PandoraPartyProject

シナリオ詳細

職人の性

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


 幻想国バルツァーレク領郊外の森の中、自然に囲まれた工房が建っている。そこでは複数のスタッフが木工品や工芸品を制作しては販売・展示を行い、時には国外への流通も手助けしている。
 そんなスタッフの1人、アンドリュー・イェイツは困っていた。非常に非常に困っていた。
 工芸品は良く売れた。あとは買い取り主が丁寧に扱ってくれることを祈るのみ。
 次にここを訪れた際仕入れる制作資材の購入手続きも完了した。これも工房を続けていくための大事な仕事だ。
 ならば何に困っているのか? ──今回仕入れる資材が届かないのである。
(届かないと言うか、人すら来ませんね……)
 アンドリューは混沌各地を回って資材を仕入れ、工房へと持ち帰っている。このラサにおいては信頼できるパサジール・ルメスの民と取引をしていたのだが、件の民が約束の日時になってもオアシスまで到着しないのである。
 商売人が約束を破るとは何事か、と少しばかり思いつつも1日、2日。3日も経てば何か起こったかもしれないと心配にもなる。これまで度々世話になってきた人物達でもあり、情とて湧くのだ。何より彼らが持ってきてくれる資材でなければダメなのだとアンドリュー自身が譲れないのである。
 ここで工房の皆に問うてみれば『いやそんなことは』と言われるかもしれないが、職人とはどこかしらで凝りたくなるもの。アンドリューにとって力を入れるべきはここだったというだけ。
(ローレットに便りを入れましょう)
 アンドリューは羊皮紙にペンを走らせる。現状の調査と解決、これがなければアンドリューは次へ向かうことも待つこともできないのだ。
「頼みます……どうか」
 かくして、アンドリューの手紙は彼の元を離れ、幻想へと向かったのであった。



「あ、創さん!」
 急に呼び止められた生方・創(p3p000068)は「え?」と目を瞬かせる。『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は1通の手紙を差し出した。
「これなんですけれど、きつねの樹って創さんの工房ですよね? スタッフさんからローレット宛てに届いたのでお知らせしておこうと思ったのです」
「えっ」
 見せてもらうとそれは外回りをしているアンドリューの文字。彼の仕入れてくる資材は個性があり、工房の皆が創作意欲を刺激されるのだ。そんな彼からの便りに視線を走らせ、創は「これは大変だ……」と呟いた。
 アンドリューがどんな相手と取引しているのか報告はもらっていたが、まさか取引相手がやってこないとは。一体何があったのかと考え込む創に、ユリーカは別の羊皮紙を差し出した。
「もう調べはついているのです。ボク、敏腕情報屋ですから!」
 ふふんと得意げな彼女の羊皮紙を見せてもらうと、そこには砂漠へ現れたモンスターの情報。どうやらパサジール・ルメスの民はこのおかげで足止めをくらっているらしい。
「怪我もなく、資材の状態もバッチリらしいのです。でもこのままだとアンドリューさんの待つオアシスに辿り着けないということで、討伐依頼を出す予定なのですよ」
 足止めされたパサジール・ルメスの民は非常に申し訳なさそうにしていた、とユリーカは言う。双方の為にも早くモンスターを討伐してあげなければならないだろう。既にキャラバンが食われたという話も出ている。
「そうとなったら、急いで人を集めなきゃ」
「はいなのです! この敏腕情報屋、ユリーカにお任せを!」
 創の言葉に力強く頷いたユリーカは、ローレットにいるイレギュラーズたちへ次々と声をかけていったのであった。

GMコメント

●成功条件
 モンスター『アリジゴク』の討伐

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。不明点もあります。

●エネミー
・アリジゴク×1
 砂の中に潜る幼虫ですが、よその世界で知られているものとは異なるようです。
 それは大きな口を持ち、砂ごと落ちてきた対象を呑み込みます。砂が底へ向かって落ちていくのは良く知られるそれと同様であり、近接距離まで近づけば虫は砂から出て来るでしょう。ただし、砂が落ちていくフィールドは非常に広大です。
 攻撃力、そして砂から出てきていない場合は非常に回避力が高いです。防御技術はそうでもありません。

蟻地獄:砂を呑み込み、蟻地獄に嵌っている対象を自らの方向へ10m近づけます。【無】【1ターンおき、手番消費なし】
吸引:勢いよく砂を吸い込み、蟻地獄に嵌っている対象の態勢を崩します。【体勢不利】
捕食:むしゃむしゃです。対象と近い程命中が上がります。【必殺】【流血】

●フィールド
 砂漠です。天候は快晴、少し暑いです。
 砂は柔らかく、足が沈み込みます。判定に些かのブレができるでしょう。

●ご挨拶
 愁と申します。関係者さんをお借り致しました。
 このままでは流通がストップしてしまうでしょう。早急な討伐をお願いします!
 それではご参加をお待ちしております。

  • 職人の性完了
  • GM名
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年09月15日 22時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
生方・創(p3p000068)
アートなフォックス
ラダ・ジグリ(p3p000271)
灼けつく太陽
レスト・リゾート(p3p003959)
にゃんこツアーコンダクター
氷室 沙月(p3p006113)
鳴巫神楽
庚(p3p007370)
宙狐
ラムダ・アイリス(p3p008609)
血風旋華
海紅玉 彼方(p3p008804)
扇動者たらん

リプレイ


 さんさんと太陽が照りつける砂漠の地。8人のイレギュラーズは目標地点に向かって進んでいた。
「暑いなぁ……僕、毛皮が真っ黒だから余計につらい……」
 『黒狐はただ住まう』生方・創(p3p000068)はぐったりとした様子で水筒から水を飲む。太陽の熱は艶やかな黒の毛並みが吸収し、保ってしまうから暑くて暑くて仕方がない。けれど見渡す限り影になるようなものはほとんどなく、ただ砂ばかりの土地が広がるのみ。ここで立ち往生したとなれば相当疲弊したことだろう。
「でも、パサジール・ルメスの皆さんが無事でよかったよね」
「うんうん。旅好きのボクとしてはこんな感じに足止めとかされるの憤慨ものだけれどね」
 『流離の旅人』ラムダ・アイリス(p3p008609)は皮水筒を手に砂地を進む。今回に至っては他者と自身の目的が見事一致したわけだ。
「それにしたって、まさかアンドリューさんがトラブルに巻き込まれるとはなぁ」
 創はこの先のオアシスで待っているだろう工房のスタッフを思い浮かべる。外回りと取引を担当するアンドリューからいくつかの報告がこれまでにあったことはあるが、こういったトラブルは初めてだ。
「まあ、交易路は容易に変更できるものでもないからな」
 『剣砕きの』ラダ・ジグリ(p3p000271)は肩を竦める。決して珍しいことではないのだろう。
 砂上は歩きにくく、かつ適当に歩けばオアシスなど見つからない。補給無しの過酷な行程は死のリスクを高めるだろうし、悪しき者たちを迎撃するためにも道は選ばれているのだ。危険ひとつで簡単に変えられるものでもないのである。
「職人さんの情熱の行き場がなくなってしまう前に、材料を届けてあげないといけないわね〜」
 ふわりと笑う『魔法仕掛けの旅行者』レスト・リゾート(p3p003959)は、しかし、流石に汗を抑えられない。それは頭上から降り注ぐ陽光ももちろんあるが──。
「んふふ、美味しそうな匂い! 砂に潜っていても飛び出しちゃうわね〜」
 柱ごと買い込んだケバブの肉がイレギュラーズたちへ空腹を促す。アルパレストの紹介状がまさかこんな使われ方をするとは、恐らく誰も予測していなかっただろう。けれども全ては依頼のため。少なくとも皆で食べるためではないのだ。……でも、ほんの少しの味見くらいなら。そうして皆つまみつつ歩いていた。
「これで誘き寄せて、倒したら素敵な工芸品を作ってもらいましょ〜」
「ええ、ええ! ヒトがその手で生み出すものは尊く、守るべきものにございますからね!」
 『宙狐』庚(p3p007370)もまた深く頷く。物理的にフヨフヨと浮いた庚は砂に足を取られることなく、スムーズに進んでいた。
「まあ、依頼人だけでなく他にも困っている者はいるだろう」
「うん。健全な創作のためにも、キャラバンの皆さんのためにも、きっちりトラブルは片付けないとね」
 ラダの言葉に頷いた創は、彼女が凝視する方向をふと見やる。そこにはまだ何も見えないが──。
「あれか」
 ──遠くまで見通す視力であれば、なんらかが見えているらしい。その方向へ歩き出した一同は、やがて息を飲むことになる。
「……かなり危険そうですね」
 『元々は普通の女の子』氷室 沙月(p3p006113)の呟きに『射撃姫騎士』海紅玉 彼方(p3p008804)は頷く。無意識に師匠たる存在の姿を探して、そういえば今回はいないのだったと彼方は思い出した。
(ほかの方々の迷惑にならないよう、頑張らないといけませんね)
 1人でもちゃんと仕事できるのだと師匠に報告するのだ。彼方が祈るように魔法石のペンダントを握り締めれば、それは淡い輝きを放った。沙月もまた霊薬を飲み、戦いに備える。その傍ら、レストはよいしょと荷物を降ろした。
 用意したのはワイヤーと鈴、そして移動中にほんの少し小さくなったケバブ。細いが丈夫なワイヤーへケバブと鈴をつけ、レストはワイヤーの反対側を持つ。
「それじゃ、行ってくるわね〜」
 ふわりと飛び始めたレスト。ふわふわ、ふわふわと上がっていく彼女にワイヤーが張っていく。そこそこ重たいのだろうケバブは、よろめきながらもほんの少し浮かび上がった。それは不安定な状態を保ちながらも、砂の渦へと向かっていく。
「アリジゴクちゃん……おいしいケバブの時間よ~……」
 随分高い場所からレストの声が聞こえた──が、果たしてアリジゴクに聞こえているのかどうか。よろめくケバブはチリンチリンと音をたて、やがて渦の真ん中へ着地した。
 途端、砂が跳ね上がる。腕を交差させて砂から顔を守った一同は、レストの小さな悲鳴を聞いた。
「ま、待って〜!? ワイヤーは食べ物じゃないのよ〜」
 次第にレストの声は近づき、やがてイレギュラーズたちの元へレストが舞い降りてくる。若干疲弊した彼女は──。
「アリジゴクちゃん、ワイヤーごと食べられるみたいね……」
 と呟いた。
 見ればアリジゴクらしきモンスターが渦の中心でケバブを一心不乱に食らっている。それが食べ終わるより早く、沙月は指輪を法具へと変形させ無数の石礫を召喚した。
「アリジゴクってこんな姿なんですね。……元いた世界と同じかどうかはわかりませんが」
 いずれにせよ、人のテリトリーに踏み込んだら弾き出されることに変わりはない。アリジゴクからしたら『ここに来ただけ』なのかもしれないが、早急にお引き取り願おう。
「偽装外殻限定解除……狩りの時間だよ」
 蝙蝠の羽を模した金属の翼が広がり、ラムダはアリジゴクへ急接近する。速力を上乗せした一撃が砂を抉って──。
「……あ、」
 ぶわ、と再び砂をまき散らしたアリジゴク。モロにかぶったラムダはそこに何もいないことに気づく。どうやらケバブを完食して潜ってしまったらしい。
「囮なら私が」
 彼方はリボルバーを手に渦の中心へ向かって駆けていく。途中から足元を砂にとられ、中心へ引きずりこまれる形となったが結果オーライだ。
「さあ、私が餌になって差し上げますよ!」
 地中にいる敵へ声が届くのか。しかし近づく彼方にアリジゴクは再び飛び出す。噛み付かれた彼方は歯を食いしばりながらも、目の前の敵を睨みつけた。
(この場に師匠がいなくても、依頼を終わらせてみせます!)
 引きつけられ、引きずり出されたアリジゴクへ力強い水鉄砲が飛ばされる。それは真水にあらず、『半透明の人魚』ノリア・ソーリア(p3p000062)が溜め込んでいた海水だ。きりりとした表情と裏腹に、心の中では何とも言えない色が浮かぶ。
 この依頼を受けた折、ノリアは自らが囮役──もとい、盾役になると考えていた。こういった敵であれば、そういった役割に慣れている自身だろうと。
 だというのに、実際は。
(なんだか……囮役、多いですの!!)
 なぜ、どうして。誰だって食べられたくはないだろうに。ノリアだって同じ気持ちだが、どう頑張ったとしても弱肉強食の摂理からは逃れられないのだ。故に『自身は仕方がない』。
 ともあれ、弱肉にならないのであれば強食──狩る側として立つ他ない。ノリアは比較的珍しく攻撃役として動いていた。
「は〜い、お手当てよ〜」
 ふよふよ浮いたレストが彼方を治療するが、アリジゴクの牙は凶悪だ。彼方が砂に足を取られながらも後方へ下がれば、代わりに創が前へ出る。こういった依頼には慣れないが、知己からの頼みとあれば体を張らなければ!
「ほらほら、僕を捕まえてごらんよ?」
 砂地という足場の悪さと戦いながら創はアリジゴクの周りを駆ける。しかし砂の動きには逆らえず引き寄せられれば、アリジゴクの牙がすぐそこにあった。あんぐりと開けられた口が近づいて──創へかかる直前、アンガーコールが突き刺さる。
「このまま釣り上げるぞ!」
 ラダの声が後方から聞こえる。最も、あまりにも大きすぎる砂の渦は彼女すらも飲み込んでいて。
「……ッ!」
 自身が動くのではなく、餌を手元へ寄せるように砂が中心へ向かっていく。足を踏ん張ろうにも柔らかな砂地では限度があった。
(やはり、砂地での長期戦は不利だ)
 一刻も早く決着をつけなければ。その考えに、しかし時は過ぎていくばかり。前衛の背後に立とうとも、砂の動きに前へ前へと引きずり出される。沙月は雷撃を敵へ放ちながらも密かな焦りを感じていた。
(あまり硬くはないようですが……長引けば、こちらの作戦を悟られるかもしれませんね)
 最も、今は見つかった美味しそうな餌に夢中のようだが。それもいつまで続くかわからない。早くと思うのは皆同じ、庚はその身を浮かせながら攻撃を重ねていく。小さくとも積み重なれば大きな痛み、この後に繋がる一撃だ。
(ああ、楽しみです)
 その脳裏を占めるのはヒトが生み出す品。ここにいる創も、そしてアンドリューもまた造り手なのだと言う。芸術品でも実用品でも構わない、材料からどのようなものを見出しているのか気になって仕方がないのだ。
「皆、おばさんが治してあげるわ〜」
 レストのクェーサーアナライズが皆を鼓舞し、創に代わってノリアが飛び出す。大いなる海の力をまとった彼女はふよふよと空を飛びながら近づいた。
(そろそろ餌が、思った以上にしぶとくて、苛立っている頃ですの)
 そこへ隙だらけのノリアが見えたなら? そう、摂理に従って食べようとするだろう。
「さあ、来るといいですの!」
 ふわふわとアリジゴクの周囲を漂うノリア。──しかし。
「!? こ、こっち! こっちですの!!」
 アリジゴクの牙は引きずられたラダへ向く。赤に濡れた牙は次いで、アタッカーとして牽制攻撃を放っていた創へ向く。
「ぼ、僕!?」
 先ほどの挑発がまだ尾を引いていたのか。創は負けてなるものかと砂を踏みしめる。体勢を崩さないまでも中心へ動かされた創は、すんでのところでノリアに庇われた。
「ほんとうの、捕食者への抵抗のしかたを、皆様に、お見せしますの!」
 庇う者に逃げる選択肢はない。噛み付かれたノリアは、しかし身にまとった海の力で反撃する。
 無防備なノリアの身は、たとえ味見だとしても大きな傷となろう。だがそれを逆手に取って痛いカウンターを仕掛けていくことはできる。それこそが被捕食者たるノリアの戦い方だ。
 『どうして食べられかけ上手自慢をしているのか』などという疑問はさておいて、ノリアは真実受け身に長けていた。傷つき、自らの運命力を輝かせて尚立ちはだかる心身の強さは本物だ。
「効いているようには思えますが、どっしりと……実にどっしりと! 構えすぎではありませんか!」
 早く倒れてくれれば良いのに! と言わんばかりに庚の攻撃が放たれる。蛇腹剣で切りつけながらラムダは全くだと頷いた。熱い流砂に囚われてなどいられないと空中へ浮かぶ2人とは対照的に、沙月は手前へと引きずられていく。敵視に晒された彼女はとっさに杖を構えた。
「次は私ですか……っ」
 その口を杖で抑えつけようにも、砂地が足元を不安定にさせる。薄皮一枚を犠牲に回避するが、もしもあれに食らい付かれたのなら──沙月は冷や汗が伝うのを感じた。
 仲間を生かすも殺すも回復手次第。皆を生かすために、レストは全力で回復しながらも戦況を見極める。
「うーん……一旦引いた方が良さそうねぇ」
 自らの回復量と仲間のダメージ、そして敵の様子。呟いたレストはふわりと飛行し、仲間たちへ撤退判断を告げた。このままでは良くて相討ちだ、と。
 劣勢と言い切れずとも優勢になれない状態は誰もが感じていたのだろう。まだ動ける者は動けない者へ肩を貸し、中央へ引きずられながらも他の仲間が応戦して気を逸らす。
 落ちぬ砂の感触が、どこまでも遠かった。


 アリジゴクからようやく全員抜け出した時には思わず思いため息が漏れた。行きはよいよい、帰りはこわい。全員が万全で無い状態の脱出というのも関係しているだろう。彼らの背後には未だアリジゴクが存在している。
「あちらも傷は浅くない。町に連絡して傭兵か……応援のイレギュラーズかな」
 畳み掛ければどうにかなるだろう。傭兵たちもイレギュラーズほどではないが、十分モンスターと渡り合えるだけの技量を持つ者はいる。しかしイレギュラーズたちとしては、今回ばかりはここが限度だ。ラダは傷を抑えながら、渦の中心を見据えて呟いた。
 一旦町へ戻ろうと動き出した沙月は顔をしかめ、同時にラムダは「うわ」と小さく声を出す。戦闘中は気にもならなかった砂が今になって存在感を主張してきたのだ。
「あとでフルメンテしなきゃ」
 廃熱部や関節部にも入り込んでるとラムダは自分の体を見下ろす。傷ももちろんあるが、それも併せてのメンテナンスが必要そうだ。
 完全撃破に至らないまでも、ある程度までの弱体化は成功させたイレギュラーズ。のちに傭兵団が討ち取ったという報が寄せられたという。

成否

失敗

MVP

なし

状態異常

生方・創(p3p000068)[重傷]
アートなフォックス
海紅玉 彼方(p3p008804)[重傷]
扇動者たらん

あとがき

 お疲れさまでした、イレギュラーズ。
 どうぞ傷を癒してくださいね。

 またのご縁をお待ちしております。

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