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シナリオ詳細

氷雪の下映りしは

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●氷雪の下映りしは
 鉄帝国北部ヴィーザル地方。
 極寒の地は未だ寒く、雪も深い。
 ……そんな雪深いヴィーザル地方の一角には、永久氷樹が広がる大森林地帯が広がる『シルヴァンス』地域がある。
 そんな大森林地帯の中で、ぴょんぴょんと跳ねながら動き回る影。
『ヒヒヒヒ……さぁーてと、今日も一丁ぶっ放しに行こうぜぇ!!』
 ニタァ、と笑みを浮かべていたのは……白い身体の兎達。
 ただ可愛い兎なんかではなく、その手には物々しく物騒なハンドガンが握られている。
『そうだなぁ! 今日の標的はどいつだい? 雪上の鹿か? 熊かぁ? それとも……なぁ!』
『そうだぜぇ、今日も寂しく過ごしてる可哀想な村を襲ってやろうぜぇ!』
『はははは、おもしれえ!! んじゃ、俺の銃の火を吹き飛ばしてやらぁ!』
 威勢を付けるが如く、銃の撃鉄を引く彼ら……いや兎獣人『グラスノフ』。
 その一撃は雪山に打込まれ……雪が弾け飛び、空を舞う。
 雪を嬉々として纏いながら、気分上々雪の上を踊りながら、シルヴァンス地域の近くに棲まう村へと向かうのであった。


「あ、イレギュラーズの皆さん、ちょっとコッチに来てほしいのです!」
 と、ぶんぶんと手を振りながら『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は、ギルド・ローレットに居た君達を招く。
 ちょこまかと動き回る彼女に呼ばれて、カウンター裏に呼び出された君達へ。
「今日もイレギュラーズの皆さんに、依頼を持ってきたのですよ! 場所は鉄帝の北の地に渡るヴィーザル地方の、永久氷樹が広がる『シルヴァンス』地域なのです!」
「皆さんも知っての通り、ヴィーザル地方には『ノーザン・キングス』という、鉄帝国に叛乱している奴らがいるのですが……その一派『シルヴァンス』の『グラスノフ』という兎獣人属が、我が物顔で暴れ回っている様なのです!」
「『グラスノフ』達は得物であるハンドガンを両手に装備して、まるで銀行強盗の如くに近くの村や町を襲撃しているのです。勿論襲撃された街村は、食べ物飲み物を奪われて、反逆した人は射殺するとか、極悪非道な事を繰り返し続けているのです!」
「とは言え周りの領主さんや国の上層部は、そんなの自分達で解決しろ、と言うだけで何ら解決策も打たないのです! このままじゃ可哀想ですから、イレギュラーズの皆さんの力でしっかりと成敗してきてほしい、って訳なのですよ!」
 そしてユリーカは。
「まだまだ雪の深い北方ですから、白い兎の身体が逆にカモフラージュになって見にくいかもしれないのです。でも、苦しむ人達をこれ以上増やさない為にも、イレギュラーズの皆さん、よろしく頼むのです!!」
 と、威勢良く頭を下げるのであった。

GMコメント

 皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)です。
 春先であっても、ノーザン・キングスの悪事は千里を走っている様です。

 ●成功条件
   『シルヴァンス』の跳ね兎『グラスノフ』一族を倒す事です。

 ●情報精度
   このシナリオの情報精度はAです。
   想定外の事態は絶対に起こりません。

 ●周りの状況
   舞台となるのはヴィーザル地方で雪に包まれた地域です。
   大森林地帯から跳ねながらやってくるのですが、村の周りは一面の雪……そして『グラスノフ』一族は白毛の兎獣人なので、保護色になっており見づらいでしょう。
   更に遠距離の射程ギリギリからハンドガンをぶっ放し、罪も無い一般人達を無差別に銃撃してから襲撃を仕掛けるという行為を始め行ってきます。
   とは言え村に人気が無いと、襲撃をやめてしまうので、人気を残さないと、襲撃されずに終わってしまう……という事にもなりかねませんので、村人達への事前対処は間違えない様にご注意ください。

 ●討伐目標
   敵となるは白毛の兎獣人『グラスノフ』一族が30匹です。
   体力はそこまで高くはありませんが、雪の上でも素早い跳躍力で跳ね回るので回避力が高く、遠距離からの銃撃を行うので
   数が多い上に、相互に連携を取ってくるので、不意を打つ形で攻撃してくる……のには特に注意してください。
   また、最初のターンは村に向けての一斉掃射で行動を消費し、残り5匹以下になると危険を察知して逃げようとしてしまいます。
   敵を逃さない為には、ある程度村の中まで引き込み退路を断たなければ阻止出来ません。
   敵を村の中に誘引する為には、遠距離射程の相手等を至近距離にまで近づかせるような何らかの作戦が必要になるでしょう。

   それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。

  • 氷雪の下映りしは完了
  • GM名緋月燕
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年04月06日 22時15分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

鶫 四音(p3p000375)
カーマインの抱擁
オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
サクラ(p3p005004)
聖奠聖騎士
すずな(p3p005307)
信ず刄
長月・イナリ(p3p008096)
狐です
マッチョ ☆ プリン(p3p008503)
彼女(ほし)を掴めば
ローザ・グランツ(p3p009051)
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色

リプレイ

●残雪残る
 鉄帝国北部、ヴィーザル地方。
 春先もまだ雪が根深く残る極寒の地で、雪がまだまだ残る永久氷樹地帯『シルヴァンス』地域。
 ……辺り一面が真っ白に染まり、寒さよりも幻想的な空間だな……と思いもしてしまう。
 ……が、そんなシルヴァンスを訪れたイレギュラーズ達は。
「全く、ノーザンキングスの獣共め、性懲りも無く……!」
 かなりの怒りを露わにしているのは、『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル(p3p004352)
 そんな彼の怒りに賛同する様に、『竜断ち(偽)』すずな(p3p005307)と『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)も。
「そうですね。相も変わらずノーザン・キングスの連中が暴れているのですか…」
「ええ。ノーザン・キングス……暴れ回って村や町を襲撃している様だから、これは対処が必要だろう」
「はい。彼らにとっては弱肉強食……というかもしれません。確かにそれはその通りですが……弱い者から奪うというのは、私はあまり好みませんね」
 すずなとイズマの会話の通り、今回イレギュラーズ達が極寒のシルヴァンスに来た理由は……この辺りでまたも、ノーザン・キングスに属する一族が暴れ回っているから、助けてほしい、という話から。
 それもただ単純に街村に襲い掛かるという訳では無く……得物であるハンドガンを遠距離から予告も無くぶっ放し、一般人達を恐怖に陥れた状態で虐殺を行うという非道な行いを繰り返している訳である。
「ハンドガンをぶっ放すだなんて……随分と物騒な兎たちが居るのね……」
 とぼんやりぼやいた『狐です』長月・イナリ(p3p008096)に、『カーマインの抱擁』鶫 四音(p3p000375)も。
「そうですね。ウサギは臆病でおとなしいイメージでしたが、獣人になるとやはり違うのですね。土地柄というのもあって、武器を持って誰かを傷つけることに慣れて、人が変わってしまったのかもしれませんね」
 と小首をかしげる。
 もちろん、普通に草原をかけるウサギと、今回のようにハンドガンをぶっ放すウサギ獣人は全く違う種別ではあろう。
 とは言え凶暴性はウサギたちとは比較にならないほど凶悪なのは間違いないし、スライムの類いの様なモンスターよりは知恵が回る種類でもある。
「最近多かったモンスターじゃなくて、今回は獣人なのかぁ……やることが頭が良いと想ったら、なるほど……」
「そうだな……しかしグラスノフ……相も変わらず略奪ばっかりしおって……誇りは無いのか、誇りは!」
 『聖奠聖騎士』サクラ(p3p005004)にローザ・グランツ(p3p009051)が憤る。
 彼らにとっては、奪う事が生きがい……誇りなんて、もうとうに捨て去っているだろう。
 そして『期間限定マチョマチョ☆プリリ』マッチョ ☆ プリン(p3p008503)も。
「許セン……絶対二許センゾ、兎ドモ……!!」
 煮えたぎる怒りの心が、彼を包みこむ。
 ……その内心は、食糧を奪う事に対しての強い思い……彼の愛するプリンもそのターゲットとなっていると考えると、血が沸き立つ。
 そんなマッチョの裏の真実はさておき。
「まぁそんな狡猾な相手から村の人達を守って、かつ敵を全滅させるのが今回の仕事、って訳だよね?」
 との桜の言葉に、すずな、イナリ、イズマが。
「そうですね。一方的な勝負ほど、興が乗らないものはありません。それが……無力なものが相手であるなら尚更。故に私達が御相手しましょう。覚悟するのですね……グラスノフの兎さん達!」
「うん。これ以上、被害が及ぶ前に手っ取り早く退治してあげないと……」
「この白い兎たちはだいぶ好き勝手に狩りをしてきたようだけど、それももう終わりだな。俺たちが白い兎を狩るんだ。村の皆さんを守る為に」
 この事件を解決せねばならないという、それぞれの強い意思。
 そして、鉄帝に深くゆかりがあるオリーブとローザも。
「奴等にくれてやる物も命もありません。今度は奴等が奪われる番です」
「ああ。ヴィーザル地方の一領主として、責任持って退治してやろう!」
「ええ! 細かい理屈は関係ありません。自分らは奴等が憎く、思い知らせてやると決めたのですから!」
 鉄帝国に掛ける強い思いと共に、拳を振り合わせる。
 そして、サクラがうん、と頷いて。
「そうだね、それじゃ油断せずに頑張ろう! 村は……あそこみたいだから、急ぐよ!」
 と、襲撃が予測される村へと急ぐのであった。

●跳雪
 そしてイレギュラーズ達が辿り着くは、ヴィーザル地方、シルヴァンスの傍らにある村。
 人が住むには中々厳しい土地であるからか、住民の数はそんなに多く無い……みんなが必死に生きて、その日を過ごしている……。
 ……そんな厳しい生活をしている村を襲うグラスノフ達。
「本当に、許せませんね……」
 と四音がぽつりと零すと、それに静かに頷くオリーブ。
 そしてイレギュラーズ達がまず始めたのは、村の立地の確認。
 氷樹側の方から襲撃するとの事なので、そこから攻め入られたときに何処に逃げるべきか……を想定。
「今回の敵は、村に人気が無いと攻めてこないというからな……敵を村の中に引き込んで倒さないといけないから、その分村への被害は避けられないね……」
 とイズマが零すと、それにイナリと四音が。
「しかし、村人の方々にはしっかりと説明しなければいけませんね」
「ええ。ですが獲物がいないと手を出してこないとは……そこは獣ですね」
 と悩みを零す二人に、サクラが。
「そうだね……囮作戦をとりたくない所だけど、私達だけでは人気がある、って判断して貰うのは難しそうだよね。となると……女子どもや老人の方々は先に避難しておいて貰って、若くて逃げるのが問題ない人達に残って貰う……とか?」
 と小首を傾げ、それにオリーブが。
「そうですね。出来ればその避難先は、氷樹側とは出来る限り反対側にあるのが望ましいですね。出来れば銃弾を撃ち込まれても耐えれる様な……」
 と言いながら、周りを見渡し、めぼしい所がないかを探す。
 とは言え、流石にそこまで裕福では無い村だから、堅牢で大きな家というのは中々見つからない。
 ただ、寒さに耐えるべく岩やレンガを積み重ねてたりしているし、その隙間もしっかりと接着剤で塗り固められているので……簡単に壊れるという事は無さそう。
 そんな避難所になりそうな家を見つけて皆に共有すると共に、イナリとマッチョが。
「皆さん、すでに周りの町や村から聞いているかもしれませんが、この近くに凶暴な兎獣人が現れる、と聞いているでしょう。恐らくここも、まもなく襲撃される可能性が高い様です」
「アア、ダガ安心シロ! オレガ来タカラニハ……守リ切ッテ見セル!」
 びしっ、と決めるマッチョ。
 それに対し、村の人々は。
『でも、でも……大丈夫なのかよぉ……』
 と、当然と言うべく不安を口にする。
 ……そんな不安に対しマッチョとイナリ、オリーブにサクラが。
「アア、分カッテイル。オレニ良イ考エガアル! 敵ガ来ルマデニ、村ノ護リヲ十分ニ補強スルンダ! 例エバ異物ヲ挟ンデ射程ヲ活カシヅラクスルトカナ! オレハマッチョ! マッチョト言エバ……力仕事ダ!!」
「ええ。その為に、氷樹側の入口にバリケードを設置させて頂きたいと思います。そして女子ども、老人の方々は、オリーブさんが誘導する避難所に向かって下さい」
「後、可能ならば村にある食べ物や資材の備蓄を一緒に持って行って下さい。恐らくグラスノフ達は、村にある資材を狙っている様ですから、それが見つからなければ村に近づいてきます。そこを叩きます」
「皆さんの村を、敢えて被害に遭わせてしまうというのは申し訳ありません。ですが、どうか……村を守る為に、力を貸して下さい!」
 そんな三人の作戦案を聞いた村の人達は……不安はあれど、分かりました……と頷き、従う。
 そして老若女達が避難誘導を開始する一方で、村の若者達には。
「怖いとは思いますが……一緒にバリケードの設営を手伝って貰えますか? 皆さんは、バリケードの内側で作業していて貰えれば問題ありません」
 と、バリケード設置を手伝って貰う。
 怖くて、そんなの出来るか……と言うかと思ったのもあったけど、村の若者達は。
『俺たちの村を守る為なら、喜んで協力してやるぜ!! だからよ、何でも言ってくれ!!』
 力強く胸を叩き、喜んで協力し始める。
 こんな厳しい土地に棲まう彼らからすれば、自分達の村を守る事に対し、並々ならぬ意識を持っている模様。
 そんな村の若者達の頼りがいのある言葉に、イレギュラーズ達も少しだけ安堵。
 そして、イレギュラーズ達と村人達が協力し、村の入口にバリケードを設営。
 そしてバリケード設置をしながらイナリも村と氷樹地帯の間辺りに種をばらまき、自分自身も保護色になる様、服を白に染め上げて、敵から見づらいように細工する。
 ある程度作り終わった所で、ローザがバリケードを見づらくする様に雪を程なくならすなどして、バリケードの痕跡を隠す。
「これで油断するなら楽な仕事だけど……そんなに上手く行かないかしらね」
 溜息一つ……だが、一つでも作戦を積み重ねておくのは重要な事。
 そして一通りバリケードの設営を終えた所で、バリケードの後ろ側で村人達が何か作業をしている様にしてもらい、その近くで聞き耳を立てて警戒を行う四音。
 ……いつもの村の人数を知って居れば、少なくなっている……と気付く事もあろうが、次々と街村を襲撃している彼らは、そんな事に気付く事は無いだろう。
 そして……イレギュラーズ達と村人達の共同作戦を開始して、暫し。
 白く染まる雪原に……煩い鳴き声が響く。
『さぁてとぉ……兄貴ぃ、今日の標的はあの村かぁ!?』
『ああ。見てみろよぉ、なーんにもしらねえ哀れな村人達が寂しく歩いているぜぇ!』
『へへへ、おもしれえなぁ! んじゃ、早速始めちゃおうぜぇ!!』
 下衆に笑い、勢いづく凶暴な『グラスノフ』達。
 その声を聞き耳で鋭く、素早く気付いた四音とイズマが、仲間達にまずは合図。
 一層警戒を強めた上で、イレギュラーズ達は気配遮断で身を低くし、伏せて待機。
 そして……氷樹の上に白い兎の身体を伏せさせ、村を射程範囲に抑えたところに居並ぶと。
『んじゃぁ……行くぜぇ!!』
 と、一匹の号令一下、ハンドガンで一斉掃射してくる。
 その掃射攻撃に対し、バリケード下に隠れていたオリーブ、イナリ、マッチョの三人が立ち上がり、村人達をカバーリング。
『何っ!?』
 と目を見開く兎達。
 そんな兎たちに、敢えて聞こえるようにサクラと四音が。
「敵の攻撃が激しすぎる! 私達も一端奥に避難しよう!」
「遠く避難してください。慌てず怪我なくですよ?」
 と、守った村人達に避難する様に指示。
 その指示に従い、村人達を村の奥の方へ避難させていき……イレギュラーズ達は少しずつ後ろに下がり、敵の射程範囲外へ。
「ほらほら兎さん達! そんな所だと届きませんよ!」
 とすずなが大声で挑発すると。
『クソッ、届かねえか……まぁ、村のものを奪うのが今日の目的だからな、突撃するぜ!』
 少し苛立ちながらも、イレギュラーズ達、そして村人達を追いかけるように村に向かっていく兎たち。
 そんな兎たちを、しっかり村の中まで引き込んだ所で。
「よし、今だよ、皆!」
 サクラが声を上げると共に、先陣切ってH・ブランディッシュの一撃を放つ。
 その一撃にグワァア、と不意なる一撃に後ろに跳ねて一端間合いを取り直す兎。
 ……だが、そんな兎たちを逃さないように、オリーブが展開。
「お前達は絶対に許しません……ここで、全て倒れて貰います!」
 とオリーブが切り込み、更に彼もH・ブランディッシュで範囲攻撃し、総じての体力を減らす作戦。
 更に両側面からすずなとイズマが。
「本当は、さっきのような見せ餌のような事はやりたくなかったのです……狡猾な兎さんの所為ですよ! これだから兎は! お仕置きの時間です!」
「そうだな。ゆく隠れなんてさせない! ここで終わりだ!」
 大きな声を上げ、名乗り口上で怒りを引き付けるイズマ。
「剣は銃よりも強いのです!」
 とすずなが舞嵐で一匹を攻撃、更に高いEXAの力で、更にもう一匹へと斬りかかるすずな。
 単体攻撃で、かなりのダメージを与え、更にイズマも剣魔双撃で奇襲の一撃。
 続き四音が光翼乱波を使用し、敵の混乱を陽動すると共にローザが。
「我はローザ・グランツ。汝らを倒す者である!
 と威風堂々たる声を上げて、ディスペアー・ブルーの一撃を放ち、更にイナリも酒解狂騒霧で攻撃していく。
 そして、最後に動くはマッチョ。
「ウオオオ! オマエ達ニハ何モ渡サンゾッ!!」
 と『プリン☆ピッチャー』で攻撃。
 そんなイレギュラーズ達の猛反撃を喰らった兎たちは。
『ちっ……何だこいつら、強え。村人じゃねえな!?』
 目を見開く彼ら。
 だが、まだ数の上では全然自分達の方が上……だから。
『しゃらくせえ、こいつら全部殺せばいいだけの話だ! 俺達のハンドガンが、簡単に負ける訳ねえ!!』
 と、その手のハンドガンを構え、更に一斉に撃ち放つ。
 だがその攻撃を躱すような事はせず、毅然と立ち塞がるイレギュラーズ。
 傷を負った仲間にはすぐに四音が。
「皆さんの命を守り癒すのが私の使命。安心して戦って下さいね」
 と天使の詩や、ミリアドハーモニクスで適宜回復。
 更にローザが。
「降伏せよ! ボコボコにはするが命まで取る気はない!」
 と降伏勧告……と言えるかは微妙な宣言をするが。
『うるせえわ! 俺達の楽しみを奪われてたまるかってんだよ!』
 と、完全拒否。
「そうか、分かった。ならば近接戦闘は戦いの華! ゼシュテル魂を喰らって砕けろ!」
 ローザは遠距離から近距離へとシフトし、ソウルブレイクの一撃を放ち、敵の目の前で、一匹を完全に潰す。
 ……目の前で死んだ仲間に、一層恐怖を覚える兎たち。
 しかし、もうイレギュラーズ達が容赦する事は無く。
「アナタ達の敵は、ここだよ!」
 と、「光あれ」でまた怒りを付与して、逃げにくいようにする。
 そこに、サクラのH・ブランディッシュを初めとした範囲攻撃で、30匹居る兎たちを次々と殲滅。
 時の経過と共に、10匹、20匹……と、仲間の死体が積み重なっていく。
 ……そして、残りが8匹くらいになった所で、流石に兎たちは自分の不利を認識。
『クソッ……こりゃやべぇ……』
『どうする……?』
 顔を見合わせ、ひそひそ話。
 その動きにすっ、と四音やイナリが氷樹方向へと移動し……退路封鎖。
「さて、追い詰めているのは何方なのか……?」
「ええ……もうアナタ達は逃げられませんよ」
 いつのまにか退路封鎖され、逃げ道は最早無い。
『何だと……!?』
 作戦が見透かされていたのか、と驚く兎たちだが、そんな彼らにローザが。
「ははは、逃げる彼らを追うばかりで倒される仲間の数を気にしなかったお前達の浅慮を恨め!」
 と言い放ちながら、ディスペアー・ブルーを薙ぐ。
 元々体力が残り少なかった兎数体が、その一撃によって崩れ墜ち……そして、残るは片手ほど。
 そうなれば、全員で包囲し、逃げる隙間は一部もない。
 そして。
「貴様達二、明日プリンを食ス資格ハナイ!」
 と、マッチョの渾身の一撃が一匹を潰す。
 そしてすずなが。
「隙を見せましたね……ご覚悟を!」
 更に懐に潜り込み、抜刀・顎の一閃。
 そしてサクラも禍斬抜刀を放ち、最後の一匹をも完全に打ち倒すのであった。

●雪下草
 ……そして『グラスノフ』一族を仕留め終えたイレギュラーズ達。
「ふぅ……どうにか終わった様だな」
 と、息を吐くローザ。
 それにサクラが
「ええ……皆さんお疲れ様でした。とは言え村への被害は少なくないですね……」
 周りを見渡しながら溜息一つ。
 とは言え、村人達からは。
『ほ、本当に倒してくれたんだな……ありがとうな!!』
 と、感謝の言葉。
 ……そんな感謝の言葉にすずなが。
「いえ……皆さんが無事で、良かったです。後は……壊れたところの修理ですね」
 と提案する。
 村人達からすれば、命を救って貰ったのに、更に世話になる訳には……と言うが。
「いや、手伝わせてくれないか?」
 と進んで村の被害箇所の修復を始めるイズマ。
 そんなイレギュラーズ達の嬉しい提案に……村人達はありがとう、と何度も頭を下げるのであった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

ノーザンキングス以来に参加頂き、ありがとうございました!

狡猾兎の予定でしたが、皆さんの作戦の結果罠に掛かった兎さん・・ になってしまったようで……。
まぁ、村を襲って日銭を稼ぐような兎さんだったので、ふさわしい末路だったかもしれません……ね。

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