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シナリオ詳細

<盈揺籠>ちいさなあなたで

完了

参加者 : 5 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

⚫︎ゆりかごからとびだして

「フクちゃ! フクちゃ! うさぎ、ぴょんぴょん!」
「なぁに? ミオはきょうはうさぎさんのまねっこ?」
 ピンとそろった、おててのおみみ。げんきにはねながらやってきたミオに、ふふっとフクはわらいます。
「ちがう! うさぎ、ぴょんぴょん! にげた!」
 ぶんぶんとくびをふったミオが、えほんをひろげてゆびさしました。
 そこにあるのは、まっしろけなページ。めくっても、めくっても、うさぎなんてみあたりません。
「あら? もしかして、いなくなっちゃったの?」
「いない! いない! うさぎ、おうちのそと!」
 それがほんとうなら、いちだいじです。はやくおいかけなければいけません。
 だって、うさぎはおうもの。ものがたりならば、そういうおやくそくです。
「フクちゃ! フクちゃ!」
「うん、みつけにいこう?」
 からっぽのとりかごのような、まっしろなえほんをもって。
 ポケットには、カラフルなキャンディーをつめこんで。
 そっくりなかおでわらいあったふたりは、かけだしました。

 ——こどもだけで、もりにいってはいけません。
 もりにおわりはないけれど、もしもむこうがわにでてしまったなら、にどとかえってこられないわ——

 おかあさんとのおやくそくは、おおきなおおきなわすれもの。
 きづいたなら、さあ、いそいでおいかけなくっちゃ!



⚫︎あなたのさがしものはなんですか?

「やあやあ、そこのお兄さん! どうかな、ちょっと急ぎの仕事があるんだケド」
 にょっきり。そんな擬音がぴったりな登場をした少年に、『散華閃刀』ルーキス・ファウン(p3p008870)はバンダナの下の眉を僅かに動かす。
「おっと、警戒しなくてもだいじょーぶ☆ そう難しい話じゃあなくてサ! 探しものは逃げたウサギが1匹、それから迷子が2ひ……失礼、ふたりだねぇ。安心安全! ただし出発は早ければ早いほどイイってネ」
 そういうことならば詳しく聞きましょう。ルーキスが促せば、境界案内人・Wächter(ヴェヒター)はにんまり笑顔で頷いた。


 その世界を構成するものはとても単純で幻想的だ。
 大きな家にはたくさんの子供達とたったひとりのおかあさん。
 街に出れば大人の代わりにぬいぐるみや玩具達がお店を開き、せっせと働いている。
 洋菓子店に遊園地、水族館や動物園、何処へ運んで何処から届くのかもわからない郵便局まで、どれもこれも子供達のためのものだ。

 そんなあまくやわらかな庇護の腕の中から転がり出てしまった迷子達を探すのが今回の仕事である。
 みんなで暮らす大きな家から真っ直ぐに道を進めば街へと繋がり、裏手へ回れば深い深い森が広がっている。
 点々と残されたキャンディーを見るに、どうやら件の迷子達は森の方へ向かったらしい。
 浅い部分であればおかあさんと連れ立ってピクニックやお散歩で行くこともあるが、そこから一歩奥に入れば何が待ち受けているのか彼らは知らない。
 それでも、追い掛けるふたりの足が躊躇うことはないだろう——兎が止まらない限りは。

「だから、おかあさんの言う『向こう側』に出ちゃう前にまとめて捕まえようってワケだねぇ」
 開いた童話らしき本の上に手書きの地図をのせ、揃ったメンバーを前に案内人は問う。
「ナイショの冒険の後始末、お願いできるカナ?」

NMコメント

——それはアリスのように、またはチルチル・ミチル、あるいはヘンゼル・グレーテルのように。


この度はリクエストありがとうございました!
シリーズに含めてもOKとのことでしたので、このような形で出させていただきました。
初めてのリクシナ、上手くご要望に添えていたなら幸いです。

OPと以下の説明さえ読めば前作は知らなくとも問題はありません。どうぞ気軽にご参加ください。


⚫︎世界<盈揺籠>
おかあさんとたくさんの子供達のためのふわふわメルヘンランド。
彼らの暮らす大きな家を出ると、お店や遊び場がいくつも並ぶまっすぐな大通り。
そこに本来いるべき大人達の代わりに玩具達が働いています。
今回は反対側の森を探検しましょう。


⚫︎主旨
簡単に言うと幼児化シナリオになります。
「生まれた時から大人でした!」という種族であれ、この世界に立ち入った時点で強制的に人間の幼児サイズ(4、5歳程度)に縮んでいただきます。
今とは違う姿(髪や瞳の色が違うなど)での描写を指定したい方はプレイングに記載してください。

なお、中身はそのままです。縮むのは体のみです。
基本的に普段どおりの能力が発揮できると思って大丈夫ですし、たとえ行動が失敗してもシナリオ的な失敗はありません。
ですので、話す言葉が舌足らずだったり、歩幅が小さかったり、それをメリットとするもデメリットとするのも皆様次第です。
現実逃避して中身ごと退行するのも自由です、一応。

前回までのシナリオを何かしらの形で『知っている』or『知らない』で最初の反応が変わるかと思います。
その辺りも含めて、存分にお子様ライフをお楽しみください。


⚫︎目標
ミオとフク(と兎)を連れて家へ帰る
兎は捕まらなくとも帰れますが、ミオが渋ります
『どの順番で』『どのように』探すか、などを考えると良いかと思います


⚫︎地図

  森森森森森森【畑畑】森…
   森【池】森【畑畑】森…
【家】 森森森森森森森森森…
   森【丘】森森森森森森…
  森森森森森森【小屋】森…


【家】帰る場所、スタートでありゴール
池と丘まではきちんとした道があるが、そこから先は獣道のみ
森は奥に行くほど木の密度が高くなり、薄暗くなっていく
『向こう側』には『何もありません』

【池】子供でも太腿くらいまでの深さ
水は少し冷たいがとても綺麗
住んでいるのはおしゃべりな金魚と鯉
子供達は何度か遊びに来たことがある
始めに、ミオとフクはここで兎の行方を尋ねたり、水遊びをします

【丘】見晴らしがとても良い原っぱ
日向ぼっこに最適な日当たりと風通し
住んでいるのは歌の上手な花と蝶
子供達は何度か遊びに来たことがある
次に、ミオとフクはここで兎の行方を尋ねたり、走り回って探したりします

【畑】兎の好物である人参も育てている野菜畑
働いているのは玩具のロボット・ピコピコ達
子供達とは面識がないが、頼めば協力してくれるかも?

【屋】側に切った木がたくさん積んである小屋
働いているのはぬいぐるみの木こりクマ
子供達とは面識がないが、頼めば協力してくれるかも?


⚫︎おかあさん
みんなのお母さん。たったひとりの大人。
母性・包容力カンスト。みーんな可愛い我が子です。
必殺技は泣く子も眠る子守唄。この世界においてそれに抗える者はいません。
事態に気付いているのかは不明です。

⚫︎ミオ
フクとは双子。感嘆符のほう。
言葉は単語ばかりでやや意図は掴みづらいが、とにかく元気で自由な子。
両手で真っ白になった本を大事そうに抱えています。

⚫︎フク
ミオとは双子。疑問符のほう。
言葉は流暢で、ミオの言いたいこともカバーしてくれるが、流されやすいのんびり屋さん。
ポケットからはキャンディーがぽろぽろ溢れています。

⚫︎兎
喋りもしなければ、立って歩きもしない、赤いベストを着ている以外は普通の白兎。
とてもお腹を空かせているようで、本の中に戻そうとすると嫌がります。

  • <盈揺籠>ちいさなあなたで完了
  • NM名氷雀
  • 種別リクエスト(LN)
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年07月13日 22時05分
  • 参加人数5/5人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 5 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(5人)

鳶島 津々流(p3p000141)
かそけき花霞
武器商人(p3p001107)
闇之雲
ルーキス・ファウン(p3p008870)
蒼光双閃
※参加確定済み※
キルシェ=キルシュ(p3p009805)
光の聖女
皿倉 咲良(p3p009816)
正義の味方

リプレイ

⚫︎ちいさなちいさな作戦会議

 瞼を開ければそこは大きな家の裏庭でした——

「こんなおおきないえに、たくさんのこどもたち。ひとりでおせわをするのは……あれっ?」
 高くそびえる壁を見上げた『行く雲に、流るる水に』鳶島 津々流(p3p000141)は舌足らずな自分に違和感を覚えて手や体を確かめる。わかったのは、ひと回りどころではない変化。
「このせかいでは、ぼくらもこどもに……?どこもかしこも、ちいさいや。ふふ」
「お兄さんたちが小さくなったわ!? あ、ルシェもだわ」
 『リチェと一緒』キルシェ=キルシュ(p3p009805)はちょこちょこと縮んだ手足で動き回る。
「体は……良かった。ルシェこのぐらいの時って、まだお庭に行くのも難しかった頃だもの!」
「自分も幼少時は病弱だったので外で遊んだ記憶があまり無いんですよね……」
 親近感を抱く『散華閃刀』ルーキス・ファウン(p3p008870)も、『正義の味方(自称)』皿倉 咲良(p3p009816)も懐かしさに似た不思議な気持ちで窓に映った自身の姿を見つめている。
「子供のころってあたしこんな感じだったかな?」
 覚えている者もいれば、思い出せない者もいるだろう。それぞれに変化を楽しむ彼らの隣で勝手知ったる『闇之雲』武器商人(p3p001107)は再訪の喜びを唇に乗せる。
「このせかい、おきにいりなんだよね。こどもたちもかわいいし」
「そうでした。ふたごのこをさがさなければ」
 ぽんと手を打った津々流。池に丘、畑、小屋。子供の立ち寄りそうな場所も、兎の好きそうな場所も沢山ある。5つの小さな頭を突き合わせ、それなら効率的に手分けしようと頷き合うのだった。



⚫︎ある日、森の中

 心地好い木漏れ日の小道を、どんな小さな痕跡も見逃さないよう幼子のやわらかな頬をきゅっと引き締めた咲良達がずんずん進む。
「案内人さんが言っていましたね、『キャンディーが点々と残されている』って……」
 地面を注意深く探すルーキスだが、それらしいものは今のところ見当たらない。
「みはらしがいいみたいだし、ここならすぐにみつけられそうかな」
 津々流達が到着した原っぱは、体だけではなく心も子供に戻りそうなぽかぽか陽気に満ちていた。ルーキスは思わず天辺まで一直線だ。
「子供の姿で外を駆け回るのはとても新鮮で楽しいですね。あ、仕事はちゃんとしますので!」
 ぐるりと端から端まで見通せる丘の上、子供どころか兎だって隠れられないと追いかけてきた津々流も一緒に探す。しかしあるのはたっぷりのお日様と風を浴びて揺れる花々くらいだ。あの子達かな、と咲良がそこへ向かって問いかける。
「こんにちは! えっと、ミオとフクを見てないかな?」
『こんちには♪ きょうもまた♪ あかるいえがお♪』
『こどもたち♪ きょうはまだ♪ あなたたちだけ♪』
 チューリップやたんぽぽが声を揃えて歌う。
『うさぎははねた♪ どんどんはねた♪ うさぎはきえた♪ おくまできえた♪』
 子供の掌よりも小さな蝶が丘の向こうを示して舞う。お礼を述べた3人は次なる目的地へ出発した。

「わあ、きこりのクマさんだ。とってもおおきいなあ」
 本物よりも大きなぬいぐるみがせっせと木材を積んでいる様子に感嘆を漏らす津々流。
 こんにちは、と双子の所在を臆することなく確認する咲良に、作業の手を止めたクマは首を振って答える。続いて兎の行方を尋ねれば今度は首を傾げてしまった。
「見つけないと悲しんじゃう子がいるから、助けてくれないかな?」
「もちろんタダでとは言いません。お仕事をお手伝いしますよ!」
 咲良とルーキスの申し出にはブンブンと首も手も使ってNOを表す。確かにこの体では薪を運ぶのもひと苦労だけれど、と困惑する3人に彼が慌ててジェスチャーを始めた。
「……もしかして、対価は要らない?」
 咲良の直感にクマは何度も頷く。両手の大きなバッテンは『子供は働かなくて良い』の意だったようだ。兎がいそうな場所を訊けば少し考えてから小屋の裏手に回り込み、ちょいちょいと手招いた。青々と香る刈られた草の山。そこですやすや眠るのは——
「——あかいべすとの、しろうさぎ」
 おたずね兎の特徴とぴったり合う暢気な寝相に気が抜けつつ津々流は頼んでみる。
「ボクらだけじゃ、にげられてしまいそう。なにかいいほうほうをしらないかなあ」
 大きな助っ人は跳ねる真似をしてから小屋を指し示す。
「逃げ出したら中に追い込んじゃおうってことかな」
 すかさず咲良が通訳すれば嬉しそうに首を縦に振った。そうと決まれば捕獲作戦、開始である。

 ウサギさん、ウサギさん。そろそろ絵本に帰ろうよ、と優しく揺らす咲良。まずは交渉をと考えたのだ。しかし寝惚け眼が彼女の顔を見た瞬間、イヤイヤと全身で拒絶して駆け出した。交渉決裂だ。
「にがしませんよ」
 森へ飛び込もうとするのを阻む津々流。兎は身軽にひと蹴りで回り込む。
「どうあっても森の奥へ行きたいようですが!」
 ルーキスは刀の鞘を構えて茂みから飛び出した。あくまで威嚇だが、驚いてUターンする兎が次に向かうのは小屋の表側。
「今よ!」
 そこで待機していたクマが、がおーっと両腕を振り上げて脅かしてみせれば、ぴょんと方向転換した兎が逃げ込んだのは狙い通りの小屋の出入り口。パタンと閉まるドアの音が作戦完了の合図だった。
 さて、と即席の兎籠になった小屋を見ながらルーキスが言った。
「森にも詳しいだろう貴方には、もうひとつお願いしたいことがあります」



⚫︎Hi-ho the dairy-oh,

 時間を少し遡る。
「ちょっとしたぼうけんは、たまにはスパイスになっていいけれど」
 今度はどんなことを知れるんだろうね。銀髪越しに木立を見上げる武器商人とは対照的に、進むほどに濃くなる陰にキルシェが心配そうに辺りを見回す。
「こっちにいると良いけど……あ、キャンディ! 二人がこの近くに来た証拠ね!」
 ピンク、オレンジ、エメラルドグリーン——暗い色の土の上にカラフルな包み紙が道標のように続いていた。それを辿って真っ直ぐに池までやってきたキルシェは、わあ、と澄んだ水面を覗き込む。
「こらこらあぶないよ、キルシェ。キミまでまいごになってしまう」
 くすくすと愉快げに忠告する武器商人に元気な返事を返し、視界を横切る影に声をかける。
「お魚さん! ミオちゃんとフクちゃんと、ウサギさん知りませんか! あ、ルシェはキルシェです!」
 勢い込んでひと息で自己紹介まですると、鯉と金魚がパシャパシャと水を遊ばせて歓迎してくれた。
『いらっしゃい。貴方も兎を探しているの?』
『ここにはいないって言ったらふたりともびゅーんって!』
 水中をぐるぐる走って追いかけっこを始める魚達。
 ルシェ達も急がなきゃ。駆け出す背中から数歩遅れた武器商人がぽつりと呟く。
「むこうがわって、どんなとこなんだろねぇ」
『終わりの無い森の『向こう側』には、後にも先にも『何も無い』のです。『無くなってしまう』のです』
 あれだけあった波紋が消え、鏡面のような凪を隔てて鯉の真摯な黒い瞳が告げる。——だからどうぞ、お気をつけて。

「すみませーん! お野菜分けて下さーい!」
 トマトにキャベツ、大根と季節を無視して野菜が実る畑にキルシェの声が響き渡ると、小さなロボット達が集まってくる。人参が必要であることを一から説明し、兎が迷い込まなかったかと尋ねた武器商人に彼らはブーッブーッとアラート音で否と答えた。
「後はね、本を持った子と、キャンディ持った子!」
 ピピッピピッ。ロボット1体がまるで『ついて来い』と言うように鳴り、ふたりは彼に従うことにした。
 見渡す限りの野菜。キルシェは愛モルのリェルカーレを思い出しつつ、自分達の腰程度しかないロボットに連れられて畑の中を進んでいく。辿り着いた人参畑には収穫真っ最中のロボット達と幼子がふたり。
「ミオとフクだね。ようやくおいついた」
「一緒にウサギを探しましょ!」
「うさぎ、すき! にんじん! ほら!」
「これなら、おみやげにいいでしょう?」
 泥のついた人参を掲げた双子に、武器商人とキルシェはほっとひと息吐いたのだった。

 双子曰く、好物である人参があれば兎も出てくるだろうと、ついでにロボット達にも探すのを手伝ってもらっていたらしい。しかし残念ながらロボット達のリーダーが先程、兎の不在を報告しに来たばかり。
 一度戻って合流した方が良さそうだ。そう考えた武器商人の側、森の境目の木々がガサゴソ揺れ、のっそりと現れたのは大きなクマ。驚いて身構える一同に後から飛び出してきた子供が待ったをかけた。
「彼は小屋の木こりクマさんです!」
 そう、子供——ルーキスは畑までの森を抜ける最短ルートの案内をお願いしたのだ。そして大事な報告を付け加える。兎はこちらで確保しました、と。



⚫︎烏、なぜ啼くの

 そろそろ帰ろうか。4人と2人、それから人参でお腹をぱんぱんに膨らました兎。抱えるミオも、家に着いたら戻ると約束した本を待つフクも、お揃いの満足げな顔だ。
「ミオはうさぎがすきなんだねぇ」
 武器商人はミオが転ばないよう隣を歩きながらお喋りする。
「うん! フクちゃ! みんな、キャンディー、こっそり!」
「あら? ふふふ、それじゃあおかあさんにはナイショよ?」
 フクがポケットの中から取り出せば、キルシェと武器商人も道すがら拾い集めたキャンディーを差し出した。
「帰ったらおかあさんにごめんなさいして、いっぱい甘えようね!」
「最近ねぇ、我(アタシ)にもお家が出来たんだ。安心するよね」
 思い思いの色を頬張って子供達は家を目指す。誰も彼もゆっくりとした足取りだったのは疲れだけではなく、きっと、この冒険の終わりが名残惜しかったからに違いない。

成否

成功

状態異常

なし

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