シナリオ詳細
<ヴァーリの裁決>謎めいた獣の女王
オープニング
●恐ろしきもの、その名は
――女王がいた。
グルル、と喉を鳴らすような唸り声が薄暗がりの中いやに響く。その声の主を茫然と見つめる人々。
既に動かなくなった父を呼ぶ少年。
彼の目線の先には、喉にポッカリと穴が開いた父親。そして、父親の胴体の辺りで蠢くのは獣。
虎である。
『彼女』の口元は鮮紅で彩られていた。
松明やランプを掲げた人々は遠巻きにこの猛獣を取り囲んでいるが、皆が戸惑いと恐怖を隠せない。
迷信深い老人が叫ぶ。
「『ミステリアスクイーン』だ……! 今年は、雪解けがやけに早かったから……!」
それは、この村の言い伝えに登場する魔女の名。
雪解けの早い年、獣の姿をとり山から降りてきては悪疫と突然の死を村に振り撒く。宝石のドレスを纏い、輝く金色の瞳を持つ災いの女王。
「そんな、あんなのただの言い伝え!」
「このままじゃ皆アレに喰われちまうぞ!! どうするんだ!」
「お嬢、危ないからお家に戻ってくれ!」
「あんなの、でっけえ野良猫じゃねえか!」
ガキン、ボキリという音が響いた直後。
鍬を振りかぶって虎に向かっていった男の、首から上が無かった。
振り下ろされたはずの鍬の刃床はボロボロに刃こぼれしていて、柄は真っ二つになり地面に転がっている。
大人達がただただ囲んで立ち尽くす中。
この村の領主――貧乏貴族の跡取り娘は王都へ急を知らせるべく、一目散に馬小屋へ駆け出したのだった。
●謎めいた女王
ある日のローレット。
「ヤバいよヤバいよー」
ネリヤ・ヴィヒレア・レヴォントゥリ(p3n000141)が、珍しく慌てた様子でイレギュラーズを出迎えた。
傍らには、ぐったりと机に突っ伏す少女。
「この子はニンファ。フィッツバルディ派の貴族……なんだよね?」
ジョッキになみなみと注がれた水をゴクゴクと飲み干すと、彼女は怯えた目付きで話し始める。
「はい……私はニンファ。ニンファ・ロータス・パパラチア。ええと、一応、貴族です……」
「村に出たんです!! 虎が! ううん、あれは普通の虎じゃない! きっと魔獣……」
絵本で読んだ虎と全然違う、と呟く少女。絵本の虎は熊や豚と仲良しだったり、カモメやウサギの悪だくみに引っかかるひょうきん者だったはずだ。
「最初に、カミンさんが食べられたんです。それで、おじさんが鍬を振りかぶって虎を倒そうとしたんだけど……」
鍬の方が壊れたんです、おじさんは一瞬で首を落とされたんです! と。信じられない物を見たと言わんばかりに少女は話す。
「あんなの、絶対に魔獣じゃないですか……! 既に犠牲者が2人出てるんです! いや、もしかしたら今頃もっと増えてるかも……!」
泣きじゃくる少女を宥めるように、ネリヤが肩に手を添える。
「今すぐ、向かって。時は一刻を争う。この子は5時間休まず馬を走らせてここまで来た。あなたたちなら、もっと早く着ける。頼んだ」
真剣な面持ちで、ネリヤはイレギュラーズ達を送り出したのだった。
- <ヴァーリの裁決>謎めいた獣の女王完了
- GM名瑠璃星らぴす
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年04月04日 23時50分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●街道、急行
王都を出て早三刻が経ったか。パパラチア領を目指して走る馬車が二つ。分乗しているのは8人の男女。いずれも、手練れのイレギュラーズである。
「幼子の助けを求める声あらば、応えるのもやぶさかではないのよ」
「ニンファさん、でしたか」
コャー、と一鳴きした『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)と、硬い表情で手綱を握る『罪のアントニウム』クラリーチェ・カヴァッツァ(p3p000236)が思い出したのは、ローレットで目にした憔悴しきった少女。
褐色の肌をしていて、銀の髪は向かい風に吹かれてボサボサになっていた記憶がある。橙がかったピンクの瞳には、絶望の色が滲んでいた。
まだ学校に行っていてもおかしくない幼さの彼女が、必死の思いでローレットまで駆けてきたのだ。
「馬の乗り方もあまり知らない子が、何時間もしがみついて王都まで来たのよ。あの子の頑張りを無駄にすることはできないわ。」
ぽつりと呟いたのは『血華可憐』アンナ・シャルロット・ミルフィール(p3p001701)
「あんなに小さい子が、命がけだったんだよ。」
やっぱり、それには応えてあげたいよね、と話す『赤い頭巾の悪食狼』Я・E・D(p3p009532)は、己の性分はあまり好戦的な質ではないと自認している。でも、あの子のためなら戦ってもいい。今はそういう気持ちなのだ。
子供といっていい年齢の身で当主、立派だが、その大変さは察して余りある。『春告げの』リースリット・エウリア・ファーレル(p3p001984)は、そんな少女の心身を思いやりつつ、彼女と、助けを待つ村の人々のためにも討ち果たさねばと固く決意する。
それにしても、と『《Seven of Cups》』ノワール・G・白鷺(p3p009316)が明け始めた空を見上げて呟く
「まーた物騒な言い伝えでございますねぇ……悪疫と突然の死を振り撒く災いの女王、ですか」
しかも魔女ときた。
「!! 見えました!蓮の畑の向こうに村!」
クラリーチェが叫ぶ。見渡す限りが泥沼のようなレンコンの畑。その向こう、沼地の真ん中にぽつんと浮かぶような高台に、質素な小屋の建ち並ぶ姿が見えた。
「王都から、ニンファ様の依頼で参りました」
「おおう、お嬢が……そうか……俺らのために」
『黒のミスティリオン』アリシス・シーアルジア(p3p000397)が、真っ先に出くわした村の青年に話しかける。憔悴しきった彼が語るのは現時点の深刻な現状。
「な、そんなことになっておるのかね!?」
声を上げたのは『身体を張った囮役』オウェード=ランドマスター(p3p009184)
村の青年曰く、8時間経ってあれから更に3人が喰い殺され、致命傷を負わされた1人が見つからないという。血の量からして生存は絶望的。
小規模な農村、という他ない規模のパパラチア領では、6人の犠牲は人口の約1割である。
グッ、と唇を噛むオウェード。敵は鉄の鍬が簡単に壊され、人の首を骨ごと斬り飛ばす虎だ。己の鎧が耐えれるかは分からない。しかし、村人の仇を取れるのは自分達しかいない。
「ザーズウォルカ様の力を借りずともワシらが虎の女王を倒してやろうッ! ワシらに任せておけッ!」
騎士が、吼えた。
●女王、出陣
8人のイレギュラーズが辿るのは、まだ乾ききっていない真っ赤な血の痕。追いかけた先は、古びた倉庫。
ずちゅっ、ちゃく、ちゃく。ぶちっ。
嫌な音がする。
この音を立てているのは……紛れもなく、「彼女」だ。
倉庫の外に動く肉の気配を感じたミステリアスクイーンは、ヒールを履いた貴婦人かのようなゆったりとした足取りで外へ出てくる。その口元には、生臭い鉄の匂い漂う紅。
「女王よ! いや、人喰いの魔女よ、ここまでだ!」
最初に動いたのは惹きつけ役のオウェードだった。彼の名乗り口上で女王の目線は完全に彼へ固定されられる。
「彼女」の艶やかな毛並みを一瞥するクラリーチェ。
「あれが……事前情報通り、ぱっと見普通の虎に見えますが、油断は禁物ですね」
アンナは「彼女」の名を大仰だと思っていたが、この姿を見ればなるほど、名そのものは相応しいと思った。どのみち、ここで倒してしまうのだが。
内心で考察するのはアリシス。真偽はさておき、伝説の魔女の名を持つ魔獣。しかもこのご時世で。それに、あの毛並みはただの宝石……と云うわけではないのだろう。
咆哮と共に、騎士鎧に身を包んだオウェードへ女王の爪が襲いかかる。全力で守りを固める彼が確かめるのは彼女の爪の威力。籠手の鋼鉄は深く抉れている。おそらく、鎧がなければ腕を持って行かれた危険すらある。
更に喰いつかんとした女王だが、グル、と。悔しくて堪らないという呻き声を上げる。ノワールの放つ白い波動が、魔獣の身体を蝕むのだ。
雪解けから目覚めたところ申し訳ないが、また凍ってくれと麗人が詫びる。
ルーンシールドと聖骸闘衣で守りを万全に固めたレッドが、オウェードに気を取られて隙だらけになったクイーンを狙う。オウェードも斧でのバックハンドブロウを放つも、刃が中々通らない。やはり物理防御の高さがネックか。それでさっきのような一撃を繰り出してくるのだから、村人が勝てる相手ではないだろう……鍬が壊れるのも納得でしかない。
アリシスが放つ断罪の刃が連続して虎目石のドレス纏う女王へ叩き込まれる。
「やはり物理で抜くことは困難ですか……」
斧による物理的な一撃と、己の放った秘蹟の通りの違いを目の当たりにして、アリシスが呟いた。魔除けの宝石の体毛だけあって、神秘も軽減する。が、この任務のメンバーの戦闘力からしたら微々たるものだ。
物理が本当に通りづらい、となれば神秘と化学からの突破が最適解となる。その解に至り、しかもその攻勢を仕掛けられる者が何人も居たのはこの任務において最大の幸運だったと言ってよい。
「タイガーアイ……よく分からないけど、燃やせば良いと思うの!」
打って出るのは一か八かの丁半博打。胡桃の当てずっぽうは、図らずも一つの正解を言い当てていた。タイガーアイは珪素鉱物、石英の一種。熱を加えられ、急速に冷えれば脆くなってしまう。輝きの元となる石綿こそ熱に強い……とされるが、珪素すら脆くなる熱でそのままの強靱を保てるかどうか。
星の光を帯びた呪いの狐火が、女王の胴を焼く。強靱な体毛が神秘の攻勢を軽減するのもほんの一瞬。
「こっちもですよ、女王!」
さらに叩き込まれる炎。ふわりと爪先をリースリットの紅焔の一撃が、女王の首を強かに叩く。落とすまでは至らない。しかし、彼女の胴を焼く凶星の炎と呪いの焔は石英の体毛を確かに蝕んでいた。
「随分と暴力的な女王様なのね。睡眠不足ではないのかしら?」
可能性を纏ったアンナの燃え上がる薔薇が、女王の頭を叩く。目や口を狙って燃やしたかったが、確実性を取った。しかし、女王が炎上の瞬間に目と口を閉じたのをアンナは見落とさなかった。
激しく転がって火を消そうとするミステリアスクイーン。村の周囲は道以外360度全て沼と言っていい。本来なら、野生の脚力でそこまでひとっ飛びすれば多少は癒やすことも出来ただろう。
だが、今の彼女にその発想はなかった。
堅くて不味い雄の餌と、自分の毛並みを焦がした雌達のうち、最後に攻撃した個体をどう痛めつけるかで頭がいっぱいなのだ。
これらを全て片付けんと、魔獣は尻尾をしならせて襲いかかる。オウェードとアンナ、レッドにリースリットとノワールに、強烈な女王の鞭が打ち付けられた。今、尾の追撃や爪の一撃を貰えば戦闘継続に関わるが……その心配は杞憂だった。
すかさず響くのはクラリーチェとアリシスの聖なる歌。みるみるうちに傷が癒えてゆく。だが、守りを崩された現状が危ういことに変わりは無い。
「残念ながら、"其処"に希望はございません」
目指すは早期決着。だが、多少の保険あったほうがよりゲームセットが近付くだろう。そう判断したノワールが顕現させたのは黒いキューブ。女王のドレスに傷が付いたわけではない。
だが。
蝕まれている。外傷もないのに血が出ている。苦しい、痺れる、動けない。
ミステリアスクイーンは、獣ながらなんらかの知能と意志を感じさせる瞳を、恨みと憎悪を込めて女道化師へと向ける。
「硬化しとらんのは目と口だ!ワシも狙うが、頼む!」
鎧越しに傷付いた身体を賦活させつつ、戦略眼で見切った弱点を叫ぶオウェード。そこへ、レッドが畳みかけた弱点狙いが炸裂する! 彼女も化学といった難しいことは分からない。だが、ちょっとした医学的根拠くらいなら分かる。
「爪と体毛が変化するだけなら、これは効果あるよね?」
悪食狼の魔力を帯びた手刀が、鋭く化け虎の目玉を抉る! そう、視覚の関係で絶対に硬化しないであろう眼球をレッドは狙ったのだ。手刀と侮るなかれ、レッドの一撃が鉄板だとか石壁に叩き込まれていたなら綺麗に穴が開いていただろう。
「これです!」
すかさずクラリーチェが放った聖なる光が、魔獣の守りを著しく阻害する。ここぞとばかりに飛んでくるのはアリシスの光刃。叩き込まれるのはリースリットの生み出した虚無の剣。
片目を深々と抉られ、さらに追い討ちをかけられてやたらめったらと動き回るミステリアスクイーン。こうなると最早、普通の害獣討伐とあまり変わりが無い。
「人民を守る為なのですから、革命も止むなし、ですよねぇ? 閉幕ですよ、謎の女王様」
此度の処刑方法は断頭……は無理そうなので串刺しなんて如何でしょう?と。冗談めかしたようなノワールの言葉と共に、ミステリアスクイーンを串刺しにするのは大地から生えた水晶。本来なら共にモース硬度7。貫通させられる訳がない。しかし、既に彼女の体毛は激しく燃やされていた。そして、この水晶は神秘を帯びたモノだ。
「これで、最後よ!」
アンナのソーンバインドが、串刺しになった女王の頭を刺し貫くように奔って、そして……ドッカリと倒れて、ミステリアスクイーンは動かなくなった。
本当に倒せたのか遠距離の攻撃を当ててみるも、やはりピクリとも動かない。
アリシスは、ミステリアスクイーンの身体を観察し、検分する。絶命と同時に硬化の能力も解けたのか、手触りは完全に獣の毛だ。
(時期が時期だけれど、昔から住んでいる存在なら恐らくスラン・ロウの件とは……いえ、今回初めて出てきたのなら、そうともいえませんね……)
リースリットが微かに眉をひそめて思案する。
「早い雪解けの時しかおりて来ないっていうのは何か意味があるのかなぁ?」
さすがに何匹も居るとは思えないけど、と呟いてレッドが見上げるのは、村からもまだ雪の残る尾根がくっきりと分かる山脈。
「こうして女王は崩御し王国は滅亡しました……か」
オウェードの独り言が、鉄の匂いのする風に乗って流れていった。
●少女、復活
「あのっ!ありがとうございました!」
睡蓮に纏わる名を持つ少女領主が深々と頭を下げる。
今、8人がいるのはパパラチア女卿邸……と言えば聞こえはいいが、実際は周囲の家よりも少し立派なだけのただの民家である。豊かな村なら名主か村長の家かな、と思われるレベルの。
「こここここれで安心じゃよ……ま、ま、……またっ!何かあれば依頼を頼むのう……」
「うん、頼もしい申し出ありがとう。えーと、騎士さん?」
どもるオウェードに、彼の内心と嗜好を知らぬニンファはにっこりと笑いかける。
「おじさんも、死んでしまった人も戻ってこないけど……少しずつ、村を立て直していこうと思います」
俯きがちに語るニンファ。何かがクリーンヒットしたのか、真っ赤になって不審者スレスレになるオウェード。
「そうだ、ミステリアスクイーンの言い伝えを知っている人はいます? あとは、本とか」
ノワールの申し出に、ニンファは育ての親である村長の名を挙げる。自分が育った村長の家にもそういった本があったと。しかし、今は弟が殺されたばかりなので話は難しいかも知れないとのこと。
「ええ、お弔いや葬儀はお手伝いさせていただきますね」
「私も手伝うわ」
「ありがたいです……助かります。あの。棺もなくって……」
クラリーチェとアンナからの申し出は、今のニンファにとってどれほど心強いだろう。
ニンファはまだ12歳。この一件は大きな精神的負担になっていることは想像に難くない。だが、これを乗り越えた先に一人前の領主への道が続いているのかもしれない。
イレギュラーズ達は、彼女が立派な為政者に成長することを願ったのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
かくして女王は打ち倒されました。火力のオーバーフローこわぁい……
実はもっと嫌らしい持久戦の予定でしたが、神秘の暴力の前には無力でした。すごいです!
パパラチア領ですが、人口が減ってしまったので近々イベシナで皆様に復興のお手伝いをするかもしれません。
MVPは痛い一撃+弱点にヒットさせた貴女へ。ニンファのために戦って下さってありがとうございました。
皆様、お疲れ様でした。
GMコメント
お久しぶり、あるいはお初にお目にかかります。瑠璃星らぴすです。
皆様お変わりありませんでしょうか。
●成功条件
魔獣『ミステリアスクイーン』の討伐
●依頼人
ニンファ・ロータス・パパラチア(12歳)
貧乏貴族の跡取り娘、というか女当主。パパラチア領は王都にもフィッツバルディ領にも近い農村地帯です。
厳格というよりかは清貧と清廉を重んじる家風。
ニンファの幼少時に両親が亡くなったため、数代前の庶子を祖とする分家の村長一家に育てられました。
村長の弟をおじさんと呼んでいたのもそのため。村の皆を家族だと思っています。
●場所
パパラチア領
王都とフィッツバルディ領の間、あまり裕福ではないスラム街スレスレの農村。特産品はレンコン、観光シーズンは蓮の花が咲く季節。
子供が休まず馬にしがみ付いて5時間で王都へ来られますので、イレギュラーズの足でならより早く到着できます。
短縮できる交通手段があればもっと短時間で着きます。
●敵
・虎型魔獣『ミステリアスクイーン』1体
一見すると非常につややかな毛並み以外は普通の虎。全長2.6メートルと大きさもメスとしては標準的。
しかし、体毛全てと爪をモース硬度7まで硬化させる能力があるため物理攻撃が通り辛いです。
幸い、ダメージのある遠距離攻撃の手段がありませんので対策法は幾つかあります。
バラック小屋の陰から陰へ、屋根から屋根へ飛び移るように素早く移動します。
村の中心部を脱出され、近隣の村や王都へ続く街道へ逃げられた場合は被害が甚大になることが予想されますので、村内部にいるうちに短期決戦を挑むのがベターです。
・虎眼石のドレス(P)
体毛と爪がモース硬度7、宝石のタイガーアイとほぼ同じ化学組成に変化します。
非常に硬くなりますが、幾つか硬化しない部分があります。また、化学の方面からの突破法も存在します。
魔除けの宝石ということもあり、神秘攻撃は若干軽減しますがかなり有効に通ります。
・躾の鞭(A)
物中扇【崩れ】
硬化した尻尾を振り回す攻撃です。
・女王のビンタ(A)
物近単【失血】
トラパンチ。超危険。
・女王の吶喊(A)
神遠域【副】【無】【防無】
魔力を帯びた大音量の雄叫びで、瞬間的に敵を無防備にさせて一気に攻撃を仕掛けようとします。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●ブレイブメダリオン
このシナリオ成功時参加者全員にブレイブメダリオンが配られます。
ゴールド、ミスリル、アダマンタイトとメダルごとにランクがあり、
それぞれゴールド=1p、ミスリル=2p、アダマンタイト=5pとして扱われブレイブメダリオンランキングにて総ポイント数が掲示されます。
このメダルはPC間で譲渡可能です。
皆様のご参加、お待ちしております!
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