PandoraPartyProject

シナリオ詳細

ふぁんたすてぃっく・ぞんび・あくしょん

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング



 大量の ゾンビが 現れた!


「ゾンビが出てきたんだよね」
 ゾンビ。腐った死体がうごうごとまるで生き返ったかのように動き出す存在。
 脳まで腐っている事が多く、単調な動きをするものから、特殊な能力を身に着けているケースまで存在する。
 眉根を寄せたまま、『勿忘草』雨(p3n000030)ははいとタブレットをイレギュラーズへと見せた。一応、そういう死体系が苦手なヒトは見ないでねと付け添えて。
 映っているのは、まあ確かにゾンビだ。見るからにボロボロな服を纏って、腐敗した身体はどこかしら欠けている。足が存在せずに這っているものも見受けられた。
 それはいい。
「多いよねえ」
 そう、数が多いのだ。
 目撃されたのは街外れにある廃教会がある場所だという。
 近くにはとうに忘れ去られた墓場があり、別の場所に移す際に親族がいない者たちは置いて行かれたのだろう。まさかこんなことになるとは想像も出来なかったに違いない。
 また、ゾンビと一概に括れど、中には犬や猫、パカダクラなどの動物類も紛れている。植物に寄生されたような外見の熊や、肥大化した蛇等も見えることから、付近で死んだ野生動物もいるようだ。
 全て数えて――大体、200ぐらいだろうか。
「一人25体程度。一体一体は弱いから、時間はかかるだろうけれど大丈夫だと思う」
 到着する頃には大半がうごめいてはいるが、かなり広範囲に広がっているようなので一度にすべての敵と相対するようなピンチにはならないようだ。
 どうしてこんなことになっているのかは定かではないが、統制がとれていないことからどこかの組織の仕業ではないことは明らかである。夏の怪奇につられて起こった単発的なものだろう。
「とにかく、動かなくなればオッケー。ココを狙うと良いかもね」
 自身の頭を指差しながら、雨は軽く宣う。
 元は生きていたものとはいえ、既に死んでからかなりの時間が経過しているものと思われる。気になるようであれば、終わった後に埋葬してあげると良いだろう。
 もうすでに自分の意思を持たぬものたちだ。遠慮はいらない。

GMコメント

祈雨と書きまして、キウと申します。
ホラーは苦手ですが折角夏なのでそれっぽい感じのものを。
といいつつ、アクション系です。

●成功条件
出来る限り多くのゾンビの撃破
確認されている数の8割以上撃破で成功です。

●場所
現在は使われていない寂れた教会と、その横に併設されている墓地です。
元々は墓が並んでいたであろう墓地は、墓石の数が減り、ところどころに見える程度でほとんど平地になっています。
立地面で交通の便が悪く、現在は使われていない事が確認されています。人気はありません。

●敵情報
ゾンビ
人型のものから動物型のものまで様々です。
一体一体はかなり弱く、いわゆる「質より量」タイプの敵です。
一度に複数体相手をしてもアドバンテージはありますが、あまりに多すぎると大変なので気を付けましょう。
攻撃はひっかく、たたきつける、からみつく、かみつくなどなど、単純なものばかりです。腐臭はすごいです。

  • ふぁんたすてぃっく・ぞんび・あくしょん完了
  • GM名祈雨
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年08月23日 20時45分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

亘理 義弘(p3p000398)
侠骨の拳
ウェール=ナイトボート(p3p000561)
永炎勇狼
ジョゼ・マルドゥ(p3p000624)
ノベルギャザラー
黒星 一晃(p3p004679)
黒一閃
ケイティ・アーリフェルド(p3p004901)
トラッパーガール
フルート(p3p005162)
壊れた楽器
鞍馬天狗(p3p006226)
第二十四代目天狗棟梁
Melting・Emma・Love(p3p006309)
溶融する普遍的な愛

リプレイ


 道とも言えぬ道を往き、イレギュラーズは件の廃教会へと足を向けた。
「うっ……臭いですわ」
 スプンナを手にした『トラップ令嬢』ケイティ・アーリフェルド(p3p004901)は漂ってくる腐臭に眉根を寄せた。
 骨だけのスケルトンならまだしも、と悪態をついてみても鼻の曲がるような臭いは軽減されない。
 浮かない表情をしていないのはケイティに限らず、『壊れた楽器』フルート(p3p005162)もまた鼻を抑えて苦い顔。
「こういう時に鼻がいいっていうのは損だね……」
 手で押さえても感じられてしまう腐臭は相当なダメージだ。攻撃を受けていないのに体力が減っていく気がする。
「見つけて貰いたくて這い出てきちゃったのかなぁ?」
 さくさくと青草を踏みながら進む先、広がる墓地はなにやらうようよした物体が見える事は置いといて、もうずっと手入れがなされていない墓石が点々と見える。
「死者が忘れられたくないから起き上がったという感じがするな……」
 自分もその気持ちよく分かるななんて頷きながら、『迷い込んだ狼と時計』ウェール=ナイトボート(p3p000561)は自身の息子の事へ思いを馳せる。
 脳裏をよぎった懐かしい笑みにきゅっと胸が締め付けられるようだ。
「あとはまあ、これだけのゾンビが出てくるのは、誰かの思惑かって勘繰っちまうよな」
 周囲を見渡し、一先ずの安全を確認した『任侠』亘理 義弘(p3p000398)は教会の外壁に触れる。
 軽く叩いてみるがすぐに崩れるようなものではなさそうだ。
「あー、この国マジでアンデッド多いよなー」
 同意を示す『ノベルギャザラー』ジョゼ・マルドゥ(p3p000624)は御幣を振るような動作で愛用の剣を振ってみる。
 はらりと落ちる花びらは風に攫われていった。
「もう司祭とか総出でお祓いして……や、物理的に食われて死んじゃうか」
 ジョゼの言う通りだ。こうしてイレギュラーズが頼られたのにも理由がある。
 もぞり、視界の端に蠢く肉塊に意志があるようには思えない。
 ただ目についた者を襲うだけの、話し合いなど聞かぬ敵。
「執着も何もなく生きるのは哀れでしかないな」
 『墨染鴉』黒星 一晃(p3p004679)がゾンビを見つめる瞳は他の皆とはまた違う感情が籠っているようにも見えた。
 死した者なれど、似て非なる存在。
「死者が相手なら特に遠慮はいらないかな?」
 『溶融する普遍的な愛』Melting・Emma・Love(p3p006309)はゾンビ達を愛する為に武器を手にする。
 博愛からはたとえどんな者でも逃れられない。
 朽ちかけた教会の扉を見つけた『第二十四代目天狗棟梁』鞍馬天狗(p3p006226)は仲間へと声をかけ、引手に手をかけた。
「さて、厄介なアヤカシは早速掃除してくれよう」
 ギィと鈍い音を立て、かくして扉は開かれる。


 まず目に入ったのは欠けた天使の像だった。
 元は清涼な空間であっただろう教会内は、今や腐臭満ちる堕界となっていた。
 ぞるり、折れた翼に尻尾を絡ませ顔を見せたのは濁った光を宿した蛇だ。所々鱗が剥げているのが窺える。
「ここのヌシって訳か」
 義弘は指を鳴らすと口の端に僅か笑みを残す。今、自分たちが為すべき事はこのゾンビ共をぶん殴って始末するのみ。
 視線だけを動かし、周囲にいる敵をざっと確認すれば、大蛇へと目を向けた。一番厄介な奴がこいつだろう。
「頭狙いでスムーズに行きたいとこだけど」
 幻影のジャカランダを構えたジョゼはにまりと懐っこい顔を見せコインを弾き、次の瞬間には大蛇へと飛びかかる。
 先手必勝。特に厄介になるだろう敵へと接近する途中、呻きながら手を伸ばすゾンビを避け愛剣を振りかざす。
 一閃。
 手ごたえはあったが、イマイチ斬ったという感触が分かりづらい。血が出ないのもあるだろう。
 動く者に反応したか、当の大蛇はダメージをものともせず自身を切り裂いたジョゼへと牙を剥け反撃に出る。
「やば」
「奴らは死にぞこないだからな、油断は禁物だ」
 意識が逸れた一瞬を狙い、鞍馬天狗が後を継ぐ。ジョゼへと身体を翻した大蛇は反応することなく矢に射抜かれた。遅れてビィンと弓特有の音が鳴り響く。
 元より腐れた身体だ、耐久力などある筈もなく、ぐらり頭が傾けば像に絡みついていた胴体もずり落ちていく。
 ほどなく、大蛇は身体を地に横たえさせた。
 しかし安堵は出来ない。教会内にいるのはなにもこの蛇だけではないのだ。
 生者の気配を感じたか、おぞましい声をあげながら教会外から迫ってきたゾンビを曲刀で往なし叩きつけたウェールは鼻を鳴らす。
「後ろは任せろ、俺がやる」
 追随を許さぬよう素早く扉を締めればコの字を描く引手に曲刀突き刺した。
 閂だ。ウェールは鞘だけを残し、曲刀を引き抜けば耳を澄ませる。挟み撃ちは御免だ。
 扉は鈍い音を立てて軋むが容易に開く気配はない。暫くは乱入の心配は無用というものだろう。
 背後の安全を確認した一晃はウェールに頷き前を見据える。
 自身がすべきことは攻めるのみ。防御は向かない自覚がある。
 ようやく覚醒し始めたゾンビが奇声をあげ襲い掛かってくるところへ自ら迎え撃ち、頭へ掌底を入れる。
 弾けたのは一瞬。淀んだ空気を切り裂いて、白光が視界を彩った。
 状況を理解する間もなく、頭部を失ったゾンビは勢いのままぐらぐらと足を踏み出し頽れた。
「真に眠るがいい、死せる者共」
 動かなくなるゾンビを横目に、一晃は次の獲物を求め踏み込んでいく。
 直後、パラリと降ってきた木屑は注意を促すのに充分だった。
「上だ、気を付けろ!」
 義弘が警戒を促すと同時、空から文字通り落ちてきたのは鳥だ。一般のよりもやや大きいぐらいだろうか、腐った翼ではその体躯を支えきれずに重力に任せMeltingへ突撃してくる。
 鳴き声ともつかぬ音を出しながら落ちる鳥は、1秒、また1秒と時間が経つと共にMeltingに近付く。
「Loveはあなたも愛するの」
 一筋光降る天井へと手を広げたMeltingは、まるで聖母のようにも見えた。
 ぽっ、と小さな火が灯る。
 契機はただの火花だ。しかし瞬く間に咲き誇り、朽ちた鳥を鮮やかな炎が包み込んだ。細めた目の先に映るのは、ただ一枚の羽根。
「ゆっくりと眠ってね」
 ふわりと舞い落ちる羽根を掌に収めたMeltingは静かに目を閉じた。
 各々動き出すゾンビを掃討すること数分、教会内にいたゾンビの数は少な目だったのか、一息つくには充分な空間を確保できた。
 外にはゾンビがまだまだいる事だろう。その拠点とするべく、ケイティ始めイレギュラーズはバリケードの製作にかかる。
 戦っている時よりも上機嫌に見えるケイティは陣地構築の技術を生かし、順調に教会を拠点に仕立て上げていく。
 念入りに入り口付近に山盛りの罠を仕掛けていく様子を眺めつつ、フルートがきょろり辺りを見渡した。
 先程の様に空襲があるかもしれないと警戒をしていたが、飛ぶ系のゾンビは少ないらしかった。翼が朽ちて飛べないとも言えるだろうが。
 音の反響を聞き、常に神経を張り巡らせて敵の在処を探知する。煩わしい音を立てるのはやはり入り口だ。
「扉の前、結構いるみたい」
「ふふん、その為の罠ですわ」
 自信満々のケイティは私に任せなさいとささやかな胸を張る。
「だいじょーぶ。うまくいくよ」
 お墨付きをつけるジョゼの目に映るのは一枚のコイン。先ほど弾いたコインは大蛇の横で表を上に向けていた。
 首を傾げたフルートの前に、ケイティは自慢の罠の設置を終え、閂代わりに鞘を突き刺しておいたウェールへとGOサインを出した。


 どべちゃあ。
 なんだかそんな感じの音がした。
 閂が抜かれ、かかる重さに耐えきれずに開いた扉から溢れたゾンビの真上から降ってきたのは柔らかい餅のような何かだった。
 それは第一陣に直撃し、続くゾンビ達の足元に不動のものとして鎮座する事で足を挫けさせた。
 腐ったゾンビ達がまるで波の如く前を押し寄せては仲間の身体をやや乗り越えて転び動かなくなる。思わずうわっとでも言ってしまいそうな光景ではあったが。
「おーっほっほっほ! 大成功ですわ!」
 自らのトラップが見事成功した光景を前に、ケイティは攻撃するのも忘れ高笑い。憧れた冒険譚の真似事から始めた罠もこうしてきちんと戦法として有用となっていた。
 入り口を取り巻くゾンビを難なく一蹴に伏したイレギュラーズは、上から降ってきたトリモチに触れぬよう注意しながら外へ出る。絡みつかれたゾンビはやがて動くのを諦めた。
 籠った腐臭から解放されたイレギュラーズを迎えたのは、少し薄れた程度の腐臭とかいう地獄だった。うようよと動いている人や動物が見える。
「掘りますわよ!」
 いよいよ、ケイティの本番である。
 穴を掘って掘って掘って掘って掘りまくるのだ。ざくざくと土を掘り返し始めると、ケイティの穴掘りスピードとテンションは段々と上昇してくる。
「おーっほっほっほ!」
 ギフトを発動した彼女を止められる者はいなかった。
「ま、利用させてもらうか」
 呆れたような眼差しを向けた義弘が肩を回して敵を捉える。ゾンビ達もまた、近くの者はイレギュラーズの存在に気付き始めていた。
 接近。敵が動く前に顎を砕く。腹を穿つ。
 近くにケイティが掘った穴があれば、それを利用してゾンビを蹴り落とした。
 義弘は一人当たりに均等に割り振った時の数から逆算して力を調整してゾンビを撃破していく。
 時にはトラップを利用し、時には味方の死角に入り、リスクとスタミナの軽減を考えて行動に移した。
 長期戦では持久力の勝負となる。相手は膨大な数だがこちらは限りがある。開幕からトばしていたら後が保たない。
 溜息を吐き、――直後、背後から迫っていたゾンビの頭を殴りつけた。
「にしても、この墓場、何かあるんじゃないか?」
 ケイティが作り上げた落とし穴に次々と引っかかるゾンビに鞍馬天狗はトドメをさしていく。土の中から出てきた者たちだ、確りと動かぬよう縫い付けておかねば意味がない。
「さあな」
 鞍馬天狗の問いかけの答えを、ここにいる誰もが持ち合わせていない。原因を調査するにしても、専門家ではない彼らの役目ではないだろう。
 遠くの敵は鞍馬天狗が。近くの敵いは一晃が。それぞれ分担してゾンビを始末していった。
 ゾンビもゾンビで、まとまってかかれば勝てるとでも思ったのか、はたまた偶然か、塊になって教会側に陣取る二人へ押し寄せる。
 しかし知能のない行動は、考える力のある生者の前には無力も同然だ。
 重心を落とし刀を鞘に納めた一晃は迫るゾンビの群れを前に冷静に呼吸を整える。次に放たれる一閃は、正確で、それでいて激しく、敵を紫電で焼き尽くした。
「数が多いな」
「……待ってろ」
 仲間の得物を確認したウェールはゾンビの群れの一端へと駆けていく。ゾンビの感知方法にはさまざまあるようだが、大体は音で感知していた。
 声量を調整して、ウェールは吼える。その声に反応した一部がウェールへと押しかけた。
 ウェールの意図を察したフルートはフルファイア・フリークスを構える。
 狙いはウェールが釣ったゾンビの一団が、奥に屯する一団の前に着た瞬間だ。長大な射程と貫通力を持ちあわせる魔弾であれば、一掃することなど容易い。
「まだ、まだだ……」
 狙いを定める十字は未だウェールの顔面を捉える。より多く、より正確に撃ち抜くにはウェールを追いかけるゾンビの群れを一列に並べる必要があった。
 真正面から銃を構えても警戒されない、腐敗した脳で思考能力に欠けるゾンビだからこその戦法だ。
 FF・フリークスの銃声が鳴れば奥のゾンビの集団も気付く事だろう。なるべく多く倒すに越したことはない。
 刻一刻と迫りくるゾンビの群れを一瞥したウェールは、訪れた機会を見逃さなかった。
「やれ!」
 ウェールが吼えるよりも早く、一瞬を捉えたフルートが引き金を引く。
 伏せたウェールの頭上を魔弾が貫き、ゾンビの頭を、胸を、咽喉を、腹を、眼窩を、易々とぶち抜き果ての木々を穿った。
 秘める破砕力は穿った穴から食い破り、ゾンビの動きを縫い止める。
 ほどなく、ぐらついたゾンビの群れは勢いを失い地に伏せた。
「いい腕してるな」
「ありがと」
 背後を振り返ったウェールの賛辞に、フルートはマフラーを引っ張る。見えない口元は弧を描いていた。
「うひー、やっぱ結構キツイなあ」
「Loveが治すね?」
 連戦の疲れを癒すべく、一旦バリケード裏に戻ったジョゼを迎えたのは、同じく休憩に入っていたMeltignだった。
 ジョゼは倒し終えたゾンビの身体をずるずると引き摺り、バリケードの傍へと固めておいた。先ほど教会内で倒したゾンビの身体もここにある。
 正直なところ、触りたくはない。腐れ堕ちた身体は触ったら変な感触がするし、接触するとなるとやはり鼻が曲がってしまいそうな臭いが襲ってくる。
 しかし、まあ、これも元は人だったもの。埋葬するという話であるから、こうして固めておいてるのだ。
 ゾンビを運び終えたジョゼへMeltignが掌を向ければ短い詠唱を唱え、回復を施す。軽い傷も積み重なれば重いものとなっていく。こうして治療することは大事な事だ。
「でもま、そろそろ終いだな。オイラも大分倒したし」
「ええ」
 バリケード越し、残るゾンビ群を蹴散らす仲間の姿を見やる。他に動く姿はもう見えない。代わりに見えるのは穴ぼこの墓場だ。あの中で大半は眠りに落ちたのだろう。


 ダチコーのロアンの手も借りつつ、ジョゼ達は埋葬作業の手伝いに入る。
 大半はケイティの落とし穴を利用して出来る事から、重作業と言う程ではなかった。
 義弘は酒を供え、ウェールは花を添える。ハイになったテンションも落ち着いたケイティも両手を合わせ、黙祷を捧げた。
「来世ではもっと愛してもらえますように」
 Meltingも祈りを言葉にかえ、死者を弔う。
 一晃の手も借り、出来る限りの埋葬を施したフルートは両手を揃え目を閉じた。
 憶えている人達はもういないのかもしれない。それでも、知って貰う事は出来る。
「ゆっくり、眠ってね」
 帰り道は近くの集落に寄ろう。それで、この人達もここで生きてたんだってことを知って貰おう。もう二度と、嘆き這い出る必要がないように。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

プレイングお疲れさまでした。
人生でここまでゾンビって単語を使った事はないぐらいに使いました。もうお腹いっぱいです。
夏の暑さも少しずつ落ち着いてくる頃の納品と思いきや、まだまだ熱波がすごい日々が続いていますね。
ホラー需要はまだありそうな気もしつつ、祈雨からはこれにて終わりです。
ご参加ありがとうございました!

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