シナリオ詳細
STEEL CHASE 怒りのドーナツロード
オープニング
●
カーステレオから流れる重厚なドラム音。やがて重なるギターとボーカルシャウトが彩るように――ここは鉄帝南の荒野。高い太陽と舞い上がる砂埃。遙か遠くに傾く古代遺跡と石の柱をよそにして、オリーブ色のオフロード車が猛スピードで走って行く。
狙うは前方、改造軽トラック。
ブルーシートに覆われた荷台をにらみつけると、リコシェット (p3p007871)は思い切りアクセルを踏み込んだ。
後部座席から窓を開け、ルーフパネルを掴んで身体を乗り出すエッダ・フロールリジ (p3p006270)。
「積荷を盗まれるなんて運び屋失格なのです」
「しょーがねーだろ! 仲介屋からしてグルだったんだよ。あんなの回避不能だろ!」
助手席で腕組みしていたクリスティーナ・フォン・ヴァイセンブルク (p3p007997)が『そろそろ出番ですかね』とばかりに腕を解く。
「ともあれ、鉄帝軍人が幻想貴族に積荷をパクられたなんてとんだ恥よ。取り返しましょ」
「トーゼン!」
ハンドルを握りしめ、リコシェットは歯がみしながら前のめりになる。
「運び屋ってのは、パクられてからが本領なんだよ! 奪い返して届けてこそプロってもんだ!」
混沌世界には『スイーツギャング』なる言葉がある。
響きだけではピンとこないが高値のつくものには悪意がつきまとい、時として暴力がついてくる。グルメな幻想貴族が世界各地のスイーツを、その『手間賃』を惜しまず手に入れようとするがために、業界でもトップクラスのパティシエたちは時としてそうしたギャングに狙われるのだ。
鉄帝で活躍する世紀末系パティシエことモヒカン・ドーナツのてがけた『王冠ドーナツ』もそのひとつである。
年に一度しか作られないというそのスイーツには激しいプレミア価値がつき、サッカーボール代わりにしても中身が乱れず半年は保存状態を保つという過剰なまでの梱包ボックスよって守られたそれは、運送中のスリ置き引き強盗略奪その他諸々に晒された。
リコシェットがこたび引き受けた運送仕事もそのひとつ。
さる鉄帝軍人が妻への結婚記念日にと贈る筈だった王冠ドーナツが、悪しき策略によって幻想貴族の抱えた別の運び屋によって奪われてしまったのである。
が、リコシェットの言うとおり運び屋は奪われてからが本領。
ただ持って運ぶだけなら誰でも出来る。奪われても奪い返せるから『運び屋』なのだ!
――以上、本日ハジけるための大義名分である。
「オラァ! 私から積荷をパクったなら――覚悟はできてんだろうなァ!」
「メッタメタにしてあげるわ! 飛ばしてリコシェット!」
前方の軽トラックへ徐々に追いつくオフロード車。
さすがに逃げ切れないと察したのか、トラックのブルーシートが外され天に舞う。内から姿を見せたのは屈強な幻想ソルジャーであった。
「こっちもプロなんでな。荷物は諦めな!」
銃を抜くソルジャー。
助手席から逆上がりめいた動きで器用にフールパネルに飛び乗るクリスティーナ。
同じくルーフへ乗ったエッダが肘部からジェット噴射をかけながらクリスティーナを抱えてジャンプ。オフロード車を銃弾がはねるその間、軽トラックの荷台へとパンチと共に着地した。
「ならばそちらは、車を諦めるであります」
爆発横転する軽トラック。
その横を猛烈に駆け抜けるオフロード車。助手席へと滑り込んで戻ったクリスティーナは、更に先を走る一台のジープと数台のバイクを指さした。
「さっきのは雑魚。こっからが本番よ。スピード上げて!」
「全員ぶちのめして、『王冠ドーナツ』を取り返すでありますよ」
- STEEL CHASE 怒りのドーナツロード完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別リクエスト
- 難易度-
- 冒険終了日時2021年06月16日 22時05分
- 参加人数6/6人
- 相談8日
- 参加費150RC
参加者 : 6 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(6人)
リプレイ
●車輪疾走
回転する車輪。オフロードタイヤ。上がる粉塵を突き抜けて進むブラックカラーの車体には牛の角飾り。荒事に備えた装甲パネルが鈍く光り、車体の天井部分を展開させていく。
『跳兎』リコシェット(p3p007871)の愛機、グスタフMk-IIである。
「幻想貴族の手練手管も恐ろしい。次からは、もっと信頼できる相手を探さないとな……ったく」
ギアレバーを操作し、アクセルを強く踏み込む。
すると前方に見える無数のオフロードバイクやジープたちの群れへと迫っていった。
「だが、必ず届けるから、運び屋なんだ。
スイーツギャングでも幻想貴族でも、その一線は絶対に譲ってやるもんか!
仲介は信用ならなかったけど、今度の仲間はひと味もふた味も違う!」
頼むぞ! と叫ぶリコシェットの呼びかけに応え立ち上がる『フロイライン・ファウスト』エッダ・フロールリジ(p3p006270)。
お土産用の紙箱を開いて苺チョコレートのコーティングされたドーナツを取り上げると、はむはむとかじりついて最後のひとかけを頬張った。
ごくんと飲み込み、両手で輪をつくる。
「ドーナツを讃えよ!」
それを頭上に掲げると、フォーンという音と共にエッダの両腕が光り、肘部分にぱっかんとスラスターが開いた。
「えっ、なあにそれ!? 新機能なの!?」
まるっこいのが連なったドーナツとお砂糖コーティングのドーナツを両手に持ってはむはむしていた『ミルキィマジック』ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)が二度見で見上げる。
「自分でも知らない機能がたまにこうして生えるのであります」
「あ、わかるー。お菓子作ってるとたまに偶然すごいの出来るよねー☆」
にこにこするミルキィ。助手席で拳銃のセーフティを外してた『成果を伝う者』クリスティーナ・フォン・ヴァイセンブルク(p3p007997)が『そんなことある?』て顔をしていたが、イレギュラーズってたまに意味わかんない奇跡を起こすのでそういうものかなあとスルーしてみた。銃を握ったまま、グリップ部分の先端でくいっと眼鏡を押し上げて位置を直す。
「鉄帝スイーツのために頑張らないと、そういえば私そこの味知らないんですよねー。今度デートとか誘って行きましょうか?」
「王冠ドーナツは有名だもんね! すっごく高くて予約しても半年待ちだけど!」
けど今日はスイーツのためだからがんばるよ! とミルキィは力こぶを作って見せた。
走っているのはなにもリコシェットの車だけではない。
作戦に合流した『ドーナツに穴を開けるのは私です』江野 樹里(p3p000692)の愛車こと『受理馬車』が併走を始めた。
「某おウマさん育成ゲーで育て上げた私の愛馬が唸りを上げますよ」
キリッと目を光らせる樹里。その横では、『Meteora Barista』モカ・ビアンキーニ(p3p007999)が軍馬に跨がり力強く加速をかけていた。
再現性東京都市競馬のダート王の近親……らしい。だーとおうってなんだろう。えらいひとかな。
「再現性首都高ミッドナイトバトルでオンロードは制した。オフロードも制してやるさ」
そんな彼女たちを迎え撃つのはスイーツギャングたち。
トゲだらけのオフロードバイクに『まかろん』とか『たぴおか』とか書いた男達が振り返り、中指と小指をたてる伝統的スイーツギャングサインを出してきた。
「おめーらに渡すスイーツはねえよ!」
「帰ってするめでも喰ってな!」
「――いいや」
モカは馬に鞭をかけ、樹里は馬車両側面の魔法杖を噴射させ、そしてリコシェットはアクセルを強く踏み込んで加速する。
「帰るのはアンタらだ、でもって、アンタらがこれから喰うのは土だ!」
●
弾幕。吹き抜ける風と鉛玉。砂の混じった空気を、ミルキィは腕の一振りで砂糖とホイップクリームに変えた。
「それじゃあいくよー! スイーツギャングには、スイーツ☆ストライク!」
突き出した指。空中に沢山生み出されたマカロンやドーナツやシュークリームたちがホーミング軌道を描いて一斉に前方のオフロードバイクへと殺到。
迎撃しようとサブマシンガンを乱射するスイーツギャングだが、それを打ち破ってバイクを爆発させた。
打ち込まれたスイーツはスタッフがこのあと美味しく頂きましたし爆発したスイーツギャングが美味しく頂きました。
目をバッテンにしてのびてるスイーツギャングを追い抜いて、エッダはオープンスタイルになったグスタフMk-IIの後部座席で立ち上がった。
「走る車と前方車両。なんとしても前の車に飛び移ってボンネットをぶち抜きたい。そんなことありますよね」
懐に手を入れるエッダ。
「そんなあなたにオススメの商品がこちらであります。まららっぱらー」
ドーピングドーナツ~。
エッダはドーナツをもふもふ素早く頬張ると、超合金ロボポーズというかダブルバイセップスポーズをとりながらジャンプ。肘から噴射した謎ジェットで飛び上がると、そのまま前方車両へと突っ込んでいった。
「ドーナツぱわーでとうとうジェットも生えた! なんか自分ときどき自分でも知らないギミックが生えてくるでありますね!」
ウラーと言いながらたたき込んだロケットエッダパンチが前方車両のボンネットをドーナツにした。乗っていたスイーツギャングたちは『わぁいドーナツ!』て黄色い声をあげたけどどう見ても現実逃避のそれだった。だって爆発四散したし。
「お前もどーなつにしてやろうか」
樹里がステッキをくるくるまわしながら馬車を加速。車体両側面に配置された魔法杖弐品受理型が同時に受理力を噴射。RC最大加速でリクエストブーストした馬車が猛烈に加速するのだ。いま頭に浮かんだ神の啓示をそのまま書いたけどどういう理屈で加速してるんだろうこれ。だって馬車である以上速度の元って馬じゃん?
「ヒヒィン!(リクエストが受理されました)」
目を輝かせて四倍の速度で走る馬。その上に両足立ちした樹里は回したステッキをビッとスイーツギャングのバイクたちへ突きつけると。
「その図体にでっかい穴を開けられたら私、モヒカン様に弟子入りして魔砲少女系どーなつ師になるんです」
必要の無いフラグを立ててから魔法を発射した。
『受理あれかし』の祈りと共に膨大なエネルギーが虹色のラインを描き、『みずゆか祈願』と書かれた虹がスイーツギャングたちのバイクを三台まとめて貫いていく。
「ぬおおおっギャング舐めんな!」
急ハンドルをきって光線を回避するスイーツギャング。鉄仮面をつけたギャングは火炎放射器を取り出すと樹里めがけて突きつけた。
「ハッ、木製の馬車に火炎放射器は天敵……」
「案ずるな」
大外から回り込んで併走してきたモカ。いま全然関係ないこというけどモカビアンキーニって地方競馬にいそうな名前ですね。
「なっ、いつの間に!」
「馬ごと闇に紛れたのだ。ステルス走行だよ」
「いやそうはならんやろ」
真顔になった鉄仮面。が、気付かないうちに近づいたのはもはや事実である。モカが馬上で立ち上がり跳躍。ムーンサルトジャンプで鉄仮面へと飛びかかったのもことも。
「斬神――」
真空を蹴って繰り出すムーンサルトキックは鉄仮面を左右真っ二つに斬るに充分であった。
「真空脚」
グオーといって転落していくスイーツギャングと滑りながら回転するバイク。モカはそれを足場にして飛び退くと、走る馬へと再騎乗した。
「さぁて、トドメといこうかしら」
クリスティーナは指を搦めてくんだ両手を頭上たかくにして伸びをすると、小指から順に波打つように手を握って開く。
「リコシェット、交替」
「オーケー」
運転中であるにも関わらずアクセルから足を抜き、座席に立って車両後方へと飛び退くリコシェット。助手席からハンドルを握ったクリスティーナは器用に座席を移ると流れるようにギアチェンジ。帽子をしっかり被り直し、銃撃しながら併走してくるスイーツギャングのジープに車両を思い切り叩きつけた。
「私達に手を出した事があやまりだったと芯にくるまで、しっかりたたき込んであげようねー」
勢いのいいタックルによって横転する相手車両。
「奪われたら奪い返す! 行くぞ! グスタフのエンジンをぶん回せ!」
一方車両後方へと飛び移っていたリコシェットは備え付けの機銃を引っ張り出して固定。折りたたみ式のシートを開くと、小さな銃座を作って前方車両へと打ちまくった。
「『揺れる』ぞ――口は閉じてろ! 舌を噛むなよ!」
急加速しぴったりと後方を『維持』する車両ととにかく前方にしっかりと狙いを定めて打ちまくる銃座という、クリスティーナとリコシェットの技術と信頼が成せる合わせ技である。
爆発したジープを追い抜き、回転しながら飛んだボックスをミルキィがキャッチ。
箱を覗きこむ。
「これが王冠ドーナツ! 色々なスイーツを見てきたけど、こんなに美味しそうなドーナツは初めてみたよ! ……って、半分しかない!」
「なるほどなるほど……」
ハンドルを握っていたクリスティーナが片眉を上げた。
運転席にベルト固定されていた望遠鏡をはずして覗き込むと、ずっと前方にとまっていトラックが動き出すのが見えた。
どうやら保険をかけて半分は既に確保していたらしい。
「にがすかっ」
思い切りアクセルを踏み込んで更に加速。
トラックはその一部を展開して顔面白塗りのスイーツギャングたちを次々に出撃させると、コンテナ上から次々と槍を発射した。
「そうそう当たんないのよ、こういうのは!」
クリスティーナは自慢のハンドルさばきで蛇行――と呼ぶにはあまりにも複雑怪奇な軌道を描き槍をかわすと、トラック側面へと車両を並ばせる。運転技術によって敵の先手をとるという離れ業である。
「ミルキィ君、『ごちそう』してやって!」
「まかせて! スイーツバイキング☆」
指を天にかざすミルキィ。すると大量のお菓子が次々とスイーツギャングへと降り注ぎ、たちまちのうちにスイーツギャングが可愛く美味しそうにデコられた。ついつい隣のギャングにかじりつきたくなるほどだし実際フォークをグサッと頭にやっていた。
スイーツギャングがア゛アイ゛ていう悲鳴をあげると同時に、トラック挟んで反対側へと現れる樹里の馬車とモカの馬。
「おウマさん。なんとかマエストロとか受理の末脚を見せつけてあげるのです」
「ヒィン(EXに理候補者が挙がりました)」
馬上でステッキを構える樹里。がしょんと展開したグリップを握り、魔法のセーフティートリガーが生える。立ち上がったターゲットサイトごしにスイーツギャングたちを射線におさめると、トリガーをひく。
「じゅっりー(ひゃっはー)」
『さまあば祈願』と書かれた虹色の光線がトラック下部をえぐるように走って行く。
と同時にモカが跳躍。コンテナ上へとおりたつと。彼女をたたき落とそうとスイーツ棍棒を抜いたスイーツギャングたちへと走った。
顔面狙いのスイングをスライディングで回避したかと思うと、素早い回し蹴りで足を払い、バネ仕掛けかのように立ち上がった飛び膝蹴りを顔面にたたき込む。
「やってくれるなぁ! 運び屋に喧嘩を売った事、後悔させてやる! クリスティーナぁ!」
「はいよー」
クリスティーナはスピードの緩んだトラックの前方へ出ると、器用にギアチェンジをはさんでブレーキ&ハンドル。一度のスピンを挟んで前後反転したグスタフMk-IIは全力バック走行をはじめた。
トラックの運転手とリコシェットの目が、そして銃座の銃口があう。
「さぁ、そのイカしたモンスター! 思い知るがいいさ、鉛玉で腹一杯にしてなぁ!」
大量にたたき込まれる銃弾。
と、ジープ。
大きく回り込む形で突っ込んできたジープにはエッダが乗っていた。つい先ほど物理的にハックしたスイーツギャングの車両である。
「お届け物であります。ハンコもサインもいらないでありますよ」
ぴょんとフロントガラスの縁を掴んで懸垂前転の動きでボンネットへとうつると、着弾(衝突)の衝撃と同時にジャンプ。爆発するトラックの中からスイーツボックスだけをキャッチすると、同時に車両から離脱するモカに抱えられる形で彼女の馬へと着地。派手に横転し連鎖爆発を続けるトラックを背に走り抜けていった。
●
後日談、というか今回のシメ。
「いっやぁーリコシェットさんが運び屋だったなんて俺聞かされてなくってぇー」
「ほんっとすんませんでしたほら俺丸刈りにしたんでぇー」
「王冠ドーナツ一目でいいから見せて貰っていいですかねぇーえ!?」
スイーツギャングたちが背をまるめ両手をもみもみしながら全面降伏の姿勢で並んでいた。
「丸刈りって……モヒカンがスキンヘッドになっただけだろ。一部は最初からスキンだし」
「そこをなんとかぁー!」
頭に『まかろん』てタトゥーをいれたスイーツギャングが土下座姿勢から顔を上げる。
クリスティーナたちは肩をすくめてみせるだけ。リコシェットはあたまをかいた。
「ったく……。こっちは運び屋の仕事が完遂できればそれでいいぜ。もう私の邪魔すんなよ?」
このあと、改心(?)したスイーツギャングたちと一緒に依頼人族のもとへ王冠ドーナツを届け、その褒美(あるいはついで)として貴族のスイーツパーティーに招かれみんなスイーツをおなかいっぱい堪能したのだった。
めでたしめでたし。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
――ミッションコンプリート!
GMコメント
オーケー皆、アクセルべた踏みで荒野を爆走したくないか!?
吹き抜ける風と砂。爆発に打ちまくる銃弾。ここは楽しいカーチェイスフィールドだ!
さあ飛び乗れ、走り出せ!
●依頼内容
あなたは運び屋リコシェットからの依頼を受け、幻想の運び屋から『王冠ドーナツ』を奪い返すため車やバイクで爆走しています。
この依頼は主に二つのパートに分かれることになるでしょう。
・前半チェイスパート
車やバイク、馬や馬車で爆走しながら『王冠ドーナツ』を取り合います。
まずは前方。ほら見えるでしょうあのグリーンのジープです。あれをぶっ壊して、運び屋の幻想ソルジャーが抱えてるボックスを奪い取るのです。
さすればボックスを狙ってバイクに乗ったソルジャーや新たな武装ジープが追いかけ襲ってくるでしょう。これらを撃破撃退します。
・後半チェイスパート
王冠ドーナツを奪い返したので依頼終了――かと思いきや、ボックスに入っているのは半分のみ。もう半分を取り返すべくそのずっと先を走っているモンスタートラックへ挑みます。
巨大な骸骨をモチーフにした改造トラックには吊されてギター演奏する男や爆発する槍を装備した幻想ソルジャーたちが待ち構えています。
相当な強敵ですがこれに挑み、最後は景気よく爆発させて残りのボックスを取り返しましょう。
大丈夫。鉄帝のスイーツボックスは頑丈だから爆発にも耐える。
●チェイスルール
このシナリオでは乗り物で爆走しながら戦闘が行われます。
デフォルトでリコシェットのオフロード車がありますが、自前の馬、馬車、自動車やバイクがあれば持ち込んで一緒に走ることができます。これがあるだけで戦術の幅が広がったり単にかっこよかったりするのでガンガン投入しましょう。ただのバイクにオリジナルのカスタムや装飾をつけるプレイングを書くとよりアガるのでお勧めです。
アガるとなにがイイのかって?
格好イイんだよ!
尚、機動力が8以上ある方はこの際自力で走ってもOKとしましょう。なぜなら、格好いいからだ!
ついでに。
スイーツの取り合いで人死にが出るとせつないので、車が爆発しようが血ぃふいて吹き飛ぼうが生きてることとします。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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