シナリオ詳細
恋は蜜の味
完了
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オープニング
●移りゆく想い
恋。
それは人によって様々な捉え方をするもの。
甘く、切なく、時にほろ苦く――まるで×××のよう。
一つの形に縛られずに、無限の可能性がある。
人により捉え方は様々で、同じものなんて一つもない。
その感情を知ってしまったら、もう後戻りはできないと知りながらも、人は手を伸ばさずにはいられないのだ。
●少女との出会い
ふわふわ、ふわふわ。
体に羽が生えたと思わせる程、体が軽い。
足は地の上に立ち、宙に浮いているわけではないというのに、君は不思議な感覚を覚えた。
朧な記憶を辿り起こせば思い出すことはただ一つ――何か目的があってここに来たはず。
そんなことをぼやっと考えていたら、一つの扉が見える。
それ以外は何も見えない。
君は何の躊躇も見せずに扉の元へ向かうと、ドアノブに手を掛ける。
見た目に反して軽い扉は誰でも開くことができ、その中には一人の少女が君を待ちわびていたんだ。
君の来訪に気付いた少女は、会釈をしてから微笑んだ。
「いらっしゃい。貴方を待っていたの。
さあ、こちらに座って?」
金髪のロングヘアを惜しげもなく靡かせると、君を見て真ん丸な眸をきょとりと揺らす。
促しても座らない君を不思議に思っているようだ。
●脳内に響く声
状況を飲めずにいるとどこからともなく声が聞こえてきた。
「ようやく繋がった!」
馴染みのある声の主は『ホライゾンシーカー』ポルックス・ジェミニ。
だが、周りにいる気配はなく、辺りを見渡しても捉えることはできない。
「あ、ごめんね。今、貴方の脳内に直接語り掛けているの。
様子を見るに、もう出会えたみたいだね」
そして、君は思い出す。
今回の目的――恋の話を聞かせてあげることを。
「その子が真白ちゃんだよ。話がしたくて依頼してきた子。
ちょっとばかり相手をしてあげて頂戴」
難しい話なんてしなくていいんだと。
恋に憧れ、恋に焦がれる少女の為に、貴方の体験談を教えてあげてほしいというのが今回の目的のようだ。
- 恋は蜜の味完了
- NM名ぶい
- 種別ラリー(LN)
- 難易度-
- 冒険終了日時2020年09月23日 22時14分
- 章数1章
- 総採用数1人
- 参加費50RC
第1章
第1章 第1節
●
「こ、恋バナって言うのかしら、これ?」
先に口を開いたのは『砂食む想い』エルス・ティーネ(p3p007325)だった。
彼女の中ではまだ答えは出ていないけれど、この気持ちを聞いて欲しくてこの空間に足を踏み入れた。
何から話そうか悩んでいると、真白が眸を細めて。
「貴方がその人のことを大切に思っているのは変わりないでしょう?」
エルスは紅く染まった頬で頷く。
認めるのが少し恥ずかしかったけれど、その想いに間違いはなかったから。
「とても……油断ならなくて意地悪な人よ」
彼のことを考えれば焦がれるように胸が熱くなる。
自分でもどうかしてる。どうにかなってしまいそうと思うけれど、そうさせたのは彼であって。
「声を聴くだけで……見られるだけで緊張して……っ」
その時のことを思い出し、思わず胸元を抑える。
考えるだけで躰が火照り、彼に会いたくなってしまうから。
真白は唾を飲みこむと、もっと話が聞きたいとエルスに話を強請った。
デートや誕生日も祝って貰え、とても嬉しかったのだと、エルスは言う。
それでも、
「もっともっと見てって思ってしまう……」
終わりが見えない貪欲な想いが自分だけ見て欲しいと言っている。
これだけじゃ満足できないと。
その想いに戸惑い驚きながらも、ここに誓う。
「私……これからもあの方の為に尽くしていくの!
負けないんだからっ!」
真白はエルスの愛を感じ取り、微笑むのだった。
成否
成功
第1章 第2節
NMコメント
エモを摂取したいノベルマスターのぶいです。
皆様のエモい設定を聞かせて下さい!
●目的
真白ちゃんに恋のお話を聞かせてあげる。
過去の恋でも、現在の恋でも構いません。
皆様の惚気や設定をお聞かせください!
●場所
舞台は夢の中。真白ちゃんが作り出した世界です。
具体的に場所はどこよと拘るより、貴方の心情や想いをぶつけて頂けると嬉しいです。
●リプレイについて
頂いたプレイングを元に真白ちゃんの反応を考えます。
アドリブやアレンジを加えるつもりですので、よろしくお願いします。
また、基本一人描写の予定です。
●NPC
・真白ちゃん
齢16程度の少女。
恋に興味津々だが、初恋はまだ経験していない。
病弱で恋人は疎か友達もいない。
●備考
・こちらのシナリオは一章完結です。
・ゆっくり低速運転な為、プレイングをお返しすることもあるかもしれません。
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