シナリオ詳細
黒脚布教大作戦
オープニング
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黒脚――それは黒タイツや黒ストッキングを着用した女性の御美脚のことである。
それではまさしく『美脚』の極致と呼ぶに相応しい。
しかしながら単に『美』と表現するだけでは黒脚に対して失礼だ。
例えば……白ワンピースの少女が黒タイツを穿いたとしよう――とても清楚である。淑やかさが増し、可憐さも引き立つ。
例えば……スリットの入ったイブニングドレス姿の美女が黒ストッキングを穿いたとしよう――とても艶めかしく、セクシーである。大人の色香が倍増する。
黒脚――黒タイツ・黒ストッキングはそれを穿く女性により、また、合わせる服装により、様々な魅力を引き出すのだ……。
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そんなわけで幻想(レガド・イルシオン)。
ギルド『ローレット』に一風変わった依頼が舞い込んだ。
「イレギュラーズの皆さんには王都『メフ・メフィート』にて黒タイツ・黒ストッキングを販売し、その魅力を広げて欲しいのです」
見慣れない受付嬢の少女が口を開いてまず発したのがそれだった。
説明を受けているイレギュラーズは一様に頭の上へ『???』を浮かべる。
「ああ、申し訳ありません。私、ローレットの受付嬢になって初めてのお仕事なものでして。……端折り過ぎましたね」
てへぺろしてから、受付嬢は改めて依頼内容の説明を行う。
「ええとですね、とある貴族の好事家(脚フェチ)が商人から大量の黒タイツ・黒ストッキングを購入したらしくてですね、その目的は個人的なもの以外にもありまして」
新米受付嬢と名乗った少女はけふん、と一度咳払い。
「この王都『メフ・メフィート』全域の女性に黒タイツ・黒ストッキングを布教し、それを穿いた御美脚、『黒脚』だらけにしたいそうです」
まあ流石に全域は無理でしょうけど~と受付嬢は付け足してから続ける。
「そういえばこの黒タイツ、既存のシルク製のものと違って脚にぴったりフィットするんですよねー。まあ恐らく練達辺りの技術が流出したんでしょう、きっとそうでしょう」
それにですね~と受付嬢はにっこり笑顔を浮かべる。
「……よっと、ほら! こんなに脚が綺麗に見えるんです! まさしく美脚効果! 素晴らしい! 穿き心地、肌触りも最高なのです! ぜひぜひ、女性の皆さんには知っていただきたいです!」
カウンター越しに受付嬢はうんしょ、と脚を開いて、伸ばして、I字のポーズを取って見せる。すごく身体が柔らかい……。
……それはともかく、光沢の浮かぶ黒く薄い布地に包まれた太もも~ふくらはぎ~足首~のラインは確かに美しかった。(※残念ながらカウンター越しなのでぱんつは見えません)
「あ、大事なことを言い忘れていました」
受付嬢は元の体勢に戻り、手の平にぽむと軽く握った拳を乗せる。
「この黒タイツ・黒ストッキング、ファッションの美脚目的だけではなく、元々は防寒具? 防寒着? なんですよ。冬でも暖か。これからの季節にぴったりです♪」
防寒具……それも確かに。脚全体を包み込むので暖かそうだ。ファッションだけではないというのも頷ける。
「女性のイレギュラーズさんには是非、実際に黒タイツ・黒ストッキングを穿いて、街中で実演販売をしてもらいたいのです。男性は……存分に黒タイツの魅力を語って布教してください! では、よろしくお願いしますー!」
受付嬢がにこやかに言うと――ギルド職員が、梱包された黒タイツ・黒ストッキングが入っていると思われる箱を運んできてはどすんどすんと床に置いた。
どうやら……これを可能な限り売り捌かなければならないらしい……。イレギュラーズのイレギュラーなミッションが始まった――。
- 黒脚布教大作戦完了
- GM名とりる
- 種別通常
- 難易度EASY
- 冒険終了日時2021年11月21日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談8日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
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ローレットより『幻想王都の女性達へ黒脚の魅力を伝え、布教し、可能な限り黒タイツ・黒ストッキングを売り捌く依頼』を受けたイレギュラーズ達――。
黒髪メガネの淑やかな雰囲気の美女、『遺言代行業』志屍 瑠璃(p3p000416)は物思いに耽る……。
(故郷よりはるか離れた異邦の地にも、黒脛巾組が生まれることになろうとは……妙に懐かしさを覚えます。帰りたいとは思いませんが)
「黒いストッキングであって脛当てではない、ですか?」
……と、他の依頼参加者から問われれば。
「郷では男も女も、任務などやむを得ない状況でなければ皆黒い靴下やストッキングで統一されておりましたよ?」
そのように説明。ついでに彼女の転移前のお仕事も『忍び』とだけ軽く触れておく。
(注:黒脛巾組とは伊達政宗公が創設した諜報部隊である。黒革製の脛当て(脛巾)を標章としていた為その名で呼ばれる。戦国時代や江戸初期の資料では確認できないため後世の創作であるとも言われているが――)
「機能面では十二分、見た目にも申し分ありませんのでほっといても売れるんじゃないかと思いますが……自分でモデルになれとありますからそのように致しましょう」
彼女は練達の技術が流入したと思われる現代地球的な黒タイツ&黒ストッキングの性能に惚れ惚れ。勿論それを穿いた際の黒脚の美しさにも。
「フフフフフフ!!!! 脚と言われればこの私!!」
興奮し、声を上げているのは妖しげな白亜の少女――『脚を愛す大百足』ピリム・リオト・エーディ(p3p007348)。
「所属してる教団のおかげで布教は慣れてますんで、後は私の脚への熱意……この王都全域に振りまいて黒脚の魅力を伝えてやりましょーねー」
ピリムは『美脚』に関して並々ならぬ情熱を持っているようだが……どこか得体の知れない面も感じられる……。
「ローレットにはこのような依頼もございますのね。わたくしも、平素より黒のストッキングを穿いておりますの」
おっとりとした口調で言ったのは『高貴なる令嬢』薫・アイラ(p3p008443)。
「わたくし、お嬢様ですので、このように自身で何かを売る、というのにはあまり馴染みが御座いませんが、社会勉強と思ってお手伝いさせて頂きますわ」
黒脚お嬢様の華麗な活躍に期待しよう。
「私は地黒ですしコミュ障なので自分をモデルにしてアピールなんてとてもとても~……」
と、やや自信が無いように見受けられる『新しい世界で』砂蕨 茉莉(p3p008570)だが、褐色の肌は色白の肌とは別の魅力が大いにあり、また、脚に黒タイツや黒ストッキングを穿いても十分に似合うと思われる。
「第一、私自身、店員に声かけられると自分で選んだ感が無くて萎えちゃうタイプですし、ダイマじゃなくて街の中でステマしていこうかなって思いますー」
彼女自身美しい容姿をしていると思うので黒脚を前面に押し出してのアピールも効果的と思われるが……本人がコミュ障と言うのだからまあ仕方あるまい。
「黒タイツ・黒ストッキングを皆に穿くようにうながせばいいんだね……! これは世界が平和になるかもね……!!」
茉莉とは対照的に、根拠の無い自信を大いに見せる『評判上々』フラーゴラ・トラモント(p3p008825)。
「黒って濃い色だから淡い色より引き締まって見えるんだよね」
その通り。黒タイツや黒ストッキングは女性の脚をより美しく見せる効果がある。厚手のデニール数が多い物ならば清楚系の衣装との相性が良く、また、光沢のあるタイプならばセクシーさを更に引き出す事も可能。
「おまけに冷えは女性の大敵。肩こり頭痛腰痛。眠れないやむくみ疲労感やる気が出ない。そんなのも冷えから。つまりは……機能美も兼ね備えた最強の穿き物ってこと……!!」
元々厚手のタイツに関しては防寒用であるため、現代地球・日本ならばこれからの冬場には需要が増えるのである。美脚効果と防寒性を兼ね備えた黒タイツ……確かに最強かもしれない(?)。
「ふむふむ、にゃーるほどにゃるほど? おっけー、京ちゃんはバッチリ理解した! アタシの美脚を魅せつけて回れば良いって話でしょ!」
こちらもやけに自信満々の『ハイテンションガール』郷田 京(p3p009529)……。
「ラックショーラクショー! アタシにまっかせときなさーい、あっはっはー!」
かなり楽観的であるが、よほど自分の美脚に自信があるのだろう――まあ事実、彼女は戦闘時、脚技を主体としているようなので期待出来そうだ。
「勿論履いてアピールするのは当然として、やはり一番は集客と宣伝!」
銀色狐耳の巫女さん、『至高の一杯』御子神・天狐(p3p009798)はまず集客に力を入れる様子。
「ここはまず人を集めるところからスタートしようではないか!」
天狐に関しては他の参加者とは違い、『黒脚』や『美脚』に特別な思い入れがあるのではなく『商売』としての依頼に気合が入っているようだ。
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さて――それでは各自は黒脚を王都の女性達に広めるべく、黒タイツ&黒ストッキングの販売に乗り出す。
瑠璃は――
「昼時はディアンドルにあえて濃い目の黒タイツを合わせます」
ディアンドルとは――ことは違う世界の地球『ドイツ南部バイエルン州からリヒテンシュタイン公国、オーストリアチロル地方にかけての女性の民族衣装』のこと。
「生地が薄い黒タイツは気恥ずかしい方もおられるでしょう。民族衣装と合わせることで黒タイツに不慣れな方々の良い見本になるのでは、と」
しかしながらこちらの世界の酒場などにも似たような衣装があったので調達は容易であった。
瑠璃はさっそく着用し、厚めの黒タイツを穿き、アピールしつつ販売を開始。
ピリム――
「普段から脚の手入れは完璧なので勿論私も黒タイツを穿いて布教しますー」
彼女の衣装は脚がしっかり見えるように、いつもの丈の短い黒ローブ。
「そして今まで私が手に入れてきた数々のコレクション……多種多様な女性の脚に丁度良いサイズの黒タイツを穿かせて並べますー」
そうすれば多様な種族、大きさの方々にも分かりやすいかとー……と彼女は言うのだが――……
「なんですか? ……あーはい、勿論本物な訳ないじゃねーですかー」
(ちゃんと防腐処理もしてますしー)
……出本がかなり怪しいピリムのコレクション……あまり深く突っ込まないでおこう……。
こちらは薫お嬢様。
「服装は、何時ものままで良いかと存じますが、より脚がよく見えるよう、ブーツではなくヒールを履いて参ります」
販売用の物と同じ製品の黒タイツを着用し、靴だけを履き替える。
「何処か、足元の悪い所に行く訳でも御座いませんし、高めのヒールであれば姿勢が正され脚も綺麗に見えると言われておりますし」
王都の繁華街での、黒脚をアピールしつつの路上販売である為、そこまで歩く必要は無いので薫の格好で全然大丈夫。
彼女の履き替えたヒールは黒脚にとても良く合っている。
「女子の購買意欲を煽るのはセールストークだけじゃなくて、クチコミもですからねえ」
(【地元のダチコー】とお茶でもしながら魅力を語ってみましょう~)
茉莉はステマメインとのことで、王都のお友達やお知り合いに協力して貰い、会話を聞いた他の客が興味を持つようにやや声を大きくして喋り、興味を引くようなワードを並べる。
「っていうかー、幻想の街って石畳じゃないですかー、夏でもめちゃくちゃ足元冷えますよねー。女性の多くがスカートで、パンツスタイルの人少ないから、きっと足元の冷えは共通の悩みでしょうー」
まずは防寒性・保温性の売り込み。
「ダメですよー、ストッキングにはこだわらないとー。身体の半分もの広い面積なんですから良いものを使うべきです~。女子たるもの美脚を意識したほうが良いに決まっています~」
次に美脚効果をプッシュ。
「それに天然繊維はムレて靴も臭っちゃいますし……比べて、今回仕入れてる黒ストッキングは合成繊維なので保温性、通気性はもちろん、洗った後乾きやすいのが助かりますよねー」
既存のシルク製のタイツはデリケートでお手入れも大変。対して『練達の技術が使われた合成繊維製の黒タイツ・黒ストッキングはとても素晴らしい』という風評を王都に流し、拡散させていく作戦。
フラーゴラは服屋さんの近くに陣取り、黒タイツ・黒ストッキングに合わせた衣装でアピールしていく。
1着目の昼間はアイドルっぽい衣装で昼は暖かいからデニール薄め。
(低露出で子連れ主婦層ウケを狙うよ)
【歌唱】にて子どもの気を惹き付けつつ【演技】によりテクニカルにアピール!
「ショーバイとかセンデンとか、アタシよく分かんないからさ? 黒ストッキングが似合いそうなコーデで辺りを練り歩こうかしら! もっちろんアタシの美脚を見せつけながらね!」
京は【性的魅力】【儚き花】【誘惑】もフル活用。
「バニーさんも有効かな? バニーったら黒ストだからね!」
京ちゃんの本日のコーデは――
「ファンタジーな服って分かんないし、現代地球風でキメるわ! 格好良くセクシーに魅せたいわね!」
(デニムショートパンツの下に黒スト。ちょっと透けてるヤツ。40デニールくらい! 主役は黒ストだし、ショーパンの丈は短めで! 攻め攻めでいくよ!)
「インナーは黒のシャツで、真っ赤なコートを羽織るよ! 首にはシルバーのネックレス! 髪は解いてセンター分けにして大人っぽく! 落ち着いたデザインのグラサンも掛けて、大人な京ちゃんの完成よー!」
ばっちりコーデを決めた京はぎりぎりなショートパンツから伸びる黒脚を大いに見せ付けつつ、道行く若い女性から声を掛けられれば「ん、アタシの黒脚が気になる? それならこちらで絶賛販売中よ!」と大々的に宣伝。
皆が自らの黒脚で集客している中……一際異彩を放っていたのは――天狐。
「という訳で料理による『うどん』作りの開始じゃな! 更にコックの効果でバッチリ美味しく、そして香り豊かなものを作っていこうぞ」
そんなわけで、繁華街の一角でうどんの屋台を開店。寒い季節になって来たのでうどんの屋台はすぐに人で賑わった。
(黒タイツや黒ストッキングの素晴らしさを伝えるには、やはり実感して頂くのが手っ取り早い。であるならば! ここはもう少し頭を捻って拘っていかねばならんのう!)
そんなわけで天狐が思い付いたのは――
(箸の持ち手や椅子等、触れる場所に生地を張り付け肌触りを体験するようにしてみよう。こういった生地の触り心地は滑らかで、肌に触れていると暖かいから今の季節には良いじゃろう! うむ!)
……という感じに、若干特殊な考えに至ったらしい……。
「美味しく楽しく、そして興味を持たせてそれで欲しいと思った方に是非取って頂きたいのう!」
宣伝にはなったのだが……うどん屋台のお客は主に男性だったので、その奥さんやら彼女やらに伝えてもらう~~という感じで直接的な売り上げ向上にはあまり繋がらなかった。
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「コスプレなどではなく本職ですが。普段履いているのと同じ40デニールの物を着用、っと。……この時間帯にこの薄さでも結構暖かいですね」
瑠璃は夕時は女忍者+黒脚の衣装でアピールしつつ販売。
「黒っつーのは引き締めの効果があるので穿くだけで脚が細く見えスラリとした印象になるのですー。またこの位のデニールの黒タイツは脚を綺麗に見せる効果もありますねー」
ピリムも自慢の美脚に黒タイツを着用。お見事な黒脚に。
「さらに黒はどのコーデにも合わせやすく、色にメリハリをつけることもできますー! そして雰囲気も上品でごぜーますー!」
人通りが多くなった繁華街。道行く人々に黒脚を見せ付け大きくアピールしつつ、声を上げて販売促進!
「お嬢様たるわたくしと致しましては、やはり実用性というより服飾品としての賛美的な面を喧伝するのがよろしいかと存じます。道行く女性にお声賭けを致しまして、ひとつひとつ丁寧に、お買い上げをお願い致します」
薫はティータイムを挟みつつ、自ら黒脚を見せ付けながら路上販売を継続。女性客人一人一人丁寧に対応&手渡し。
「タイツもいいんですけどー、野暮ったくなるというか、カジュアルなので、可愛い系の人向けですよねー。フォーマル系や綺麗系の人になら断然、ストッキングの方がオススメです~。ワンピースなんかの縦長コーデにオススメですー」
茉莉もステマを継続。黒タイツ&黒ストッキングのデニール数による使い分けも友人との会話により広めていく。
「2着目は夕方セーラー服に着替えて売るよ。40デニールでほどよい透け感! こうすることで脚が立体的に見えて細く見えるんだ」
フラーゴラはこの時間帯、放課後の学生狙い。おまけに『賄賂』……じゃなくてドーナツ屋さんの割引券も渡す。
「黒ストったら美脚効果よね。まあアタシは元々美脚だけど! 普段は蹴ったりするから破けちゃうし、あんま穿かないのよね~? でも、たまには白い生脚じゃなくて黒脚も悪くないんじゃない?」
京は広い場所で黒脚による脚技を披露し、存分にアピール!
「更に上からショートパンツを付ければあっちゅう間にカジュアルでスポーティな冬コーデの完成じゃ。やはりオススメすべきはその保温性! 肌寒い日でも暖かい! これだけで買いじゃろう!」
天狐も真っ当なアピールを開始。
「こういったものは女性が穿くイメージが強いが別に男性が穿いても良いものじゃぞ」
……これに関してはノーコメント。
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(夜は出歩く人も減りますので宣伝場所を酒場に移し、バニーガールの装いで20デニールにしてみましょうか)
「殿方の視線が刺さりますねえハハハ。同じのを奥方に送ってみては如何です?」
瑠璃は黒脚バニー姿で酒場に場所を移しアピール&販売。
「え、触りたい? 30着お買い上げで宜しいですか?」
酔っ払いへの対応も心得ているらしい。
夜になれば瑠璃以外の皆も人の集まる酒場付近で合流。
「組み合わせにピンと来ない方はあちらにいる私のお仲間の着こなしをご覧になれば分かりやすいかとー」
ピリムは黒タイツ&黒ストッキングの着こなし例として仲間を紹介しつつ。
「ですが、この時期に脚を露出するのは少し抵抗がありますよねー。しかしこの黒タイツは腰から脚にかけてすっぽりと覆うことができるのでこの寒さの中でもへっちゃらなのですー。気になった方は是非お手に取って下さいましー」
夜になり冷えてきたので防寒性を中心にアピール。
「みだりに肌を見せずに女性としての美しさを引き立たせる、そういったエレガンス、上品さを身につければ今日から貴女もお嬢様ですわ」
(世の女性は誰しもが皆、お嬢様になりたいと思っているものです)
※薫お嬢様個人の見解です。
「お嬢様であるこのわたくしが、お嬢様として、この黒ストッキングを身に着ければお嬢様らしい気品と女性らしい色香を身につけられると、そう宣伝いたしませば、お嬢様を志す沢山の女性に買って頂けるに違いありませんわ」
京は色気のある黒ストッキングに穿き替えてアピール。
「うんうん、我ながらセクシーなんじゃないかな! やっぱアタシの脚がサイキョーね、魅力的にも物理的にも! ……うっへへ……今度あの人にも見せたげよーっと!」
そして何やらデレデレしている……。
「今日の私のコーデですかー? カーキのストライプシャツワンピースとゴツめのエンジニアブーツでマニッシュながら、膝下で透け感ある黒ストの肌感見せの甘辛コーデですよー。えへへ、可愛いでしょうー?」
茉莉はとても可愛らしい格好をしているので、女子に囲まれて質問攻め。えへへと照れながら答える。
「3着目は夜ベージュのケーブル編みニットと白いスカート。デニールは寒いので厚手の100! ディナーにもデートにも着れそうな衣装だよ」
フラーゴラは仕事終わりの社会人狙い。
「デートじゃなくてもオシャレして自分へのご褒美もたまにはいいでしょ?」
パンツスタイルの女性に『心眼』。
(実は脚に自信があると見たよ……)
そのように判断すれば、隣の服屋でスカートやショートパンツに合わせて黒タイツ&黒ストッキングを勧める。
「うんうん、やっぱり思った通り……! 似合ってる!」
そして『賄賂』……じゃなくてお花をプレゼント。
「気持ちを寄せている男性にアピールしたい女性にイチオシじゃ! そういう場合は生地が薄っすら透けて肌色が見えるものを選ぶべしじゃ。さりげないセクシーアピールは意外と効くぞ!」
天狐は女性向けの酒場にて恋する乙女達を集めて、自らの黒脚を見せ付け熱弁。
「脚が綺麗に見える効果も相まって必殺の一撃を相手のフェチに叩きつけてやるのじゃ! もしも黒脚の魅力に気付いていないのなら開花させてやるのじゃ!」
大いに黒タイツ&黒ストッキングの魅力をアピールし、最後の在庫も女性客が次々と購入していき、無事掃ける。
――このようにして、イレギュラーズ達の活躍により黒タイツ&黒ストッキングは祝! 完売!! したのだった。これで王都の女性達に黒脚が広まることだろう。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
無事依頼達成です。お疲れ様でした。
GMコメント
■依頼達成条件
王都の女性達へ黒脚の魅力を伝え、布教し、可能な限り黒タイツ・黒ストッキングを売り捌く。
■フィールド
王都『メフ・メフィート』の繁華街。人の多く集まる場所にて、手売りをしてもらいます。
■黒脚の布教方法
まず、女性ならば(※男の娘でも可)自分で黒タイツ・黒ストッキングを穿き、その御美脚・黒脚にて道行く人々を魅了すると良いでしょう。自然に売れます。
黒タイツ・黒ストッキングに合う服装をすると、より効果的です。(どのような服装・衣装かはプレイングに記載願います)
男性の場合は黒脚の魅力を存分に語ってください。街頭演説みたいな感じです。
ファッション的な美脚効果の他、黒タイツ・黒ストッキングの防寒効果・性能を押しても良いかもしれません。
■一番大切なこと
黒タイツ・黒ストッキングを穿いた女性の御美脚――『黒脚』への熱意。
もしプレイング文字数が余った場合はその辺りを書き綴っていただければと思います。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
★最後にGMから
11月2日はタイツの日! 黒タイツ・黒ストッキング好き、『黒脚』フェチよ集まれ!
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