PandoraPartyProject

シナリオ詳細

N.U.G.E.

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●緊急任務・特殊兵器破壊命令
 大至急で、動けるイレギュラーズを集めたい。この際必要最低限集まればなんとかなる……そんな焦りの混じったローレットからの招集に応じた一同は、げっそりとした表情で資料をかき集めてきた、という体の『博愛声義』垂水 公直(p3n000021)を見て何か気づいたような表情になった。
 具体的には諦め、というのだろうか。まあ、この状況は逃げられないだろうな、的なヤツである。
「恥は邪魔か」
 浅からぬ付き合いであろう(そして少なからずなんやかんやあったであろう)イレギュラーズが問う。筋骨隆々な肉体に浮かぶ汗は、暑さのせいのみではあるまい。
「話が早いね。ぶっちゃけ、どちらかというと邪魔だよ」
 そして公直の返答も端的だった。なんか、うん。彼が一度ならず斡旋した依頼群と同じようなブツっぽい。
「まずは場所なんだけど……随分前に褌巻いて暴れまわった連中の遺跡、覚えてるかい? あそこから現れたゴーレムが、どうやら件の村をスルーして移動を始めたらしい。それで……調査のために向かった面々が戦闘不能で帰ってきた」
 六百年以上前に作られたとかいう曰く付きの練達の遺跡。あそこの近郊の村で起きた事件は……色々と貴重な出来事であった。
 それはさておき。調査員が行動不能になるとは穏やかではない。外傷などはどうなのだろうか。まさか、死……。
「いや、実は全員『よくわからないが光を浴びたら全裸になっていた』と答えるばかりで。外傷はないでもないが致命的じゃなかったな。社会的にはしばらく再起は難しいだろうが」
 やっぱりそういう系統だった。さいわい、さほど強力な武装を持ち合わせていないらしいというのは非常に助かる要素ではあるが……。
「問題があるとすれば、頑丈さにかけては途轍もないレベルの……破壊不能なぐらい硬い相手だってことが重要かもしれないな。武装は詳しくは分からないが、鉄器を持ってないらしいから打撃に全振りしてて流血沙汰にはなりにくいだろう、ぐらいで」
 十分強敵だと思うんですがそれは。
「最後に、こいつの名前だが……背中に刻まれた文字から判明してる範囲で伝えておく」
 ふう、と一息つくと、公直はその名を読み上げた。
 N.U.G.E.――ネイキッド・アンブローカブル・ガーディアン・エンハンスド(破壊不能裸身守護者改)。それが対象の名前であった。

GMコメント

 最近そういうシナリオばっかりだしてて俺の存在意義とは~~~~? みたいなことになってるけど、気にしてはいけない。

●注意事項
 この依頼は『裸属性依頼』です。
 成否にかかわらず、また、希望の是非に関わらず裸にひん剥かれたり意図しない肌の露出があったり、マッパにならずともGM個人のフェチズムの餌食になる可能性を含みます。
●DANGER!!
 このシナリオはパンドラの残量や名声の量に関わらない社会的死亡の可能性を含みます。覚悟がある場合はその限りではありません。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

●達成条件
 N.U.G.E.の行動停止(40ターン経過+N.F3種の発動数15回以上の条件を達成するまで耐えきること)

●N.U.G.E.
 遺跡からコンニチワした謎のゴーレム兵器。
 防御力が異常に高く堅牢で、両目、乳首、股間部分に謎の宝石が嵌め込まれている。謎エネルギーで動くが一度放出してしまうとエネルギー最充填まで年単位かかるため、取り敢えず稼働停止にもっていこうという感じらしい。
・N.F.α(神中ラ・小ダメージ):付随効果として『服が脱げる』(選択した着衣の一部が消える。戦闘終了時に戻る)。
・N.F.β(神遠貫・小ダメージ、Mアタック中):付随効果として『羞恥心を脱がす(=一時的に羞恥心が奪われる)』。
・N.F.γ(神超扇・ダメージ中、苦鳴、不吉):付随効果として『強制的に全裸にする』+『羞恥心を倍加する』。
・石の剣(物近ラ)

 許して欲しい。こういう敵もいるんだ。
 自己犠牲の精神を私は許すよ。

  • N.U.G.E.完了
  • GM名三白累
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年08月02日 20時50分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

日向 葵(p3p000366)
紅眼のエースストライカー
ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)
救いの翼
クローネ・グラウヴォルケ(p3p002573)
幻灯グレイ
秋空 輪廻(p3p004212)
かっこ(´・ω・`)いい
風巻・威降(p3p004719)
気は心、優しさは風
紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)
真打
御天道・タント(p3p006204)
きらめけ!ぼくらの
イヴ・ヴァレンタイン(p3p006216)
感情あるモノ

リプレイ

●オラ脱げよ
「オーッホッホッホッ! 不埒極まるゴーレムよ! このわたくしが成敗して差し上げますわ! そう、わたくしこそが……」
 『きらめけ!』とか『ぼくらの!』とかの合いの手に合わせ、『きらめけ!ぼくらの』御天道・タント(p3p006204)は渾身のキメポーズで名乗りを上げる。どこからともなく響く拍手喝采が響くところ悪いが、今回は成敗まではできない……と思う。それを聞いて肩を落とす姿は残念だが仕方ない。
「……そう、衣服を脱がすゴーレムなの。そう」
 秋空 輪廻(p3p004212)は遠巻きに見えたゴーレム『N.U.G.E.』を視認し、淡々と首肯した。これは依頼である。そういうものを止めるのだ、と断言されたなら有無を言わさず受け容れねばならぬ。そう、粘液を撒こうが光を振りまこうが。
「何だアレ……悪趣味ここに極まれりっスか」
 『紅眼のエースストライカー』日向 葵(p3p000366)はすでに帰りたい気分を醸し出していた。多分依頼に赴いたメンツのほぼ全員が帰りたがっているのだがそれはそれとして。
「皆も絶対言うと思うけど、俺からも言わせてほしい……何でこんなの作ったの? どういうつもりなの?」
 『瞬風駘蕩』風巻・威降(p3p004719)の表情には隠しようのない動揺がありありと浮かんでいる。練達製のブツに色々と引っ掻き回されている以上、そろそろ関わりたくない、という感情が芽生えるのは至極当然である。
「ろくでもない物品は大体あの国関連だね」
 『応報の翼』ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)も威降の言葉に賛同を示す。ろくでもないことしか起こしていないのは事実だが、知らぬうちに過去の遺物で評判を下げるなど、練達もとんだ風評被害である。
「……なんか最近こういう依頼多くないッスか……?」
 『落ちぶれ吸血鬼』クローネ・グラウヴォルケ(p3p002573)はちょっと勘違いしている。『こういう依頼』が多いのではなく、『こういうブツ』が最近多いのである。どっちにしても迷惑なことこの上ないが。
 肌を晒すのが運命だとはどうしても思いたくないしそんな期待に応えたくないが、受けたものは仕方ないのである。一同に流れる諦めの空気が、より濃くなったように感じた。
「……しかし、しかしだ」
 『砕き、狩る者/世界を放浪する刀』紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)はかのゴーレムを倒す目が無いと断言されてしまった時点で、そして練達製のアレなものと知らされた時点で、多少なり覚悟はできていたつもりだった。あくまで『つもり』である。嫌悪感を隠すのは簡単なことではないのだ。
「……アレを作った作者は変態か。HENTAIなのか」
「でも、あの相手には……多少期待せざるを得ないですね……」
 『感情あるモノ』イヴ・ヴァレンタイン(p3p006216)はアレンツァーの言葉を継いでぽつりと期待感を露わにし、周囲の空気に変化をもたらした。率直に言うと猜疑心とかその辺。
 だが、勘違いしてはならない。イヴは脱げることに期待しているわけではない。お約束への期待ではない。元の世界の『同類』達と異なり感情があるとはいえ、羞恥心に無縁なイヴはその感情が開花するきっかけになるのではないか、と考えたのだ。まあゼロに何をかけてもゼロなのだが、僅かでも存在すれば……あり得る。
「俺は何も見ない。君も何も見ない。いいね?」
「どうしたッスかアンタ。大体分かったッスけど落ち着こうッス」
 威降は葵にじりと詰め寄ると肩を掴み、軽くゆすりながら確認する。8人も集まっておきながら男性陣は彼ら2人だけ。性別不明者は除外。つまり最悪彼ら2人が忘れれば一同の恥は水に流されるのである。見なければいいのだ、最初から。
 固い決意を胸に、威降はゴーレムを足止めすべく前進する。葵、クローネ、輪廻が続き、包囲陣形になってN.U.G.E.と対峙。……『破壊不能』を冠した強敵との戦いの火蓋が、切って落とされた。

●踊れよ
 一気に間合いを詰めた威降は盾を構え、巨像の前進を阻むべく身構える。各々の得意とする距離に散開したイレギュラーズは、全力で果たし合うことを放棄していた。
 ……否、それは正確な物言いではない。巨像の活動限界まで耐え切れるか、相手の能力が上回るか、その戦いに全力を注いでいたのだ。ゆえに彼らは、自分が狙われてもいいように守りを固め。巨像の攻撃で仲間を巻き込まぬように十二分に散開していたのである。
(ここまで散った状態で誰を、どこを狙うのか。見極めさせてもらうッスよ)
 脱がすことに執心なのか、排除を優先するのか。葵は興味深げに巨像をみやり、真っ先に放たれたのが石剣による威降への殴打であったことに、少しばかり驚きを覚える。
「何だこれ、重っ……!」
 巨像の一撃をいなしつつ、威降はその重さに目を瞠る。クローネはすばやくポーションを投げ放つと、仲間の回復力、そして体力量に安堵する。或いは、回避や受けが遅れていれば。体力のない者が受けていれば、一撃で大きな怪我につながってもおかしくない打撃だった。見た者は誰もがそう思ったはずだ。
「なんですかアレ、ネタで動いてるんじゃないんですか?!」
「冗談のたぐいに全力を尽くすタイプね。製作者は間違いなく変態だわ」
 明らかな殺意をもって排除に当たる巨像に、クローネが叫ぶ。輪廻は冷静に分析するが、変態の作品ということは製造物も変態である……脳裏をよぎった可能性に、背筋が粟立った。
「守りに回って耐え切る依頼で助かったっスね。倒せって言われたらちょっと、遠慮したいっス」
 葵も敵のえげつなさを十分に認識したらしく、顔が青ざめる。製作者が変態ということは想像できても、どんな性癖持ちか、が明らかではない。つまりが――。
 と、彼らが危機感を覚えた時にはもう遅い。葵の胸元を、巨像の両目から放たれた光が通過する。一瞬のちに、彼の胸元はきれいに切り取られたかのごとく胸が露出したではないか。
「……ろくでもないね」
 遠巻きに見守っていたミニュイの口から諦めにも似た声が漏れた。『ろくでもない』出来事は続く。
「えっ、ちょっと物理法則無視してませんッスかその脱げ方? 何で落ちないんでスか?!」
 クローネは魔力を練り上げながら、葵の胸元……よりも下、肩口と腹回りとで寸断された彼の着衣を注視した。何がおかしいって、〇首丸見えに横一閃された衣装がずりおちていないのである。
「……『脱がせてない』んじゃないかしら。服はそこに残ってるだけ、とか。だとしたら着替えが無意味になるわね。困ったわ」
「そういうところに注目する前に傷が浅いことを喜ぼう!?」
 冷静な輪廻に、威降が思わずツッコむ。冷静な顔してしげしげと野郎の胸板鑑賞会とか、書いてて喜ぶのは報告書担当だけなので是非省略したい。他意はなさそうだし。
 ……繰り返すが他意は見受けられない。

「やはりアレを作った奴は生粋のHENTAIか」
 アレンツァーがそれを言うとあらゆる意味でキワッキワな発言な気もするがそれはさておき。
 足止めに回ったAチームの状態は、一進一退を繰り広げつつ多くの示唆をBチームへと与えていた。
「今の所、石の剣は多少の攻撃ではビクともしていませんね。硬度が高いのでしょうか」
 冷静にイヴは分析する。至近距離で攻撃をさばきつつ、石の剣でキワい破れ方をしても気にしていない威降の表情は、〇首の光によるものか、と。近親感と興味深さが交錯する。
「ふゥ……っ、素敵、クローネ先輩がんばれっ、がんばれっ☆」
 タントはなぜか熱い吐息を漏らしながらクローネの一挙一動に注目していた。というか体のパーツひとつひとつに注目していた。
 ……彼らに、多くの示唆を。
「厳密には脱がされてない……としても中途半端に切り取られた服は場所によっては使えなくなるね。でも重ね着はどうなるんだろう」
 ミニュイ、部分脱げが加速した葵の姿を他意なくしげしげと眺める。気づいたら本格的にヤバい部分は避けられ、下半身はどこか少年じみた短パンライクなルックスだ。彼の武器がサッカーボールなこともあって時流に乗ってる感がすごいする。

「まだ、まだイケるッス、ヤレると思うッスよ! アタシはまだ戦える!」
「絶対服着たほうがいいと思うっスよね。恥を忘れてるとしても隠し方がスリリングすぎるっス」
 クローネのふっきれた言葉に、彼女以上にキワい葵が待ったをかける。体の隠し方がどこか扇情的になっている様子を見るに、羞恥心の脱がされ方がエグいことが窺える。脱がせるどころか露出狂に目覚めさせてないかアレ。
「皆、ここは耐えるところじゃない! 交代しよう! 今すぐ!」
 威降が危機感とともにチーム交代を提案し、なんとか聞き入れられる。全員の布面積が危険だが、その分……相当、耐えた。
 Bチームはすかさず前進し、アレンツァーが巨像にぴたりと張り付き、前進させまいと身構える。加速した視界の中で、鈍重でもなお、巨像の剣さばきは正確にその姿を捉えていく……本当に、なんでそういうとこだけ真面目に戦闘仕様なのだろうか。

●恥だけで生きられると思うな
「ぜぜぜ全然恥ずかしくないですわよオホホホ! タント様の高貴な体に恥ずかしいところなどありませんのよー!」
 タント、覚悟の仁王立ち。しかし巨像の股間から放たれたγの光を受けた姿から着衣は消え、足は頂点に達しようとする羞恥心でガクガクである。その麗しき金髪が短かったら、と想像すると本当に危なかった。
「恥ずかしくないのは分かったけど隠そうよ、さすがに髪で隠れていても大事なところが見えると困るんじゃないかな」
 ミニュイは無理に混ぜっ返したりせず、淡々と巨像へと攻撃を繰り返す。超常の炎に可燃性という概念はないらしく、巨像の姿は炎に包まれ、わずかながらも痛手を与えることに成功する。いかなる原理でか、炎と干渉せずにその足元に張った氷は巨像の動きから精彩を奪い、アレンツァーとの剣戟において明確な不利を被っている、ように見えた。
「でも、足元を吹き飛ばしても立て直しが早いですね。炎と氷もそう長続きしないでやがりますし……全く効果がないわけじゃないのは、重要です」
 イヴはタントの姿をどこか羨ましげに視界に収めつつ、重火器で巨像の足元を狙い続ける。だが、姿勢制御能力が極めて高いらしく、動きが鈍る様子がない。むしろ、崩れた足場から重心を移動させつつ剣を振るっても、いささかも動きが鈍らない点に驚くべきか。
 ところでタントはこんな有様だが、適宜なんかドチャクソ格好いいポーズを繰り返して光を振りまき、アレンツァーの治療に尽力しているという恐ろしい現状を見ていただきたい。
 先程タントに見られる側だったクローネは、心底相手が心配でたまらないというふうな視線を向けていた。つとめて胸元と股間から視線を切りながら。

「……私のギフトは、アレに効いていなかったわね?」
「大丈夫、だと思うっスけど。肌出しすぎると風邪ひくっスよ」
 遠巻きに戦線復帰の準備を進める輪廻は、確認するように周囲に問う。応じた葵が知る限りでは、脱衣前後で大きく彼女への攻勢が強まったり、光が増量したりはしていなかったように、思う。野郎2人の心拍数が跳ね上がらなかったのは、ひとえに彼女に視線を向ける余裕なんぞ彼らにはビタイチなかったからだ。
 ……多分。

「この炎と氷が特殊なのか、どうなのか……わからないけど、少なくとも温度差で壊れてくれるほどヤワじゃないのかな」
 ミニュイは攻勢から守りに切り替えつつ、巨像を注視する。すでに消えた炎と、氷の鎖の巻き付いた跡が弱っている様子はない。超常の能力は、物理法則のそれを無視するということか、巨像の状態異常に対する耐性が際立っていたのか。少なくとも、この相手に物理法則は期待してはいけないということ。
 翼を広げ、羽毛に包まれた四肢を惜しげもなく晒す彼女に気負う姿は見られない。概ねご想像どおりだが、巨像の〇首から発せられたβの光は十二分にその羞恥心に影響を与えているようだ。……そもそも、多少脱がされても問題ない姿なんだけれども。
「指を狙えば攻撃精度を下げられるかと思いましたが、そうでもねーでやがりますね……ホラ、こっち向きやがれなのです。向いてほしくないですけど」
 イヴは巨像の指関節を狙い、再度部位破壊ができないかと試みる。石の剣はだいぶ切っ先に刃こぼれが目立ち、威力は落ちているのがわかる。だが、その肉体部分は材質の違いでもあるのか、ビクともしない。
 そしてイヴ自身は気づいていないのだが。実は、射撃を繰り返すなかでどこか不自然な射撃姿勢になっているのがおわかり頂けるだろうか。具体的には、全裸になった己を隠すように立ち回っているのである。当然確度を変えると丸見えになるため無意味なのだが、もともと希薄な羞恥心ではそこまで気が回らないらしい。
「もういい、被害が被害だから俺達がもう一度前に出るよ! タントさんは隠して! イヴさんもちゃんと隠して! 着替えは! あるから!!!」
 威降の叫びには必死さがありありと感じられた。なんでそんなことで叫ぶハメになってるんだろう、という疑問は脇におく。
 ある意味恥と羞恥心を捨てたBチームの奮戦もあり、時間はだいぶ経過している。あと一息、立て直したAチームが踏ん張れば……ヤツは止まる。
 覚悟を決めた面々が前に出るのと気を同じくして、再度〇首からの光を受けたイヴが全裸のまま歌いながらスキップして戦線離脱するサマはもう涙なくしては語れない。

 果たして、彼らは巨像を押し止めることに成功し、驚くべきことに肉体的な負傷率は後遺症がある者がゼロですらあった、のだが。
 彼らの精神的、社会的負傷にまでは関知できないのが嘆かわしい限りである。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 覚悟がキマってる人達が一丸となって頑張るとこうなるんだなあ、というのと。
 非破壊系エネミーだから色々試してるなあ面白いなあ、とかいうのと。
 個人間の感情のゆらぎを書いているのが楽しかったっていうのと。
 あと、OPで伏せ字なしで書いたものになんで今さら伏せ字を入れているのかわからなくなった自分を冷静に観察していたのとで、割とすっごく難産でしたが楽しかったです。

 N.U.G.E.は『数年は』動きません。来年は、っていうかその次も多分動き出さないよ。

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