シナリオ詳細
ぱんつを奪い返す依頼
オープニング
●あの遺跡壊されてなかったんだ
吹きすさぶ風と砂は、ときに遺跡の入口を塞ぎ、人の耳目を遠ざける。
その地にあるとされる『その遺跡』は探索され尽くしており、重要度が低く、そしてイレギュラーズが一度調査に立ち入ったということもあり、概ねの場所は明かされていたものの、砂に覆い隠されても、よしんばそこから再発見した者がいたとしても、改めて人々の注目を集めることはなかった。
ただ、噂だけは絶えず流れ、人々はその遺跡の存在を忘れはしなかった。
そこまでは、別に珍しい話でもない。そういう、構造はアレだが探索終わってるし壊すまでもないので放置、という遺跡はごまんとある。
問題があるとすれば――その遺跡の『悪用法』が発見されてしまうこと。
闇市に軒を連ねる商人達は、あらたな販路を求めていた。もっと目立つなにかを。もっとしょうもない何かを。常にそれを求め、ありとあらゆる地へと向かっていた。
その悪徳商人も、はじめはそういった十把一絡げの者達の一人だった。
彼は砂漠を彷徨ううちに『その遺跡』へ迷い込み、そして手許にあった『商品』を使い、その現象を理解した。
……すべての歯車はその日、明確に狂ってしまった。
●犠牲者は参加した連中な。
「私の家にぱんつ泥棒が入ったんです! いえ、ぱんつというか前張りですが!」
「落ち着いて下さい、受付で大声で宣言することでは……」
ローレット、依頼受付カウンターにて。エル・ウッドランド (p3p006713)は、声を荒げて『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)に食って掛かる勢いであった。どうやら泥棒に入られたらしいが、そのブツが問題なのである。一枚だけなのか根こそぎなのかは、不明だが。
かといって三弦も無碍にはできないがおおっぴらに騒ぎにも(彼女のプライバシー的に)できず、半ば押し問答の様相を呈していたのである。
「メガネぇ! メガネはいるかゆ! とっととツラ貸せゆ!」
そんな中、現れたのは『ポテサラハーモニア』パパス・デ・エンサルーダ (p3n000172)。顔から火が出そうなほど赤く染まった顔で、しかしガチギレしているのが明らかな眼光の鋭さは、邪魔をすれば『ハムにすゆ』つってぶん殴られそうなそれであった。
「どうしたんですかパパスさん、私はもう貯金ありま――」
「わたちのぱんつ盗まれたゆ! どろぼーゆ! 盗んだクソ野郎をふん縛って釣り上げて煙で燻してハムにすゆ!」
滅茶苦茶具体的に『ハムにすゆ』肯定をクチにした彼女は、怒髪天を衝く勢いなのだろう。ぱんつのくだりは大声で言うべきではなかったが、
「……パパスさんもなんですか?」
「『も』ってなんだゆ。泥棒がそんな色々入ってたらえらい話だゆ。どうなってるゆ」
な? と居合わせたイレギュラーズに話を振ったパパスは、しかしおずおずと俺も私もと泥棒の被害者が挙手したことで目のハイライトが消えた。
「……メガネ。とっとと怪しい情報拾ってくゆ。わたちは首が長くねえゆ」
とまあ、そんなわけでパパスの激しい脅しにより調べられた結果、以下のことが判明する。
・犯人は幻想の悪徳商人であり、盗んだぱんつは売買目的というより利用目的
・用途は幻想と傭兵の間の砂漠にある通称「ぱんつ遺跡」に捧げること。そうするとぱんつの精度高めの偽造品が作られるようになる。
・悪徳商人はイレギュラーズが被害を申告して暫くして出発しており、全速力で追いかければ遺跡に突入する前においつくかもしれない
・が、護衛を大量に雇っており護送船団方式による移動のため、相当気合いいれないと遺跡にタッチダウンされ闇市はともかく偽造されてしまう
時間がない。
- ぱんつを奪い返す依頼完了
- GM名ふみの
- 種別リクエスト
- 難易度-
- 冒険終了日時2020年12月11日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費150RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●イレギュラーズの防犯意識に非常に疑義が残る結果となりましたが如何お過ごしでしょうか
「……いやほんとなんで闇市の商人とかそこのとか含めてパンツに価値を求めるんだ……」
『策士』マニエラ・マギサ・メーヴィン(p3p002906)は三輪バイクに跨りながら、首を90°に届きそうな勢いで傾げていた。流石に自分のぱんつが流通している女は覚悟のほどが違う。
「まだ見ぬ好きな人を誘惑する前にどうしてこんな事にならなきゃいけないのさーーーーーー!!!!」
『暁の剣姫』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)のぱんつ(と思しきもの)は何故か特産品として領地でストックされ流通し、広く明らかになってる感じあるので今更どうしようもないというのがド本音なのだが「どうしてこんなことに」は多分、ぱんつ売らされてる領民の総意だと思うよ。
「ぐすっ、なんてことなの……リュグナーくん、あなたの分まで私……、正しいぱんつの流通を守ってみせるねっ……!」
『奏でる記憶』茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)はここにいないぱんつの権威を想いつつ、「正しいぱんつの流通」ってなんだ、って感じの決意を胸にいだいていた。なお乗っているのはドスコイマンモス。「どすこい、どすこい」となんともやかましい。偽装もヘッタクレもあったもんじゃねえ。
「ぱんつ精度高めの偽造品って何だよ、いやまあレリックぱんつや乙女のパンツが大量に出回ったら貨幣としての価値大暴落なわけだが……」
『願いし黒刀』紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)の疑問はもっともだが、「そういうもの」として認識してもらうしかなかった。多分艤装品が闇市に出回っても二束三文だとは思うんだけど、デザインがより広く知らしめられると困る人いっぱいいると思うよ。下着職人とか。
ハイパーメカニカル子ロリババアに跨った紫電は一刻も早く悪徳商人を捕らえようと必死だ。
「…本音を言えば、リーゼロッテおぜう様のぱんつがまた大量流通しだしたらおぜう様がブチギレて、我々イレギュラーズに再びとばっちりが飛ぶ。これが一つ。もう一つは……既に出回ってしまっている秋奈のぱんつをさらに複製されるとその、困る。何故とは言えないが困る。複製するならオレのにしろ」
そりゃこんな本音があるなら発狂して当然か。仲間達のどこか生温い視線が紫電を貫いた。
「パンツを盗まれるなんて、私も有名イレギュラーズの仲間入りですね……なんて思わないから!」
「初めての依頼がぱんつを奪還する依頼とか……ローレットってのは中々にクレイジーだぜ! どうかしてるぜ、全く!」
『(((´・ω・`)))』エル・ウッドランド(p3p006713)は拳を握り、悪徳商人を許さぬとばかりに三輪バイクを駆って突撃する。かたわら、ラプトルに乗った花琳・アーティフ・ムンタキム(p3p009318)は何故自分がターゲットになったのか理解できずにいる。多分不特定多数とかじゃないかな。個人宅を特定して盗んでいたらそれこそ危険だ。どっちかっていうとエルの前張りをぱんつ判定して盗んだ悪徳商人を責めるべきだが。
「ぱんつが出回るのは個人的に困らないけど、供給が多くなっちゃったら需要が下がっちゃう……仮に流出するなら価値は吊り上げてかないと」
「正しいぱんつ流通とか貨幣価値換算での危険性とか、こいつや本当にイレギュラーズの暗部の煮凝りみたいな連中ゆ。大丈夫なんかゆ」
『ローゼニアの騎士』イルリカ・アルマ・ローゼニア(p3p008338)は馬車を繰り、『特異運命座標』司馬・再遊戯(p3p009263)とパパスを後ろに積んで邁進する。彼女の言い分が紫電に同じく、ぱんつに貨幣価値を覚えている辺りがどうにもこうにもである。
「おまえはくれぐれもこいつらのようになっちゃいけねえゆ。闇市にのめり込むのは良い文化じゃねえゆ」
「ほふ……♪」
「オイオイオイ何飲んでるゆ、ってこれヒゲが売ってるアレげな薬じゃねえかゆ! 呼吸するようになんつーもん飲んでるゆ?!」
そして、ここにきて再遊戯のガバが発覚。なんと水だと思って飲んでいたのがラブポーションだったのだ。
いや、だったのだ、じゃねえんだよ。なんでんなもんが流通してんだよ。しかもなんか戦闘に役立ちそうなのホントなんだよコレ。
「――もう、仲間(のぱんつと尊厳と秋奈のぱんつ)を喪うのは御免だ」
紫電、キミその名台詞をオモシロ魔改造した件について弁明とかある? ない? そっかあ。
そうこうしているうちに、一行は砂漠を悠然と進むキャラバン一行……のような悪徳商人御一行様を視認する。
ミルヴィはこの時点で矢も盾もたまらず飛び出していったが、洗礼のように弓と魔術が降り注ぎ、割とガチ気味に生み出した幻影による一撃は馬車を庇う影に防がれる始末。ざんねん! ミルヴィの尊厳はここで終わってしま
「わねえゆ。もうちょっと気張れゆ。あたちたちとんだ道化になっちまうゆ」
「どうせ盗んだのなら価格は釣り上げさせなきゃなァ? 300Gとか安値で売られる訳にはいかないっての! せめて600Gだろ!」
「流通に出回るのは偽造品だからいいとこ50Gゆ」
●展開がひどいのはしゃーねえ
「ハッハー! イケー! ラプトル君! 蹂躙しちまいな!」
花琳は至近距離で名乗り口上をぶっ放そうとした男の顔をラプトルの足でふみつけると、そのままパイロキネシスで顔面を焼く。飛び退った彼女を追うように放たれた攻勢は、僅かなりその身を裂いた。
「刮目して視よ! 我は戦神、叛逆の至剣なり!」
「仲間(と秋奈)のぱんつを盗んだ不届きな商人がいる馬車はそれかあああああ!」
戦神異界式装備第零壱号奏を高く掲げ、秋奈は迫る敵を次々と弾き飛ばしていく。他方、紫電は馬車を視界に入れるなり渾身の斬神空波で車輪を砕きにいく。だが、やはり敵もさるもの。1人が即座に庇いに入り、盾でもって受け止め、それを打ち上げられつつも耐えてみせた。
「ふ、っぅ……反応が高まるって聞いたから持ち込んだのにそういう『反応』ですか、っあ!?」
馬車の中から仲間の位置を確認し、己の体力と魔力を糧に仲間を強化した再遊戯。だが先程からどうも様子がおかしい。
いつものように伸び上がった縄の締まり方は何時もよりキツく、彼女の吐息は荒い。何故か戦闘行為の殆どを行ってないどころか騎乗戦闘してるわけでもないのに汗は止まらず、服の皺はより深くその身の凹凸を際立たせる。……いやあ携行品持ってくるとヤバみ増すな。
「イルリカ、おまえは馬車で仲間に出来るだけ付かず離れずでいけゆ。こいつ(再遊戯)はほっといても幌の向こうから治療ぶっ放すだろうゆ。誰にも見せないのに艶めかしいとかアレすぎるけど多分大丈夫ゆ」
「わかりました、パパスさんは?」
「わたちはそろそろ依頼報酬分の働きをすゆ。ぱんつを盗んだクソ野郎に腹たってるのはわたちも同じゆ」
イルリカは戦闘というよりは仲間を運び、支援することを選んでいた。最悪、馬車同士でクラッシュさせる道もあったがこの多勢に無勢感ではそもそも近付かなければ無理がある。パパスはそんな彼女に声をかけると幌の上によじ登り、幌骨を蹴って高々と跳躍する。狙いは花琳のラプトルに顔を踏まれた相手だ。
「ハムにすゆかやそのラクダよこせゆ」
「げ……ッ」
「唸れ雷撃! 不届き者をぶちのめせ!」
手早くラクダを強奪したパパスの脇を、マニエラの放ったチェインライトニングが駆けていく。四方に飛ぶ矢や魔法、剣戟を無視して散らされたそれは相手の数を減らすことは無かったが、さりとてかなりの消耗を相手に強いる。
「馬車に当てるには護衛全員倒す必要があるんですね! じゃあ仕方ないですね!」
エルはブルー・インパクトを車上で構えると、当たるを幸いに銃弾を釣瓶撃ちにぶっ放す。マニエラの一手で大いに動きを乱された者達は、さらにその奥を狙う銃弾を防げない。必然として、馬車を護衛する者達の手傷は一気に深まることとなる。
「これ以上好きにはさせんぞ! 俺達は彼の方の浪漫に従う!」
「「「応!」」」
その段階でなお声を張る男は、仲間達との連携を密にしつつ名乗り口上で近づきつつある面々の視線を自分に引き寄せる。いかに回避に長けていようと、集団攻撃に晒されれば瞬く間にその優位性は削り取られる。精神や肉体が侵され難き堅牢さを誇っても、試行回数の問題で限界は来よう。そういう意味では、今叫んだ男は面倒くさい立場である。
……というか、どいつもこいつも馬車を止めれば勝ちという目先の目的に囚われすぎなのだ。30人だぞ最大。対集団戦の掟とかあるだろ。
「チェストーッ!」
「ぎゃあああああああああ!!」
でもさ、そんな理屈をさ、クソみたいなぱんつ依頼で並べ立てるのってマナー違反じゃん?
再現性東京のファストフード店で話していたJKの隣でエアろくろを回していたマナー講師がそう言ってたよ。
だから名乗り口上をレジストした秋奈の一撃はそいつの脳天唐竹割り(死なない程度)してたんだよ。
「わたち騎乗戦闘ねえゆ。ごめんゆラクダ」
「これじゃ……司馬を縛った縄。とか闇市に流れてしまいますっ!」
ラクダの背を蹴って八艘飛びの様相を呈すパパスの猛攻はさておき、馬車の中では不思議ぱわーとか幌めくったりとかで仲間の負傷を感知した再遊戯が治癒術を行使していた。一挙一動で絞まる縄に堪えながら治癒だけは的確。そして吐息がハートの形を取ろうとしているのは本当に、なんで?
「邪魔なんだよ、そこどけェ!」
花琳は次々と男達を右に左に吹き飛ばして道を作ると、馬車へと襲いかかろうとする……だがまだだ! まだ男達は凝りもせず襲いかかってくるぞ! だが――。
「仲間(あきな)の――」
「わたちの――」
「「ぱんつとっとと返せやオラァーッ!!」」
紫電とパパスの渾身の一撃が馬車の後輪の軸をブチ折り、庇いに来た連中ごと吹っ飛ばす。そこに騎乗戦闘ができないばかりに秋奈に乗り捨てられて久しいドスコイマンモスが迫る! 馬車可動部無惨! ドスコイ!
●ぷらいばしーの侵害ゆ
「おらおら! テメェ等パンツ泥棒がよ! 鉄拳制裁されてぇのか? ああん? シスターは舐められたら沽券に係わるんだよ!」
花琳は悪徳商人の胸ぐらを掴んでぐいぐいと引っ張り詰め寄っている。シスターはそもそもビビられたら尊厳敵に終わりだと思うのだが、彼女の場合はそうでもないらしい。もうちょっとお淑やかにしてほしい、という一般層の希望は叶えられそうにない。
「ふっふっふー。秋奈ちゃん大勝利っ! ユウジョウ! どりょく! しょうり!」
(よし……秋奈のぱんつはこちらに纏めて回収しておくとして、他のぱんつはどうでもいい……!)
秋奈は動かなくなった馬車を背景にイ〇スタ映えしそうなポーズをしていた。なおカメラ類はないのでポーズだけだ。その背後で、本人が回収するはずのぱんつを紫電が回収している様などは非常にアレな絵面なのだが、更に問題なのが紫電が自分のそれをあまり考慮していないことであろうか?
「むむ……無駄に精度高めの偽造品……闇市はともかく作っておくべきか」
他方、マニエラは遺跡から回収された「誰のかちょっと口にできないぱんつ」の偽造品を伸ばしたり縮めたりして確認していた。精度が高い。つまり量産できれば自分のぱんつを増やせるのでは? 盗まれる手前。
「別に試しても構わねえけど未来永劫製造ラインが確保され盗まれるよりもみっともねぇ扱いを受けるゆ。それが覚悟できるならわたちは止める資格がねえゆ」
「う……っ」
流石にパパスは常識的な範囲で止めに入る。それでもやるなら、本人の言葉通り誰にも止める資格などない。闇市が更に混沌とするだけだが。
「遺跡の入口を破壊しようと思います」
「駄目ゆ」
エルはとんでもない暴挙に出ようとした。パパスが止めた。やんわりと止めた。
「 え? 傭兵側の悪名が付く? そんなの知ったこったないです! 残しておくのが悪いんです! 駄目なら…祭壇だけでも破壊します、二度と同じ理由で盗まれない為に!」
「悪名以前にハイルールぶっ壊す気かゆ。到着前に止められたんだかや行っちゃ駄目ゆ。遺跡にヘタこいて踏み込んで壊せなかったらおまえのそんげんとぱんつを失うゆ。構わんのかゆ? 尊厳だけじゃない、ぱんつもゆ」
「う……」
「商人の馬車は壊したことだし、あとはこの中身を積み直して変えれば大丈夫だね。やぶ蛇にならない内に終わらせよう」
エルにこんこんとパパスが説教を与える横で、イルリカは冷静にぱんつを選り分けていた。ぱんつのデザインは千差万別だが、人間らしい特徴にあふれている。
「このデザインなにゆ。攻めがすぎゆ。流石にこれは普段遣いにはもってのほかゆ。誰ゆ」
「………………」
パパスの驚いたような口調に、女性陣の一部はびくりと体を震わせる。どうやら思い当たりのあるやつが複数名いるらしい。どうなってんだ混沌の治安。まあ消去法で最後にバレはするのでどうにもならない。な、再遊戯!
「パパスさんのぱんつを……こっそりと……」
「わたちがどうかしたかゆ。ふざけた真似したらハムにすゆ」
エルは先程のお返しでもなく、単純な興味でパパスのぱんつを確認しようとした。だがその目論見はすんでのところで止めに入られる。そして軽く頬をすりこぎでぐりぐりされるのだ。フルスイングされないだけ有情だ。
「ところで私のぱんつが一枚足りないんだが。思い当たりはないか、秋奈」
「えっ、えっと、これは…… このポケットに入ったマニエラさんのぱんつは正しいぱんつの流通のために有効活用を……」
マニエラの訴えを受けて一同が互いを見たところで、秋奈のポケットから明らかに怪しい布地が見て取れた。指摘したら秒でボロを出ししどろもどろになる彼女は本当に嘘が下手である。
「ちょ、な、なにをするだっ! あーーーー!!!」
(秋奈のぱんつは守られた……オレのぱんつはまあ、どうでもいいんだ)
どうでもよくねえから回収しろ紫電。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
シリアスだったらもう少し被害エグかったよ。
GMコメント
●達成条件
悪徳商人が『ぱんつ遺跡』に到着する前に追いつきぶっちめる
●ぱんつ遺跡
拙作『ぱんつとか引っこ抜き続ける依頼』に登場した遺跡。実はOPのような機能があったけどずっと知られていなかった。祭壇がある。
●悪徳商人
大量の護衛に囲まれ移動している。こいつが全部悪い。
●護衛×20~30
すごいいっぱいいる。中にはそこそこ腕のいい奴もいる。全員倒さなくても、商人までの道を開いてぶん殴ってもいい。術士、戦士、弓手などバリエーション豊か。
なお飛んでいって上からとかやろうとすると、対空掃射で秒で重傷にされるので凄い非推奨です。
名乗り口上とか怒り付与スキル持ちがちらほらおり、それ以外のBSも多彩。個性だよ個性。
●フィールド:砂漠地帯
幻想と傭兵の間にある砂漠。リプレイ開始時、なんとか悪徳商人一行を補足できた状態。
一行はラクダに引かせた馬車に分乗しているので、移動手段をひとつくらいは用意しておかないと追いつくのが厳しい。
●重要な備考
本シナリオでは『幻想』と『傭兵』のいずれかまたは両方に、名声ないし悪名が付与される可能性があります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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