イ＝ルーナクの今夜も無茶振りNight vol,11

オープニング

●今日も始まり
「ぴん、ぽん、ぱんぽーん！深夜■■時をお知らせします！
今夜もやっていきましょう、イ＝ルーナクの今夜も無茶振りNight！！

今回で11回目ですよー。
全開の放送が年末年始スペシャルだったんだけどそう思うとあの放送って10回記念でも会ったのね。
うーん、アニバーサリー。まぁやってることはいつもと変わらないんだけどね。

まぁそんなこんなで今回が通常放送一回目って言うことでね。頑張っていきたいと思うんだけども。
逆に考えたわけよ。最初から頑張り過ぎたらあとから絶対バテるぞとね。
マラソン大会で最初にダッシュするやつは後半バテて悲惨な順位になるわけなんですよ。
というわけで適度に肩の力を抜いていきたいなーって思いを改めました。
以上、ものぐさの良いわけです。

ってな感じでそろそろ最初のお便り読んでいくわよ。

RN『銀行を襲おうと思う』さんから。
いややめて。このラジオで犯罪予告しないで。

『イ＝ルーナクさんこんばんは。いい夜ですね』

はいこんばんは。それはこう、暗さが犯行を隠してくれるとかそういった意味のいい夜なのかな。

『私には今、実行しようかどうか悩んでいることがあります』

銀行強盗ならやめときなね？ね？悪いこと言わないから。このおたよりにがっつり住所書いてあるから。詰めの甘さ露呈しちゃってるから。

『気が進まないなぁ、とは思うのですが、やはりどう考えてもこのままだとお金が足りなくなってしまうのです』

そうね、お金は大事だもんね。でもね、もっと大事なものがあると思うんだ。遵法精神とか。

『お母さんも許可してくれるかわかりませんし』

お母さん、絶対反対するわ。何ならお父さんもお婆さんもお爺さんも反対だわ。

『でも、やっぱりいい経験になると思うので説得してみようと思います』

役に立たねぇよ生きてく上でそんな経験。いや、もういっそ行っちゃえお母さんのところ。思いっきり怒られて諦めてしまえ。

『許可が取れたら頑張ろうと思うので応援しててください、アルバイト』

いやアルバイトかーい！
絶対わざとだろこのRNと無駄な倒置法。
実はやる気ないでしょお前、アルバイト。
もうあれですね、いっそうっかり滅茶苦茶きついバイトに入ってしまえって思いました」

●境界図書館にて
　集まったイレギュラーズが見たものはテーブルの上に置かれた、

『これでお手紙を書いてラジオに送ってね』

　と書かれた書き置きと白紙の便箋、筆記用具の一式だった。
　ちょっと手抜きすぎない？

---

第2章

第2章 第1節

「はぁい、では次のコーナーいきますよー。
第して『贈り物のアレやそれ』！！
ちょっと雑じゃない？このタイトル。

まぁアレですね。この時期って言えばやっぱりね、ちょっと気になってるあの子に贈り物渡したら渡した贈り物のお返しもらったりね。
そういう、甘酸っぺぇあれこれがね、あるはずなんですよ。

私はなかった。
泣いてなんか無いやい！！！

まぁそれは置いといてね。なんかそんな感じのスイートなメモリーをお聞かせくださいな、ってやつです。
それではお便り読んでいきまっしょー」

---

第2章 第2節

「では読んでいきましょう。
RN『母が無事に帰ってきました』さんからです。

『イ＝ルーナクさん、再び失礼します。
今回は贈り物についてですが。
私の方ではグラオ・クローネの、あ、バレンタインといえばよろしいでしょうか。その時に友人の方にお贈りしあう事を行いました』

グラオ？なんかそんなふうに言う地域があるんですかね。
それはさておき友チョコってやつねー。最近はそっちも一般的になってきたよね。

『その折に頂いたラスクチョコが少々硬いながらも、可愛らしいハート型に手作りしてくださった上とっても美味しく、頬を緩ませながら美味しく頂かさせて貰いました』

へー、ラスクチョコ。いいなー、美味しそう。

『さて、このような話題なので今度は私からも。
イ＝ルーナクさんはこのようなイベントでは何か頂いたりしたでしょうか？』

ははは。

『とっても軽妙な語り口で面白いラジオをなさってますので、ファンの方からどのような物を頂いているか教えてくださると嬉しいです』

お手紙ならいっつも貰ってますよ。
いや、うん、まぁそうね。
結構いるんだけどね、ちょっとしたお菓子やら添えて送ってくれる人。
といっても所謂義理チョコ以上の意味はないんじゃないかなー。
ていうかキッチ義理チョコです！って書いて送ってくる人もいるよ。
このラジオのユーザーはそう言う奴らよ。

プライベートのことについては聞かれたら血を見ることになるのでこのへんで」

成否

成功

---

第2章 第3節

「次のお便りです。
RN『透明しっぽの人魚姫』さんから。

『なんてこと…こうして、お手紙をお贈りするだけでは、ご不満だったでしょうか…！？』

あぁいや、別に不満ってわけじゃないのよ。
お手紙のおかげで御飯食べられてるわけだし。
ただこう、言葉の綾っていうかね？

…なんていう冗談は、置いといて』

はい。

『イ＝ルーナクさんに、お手紙以外に、なにか、お贈りするとしたら、いったい、何が、よろしいでしょうか…？』

お菓子とか嬉しいですけどね。

『やっぱり、ぱんつ…なんかが、よいのでしょうか…？』

それが『やっぱり』になる文化圏ってなに？？？

『わたしは、これまでは、拾ったおっさんのぱんつとかを、ギルオスさんに、捧げていましたけれど』

怖っ！完全に知らない文化圏の話だ。
ギルオスさんとやらが可愛そうだしおっさんの下着を当たり前のように拾ってるのもなんか怖いわ。

『さいきん、とある、シスターさんに、おゆずりするように、なりましたの…しあわせは、みなで、分かちあうほうが、いいでしょうから』

いい話、なのかなぁ。
結論には異論はないけどそこに至る道に大きな隔たり感じちゃうわ。

『P.S.
イ＝ルーナクさんには、わたしチョイスの、おいしい海鮮小鉢を、お贈りしますの…腐らずに、届きますように…』

あ、はいありがとうございます。
……生モノかしら。クール便で届くんですかねぇ」

成否

成功

---

第2章 第4節

「さって、そろそろお別れの時間になっちゃいましたねー。
毎度毎度思うけど楽しい時間は早くすぎるものです。
このラジオがいつもすぐ終わっちゃうなー、なんてみなさんにも思ってもらえてたら嬉しいですね。

さて、そんなわけで今回はこのへんでさようなら。
お相手はあなたの夜のお耳の恋人、イ＝ルーナクが務めさせていただきました。
それではまた次回、お会いいたしましょう、バイバイ！」