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シナリオ詳細

【黄昏小町】この子、どこの子?

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●子供は風の子

「トモー! おれ先行ってるぞー!」
「もう、待ってくださいよリキー!」

 夕日の下を、子供達が今日も元気に駆けてゆく。ここは、黄昏小町のちょうど中心にある駄菓子屋。
ある女の子はダブったシールを交換し、ある男の子は隅っこで縄跳びをし、あるグループは駄菓子屋前のベンチで、ラムネの早飲み競争をし。
そんな、当たり前の日常が、当たり前のように繰り返されている。

 しかし、この日は少し違った。『知らない子』が、子供の輪に近づいてきたのだ。
いや、正確に言えば、これまでの子供達のグループに、見知らぬ子が、新しい子が、『仲間に入れて』『友達になろう』と呼び掛けてくる事自体は、まま起こりうるのだ。
その時は、幾つかある子供グループの中で、最もその子に適していると思われる集まりに、子供達なりのネットワークを集結させ、導く。

 そうして、幾つもの仲良しグループが生まれ、輪が広がり、仲を深め、やがて時の流れとともに解散するか、大人になっても繋がりが続くか。
仲良しグループの行く末は様々であるが、いずれにせよ、新しい子供が現れたなら、必ずやどこかしらのグループが受け入れる。
仮にそこでうまく行かなくとも他のグループを紹介され、少なくとも、どこからも『仲間外れ』にされることは、殆ど無いのだ。

 しかし、この日ばかりは、『その子』を見た子供達が皆表情を変え、恐れ慄き、逃げ出してしまった。
何故なら。

「お、『大化けおばけ』だーっ!」
「連れてかれちゃうよーっ!」

 放送の鳴る『夜』になってもいつまでも帰らないと、子供達を連れ去ってしまうという『大化けおばけ』。
まさしくその『おばけ』というべき風貌の何かが、子供達の前に現れたのだ。
突然の『おばけ』の出現に、子供達は皆散り散りに逃げていく。
しかし、その中でただ一人、その場を去ろうとしない者が居た。

「みっちゃん、危ないわよ!」
「早く行こうぜ!」
「……ちがう」
「何が違うんですか、みっちゃん?」

 仲良しグループ、リキ、トモヒロ、アキ、そして最年少のみっちゃん。
彼らだけが、正体不明の『おばけ』を、正面から見据えている。

「あのね、この子。『大化けおばけ』じゃないよ。この前見たのと、全然違う」
「ええ……?」
『アオオ?』

 そうして話す間も『おばけ』はゆっくりとした足取りで、彼らの方へ近づいてくる。

『アオオ?』
「……あそぼ、って言ってる?」
『ウン!』
「なんて言ってるかわかるんですか、みっちゃん」
「なんとなく、だけど」
「ええー……でも、アタシ達だけで一緒に遊んで大丈夫なの?」
「でも、他の皆は、もう何処かに行っちゃったぞ」
『アーオーオー!』
「……うーん、見た目はともかく、確かに、こう。無邪気そうな感じはしますけど……」

一体全体どうしたものかと、仲良しグループは考え込んでしまった。

●あの子はどこの子?

「うーん、『大化けおばけ』を見たみっちゃんがそんなに言うのなら、違うのかもしれないけど」

 それなら『その子』は何なのだろう。
マチネは、うーんと小さく唸るが、この場で答えは出そうにない。

「とりあえず、イレギュラーズ。『この前』の事もあるから……子供達を見守って……何だったら、遊び相手になってくれる?」

 イレギュラーズ達は頼れるお兄ちゃんお姉ちゃんだという事を、既に彼らは知っている。
信頼できる目があるならば、彼らも『大化けおばけ』を恐れることなく、『おばけ』を仲間に遊べることだろう。

「きっとその子に悪意はないと思うんだけど、一緒に遊んだりしながら、『おばけ』の正体も、調べてあげるのが良いかもしれない。そうしたら、子供達ももっと安心できるかもしれないから」

そう言って、マチネは、貴方達を送り出した。

NMコメント

どうも、なななななです。
こちらは当方のシナリオ、『【黄昏小町】あの子はどこに?』(https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/5093)の続編にあたります。
が、前回参加していたイレギュラーズも、そうでない方も、どなたでも大歓迎です。この街の子供たちは、基本的に『大人』を信用しています。

その他、詳細は以下の通り。

●黄昏小町
 
 永遠に夕方が続く、古き良き日本のような光景が広がる世界です。
空模様や天気はいつまでも変わりませんが、一応『夜』という概念があるらしく、毎日決まった時間に放送が流れます。

 遊ぶのはここでやめにして、今日はもうお休みしよう……という意味もあるようですが、この黄昏小町には、『夜』になってもいつまでも遊んでいると、『大化けおばけ』にどこかへ連れて行かれてしまう……という伝承があるようです。

 PC達が今回この町を訪れるのは、まだまだ『昼』の時間なので、遊ぶ時間はたっぷりあります。

●目的
・仲良しグループと共に『おばけ』と遊ぶ事
・『おばけ』の正体を調べること

 この2つのうちどちらかだけに専念しても、両方やるのも良いでしょう。
しかし、4人全員が『遊ぶ』『調べる』片方に偏っていると、拾えない情報があるかもしれません。
相談にて役割分担をしておくと、偏りがなく、より『おばけ』の事が分かるリプレイになるかと思われます。
仲良しグループ(後述)の輪に加わりながら、『おばけ』を観察したりするのが良いでしょう。

『おばけ』の身体はぼんやり透けていますが、誰かに触ったり、物を持ったりもできるようです。
子供達のするような遊びは一通りできると考えても問題ありません。
子供達を見守りがてら、『おばけ』に少しずつ質問を投げかけてみるのも、その正体を知る足がかりになるでしょう。

●NPC

みっちゃん
仲良しグループ1の泣き虫で、だけど一番優しい子。
本名はミカ。サラサラとした茶髪の、女の子にも見える男の子です。
おばけと仲良くなりたいようです。

リキ
仲良しグループ1のやんちゃ坊主で、おっちょこちょい。
ほっぺや膝に、いつも絆創膏が貼られています。
おばけはちょっと怖いですが、この前の事もあるので、みっちゃんを置いていく気はありません。

トモヒロ
仲良しグループ1の賢い子で、眼鏡っ子。
誰にでも敬語で話しますが、仲良しグループには心を開いています。
おばけの正体を、彼なりに真剣に見極めようとしています。

アキ
仲良しグループ1のおしゃれさんで、しっかりもの。
いつも真っ赤なリボンでポニーテールを作っています。
他の三人の意思を尊重して、おばけと遊んでみるようです。

おばけ
子供がボロシーツを被ったような外見をした、典型的な『おばけ』の姿をした何かです。
話す言葉は不明瞭ですが、こちらの話す事は充分に伝わるようです。
あまり難しい事はわかりません。


●遊び場所候補(例)

・お寺
 仲良しグループが、いつも真っ先に集まる所です。
ここではよく、けんけんぱをしたり、押し相撲をしたり、何かおもちゃを持ち寄ったりと、色んな遊びをしています。

・公園
 仲良しグループがいつも皆で遊ぶ場所の一つです。
とても広くて動きやすいので、かくれんぼの他にも、けいどろやだるまさんが転んだ、等で遊ぶ日もあるそうです。

・柿の木通り
 子供達に大人気の、甘い甘い柿がたくさん生っている木が並ぶ通りです。
柔らかめから固めまで、食感もさまざま。

・花園商店街
 魚屋さんに八百屋さん、鞄屋さんと、毎日町の大人達がせっせと働いています。
毎日、とても賑やかです。


・駄菓子屋
 黄昏小町の中心にある、子供達の憩いの場です。
シナリオ開始時点で仲良しグループはここに居り、皆さんもそこで彼らと合流することになります。

以上になります。
不思議なこの子のことを、どうか知ってあげてください。

  • 【黄昏小町】この子、どこの子?完了
  • NM名ななななな
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年02月17日 21時55分
  • 参加人数4/4人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

楊枝 茄子子(p3p008356)
虚飾
トスト・クェント(p3p009132)
星灯る水面へ
アイザック(p3p009200)
空に輝くは星
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
挫けぬ笑顔

リプレイ

●あの子を、呼んで

『アーオーオー! オウオアオンエオ!』

 どう接したものか。考えている間に『お化け』は、仲良しグループに近寄ってくる。すると、その隙間を埋めるように。『お兄ちゃんとお姉ちゃん』がやってきた。

「あーそーぼっ!」

 まず誰よりも元気に呼びかけたのは、『羽衣教会会長』楊枝 茄子子(p3p008356)。続けて『よく食べる』トスト・クェント(p3p009132)も、柔らかい声で。

「おれはトスト・クェントだよ。おれたちも遊びに入れてくれるかい?」
「いい、けど……」

 リキは『都市伝説“プリズム男”』アイザック(p3p009200)を不安そうに見つめる。今はこの世界の昼。彼の『擬態』はバレないはずだが、子供の直感でも働いたのだろうか。

「やあ、『いい子』達。僕達は皆の友達だよ」

 笑顔が伝わったのだろうか。今度はアキの方から『そっちのお姉ちゃんは?』と尋ねてくる。『新たな可能性』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)への問だ。すかさず、彼女もそう名乗る。

「フォルトゥナリアさん……ですね」
「リアおねーちゃん?」
「こらっみっちゃん、勝手に略さないの」
「いいよ、リアで」

 あだ名を付けたということは、子供達は自分達を受け入れたという証だと、フォルトゥナリアは笑う。子供達もやがて、それぞれの名を答えた。
少なくとも、仲良しグループの輪に、イレギュラーズが加わるという第一の壁は、無事クリアした。しかし、お化けは、下を向いてしまい、何も答えない。名前が無いのだろうか。

「さて、僕も一緒に遊んであげたかったんだけど……お兄さんは少し、買い物もあるから。先に皆で遊んでてよ」

 アイザックはそう言って、この場を後にする。イレギュラーズは、まずはアイザックが独自の調査に出る、という事は事前に聞いていた。故に、何でもない風に『いってらっしゃい』と送り出す。
今ここにいるのは、仲良しグループ+お化け+アイザックを抜いたイレギュラーズの3名。8人も居れば、大概の遊びが出来そうだ。

「さて、皆は何したいかな?」
「おれは……さっきまでトモと鬼ごっこしてたけど」
『オウオ! オウオオイオッオアイー!』
「うーん、この子が何を言ってるか分からないことには……何に誘えばいいのか」

トモヒロがそうやって頭を抱えると、トストがお化けに向き直る。

「うーん……まず、君をどう呼ぶかだよね」
「確かに。いつまで『お化け』呼ばわりも、会長的にはどうかと思いますっ!」
『ウン……オアエアイアア』

お化けは首をふるふる振る。

「お化けは嫌だ?」
「ウン……」
「他の名前がいい、よね」
『オアオアイイ』
「……にーちゃん、わかんの?」

リキが目を丸くする。

「なんとなく、だけど。この子、母音だけで喋ってると思うんだ」
「なるほど、そこから意味を推測したんですね」
「うん、ぼくもそういってるとおもう」

トモヒロが、なるほどと頷いた。お化けの不明瞭な言葉の正体、まずそれが解けた。こちらも慣れれば、少しずつ意味を汲み取れるようになるだろう。となると、次の問題。お化けの呼び名だが。

「それじゃあ……『アイ』はどうだろう?」
『アイ?』
「あっ確かにー! アイちゃん? アイくん? どっちもいい感じだし!」
「アイ……アイ……アイイウウ!」

お化けは喜び飛び跳ねた。

「じゃあ、あなたはアイ、ね」
『ウン!』

フォルトゥナリアに、お化けは明るく頷く。第二の問題もクリアだ。

「このこ、さっき『おにごっこ』がいいっていってたよ」

みっちゃんが、先のアイの言葉を訳してくれた。

「じゃーアイ! 私が鬼になるから、ちゃーんと逃げるんだよ? 逃げ切ったら、後でお菓子、買ってあげる!」
『逃げる!』
「ふふっ、最初の鬼は茄子子だね」
「じゃあ、逃げろー!」

駄菓子屋を起点に、皆は元気よく駆け出した。

●その子は、きっと

 一方、その頃。アイザックは『花園商店街』まで足を伸ばしていた。

「おやお兄さん、ここらじゃ見ない顔だね」
「ええ、ちょっと。親戚の子に会いに行く前に、何か手土産を持っていこうかと」

鞄屋のおじさんに話しかけられるが、アイザックは咄嗟にそれらしい理由をでっち上げる。

「そうかい、ちゃーんとその子が『大化けおばけ』に連れて行かれないよう、見ていてあげな」
「大化けおばけ……?」

今初めて聞きました、という風に首を傾げると、老人は。

「知らんのかい? 『夜』になってもずうっと遊んでいると、その子を連れ去ってしまうおばけのお話だよ。だから、夜になったら早く帰ろう、と言われてるんじゃ。……まあ、わしも見た事はないんじゃが」
「お爺さんは見た事が無い……という事は、実際の被害は?」
「聞いた事が無いねえ。きっと、子供達を危険な目に合わせない為の言い伝えだよ。第一、この町の子供達は、儂らの宝だ。一人でも居なくなったらすぐに気付くさ」
「……ふむ」

では、ここに来る前のマチネの言葉や、みっちゃんを襲ったというモノ。あれは何なのだろう。そう首を傾げた時。

「だがなあ、昔々、この黄昏小町は、悲しい事があってなあ」
「ええ」
「……儂も子供の頃じゃった。大人も子供も、多くの人が死んだ。『戦争』に巻き込まれたのじゃよ、ここも。亡くなった人の数だけ、皆涙を流したよ。それでも、何とか、残った人間で、ここを建て直してな。今ではこんなに、笑顔の耐えない町になったよ。ああ、でも。あの日亡くなった者達も、まだまだ、やりたい事があったろうなあ。子供なんて、もっともっと、遊びたかったろうに」

そういえば、この町の空がこうなったのも、その頃からかなあ。そう言って、彼は天を仰いだ。

 礼を言って老人と別れた後、似たような質問を商店街の数人にもしてみるが、彼以上に詳細を知る者は居ないようだ。……『これで親戚ちゃんに美味しいものを』と、駄賃をくれたものは居たが。
とにかく、収穫はここまでだろう。この事を、皆に伝えなくては……。




「ひーっ、ひーっ……皆早すぎるよ……体力おばけだよ……」
「なすこおねーちゃん、へっとへと」
「ねーちゃん、お菓子はー?」
「茄子子は今お休み中だから、私と遊ぼ。……実はね、私、皆の考えること、分かっちゃうんだ」
「本当ですか?」
「すっげー!」

 ヘトヘトの茄子子に代わり、フォルトゥナリアが遊びを先導すれば、男子二人が食いついた。
疲れた様子のみっちゃん、アイは一休み、アキはニコニコと皆を見ている。

 鬼ごっこはイレギュラーズの完敗。鬼の役を他の者が受け継いだりもしたが、やはりこの町を熟知している仲良しグループは強敵だった。
それだけでなく、アイも、見かけによらずかなりの素早さに思えた。途中でみっちゃんとしっかり手を繋いで走っていたし、鬼交代のじゃんけんにもしっかり加わっていて。

「……うん、普通の子と変わらない気がする」

トストはそう、結論づけた。皆に聞いてみたが、「アイはいい子」「元気」「お喋りが大好き」と、仲良しグループからも好印象らしい。

「すっげーよリア姉! うちの夕飯がカレーってなんでわかったの!?」
「壁を抜けるなんて……科学的に説明できません……」

フォルトゥナリアの遊びも、二人に大好評だ。アイも、拍手を送っている。

「ねえ、そういえば、もうすぐ夕方かな。皆のお家はどこなの?」

 時刻は3時近く。打ち解けてきたところで、皆にそう尋ねた。仲良しグループの子供達は、方角を指したり、橋の近くと言ったり、それなりに答えるが……アイは、下を向いてしまう。

「アイ、大丈夫?」
『大丈夫。でも、お家はわかんない』
「『夜』になったらどうするの?」
『……きっと、帰れる』
「えっ?」

フォルトゥナリアが、首を傾げたその時。アイザックが戻ってきた。

「やあ皆」
「アイザック、おっそーい、会長クッタクタだぞう」
「……話を、聞いて欲しい」

神妙な彼の様子に、イレギュラーズは耳を傾けた……。

そこから少しして、3時過ぎ。

「皆ーっ! グミとかチョコとか、買ってきたよっ!」
「わーっ!」

買い出しに出た茄子子が戻ってくると、皆が彼女を囲む。

 アイも当然、その中に混じり、チョコを手にした。皆でワイワイ、お菓子を食べる姿は、やはり普通の子供と大差無い。しかし。先のお爺さんから聞いた話が、一行の顔を曇らせる。
やがて、お菓子を食べ終えた頃。急にアイが立ち上がった。

「アイ?」
『お兄ちゃん達、今日はありがとう。僕、幸せ。でももう、帰らなきゃ』
「……逝くのかい?」
『うん。だって僕、ずうっと前に、真っ赤な中で死んじゃったから。でも、僕はもう満足。だけど、僕以外の子がここに来たら。きっと、優しくしてあげて』
「また、遊んであげたらいいんだね?」
『うん、そしたらその子も、足りないものが見つかって、帰り道が分かるようになるから』
「ねえ、貴方のお家って」
『ここより、ずっと遠いとこ。どこかはよくわかんないけど、今なら帰れる』
「ちょ、ちょっとアイ、行かないでよっ!」
『ごめんね茄子子。でも、行かなくちゃ。楽しいけど、ずうっとここに居たら、僕、悪いおばけになっちゃう。そしたら、皆を怪我させちゃうから』
「アイっ……!」

皆、さよなら。

そう言い残すと、『もっと遊びたかった』、唯一の望みが満たされたアイの身体は、透けて、溶けて、消えていく。

仲良しグループがアイを慌てて呼ぶが、アイは皆に手を振り……やがて、見えなくなった。

この町の『おばけ』、そして『大化けおばけ』の正体は。
かつてこの町で無念の死を遂げ、彷徨う亡霊、だったのだ。

成否

成功

状態異常

なし

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