するように迫った舞花は跳ぶ。
山なりの軌道で行き、斜めに落ちる過程で剣を抜き、一閃した。
「……硬いですね」
意識的には首から頭を落とす勢いで行った。
だが重なりあった鱗と、強い水圧にも耐えられる肉の厚みが、その刃の通りを阻む。
それでも浅くない傷を与えられたのは、舞花の実力に依るものだろう。
「ーー!」
着地と同時、蛇の反撃が到達する。
それは横にいる舞花に背後から迫るもので、
「尻尾ですか」
打ち付ける様にして振るわれた尾だ。
避けられない。
理解と共に、彼女は鞘を前にそれを受ける。
体全体の軋む悲鳴を聞きつつ堪え、しかし、思惑通りに敵を一匹引き付けられた事に、舞花は静かに笑みを浮かべた。
●
「それじゃ、頑張って倒そうか」
気持ちを強めてティアは行く。
狙うのはダメージの積もった敵、ベテルギウスが押さえる蛇だ。
四枚の翼を広げ、体にみなぎる闘気を高めて、
「行くよ」
放つ。
「センパイに合わせるッスよ!」
「アレから仕留めた方が、後々楽そうアルよネ!」
その動きに呼応して、愛紗と風蘭も左右からの接近を行った。
敵に迫るオーラと横並びに向かいつつ、敵四匹を基点にした直線上。前後と左右で仲間と被らない経路で行く。
その理由はもちろん、敵の貫通能力への警戒だ。
「センパイ達に迷惑はかけられねーッスからね!」
そして、予測通りの攻撃が来る。
ベテルギウスが抑えた左右に、控える二匹の蛇が、大きく開けた口からの水撃を放ったのだ。
狙いはそれぞれ、動く愛紗と風蘭。
横っ飛びに避ける愛紗と違い、風蘭はあえて、前へ加速した。
「動きは最小限に、ネ」
体を前へ倒した前傾姿勢で、潜る様にやりすごした後、両手を砂浜に叩きつけて反動を付ける。
そうして飛び上がる先、ティアのオーラに包まれて身をよじる蛇の頭があった。
「斬り抉り潰すアルヨ!」
つまりどれなのか。
それはさておいて、意気込みを表して振りかぶる拳には、四本のナイフが指の間に挟まっていた。
腹に「斬妖」と刻まれたそれを、突き立てるつもりで殴り付ける。
「ボクも続くッスよ!」
数瞬遅れて行く愛紗のには、儀礼用の剣。
武器そのものの切れ味は良くないが、それを補うのがイレギュラーズ足る所以だ。
だから、大きく斜めへと振り上げる動きで、愛紗はそれを叩きつける。
「一刀! 両断! ッス!」
メキャッとなるのは、鱗の砕けと割れの音だった。
銃弾が、ダガーが、ナイフが破壊した傷が、その一撃で広がる音だ。
「やったーー!?」
会心の一撃だ。
しかししぶとい蛇は、愛紗の一撃でたわんだ身体をそのまま波打たせると、瞬時に彼女に巻き付いた。
(つ、潰れ、る、ッス……!)
身体を覆い隠す程の巻き付きが、愛紗の肉を圧迫する。
「やれやれ」
と、静かな声と同時に、蛇の頭を吹き飛ばす一撃が来た。
エクスマリアが放つ魔力の砲弾だ。
「どこでも、蛇というのは、しつこいらしい」
潮風に長い髪を泳がせながら、彼女はやはり静かに言った。
●
「この流れに乗ってくか」
砂浜に倒れた蛇を見て、好機と見たシルヴィアは、銃を納めた腰のホルスターに手を掛ける。
狙いは、舞花が相対する手負いの蛇だ。
「鱗が硬いから……」
一瞬、思案する。
攻め手を変えるべきか、と。
しかし決断も早い。
抜いた銃の照準を合わせ、引き金を引く。
狙いは精確に、寸分違わずに命中する。そこは、
「中身なら通るよなぁ?」
舞花が最初に斬った、肉の裂け目だ。
「グオオオンッ!」
激痛に蛇が鳴く。
身をよじり、空へ咆哮しながら見上げる様に仰け反った。
そうして、蛇の見る先に、影が射す。
「見つかっちゃった」
『構わんだろう』
上の死角へと飛んでいたティアだ。
『こちらの方が速い』
ティアの神様が言う通りに事が進む。
両手を握り合わせ、急降下で落ちる勢いのままに蛇を打撃する。
そして直ぐに翼で空気を打ち、退がる様に距離を開けた。
「シャア!」
だが、蛇もただやられはしない。
離れていくティアへ尻尾を伸ばし、鞭のようにしならせ加速した一撃で、彼女の身体を吹き飛ばした。
「ティアさん、大丈夫なの?」
砂浜を一度バウンドしたティアの身体を、Meltingの小さな分身体が受け止めた。
その分身はそのままティアの身体にくっつき、ダメージを癒す。
「無理は、しちゃダメなの」
先ほど穿たれた自分の傷も治癒の符を張り付けて塞ぎながら、Meltingの分身体は幾つか小分けされて戦場を待機する。
支援に徹した動きだ。
「まぁ、無茶でもどうして、ボクにやれるのはこれだけなもんで……!」
瀕死で鈍い動きの蛇に、愛紗は追撃しにいく。
大きく横に振り回す剣を、ティアの一撃で下がった蛇の頭にぶちこんで吹き飛ばす。
「なもんで、ガンガン行くッスよ~! 止めはセンパイに頼るッスけど!」
と、頼る先に居るのは、舞花だ。
愛紗が吹き飛ばし、蛇の頭が行く先に先回りしていた彼女は、剣を両手に握り、そして。
「センパイ……ではないですけれど」
そして、絶つ。
首から頭を切り離す様に、一刀のもとに断った。
「こういうことならば、頼られましょう」
「がふがふ!」
薄く笑って言う舞花へ、ベテルギウスが吠える。
それは警報だ。
「!」
はたと気づくのは、自分に向けられる二つの敵意。
その元を確認するより早く、舞花は前方に向けて回避の飛び込みをした。
一瞬遅れて、その場所を二筋の水流が抉る。
蛇の同時攻撃だ。
仲間をやられ、敵意が増しているようで、二匹の動きは活発になっていた。
「気を引き締めるアルネ」
油断は出来ない。
無理に距離を詰めるのは悪手だと判断した風蘭は、ナイフの代わりに大きめの呪符を一枚取り出す。
「ぐがぁっふ!」
同時に、ベテルギウスは走り出した。
前方に居る二匹の蛇を左右に見据え、風蘭の攻撃した方を追撃しようとする動きだ。
だから、どちらにでも飛び付けるようにして行く。
「行くアル……!」
投げつける呪符は、左へ飛んだ。
それは途中で、術式を発動させる為の媒体へと代わり、光弾となって蛇の胴体に着弾する。
同時、ベテルギウスは後ろ足で砂浜から跳躍。左の蛇の頭に目掛け、口に加えたナイフを突き立てる。
「ーーシッ!」
それに、蛇はキレた。
身を乱暴に暴れさせて、取りついたベテルギウスを振り払う。
そして身体を水平に寝かせ、口を最大限に開け、体内に残る水を腹の中で強く圧縮をーー
「全解放」
その真正面に、エクスマリアが立った。
幾条かに束ねた長髪を前に伸ばし、丸く、大きく、筒を形作る。
「殲滅式、魂鋼」
それは砲身だ。
全てを砕き、あらゆるものを貫く魔術の為の、射ち出す機構だ。
「蛇の生命力は厄介だ。確実に、叩き潰し、終わらせる」
そうして形成された破壊の砲撃は、蛇の放つ高圧水流とぶつかり合う。
一瞬の拮抗の後、エクスマリアの高められた魔力で蒸発した水は容易く消し飛ばされ、
「ーー」
口から尾へと抜けた一撃で、大蛇の身体は空洞になった。
●
最後に残った蛇の末路は、簡素なものだった。
集まったイレギュラーズはそれぞれ、蛇に対する動きは考えていたし、対応策も簡単ながら想定している。
それが残り一匹だと言うのだから、ここからどんでん返しの逆転はまず、あり得なかった。
故に、
「ォォ……」
集中攻撃を受けた蛇は、小さな断末魔の呻きを上げて、静かに息を引き取った。
「ところで」
と、一息付いた静寂に、愛紗の何気ないという感じの声が上がる。
「これ、シーサーペント、でしたっけ。これ……食べたら、美味しいんッスかね……?」
ぐぅ、と腹の虫が鳴っている。
え、食べるの?
「ふむ。換金可能な部位とか、あるかも」
エクスマリアはエクスマリアで、残る遺体をそんな風に見る。
「換金……」
「部位……」
一匹、八割くらい蒸発したのいたよね。
という風に思うシルヴィアと舞花は、被った声に顔を見合わせクスリと笑う。
「がぁっふ! がう!」
と、蛇の肉に鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅いでいたベテルギウスが鳴いた。
てしんてしんと肉を前足で叩くのは、恐らく、「こいつ食えるよ」と言う意味だろう。多分。
「じゃあこれ、使える部分はワタシが貰って料理するアル。使えなさそうなのは……衛生的に燃やすアルヨ」
「マジッスかセンパイ」
「マジアル」
「剥ごう」
戦闘終わりだというのに、せっせと採集作業が開始された。
「皆元気……。LOVE、平気だった?」
「LOVEは、大丈夫なの」
その作業の傍らでは、労い合うティアとMeltingが居た。
Meltingの後ろからティアが抱き付く形だ。
スライムの特性を持つMeltingの肌に、抱き付いたティアの身体はクッションの様な沈みの感触を得ていた。
『取り込まれんようにな』
「大丈夫。……多分」
「大丈夫なの。だから愛して欲しいの」
折角の海辺なのだから。
と、二人は作業の終わりを眺めつつ、そんなまったりとした時間を過ごし、
「冒険の後は、近くのご当地メニューとか食べるのが一番楽しいッスよね! 皆で行きましょう!」
仕事終わりの八人は、海洋の料理を食べに行った。
蛇の料理は別に、そこでは出されなかった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした。
スネークイーターで締めでした。
蛇って食えるんだ……。
GMコメント
ユズキです。
海のやべー魔物と戦ってみたいけど海の上の船の上って辛いだろうなと思い、浜辺での戦いを演出させてもらいました。
以下いつもの補足。
●依頼達成条件
シーサーペント、4体の撃破。
●敵情報
全長およそ10mくらいの大蛇が4体。
ニョロニョロ素早い動きが特徴です。
攻撃方法は以下。
巻き付き:物至単
尾払い:物中単+飛
高圧水:物超貫+万能
●その他
戦闘は浜辺にシーサーペントが出てきた所から始まります。
沖には船が待機していますので、敵が海に逃げ帰る事はないです。
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