シナリオ詳細
惨殺齎す千年桜
オープニング
●花見客を襲った惨劇
寒かった冬は、豊穣を温暖な春に明け渡そうとしていた。まだ夜風こそ寒いものの、日中の日差しはだんだんと強くなり、厚着などしていると時に暑く感じられるほどである。
ここ水都(みなと)領の広場、司馬公苑(しばこうえん)では、ぽかぽかとした陽気の中、数人の武士が歩いていた。手には、酒の入った瓶やら馳走の入った重箱やらを袋に入れて提げている。
彼らの目当ては、千年桜と呼ばれる桜の大樹だ。千年桜は毎年多くの花見客の目を楽しませており、彼らは今年も満開の千年桜を楽しもうとしていた。だが、彼らは今年、千本桜を楽しむことは出来なかった。
「な、何だ、こいつらは!」
咲き誇る千年桜の前に着いた武士達の前で、土がボコボコと隆起したかと思うと、身体の半ば腐った武士の死体が何体も現れた。武士達は酒や料理を包んだ袋を手放して抜刀しようとしたが、時既に遅し。
行楽気分であったために不意を衝かれた上、袋を手放さなければ抜刀出来なかった武士達は、ことごとく抜刀する前に死体達の刀に斬られ、あるいは突かれて命を落としていった。
そして、彼らの一部は後に自身を殺めた死体の仲間入りを果たすことになる。
●肉腫の討伐依頼
(桜の下には死体がある、なんて都市伝説がありましたが――)
まさか桜の下にアンデッドがいようとは。『真昼のランタン』羽田羅 勘蔵(p3n000126)は読んでいた依頼の資料を机の上に置いて、ふう、と溜息をついた。そして資料を再度手に取ると、イレギュラーズ達が待つ部屋へと向かった。
「お集まり頂き、ありがとうございます。今回の依頼は、豊穣での肉腫討伐案件です」
目の前のイレギュラーズ達に頭を下げ、簡単に依頼について触れた。イレギュラーズ達の間には、また肉腫か、と言うざわめきが広まっていく。それが落ち着くのを待ってから、勘蔵は詳細な依頼の説明に入っていった。
事件は、何らかの理由によって千年桜が肉腫と化し、そうとは知らない花見客を殺めて、その死体の一部を肉腫に変えたと言うものだ。
家族や同僚が帰ってこないことを訝しんだ者達が千年桜を調べたところ、アンデッドにして肉腫と化した肉親や同胞から襲われて命からがら逃げ延びて、千年桜が肉腫に感染したことを知り、ローレットに討伐依頼を出した。
「千年桜と呼ばれるような大樹を滅ぼすのはもったいないのですが、肉腫となった以上はそうも言っていられません。
今は千年桜の周囲は誰も入れないように封鎖されていますが、放っておいては何がどうなるかわからないということもあります。
どうか、千年桜と犠牲者になった人々を討ち、肉腫から解放して下さい。よろしくお願いします」
勘蔵はイレギュラーズ達に向けて、深々と頭を下げるのだった。
- 惨殺齎す千年桜完了
- GM名緑城雄山
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年05月03日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●肉腫に染まりし千年桜を前にして
「……千年桜、お前はただ咲いていただけだったのにな」
肉腫に感染した桜の大木、千年桜から少し距離を置いたところで、『焔鎮めの金剛鬼』金枝 繁茂(p3p008917)はその花を見上げながらぽつりとつぶやいた。
「やはり肉腫、この病を完全に取り除く事ができないと、この国、この世界に安心できる日は来ないのだろうな」
「そうッスね……何とか、根絶させたいッスよ」
続けてつぶやかれた繁茂の言葉に頷きながら応じたのは、『琥珀の約束』鹿ノ子(p3p007279)だ。鹿ノ子は想い人のいるこの豊穣のため、豊穣で起こる様々な事件の解決に携わっている。
ともあれ、喫緊の問題は目前の肉腫だ。依頼を受けた以上は成すべき事を為すまでと、繁茂も鹿ノ子も固く意を決した。
「……雨にも負けず、風にも負けず。暑さにも寒さにも耐えて花を咲かせ、喜ぶ皆を見守りながらここまで大きくなったのに」
『魔風の主』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)の声には、ここまで育った桜を滅ぼさねばならないのかと言う悔しさと、千年桜を肉腫に感染させた者への怒りがにじみ出ていた。
(桜の下には、死体より笑顔があった方が素敵だからね)
願わくば千年桜を枯死させずに救いたいと願いながら、ウィリアムはそのために全力を尽くすつもりでいた。
「せっかく綺麗な桜だけど、こんな危ないんじゃそのままにはしておけないね……でも、何とかして元に戻してあげることって出来ないかな?」
『炎の御子』炎堂 焔(p3p004727)も、何とか肉腫の影響だけを除いて千年桜を救えないものかと考えている。ただ、一度戦闘不能に追い込めば肉腫から救出出来ることが多い人や動物相手とは違い、戦闘不能のラインがわかりにくい樹が相手となれば、それは難しそうに思われた。
「花見は季節の風物詩だけれど、桜の方から人を襲いだすのって大変な事よね」
「こんなに、美しいのにな。肉腫に感染すると、そんな風に成り果ててしまうんだな……」
咲き誇る千年桜は遠目から見る分には確かに美しいのだが、人が近寄れば瘴気に塗れた花弁を散らし、殺めた死体をけしかけて死体を増やしていくという。恐ろしいことだと言わんばかりに『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)が独り言ちれば、肉腫に関わるのが初めての『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)は肉腫とはこう言うものか、と実感しつつ、ううむ、と考え込んでいた。
「桜が危害を及ぼすってのは、こっちじゃ前にも関わった話だが……こいつは『そういう存在じゃなかった』ってことか、ったく面倒な話だ」
『雨夜の映し身』カイト(p3p007128)がぼやいたように、千年桜は元はただの桜の大木であるが、何者かによって肉腫に感染させられ、変容しているに過ぎない。元々人に害を及ぼす存在であれば斬り倒すなり焼き尽くすなりしてしまえば話は早いのだが、元々がそうでなかったとなれば、何とかして救いたいと言う情は起こってしまう。ただ、それが為しうる見込みについては、仲間達の判断の方が確かであろう。
「やれやれ、この間桜を守る仕事をしたばかりなのに、今度は桜を倒す仕事ですかー」
カイトとは別のベクトルで、以前に受けた依頼とのギャップにぼやいているのは、『裏表のない素敵な人』小鳥遊 美凪(p3p009589)だ。だが、肉腫に感染しただけならば、その影響を除いて助けられる可能性も無いではない。美凪は、やるだけやってみることにした。
●肉腫と化した死体の掃討
イレギュラーズ達が意を決して千年桜の方へと近付いていくと、ボコッ、ボコッと土の下から元は花見客であった者達の死体が現れた。その数、三十。千年桜を討つにしても救うにしても、まずはこの死体達を何とかしなくてはならないと言う判断の下、イレギュラーズ達は先にこの死体達に当たることにした。
「俺を仲間に出来ると思うのなら、やってみろ!」
「僕が、残らず成仏させてあげるッス!」
まず、イズマと鹿ノ子が二手に分かれ、千年桜の左右から死体達に向けて叫んだ。その叫びに呼応するかのように、死体達はイズマに集る者と鹿ノ子に集る者へと、二つに分かれていく。そして、手にした刀で次々と斬りつけた。さすがに数が多いこともあってか、イズマも鹿ノ子も全てを避けきることは出来ず、次々と傷を負わされていった。
「亡くなった人達の遺体を、好きにはさせない! この光で、清めてあげるよ!」
死体達に集られた二人のうち、イズマの方の傷が重いと見たウィリアムは、イズマを中心に死体達を邪悪を灼く聖光で照らした。神聖なる裁きの光に灼かれた死体達の体表は、炭化したようになりボロボロと崩れ落ちていく。
「天の使いよ! 救いの音色を奏で賜え!」
さらに繁茂が、天使の福音の如き救済の歌を響かせてイズマを癒やしていく。一方で死体達にとっては害になるのか、救済の歌が響く範囲にいる死体達は、苦しげに悶え、その身を捩らせた。
「イズマさん、頑張って下さい!」
美凪はイズマに声援を送りつつ、癒やしのポーションをその身に振りかける。繁茂による救済の歌と合わせて、イズマの身体は完全にではないものの癒やされていった。
「雷よ、来て! そして、降り注いで!」
イズマを巻き込まないように注意ししつつ、胡桃は広域雷撃招来術『Lightning Stirring』をイズマの周囲の死体達に向けて発動する。一帯を縦横無尽に迸る稲妻に、死体達のうち五体が打たれてその身体を黒く焦がされた。
「まとめて、焼き尽くしてあげるよ! えいっ!」
胡桃の雷撃を受けた死体達を狙い、焔が炎の爆弾を投げつけた。死体達からやや離れたところで爆発した爆弾は、爆炎を撒き散らし、既に黒く焦げている死体達を焼いていく。全身を炎に包まれた死体達は、バタリと倒れてそのまま動かなくなった。
「桜の木の下には死体が埋まってるっていうが、これもう死体増やしてるだろ!?」
カイトは呆れたように叫びつつ、イズマを取り巻く死体達の一体に向けて、枝と幹だけ残った桜、その側にいる少女の幻影を見せる魔術を行使する。カイトの魔術を受けた死体は体表を氷に包まれながら、明らかに他の死体達とは違ったような狂ったような様子を見せた。
●感染源は何処だ
死体達は数こそ多く、イズマや鹿ノ子に傷を負わせたものの、イレギュラーズ達の敵ではなかった。反撃に転じたイズマが細剣『ノクターナルミザレア』で突けば当たるとばかりに数多の刺突を放ち、そこに焔による炎の爆弾、ウィリアムの邪悪を灼く光、繁茂による救済の音色、胡桃による雷撃、カイトからの魔術が重ねられれば、すぐにその数を減らしていった。イズマの受けた傷は、繁茂による救済の音色と美凪のポーションが癒やした。
その間に鹿ノ子はさらに傷を負わされつつも、『猪』『鹿』『蝶』の三撃を繰り返し叩き込むことで、二体の死体を倒していた。そこにイズマの周囲の死体達を片付けた仲間達が参戦すれば、鹿ノ子の周囲にいる死体達も残らず殲滅された。
最初に出てきた三十体の死体が残らず倒れると、もう肉腫となった死体は残っていないのか、新たに死体が出てくることはなかった。ならばと、イレギュラーズ達は千年桜を救うべく、その方策を講じようとする。
(これだけ立派で大きな桜なら、お話が出来るくらいの精霊さんがついてたりするはず……!)
「遍く存在する姿見えなき隣人よ、心篤き者の声に耳を寄り添い、想いに言葉を返し賜え」
そう判断した焔の、精霊と意思疎通する能力を繁茂が強化する。そして繁茂に守られた焔が、千年桜の前まで進み、呼びかけた。
「桜の精霊さん! いるのなら、ボクの声に応えてよ!」
「ウ……グ、ウアア……グアアアアッ!」
千年桜の精霊は確かにいて、焔の呼びかけに老爺のような姿を現した。だが、樹自体が肉腫に冒されているためかその精神は明らかに狂気に蝕まれており、焔の言葉に応えたと言うよりはただ反射で出てきたような有様であった。そして千年桜の精霊は、ギロリと正気を失った目で焔を睨むと枝をざわめかせ、瘴気を纏った桜吹雪を吹かせていく。だが、その桜吹雪は繁茂が盾になって受け止めた。
二人は、その結果を知らせるべく仲間達の元へと後退する。
「君達、千年桜がこうなった原因について、知らないかい?」
その間に、ウィリアムが千年桜の周囲の精霊達に語りかけていた。結果、何かおぞましい雰囲気を持った者が千年桜の幹に掌を当ててから、このように千年桜が豹変したと言う。
「掌……ねぇ。アンタ達、千年桜の幹に何かそんなのがなかったか、見てないか?」
ウィリアムが聞き出した情報を元に、カイトが千年桜の犠牲者となった花見客達の霊魂に話しかける。すると、幹に微かにではあるが掌のように盛り上がっている部分があると教えられた。
「幹と言うことは、樹そのものにも感染が……」
「進んでいると、見るべきね」
当初、感染源は花にあり、ならば樹そのものには感染は進んでいないのではと見ていた美凪が、肩を落としつつ言おうとして、言い淀む。だが、胡桃がきっぱりとその先を告げた。
「……その、感染源の部分だけ取り除けば、元には戻らないのか?」
「試してはみるけど、多分難しいッス」
イズマが口にした疑問に、鹿ノ子が答えた。大体の肉腫案件の場合、感染した者を解放するには、一度はその活動を止めねばならない。焔の言うように、千年桜の精霊が狂気に囚われて暴れているのなら、少なくともその精霊が昏倒するまでは樹を傷つける必要があると思われた。
ならばやむを得まいと、イレギュラーズ達は千年桜に攻撃する覚悟を決めた。
●千年桜の精霊は眠る
(これで終わってくれれば、それが一番いいんだけど……)
感染源を抉り取るだけで千年桜が肉腫から解放されればと、微かな希望を抱きながら、ウィリアムは掌に空気を集める。そして、それを破壊の力へと換えると、爆弾として発射した。爆弾は過たず掌のような盛り上がりを見せる感染源に着弾し、その周辺の組織ごと感染源を吹き飛ばした。
だが、ウィリアムの微かな希望は、焔の声に打ち消された。
「やっぱり、それだけじゃダメみたいだよ! 精霊さん、まだ狂ったまま暴れてる!」
その焔は、愛槍『カグツチ天火』を上に向けて突き上げ、その穂先で千年桜の枝を突いて断ち切っていく。幹や根に攻撃するのは避けたいが故だった。
(単純に燃やせばいい、といかないのが難しいところね……)
燃やすのが得意な胡桃としても、積極的に千年桜を燃やすつもりはない。肉腫だけを滅ぼして千年桜を守れるなら、それに越したことはないのだ。
千年桜から離れた位置で、胡桃は掌を幹を外れた枝の方に向けた。その掌に魔力を収束させると、砲弾の形にして放つ。魔力の砲弾は、千年桜の上部の枝をバキバキバキッ、と叩き折りながら、貫いていった。
(これで、少しでも花による攻撃を減らればッス!)
鹿ノ子は高く跳躍しながら『啾鬼四郎片喰』を縦横無尽に振るい、千年桜の枝を次々と切り落としていく。千年桜に傷を負わせつつ、桜吹雪の威力を弱めるのが狙いだ。
イレギュラーズ達を排除しようと、千年桜が桜吹雪を吹かせる。そのうち美凪と鹿ノ子を襲う花弁は、繁茂が盾となって受け止めた。
「俺はこんなことしかできないからな、だからこんなことを全力でやるだけだ」
無数の桜の花びら、それに纏わりつく瘴気に犯されても、繁茂は決然と言い放った。その繁茂には、先程焔の盾となった時よりは桜吹雪の威力が落ちているように繁茂には思われた。枝を落としていった効果が出たのだろう。
「守ってくれて、ありがとうございます。今、その瘴気を払いますね」
美凪は繁茂に庇ってもらった礼を述べると、繁茂と焔に纏わり付いた花弁の瘴気を払うべく、号令を放った。その号令によって、繁茂と焔を蝕まんとしていた瘴気は、綺麗に取り除かれた。
「いくら人の楽しみだろうと、危害になるっつーなら、それを終わらせんのも仕事だからな」
カイトは残る枝に向けて呪式を発動し、、蒼と紅の螺旋を繰り出した。二本の螺旋は絡み合うようでいて互いに距離を取りながら突き進み、千年桜の枝を何本も叩き折る。
(幹を攻撃するのは気が進まないが、仕方ないな)
千本桜が桜吹雪を吹かせたのを確認したイズマは、千年桜との距離を一気に詰めると、『ノクターナルミザレア』で幹を突く。細い刀身が、幹を貫き中へと潜り込んでいった。だが、さすがにまだ千年桜の精霊が倒れる様子はないようだ。
イレギュラーズ達の攻撃によって、千年桜は枝を次々と落とされていった。それにつれて、千年桜の精霊が弱っていくのが焔とウィリアムには見えた。だが、枝を粗方落としても、千年桜の精霊は弱りつつもまだ狂気に荒れ狂う。仕方なくイレギュラーズ達は、樹を殺めないように注意しつつ、幹を攻撃しはじめた。
そうするうちに、ウィリアムによる破邪の光を千年桜が浴びたところで、千年桜の精霊は昏倒した。焔とウィリアムは千年桜の精霊が無事かと駆け寄ったが、精霊が消滅していないあたり、樹は生きてはいるのだろうと思われた。
だが、イレギュラーズ達が肉腫となった花見客達の遺体を弔い終えた後も、千年桜の精霊は目覚めることはなかった。心配になるイレギュラーズ達だったが、これ以上は如何することも出来ない。この後、千年桜の精霊が目を覚まして樹が元の樹勢を取り戻し、来年以降も美しい花を見せてくれることを願いつつ、イレギュラーズ達は司馬公苑を後にした。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
シナリオへのご参加、ありがとうございました。千年桜と花見客の死体達は、肉腫からは解放されました。
千年桜の生死については、今は生命力が尽きかけながらも生きてはいますが、元のように樹勢を取り戻すか、敢えなく枯死するかは今の時点ではまだ不明です。OPにも「救うのは余程上手くやらない限り非常に困難」と書きましたが、本来は救えないものとしておりましたので、今後は不明とは言えこの結果にまで至れたのは、紛れもなく皆さんの努力とプレイングの結果です。
MVPは、花見客の死体に特効つきの範囲攻撃を浴びせて、火力として貢献した点を評価してウィリアムさんにお送りします。
それでは、お疲れ様でした!
GMコメント
こんにちは、緑城雄山です。今回は肉腫と化した千年桜、そして千年桜の犠牲となった人達の死体を討伐し、肉腫から解放して下さいますようお願い致します。
●成功条件
肉腫(千年桜、花見客の死体)の全滅
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●ロケーション
司馬公苑の千年桜付近です。千年桜の周囲は芝生の生えた広場になっています。
仕掛ける時間はイレギュラーズの任意ですが、夜であれば暗視やそれにスキル・アイテム、もしくは十分な灯りが無い場合命中と回避に不利な修正が入ります。
天候は、晴天とします。
●初期配置
イレギュラーズは千年桜から最低40メートル以上離れているものとします。
なお、千年桜の周囲10メートルには、アンデッドにして肉腫となった花見客達がOP前半と同じように出現します。
●千年桜 ✕1
千年生きたかのような桜の大樹で、去年まではたくさんの花を咲かせて花見客を楽しませてきました。今年は開花とほぼ同時期に肉腫に感染し、花見客を殺めてはアンデッドの肉腫を増やしています。
複製肉腫ではありますが、肉腫から解放して救うのは余程上手くやらない限り非常に困難でしょう。
・戦闘能力など
花吹雪 神特特レ 【自分を中心にレンジ2以内の敵にのみ影響】
【変幻】【多重影】【恍惚】【鬼道】【毒】【猛毒】【致死毒】
弱点(火属性)
【火炎】系列BSを有する攻撃、もしくはフレーバーで火属性と判断される攻撃は、千年桜に対しては【防無】扱いで判定される上、追加ダメージを与えます。
不動
その場から動く能力を持たない植物です。また、動かされることもありません。
【飛】など敵を移動させる効果については、無効となります。
●花見客の死体 ✕約30
千年桜を見に来て、千年桜に殺されてアンデッドかつ肉腫となった花見客達です。
武士などが混じっているため、そこそこの戦闘能力を持っています。
・攻撃手段など
刀 物至単
弱点(聖属性)
神気閃光や聖剣の類など、フレーバーで神聖なる属性を持つと判断される攻撃については、死体達に対しては【防無】扱いで判定される上、追加ダメージを与えます。
また、大天使の祝福などの神聖なる属性を持つと判断される他者への回復スキルは、死体達に対しては【防無】扱いの攻撃として判定され、回復量がそのままダメージとなります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしております。
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