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シナリオ詳細

<FarbeReise>魔窟の傍に

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●<FarbeReise>
 大陸中央部に広がる、幻想王国と鉄帝国に隣接する砂漠地帯。
 昼と夜の寒暖差が大きく、夜灯りの下では上着が無ければなかなか厳しい地域。
 そんな砂漠地帯の一角に存在する『FarbeReise』と呼ばれる遺跡群には、様々な罠が仕込まれている。
 だが、その様な罠の先にあるのは、願いを叶えられると言われる『色宝』が眠っているという話。
 そんな『色宝』の事実を、赤犬『ディルク』からの依頼を受け、研究する者達。
「ふむ……そういう事ですか。それは確かに面白そうですね」
 と、学者然とした一人の男が、首都ネフェルストにて笑う。
「とは言え私一人では、流石にどうしようもありません……やはりここは、イレギュラーズの皆さんに頼む事としましょうか」
 流石に自分一人では荷が重いと考えた、幻想種の学者の青年は、ギルド・ローレットに向けての書簡をしたためるのであった。

●魔窟の傍に
「イレギュラーズの皆さん、ラサ傭兵商会連合さんの方から、依頼の手紙が届いたのです!」
 と『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は、一枚の書簡を手に、イレギュラーズ達に声を掛ける。
 そして、話を聞いてくれるとなった皆に。
「ありがとうございますなのです! 今回の依頼なのですが、ラサの『FarbeReise』の遺跡探索を希望する、幻想種の学者さんからの依頼なのです!」
「今回学者さんは、『色宝』の眠る遺跡を探索したい、という事の様なのです。ですがその遺跡の中に危険があるかもしれない、という事で、イレギュラーズの皆さんに助力をお願いしたい、という事の様なのです!」
「ただ、この遺跡の中にはどうやら様々な罠が仕組まれており、彼一人だと不慮の事態が起きたときに何も出来ず、死んでしまうかもしれないのです。そこで、イレギュラーズの皆さんに自分の護衛をお願いしたい、という事でこのお手紙がローレットに来たのです!」
「『FarbeReise』に向かった皆さんからの話では、毒ガスの空間やら、マグマが噴き出す広場とかがある様なのです。こんな危険な所を、戦う力も無い学者さんが向かったら、瞬く間に消し飛んでしまいますから、皆さんの力で、しっかりと守ってきて貰いたいのです!!」
 そして、ユリーカはもう一度皆を見渡して。
「当然遺跡探索を手伝って貰う代わりに、謝礼は支払うという事も書かれていますし、彼の研究はラサ傭兵商会連合の『赤犬』ディルクさんからの依頼でもあるのです。イレギュラーズの皆さん、宜しく頼みますなのです!!」
 と、拳をぐぐっと振り上げるのであった。

GMコメント

 皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
 今回の依頼、ラサでの遺跡探索第三段です。

 ●成功条件
   幻想種の学者の青年『アレスティア』の命を守った上で、『色宝』を手に入れる事です。

 ●情報精度
   このシナリオの情報精度はAです。
   想定外の事態は絶対に起こりません。

 ●周りの状況
   今回の舞台となる遺跡には、2つの罠の部屋と、『色宝』がある部屋の前にある石像を倒す事です。
   2つの罠の部屋は、『毒ガスが充満している部屋』と『マグマが地面から噴き出す部屋』となり、以下の状況となりますので、この対処方法を考える様にしてください。
   ・毒ガスの部屋は、人が入り込むと出入り口どちらもロックされ、10分で解放されます。
    毒ガス効果はバッドステータスの『毒』が常に掛かる、という状態です。
   ・マグマが地面から噴き出す部屋は、地中からランダムでマグマが噴出する部屋となります。
    ランダムで噴き出すので、反応が高ければ躱しやすいと言えます。
    もしくらった場合は、業炎の効果が付与されます。
   ・石像の部屋は、入口のボタンを押すと、そこに向けて両方向から目からビームが放たれます。
    ボタンを押した方は、命中補正値100での回避判定で、回避出来なければ必中のダメージ2000が発生します。
    その後石化解除されて戦闘となります。(戦闘能力は討伐目標を見てください)


 ●討伐目標
  敵となる、ガーゴイル風の石像は2体で、体力はかなり多い様です。
  石化解除後は常に飛行状態で行動を行い、以下の攻撃を行います。
   ・炎のブレス:神・遠・範。業炎BS付与
   ・氷のブレス:神・遠・範。氷結BS付与
   ・爪撃:物・至・単。HP吸収100。
  
 それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。

  • <FarbeReise>魔窟の傍に完了
  • GM名緋月燕
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年11月15日 22時20分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ラダ・ジグリ(p3p000271)
剣砕きの
サンディ・カルタ(p3p000438)
横紙破り
フランドール=ジェーン=ドゥ(p3p006597)
パッチワーカー
回言 世界(p3p007315)
貧乏籤
ラヴ イズ ……(p3p007812)
おやすみなさい
カイロ・コールド(p3p008306)
闇と土蛇
ラグラ=V=ブルーデン(p3p008604)
星飾り
アシェン・ディチェット(p3p008621)
玩具の輪舞

リプレイ

●ヤル気に満ちて
 大陸中央部砂漠地帯、ラサに点在する遺跡群『FarberReise』。
 それら遺跡の中には、願いを叶える秘宝と言われる『色宝』が眠っており、その回収がイレギュラーズへと発せられている。
「うーん、宝物を探して洞窟探検ね?冒険譚にも描かれていそうなお話で、楽しみなのだわ!」
「そうだね、遺跡探索~。なんだか面白そうだね~。ワクワクするね~」
 目をキラキラ輝かせ、ちょっと浮かれ気味なのは『玩具の輪舞』アシェン・ディチェット(p3p008621)と『パッチワーカー』フランドール=ジェーン=ドゥ(p3p006597)。
 そう、イレギュラーズだけで探索・回収に向かうのならば、その様な気分で居てもさほど問題は無かったかもしれない。
 ただ、今回は気楽に調査するという訳には行かない理由があった。
「なるほど……現地調査の護衛、という訳ね」
「そうだな。洞窟探索と……どーせならレディの護衛とかならなお良かったんだが……男かぁ」
「まぁ男であっても女であっても、彼が今回の依頼主である事に変わりは無い。しっかりと守らなければな」
「ああ。これでも多分結構大事な仕事だから、頑張んねーとな」
 『剣砕きの』ラダ・ジグリ(p3p000271)と『須臾を盗む者』サンディ・カルタ(p3p000438)の会話。
 今回の依頼は、色宝を研究する研究者の青年が同行する……という事。
「正直学者付きと言うのが余計だが、罠こそあれど敵は少ないしなんとかなるか……?」
 と首を傾げる『貧乏籤』回言 世界(p3p007315)に、ラダが。
「まぁ、そうだな……当人のフィールドワークの経験がどれ程あるかによるが、だが」
 首を傾げると、それにフランドールは。
「そうだねー。まぁ、大丈夫なんじゃないかなぁー? 取りあえず、実際に遭ってみないと分からないよねー」
「ああ。遺跡の前で待って居るという話だから、取りあえず急ぐとしよう」
 そしてイレギュラーズ達は、待ち合わせ場所である洞窟の入口へと向かうのである。

「ああ、来て頂けたのですね。本当に、ありがとうございます……!」
 と洞窟の前で頭を下げるのは、ハーモニアの青年。
 何処か華奢な感じと見て取れるが……足元はしっかりと厚底の靴とマント。
 そんな彼にサンディが。
「ああ、宜しく頼む……取りあえず、最低限の装備は整えて来ている様だな」
「え? あ……はい。一応ご迷惑にはならない様には準備してきました!」
 と、意気揚々としている彼、アレスティア。
 それにラダと『果てのなき欲望』カイロ・コールド(p3p008306)が。
「事前情報で毒と炎の危険があると聞いているが、何か対策はあるかね?」
「そうですね、アレスティア。勿論学者なのですから、遺跡の中に在る罠の情報は聞いていますよね? 防毒に関しての準備は出来てますか? まあ、無いなら無いで味方が防ぐ手段を持ってますけど」
 と問い掛けるが、それにアレスティアは。
「ええと……ええ、罠の話は聞いてきましたが、毒ガス用のマスクは用意してきました。マグマについてもこの厚底で多少ならば大丈夫の筈です!」
 考え得る対策案はしてきた模様……だが、いかんせん甘いとしか言えない。
 でも、そんな学者さんに『星飾り』ラグラ=V=ブルーデン(p3p008604)が。
「うーん……まあ学者だが何だか知りませんが、私はアレふんふ君が無限の可能性を秘めていると確信しております。さぁ毒もマグマもビームも蹴散らして貰いましょう!」
 そんなラグラの言葉に、ちょっと顔を引きつらせる学者。
「い、いや……そこは全部が全部対応出来るとは思えないので、そこで皆さんの力をお借りしたいのですが……」
 と言うと、それにカイロと『おやすみなさい』ラヴ イズ ……(p3p007812)が。
「まあまあ、遺跡には罠が付きもの……何度も受けて居るので理解してますよ、ええ」
「そうね。どうか任せて頂戴ね、学者さん。こう見えても、人を庇うのは得意な方なのよ」
 二人の言葉に、ほっとした表情のアレスティア。
「取りあえず、良かったです……本当、皆さん宜しくお願いします!!」
 ぺこり、と頭を下げるアレスティア。
 そして世界も。
「それでは、行こうか。取りあえずアレスティア俺達の真ん中辺りに居てくれ」
 と隊列を指示。
 そしてイレギュラーズとアレスティアは洞窟の中へと足を踏み入れていくのであった。

●死を招く遺跡の間
 そして、遺跡の洞窟の中。
 サンディ、フランドール、ラヴの三人が軸となって前線に立ち、後方にはラダ、ディチェットも後衛の軸となり、洞窟の中を進む。
 無論、聞き及んでいる罠の他にも、他にも罠がないという保証はないので、警戒は怠らずに進む。
「……うん、こっちの方には何も見えないわね」
「そうだな。ああ、アレスティア。先に行かない様に注意してくれ」
 とディチェットは超視覚と捜索の力、ラダは超聴覚の力をフルに活用し、不穏な音、動きを一切合切見逃さない様に常に周囲を警戒し、進んで行く。
 幸いな事に、この洞窟の中には予測された他の罠は無かった様で……洞窟を進む途中に、矢が飛び出してくる罠とか、落とし穴の罠とかは発動しない。
 ……そして、洞窟の中を暫く進んで行くと、イレギュラーズの真っ正面に粗末に作られた石の扉が現れる。
「……最初の部屋、という所か?」
 扉に軽く手を当てるサンディ……ちょっと重いが、開けられない事は無い。
 僅かに開いた隙間から中を覗き込むと……向かい側にも同じような扉があり、中はだだっ広い空間。
「……ラダ、溶岩の音とかは聞こえるか?」
 とラダに問い掛け、ラダは部屋の中に耳を澄ませる。
 ……ゴポゴポという、沸騰する様な音は部屋の中からは聞こえてこない。
「音は聞こえないな……恐らく大丈夫だと思う」
「分かった。それじゃフランドール、ラヴ、ディチェット、一緒に行こうか」
「はぁ~い、了解だよー!」
 ふわふわっとした雰囲気で、四人がドアを開き、中へと侵入。
 ……すると石の扉が、四人を中に閉じ込める様に閉じられる。
 そして、プシュウウ……という音が部屋の中に響きわたる。
「あ~、ちょっと空気悪いね~」
 とフランドールが笑い、そしてラヴも。
「そうね……ふふ、平気とは言え、あんまり気分は良くないわね?」
 と微笑む。
 そう、二人の言う通りに噴出されているのは、毒ガス。
 みるみる内に毒ガスが充満し、本来ならば呼吸するのも苦しい状況になりつつある。
 ……が、先行して侵入した四人は、毒効果無効の効果を持っていたので、毒ガスの部屋の効果は全く無い。
 そして罠が発動して、10分程すると、カチッ、という音と共がなり、噴出音が止む。
「……うん。取りあえず毒の噴出口はここと……ここ……の様ね?」
 とディチェットが先程の毒ガスが出て来た所を確認する。
 岩壁に巧妙に隠されているが、幾つかの穴が空いている。
 そこからぽたり、ぽたりと垂れる液体……そこに近づき臭いを嗅ぐと、強烈な刺激臭が漂う。
「どうやらそこがポイントの様だな。ただ、一度のみ発動するとは限らん。もう一度確認してみるか」
 とサンディが提案し、一端入口の方へ退出。
 再度、サンディだけが部屋の中へと侵入すると……再び発動する毒ガスの罠。
 どうやら罠自体は、常に発動してしまう模様。
「これは仕方ないわね……んー、それじゃ、扉につっかえ棒を挟んで開かせとくってのはどう?」
 ラグラの提案にフランドールもうんうんと頷き。
「あー、そうだねー! それじゃ、アタシがつっかえ棒になるよー!」
 自分がつっかえ棒に……という言葉にキョトンとする仲間達。
 でもフランドールはその言葉の通り、毒ガスを再び発動させた後に出口側の扉を開き、挟まるようにして横たわる。
 人一人が通れるくらいの隙間が常に空いている状態にした上で、毒ガスの噴出口をラヴが武器で潰し、毒ガスが出ないように細工する。
 そして。
「それじゃ学者さん、行くよ。出来る限りの所は対処してあるけど、全部が対処出来て居るとは思えないから、一応毒ガスの対処は出来るようにしておいて」
「はい、分かりました!」
 準備しておいたマスクを被るアレスティア。
 扉を開き、全員で部屋の中へ。
 潰した出入り口から僅かに漏れ出る毒ガス……充満するペースはかなり遅い。
 そして、その間にフランドールが挟まっている出口の方へ……ドアはグググ、と閉まろうとしているが、つっかえているフランドールにより、完全には閉まらない。
 ただ彼女が身動きを取れるような状況にはないので、急ぎイレギュラーズとアレスティアは扉の外に出て行く。
 そして……全員扉の外に出た所で、フランドールの身体を引き釣り出す様にして、部屋の外に脱出。
 彼女にすぐカイロが治癒光(試)を発動し、回復。
「ありがと~」
 ふわりとしながら頭を下げるフランドール
 ともあれ一つ目の罠を突破したイレギュラーズは、更に先へと進んで行った。

 そして更に奥地へと進んで行くイレギュラーズ。
 何だか良く分からないが、段々と温度が熱くなってきている様な気がする。
「んー……何だか暑いよねぇー」
 とラグラの言葉。
 彼女の視覚には、周囲一帯赤く色付きつつある。
 そして更に先へと進んでいくと、少し開けた部屋が見え始める。
 扉でしきられているという訳ではない様だが……明らかに其処から熱気が流れてくる。
 そして、部屋の入口で暫し待機していると、プシュウウウ、と地面を割り裂く様に真っ赤なマグマが噴出。
「うわー、熱いね~、真っ赤だね~。これがどこから飛び出てくるんだろうね~!」
 ワクワクしている感じのフランドールに対し、凄い不安そうなアレスティア。
「……ええと……こ、これは大丈夫でしょうか……」
 流石に対処はしてきたと言えども、このマグマの噴出は予想以上だった模様。
「んー……そうだね、それじゃわたあめちゃん、学者さんお願い出来る?」
「ええ、分かったわ。ほら、近くに居て」
「あ、はい……!」
 アレスティアはラヴの近くへ移動、そしてラグラはじっと地面を見据える。
 ……地面一面真っ赤で、何処からマグマが噴出するかは分からない状態。
 先程の噴出からすれば、噴出する場所は決まっていないのかもしれない。
「取りあえず、俺に任せろっ!」
 とサンディは覚悟を決めて、部屋に侵入し、直ぐに駆ける。
 ……不意に噴出されるマグマだが、高い反応能力を活かし、上手く躱して行く。
 一方でフランドールは、火炎無効の効果を活用……例えマグマに当たったとしても、ダメージだけでふんふんと進んで行く。
 そして二人が通過した際の、マグマの噴出箇所の出方を見た上で、世界が。
「取りあえず、直感勝負で行くか……まあ、俺達がマグマを受ける分には問題無いしな」
 と言うと、カイロとラヴが。
「そうですね。一歩前で私が逝きましょう。音はラダさんに任せるとして、亀裂の所を叩いてみたりして……安全に進めるに越した事はありませんし」
「分かったわ。学者さん……私の手を握っていて。突然動いたりするかもだけど、ごめんね」
「だ、大丈夫です!」
 勿論イレギュラーズ達が自分を護ろうとしてくれているのを、ひしひしと感じているので……彼も覚悟を決める。
 そして五人もマグマ部屋を一気に進む。
 不意に噴出するマグマが、アレスティアに掛からない様注意し、もし掛かりそうになったらラヴが高反応で手を引き、回避。
 又、喰らったダメージや業炎のバッドステータスについては、出口まで到達した所で直ぐにラヴのブレイクフィアーや、世界のクェーサーアナライズにて回復を行う。
 どうにかマグマの部屋をやり過ごして……イレギュラーズは、最奥部へと近づいていった。

 そして、洞窟の最奥部。
 ガーゴイルの石像が見合わせるようにし、その真ん中には石で作られたボタンの様なものが配置されている。
「さて……と。あのボタンを押すとガーゴイルが具現化するという訳ですね」
 カイロの言葉、それに頷きつつラヴは。
「私の陰に隠れていてね。きっと、すぐ終わるから」
 それに勿論素直に従うアレスティア。
 そして、世界が。
「それじゃ、ボタンを押す前に、っと」
 と仲間達にミリアドハーモニクスと、クェーサーハーモニクス、イオニアスデイブレイクの三つを仲間達に付与し、戦闘能力を事前に底上げ。
 そして、押す役のカイロは己に治癒光(試)を付与し、準備した上で……ボタンを押す。
 その手元に向けて、両方のガーゴイルの目からレーザービームの様な光が放たれる。
 一番頑丈なカイロ故、その程度の攻撃は耐えきる……更に棘の効果で、ビームの一部を反射し、ガーゴイル達に反撃。
 そしてみるみる内に石の身体が解除され、翼をバサリ、とはためかせるガーゴイル。
「あ、空飛ぶなんてずるいぞ~、おりてこ~い!!」
 とフランドールは名乗り口上を絡めた言葉で降りてくる様に叫ぶ。
 勿論、それで簡単に降りてくるようなガーゴイルではない……でも、彼女をターゲットに収めたのは間違いない。
 怒りに対し、ラヴは防御集中かつ、学者を庇う事だけに集中し、彼女は攻撃をしない事を選ぶ。
 そして、ガーゴイルが頭上から炎と氷のブレスでそれぞれ攻撃してくる。
 ……勿論学者も範囲に含まれるが、ラヴが完全にカバーする事で、彼には決してダメージを及ばせない。
 そして、ガーゴイルの攻撃を切り抜けた後に、ディチェットが宛無きラメントを発動させ、敵に恍惚効果を付与。
 そして恍惚効果を受けた敵に対し、サンディが飛びかかっての七天八刀、ラダは後衛からテンペストを発動。
 恍惚に更に恍惚が続いて掛かり、ダメージ倍増が続く所にラグラのナイトメアバレット。
 それら攻撃を受けて、流石に耐えきれずに地上へ落下するガーゴイル一匹。
 もう一匹は飛行状態を続けているものの、体力は結構減少気味。
「全く、仕方ないな」
 と世界が飛んでいるガーゴイルに身軀を黒き呪に染めてを発動し、炎獄及び致死毒の効果を更に付与しつつ、牽制。
 次の刻、取りあえず地上に落下しているガーゴイルに対し、フランドールのダイナマイトキックや、サンディの七天八刀、ラダの落首山茶花を次々と命中させていく。
 それにより、ガーゴイル一体が崩壊。
 そして、残る空飛ぶガーゴイルに。
 決して学者にダメージが入らない様に注意しながら、確実に敵の体力を削り去る。
「飛ぶ相手は厄介だからな、さっさと叩き落とすぞ!」
 とラダが仲間達にそう呼びかけつつ、イレギュラーズ達はもう一体のガーゴイルも、数刻の内に地上へと叩き落とし、集中砲火にて敵を葬り去るのであった。

●手に光る色宝
「ふぅ……やっと到着か」
 ガーゴイルを倒し、安堵の息を吐く世界。
 そして開いた扉の中に足を踏み入れると……少し広めの部屋の中に、岩壁が見える。
「それじゃ、アレスティア。色宝探しの方、頼むな。安全確保はこちらで見ておくから、じっくりやってもいいと思うがね」
 とラダの言葉にアレスティアははい、と力強く頷く。
 そして岩壁に近づき、色宝を探すアレスティア。
 それを眺めながら、世界はぽつり。
「……ちなみに、宝を持ち帰る時にボスが出てくるとかないよな……?」
 とふとした不安を口にする。
 とは言え侵入した際と同様、ラダとディチェットが音、目で周囲を常に監視し、更には入口側にはイレギュラーズが、学者の近くにはフランドールが居て、常に対処出来る状況。
 万が一に敵が現れたとしても、対処は出来るだろう。
 そして学者が探している間に、カイロは。
「それにしても、ああ痛い痛い……今回の遺跡の仕掛けは、特に殺しに掛かってましたねぇ」
 とぼやくと、それにラグラが。
「そうだねー……少しは報酬、増やして欲しい所だけどなー」
 ちらっ、ちらっとアレスティアに視線を配る。
 ……それにあはは、と苦笑しつつ岩壁の調査を進めていく。
 そして、岩壁の岩の間に隠れるように、掌に収まるくらいの大きさの、淡く赤い光を放つ『色宝』を発見。
「あ、ありました、ありました!! これです、これです!」
 と、その色宝を手にし、イレギュラーズ達に掲げる。
「これが目的のモノかな~? 手に入ったね~、おめでと~」
 と拍手で祝福するフランドール、そしてディチェットとラグラも。
「宝物、見せて見せて……! うわぁ、綺麗ね!」
「そうねー。色宝初めて見ました。売ったらどのくらいになるんでしょうね?」
 との言葉。
「あ、あの……売れませんよ? ラサに持ち帰って、管理しなければなりませんから……」
 とラグラの言葉に更に冷や汗のアレスティア。
 ……ともあれ、色宝を手に入れたのは間違いないので。
「さてさて~、今度は帰らないとね~。家に帰るまでが遠足だよ~」
「そうね。帰りもマグマには気をつけないと、ね。最後までちゃんと護衛するわ」
 フランドールとラグラの言葉にこくりと頷くアレスティア。
 勿論帰りにも、マグマの部屋と毒ガスの部屋があるわけだが……行きと同じ対処をして、安全に洞窟を脱出。
 そして色宝を、首都ネフェルストへと持ち帰るのであった。

成否

成功

MVP

フランドール=ジェーン=ドゥ(p3p006597)
パッチワーカー

状態異常

なし

あとがき

ラサの遺跡探索、そしてアレスティアの保護、お疲れ様でした!
皆様のお陰で無事に色宝は回収されました……願いを叶える秘宝、その効果は着実に明らかになっていく事と思います……!

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