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シナリオ詳細

兎と砂漠の熱い夜

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ローレットにて
「皆、いいところに! ちょっとお願いしたいことがあるんだけど……いいかしら?」
 ローレットに慌てた様子で駆け込んできたエルス・ティーネ (p3p007325)は、その場に居合わせたヴァイオレット・ホロウウォーカー (p3p007470)、コルネリア=フライフォーゲル (p3p009315)、アルテミア・フィルティス (p3p001981)の3人……と、他多数のイレギュラーズに向けて頭を下げた。彼女が特定の相手以外を前にこうも慌てた様子を見せるのは珍しい……とまでは言わないが、そう多くないはずだ。一同が興味深げに耳を傾けると、人心地ついた彼女は話を切り出す。
「私の領地にあるクラブで、ちょっと今晩人が足りなくて……お手伝いをお願いしたいの」
「エルス様の為になるなら、喜んでお受けしましょう」
「そうね、今日はちょっとだけ人のために役に立ちたい気持ちだったのよ」
「エルスさんのことだもの、きっと本当に大変なのよね……私達でよければ力になるわっ」
 ヴァイオレット達3人は即座に同意を示し、他の者達も何名か集めることができた。クラブに来るであろう大口の顧客や宴会客なども(歓楽街の飲食店とのことなので)これでもてなせるだろう……一同は意気揚々と『リュンヌ領』へと向かうのだった。
 ……果たしてこの後の展開を予想できたものが、エルス以外に(エルスですらも)居たであろうか?

●リュンヌ領にて
「アタシにこんなのは似合わないって言ってるじゃない!!!!!」
「えっ、普通に似合ってると想うのだけど……?」
「はいはいありがと、嬉しくないのだわ!」
 で、リュンヌ領歓楽街の『バニークラブ』にて、着替え終えたコルネリアは悲痛な叫びをあげた。エルスはしかし、これはいいのでは? みたいな雰囲気で褒めている。なお彼女は経験が多いのか困った様子や動揺はみせていない。
「エルス様のことだから、そう厄介事にはならないと……思っていたのに……!」
「ここまで来て逃げるわけにもいかないわ。今日はみんなで力をあわせてお客様達をもてなしましょう!」
「アルテミア様すごく頭の切り替えが早くありませんか?」
 ヴァイオレットとアルテミアも同様……だと思ったがアルテミアのテンションの戻りが早い。長らく積み上げてきた『経験』が、バニーガールすらも容易きものと認識してしまっていた。
 なお、ここでの男性店員だが。
「そういえば、男性用もあるって渡されたわ」
「バニー着るのは確定だったの?!」
 どうやら逃げ場なんてものはこの辺のどこにもないらしい。残念だったね!

GMコメント

 大分控えめな内容になっているのは私がエルスさんを与太時空でアレコレする勇気がなかったからです。

●成功条件
 バニークラブの繁盛(1日限り)
 (オプション)チップとかたくさんもらう

●バニークラブ
 エルスさんの領地の歓楽街にあるクラブ(飲み屋)です。バニーが制服です。
 ※男性は普通に給仕服あるにはあるんですが実に不評です。厳しい男がバニー来たらその日の売上がバツっと上がってもらったチップが過去最高額を更新しました。
 それ以外は普通の飲食店であり、そこそこ人入りがあります。
 今日はたまたま大口の宴会やらなんやらが絡んだようです。

●やること(「C」はチップをもらったときの対応です)
・給仕:基本的な仕事です。てきぱきとやりましょう。
・C お酌とか:ビールを注ぐときの技術とかそういう者が問われます
・C じゃんけん:お客さんと。皆さんが買ったらチップが倍もらえます。リスクはない……です(リバ倫外レベルは)
・警備:給仕をしながら、ガラの悪い客に絡まれた同僚(無名バニーNPC)を助けたりしましょう。

●重要な備考
 このシナリオの舞台はエルスさんの領地となります。
 くれぐれも故意に迷惑行動を起こすことのないようご注意願います。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

  • 兎と砂漠の熱い夜完了
  • GM名ふみの
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年05月13日 22時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談8日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)
愛娘
アルテミア・フィルティス(p3p001981)
銀青の戦乙女
※参加確定済み※
リウィルディア=エスカ=ノルン(p3p006761)
叡智の娘
エルス・ティーネ(p3p007325)
祝福(グリュック)
※参加確定済み※
ヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)
咲き誇る菫、友に抱かれ
※参加確定済み※
小金井・正純(p3p008000)
ただの女
伊達 柚子(p3p009211)
健気な覚悟
コルネリア=フライフォーゲル(p3p009315)
慈悪の天秤
※参加確定済み※

リプレイ


 リュンヌ領内、バニークラブ。『竜首狩り』エルス・ティーネ(p3p007325)の領内でそこそこの規模を誇るこの店舗に、今領主含め8名ものイレギュラーズが接客のために馳せ参じていた。
「バニー、ですか。面妖な衣装がラサにはあるんですね」
「まぁ、褐色肌ミニスカポリスや花嫁奴隷衣装と比べればマシよ、うん……」
 『天地凍星』小金井・正純(p3p008000)と『プロメテウスの恋焔』アルテミア・フィルティス(p3p001981)は衣装の着心地を確かめながら、どこか遠い目をして兎耳ヘアバンドと向き合っていた。
 練達でさんざコスプレしてあらぬ行為をさせられた事案にこれでもかと参加させられた彼女達だ。覚悟というものの密度が違う。
「僕この間練達でなんか酷い目に遭ったばかりなんだよね。ラサに来てもまた酷い目に……ってわけではないか。今度はコスプレして接客するだけみたいだし」
「………え? これを着て接客すればいいだけ? アスレチックとか幼児退行した人達の相手したりとかしなくていいんですか??」
「大変な、目に、遭っているのだな」
 先日、再現性東京VR空間内でその肢体を存分に見せつけた『パーフェクトミニスカポリス』リウィルディア=エスカ=ノルン(p3p006761)にとっては、衣装を着るだけでいいと言われればどれだけ楽なのかは言わずもがなである。正純が思わず列挙した過去の所業には『金色のいとし子』エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)もヒき気味。まあ幼児退行させたの誰でもない正純なんだけど。
「裸エプロン着てアスレチックをさせられたり、笑ったらお尻を叩かれたり、魔法少女になって恥ずかしい口上を名乗らされたりするのに比べれば……」
 凄まじい勢いで全裸土下座するよりはマシ。『影を歩くもの』ヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)はエクスマリアの言葉に、遠い目をしながら告げていた。もう目が全てを物語っている。彼女にここまで悟らせる程の依頼を斡旋するなんて一体どこの情報屋なんだ。
「それにしても皆さん慣れてらっしゃる……というか、肝が据わってる?」
「要は客として気持ち良い接客してやりゃあいーのよね? 大丈夫でしょ」
 エルスの要請に合わせる形でローレットから赴いた『健気な覚悟』伊達 柚子(p3p009211)は、よもやこんな格好をさせられるとは露ほども思ってなかったらしい。『慈悪の天秤』コルネリア=フライフォーゲル(p3p009315)を含め、仲間達(幸いなことに全員女性だ)が何故か「接客だけならいいか」とか、「まあバニーだけなら」みたいなノリで受け容れている状況は輪をかけて理解が及んでいないが。
「エルスの領地の危機とあれば、馳せ参じぬ訳には、行くまい。何故うさぎかは、わからない、が」
 エクスマリアは兎耳のついた帽子を目深に被り、似合っているか、とばかりに左右に顔を振って確認していた。肝が太い。なお、「何故兎なのか」は彼女の尊厳、ひいては参加者全員の尊厳のためにも控えておこう。
「バニーの衣装だったのは私もびっくりしたけれど、でも皆さん素敵だもの……イケるわ! 頑張って売上に貢献しましょうね!」
 なにをもってイケると思ったかはさておき、エルスは満足げに仲間達を見ると店主の方へと駆けていく。
 彼女の後ろ姿を見て、ヴァイオレットはエルスの今までの努力の程を改めて感じ取っていた。ここまで領地を発展させた彼女に報いる意味でも、努力はせねばなるまい……と。
「写真撮っていいですか? え、ダメ?」
 なお、正純はこれ幸いと仲間を記録に収めようとしていたが、満場一致(エルス除く)で却下されていた。
 食い下がろうとしたが、それもダメだった。何でそこまで。


「オウ、やってるかい? 予約入れてたんだけど……」
 さて、このバニークラブは前述の通りエルスの領地経営の成果あってそれなり以上に繁盛している。早々に訪れた男は扉を半ばほど開けると、左右に慌ただしく動くバニー達に視線を投げかけた。
(そういえば、客の心を掴む出迎えの挨拶が、再現性東京の雑誌に、載っていた。試してみよう)
 エクスマリアはどうやらこのテの接客について知識を得ていたらしく、男に向き直るとうやうやしく頭を下げた。
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
「はゥ゛ッ――」
「カシラぁ!?」
 何を見たのかわからないが。妹としての魅力をこれでもかと詰め込んだ彼女の挨拶は、一撃で男の心臓をブチ抜いたらしかった。部下と思しき連れが慌てて彼を抱えあげる。
「大丈夫だ……俺はいい、あの子に、『妹』にチップを」
 早速ながら、エクスマリアはチップを頂戴することとなるのだった。展開が早い。
「ふふ、こんばんわ。今日はここが困ってたから今日だけお手伝いに来たの、是非楽しんでいってねっ」
 倒れ込んだリーダーの男のもとにするりと歩み寄ったのは、誰あろうエルスだった。少女的な、それでいて深い余裕を思わせる態度は、なるほど領主としての風格を備えていると言えた。
「私のお友達にも声掛けたの。可愛らしい方から綺麗な方までいらっしゃるわ。一つだけ気をつけて欲しいのは……彼女たちを困らせないで、ね?」
「了解です、姉御!!」
「誰が姉御よ、もうっ!」
 余りに悠然と構えるエルスの態度は、男達が姉御と讃えるのも無理はない。そも、彼女はラサで相応に名を売っているのだ。こんな酒場で給仕に回ることがそもそも、異例ですらある。それでも気さくに接してくれる態度に、人は惹かれるのだろう。
(トレイをしっかりと持って、普通に給仕……でも、これだけじゃ目立たないかな?)
 リウィルディアの給仕捌きは、普通にやる分には『非常に綺麗』だった。ごくごくきれいに、スムーズにこなす動きは宴会の序盤、食事や酒を多く必要とする環境下では必要性が極めて高い。そういう意味で、彼女の動きは極めて効率的だった。だが、ある程度食事が周りきると、その動きがガラリと変わる。
「おい、アレ……」
「ほう、あの歩き方……」
 そう、歩き方だ。彼女は、機を見てよりしなやかに、足を強調する歩き方へと切り替えたのだ。当然ながら多少なり色気を含むそれは、男たちの視線の的となる。
「あら、お酒が減ってるみたいですね?」
「もう残り一口じゃない。注ぐわよ」
 その足取りを肴に酒を飲んでいた者達の傍らに、スッと現れたのはアルテミアとコルネリアだ。
 コルネリアはそもそも『急かされるのが嫌』という一心で周囲に目ざとく視線を配り、残り少なくなった客のもとへと歩み寄っており。
 アルテミアは仲間達の動きを見つつ、先に先に、と動いていたわけだ。当然、率先して動いただけあって両者の酌は見事なもので。チップを渡すついでにお手つきをしようとした客の手から、アルテミアはするりと抜け出してチップだけを受け取っていく。
「嬢ちゃん、可愛い顔してなかなか上手いじゃねえか。いいねぇ……おっとっと、有難うよ」
「ええ、飲み屋の真似事する時もありますし、こういうのは得意なんです」
 正純もまた、このテの相手をあしらうのは手慣れたものである。酒を注ぐ動きが淀みないのは無論のこと、溢れやすいようにわざと角度深めに傾けていた客の意図を酌み取り、溢れるギリギリまでを攻めた彼女が悪戯っぽく笑んで離れる様には、気のいい砂漠の男達は思わずチップを弾まざるを得ない。
「お酌させていただきますね、それで、注ぎ方に拘りとかはありませんか?」
「ああ、気にしなくていいよ。嬢ちゃんみたいな綺麗所にお酌してもらえるなら別に」
 柚子は酌をするのは父との経験である程度慣れてはいたのだが、かといって「うまいやり方」が「気に入られるやり方」ではないことも心得ていた。人によっては、一見非効率に思えるやり方も「慣れた味わい」になるもので。そんな気遣いが相手に伝われば、気に入られるに決まっている。
「嬢ちゃんは色っぽいねぇ、酌だけじゃなんだ、ここは一つ……」
「勝負をご所望ですか、よろしいですよ。ワタクシに勝ったら……少しくらいなら触っても、構いませんよ?」
 そんなイレギュラーズのなかでも、ヴァイオレットの色香は手慣れているだけあって突出していた。それを目ざとく感じ取った客は、彼女に勝負を申し出る。役得を求めるそのギラついた目に余裕の感じる笑みを返すヴァイオレット。
「……なんて、ドキドキしましたかね?」
「へッ、楽しませて貰ったぜ、もってきな」
 だが、まあ。欲に浮かされた相手は巧みに手の内を変えてくる彼女に翻弄されるばかり。結局は大枚巻き上げられる結果となったが、満足げな顔を見るに接客としては成功している、ということか。
(ただまあ…「尽くす」だけではワタクシの悪の側面にフラストレーションがかかりますね)
 とはいえ、ヴァイオレットの本質は善性ではない。どこかソワソワした様子の彼女が何を思って接客しているのかは、深く語るまでもない。
 ……だもんで、この場で「なにか」が起こればいいなあとか、不穏なことを考える自由もまた、あるわけだ。


「チップ倍額とかつまんなくね? アタシもお酒すきだからさぁ、勝ったら安酒一杯オゴりで話をつけるのだわ。負けたら恥ずかしい話で」
「面白ぇ嬢ちゃんだな、俺はそういうのキライじゃないぜ!」
「交渉成立!」
 コルネリアは、というかイレギュラーズはそもそも金儲けのためにバニーガールをやっているわけじゃない。依頼半分、エルスへの義理立て半分といったところなので、チップを弾まれるかどうかは些事である。そういう意味では、彼女なりに欲求に素直になることも悪いことじゃない。
「もしマリアが負けた時には、何か1つ、言うことを聞こう。簡単なことに限る、が」
「じゃ、じゃあ嬢ちゃんの髪、少し触らせてくれよ。掘り出し物の匂いがぷんぷんするぜぇ……!」
「触るだけ、なら。……仕方ない、か」
 エクスマリアの客はどこか奇特なようでいて、その髪に価値を見出す姿はやはりラサの民であることを思い出させた。見る目がある、ということだろう。エクスマリアは正直な話乗り気ではなかったが、それ以上の要求をされるよりはマシ、ってところだろう。
「ジャンケン? ふふ、ジャンケンには自信があるんですよ。勝ったら追加のチップをくださいね? 負けたら『あ~ん』とかしてあげますよ?」
「――悪くない」
 アルテミアと相手客の間に、ピリッとした緊張が走る。相手の表情は真剣(マジ)だ。色気目的ではなく、単純に「あ~ん」してほしい様な雰囲気が漂ってくる。……これはズルはできないな、と彼女は腹を括った。そして、互いの手が振り上げられる――。
「じゃ、じゃんけん? ミニゲームみたいな……でも、チップの為には頑張らないとですよね……!? 運はあんまり自信はないんですが……」
「よし、じゃあ嬢ちゃん負けたらプレッツェル両端から食うやつやろうぜ!」
「なにが『じゃあ』なんですか!?」
 柚子はじゃんけんを受けるべく拳を構える。どことなく不安そうな表情は、相手にとってもそそるものがないわけでもなく。思わず提案した内容がちょっと扇状的であっても、しゃーないのかもしれん。
「んもう……困らせないでって言っていたのに…悪い人ね。こちらのカクテルで我慢して頂戴?」
 そこに颯爽と現れたのはエルス。見事なシェイカー捌きから差し出されたのは、ロイヤルミルクティーとコーヒーリキュールを組み合わせたアルコール控えめのカクテル。強い酒をガバガバ飲んでいた彼にとってはちょっと物足りないのかもしれないが、落ち着くのにはよかったのかもしれない。
「ありがとうございます、エルスさん……」
「急に迫られると驚くわよね。私もあまりあしらうのは得意じゃないから……それに」
 柚子が胸をなでおろすと、エルスもはにかむように笑ってみせた。互いに男慣れしていないゆえに迫られると弱いのである。だから助け合っている、というのもあるが。
「It's Showtime!!」
「ほら、始まったみたい」
 そんな時、高らかに響き渡ったのはアルテミアの声。お色直しをし、ディーラーのような姿になった彼女は、男たちの歓声を受けて次々とマジックを繰り広げていく。先程まで色香に酔っていた男たちは、たちまちのうちに彼女に引きつけられていった。
 ……のだが、そればかりで満足するわけではないのが世の常で。
「なぁ、構わねえだろ? じゃんけんなんてまどろっこしいことしてらんねえよ」
「それは受けられないね。ルールはルールだよ」
 リウィルディアは、宴会の客とは別の客への対応でやや面倒なことに巻き込まれていた。よほど酔っているのだろうしそもそもあらっぽい男なのだろう。据わった目は今にも彼女をどうにかしてやろうという意図が見え隠れする。
 彼女が僅かに身構える……それより早く、男の左右にイレギュラーズが現れた。
「ちょっと裏で、×××を、■■■にして、★★★するだけ、だ。さあ、こちらに」
「えっ」
 無表情で訥々と告げるエクスマリアと。
「……あなたが『不幸な事に』消えてしまっても……誰も咎めはしませんよね……? ヒッヒッヒ……」
「あ、っちょ、やめ……!」
 この上なく愉悦の笑みを以てアレしようとするヴァイオレットだった。彼女はアレだ、接客でストレスフルなのだ。 
「ああ、そうそう。この体はたった1人のものだ。余人の触れる余地などないよ」
 2人に引きずられていく客に、それはそれはいい笑顔でリウィルディアは笑ってみせたのだった。

「酒飲みなんざアタシ含めて気持ちよく飲みたいだけのバカが多いんだ、常連になって金だしてもらおうぜ! 常連になってくれるかな?」
「「「喜んで!!」」」
 コルネリアの声に、団体客一同は盃を掲げて声を張り上げる。
 騒がしい夜はまだ、終わりそうにない。

成否

成功

MVP

エルス・ティーネ(p3p007325)
祝福(グリュック)

状態異常

なし

あとがき

 凄い……与太の要素が一切感じられない……。

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