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シナリオ詳細

<物語の娘>ヤマネ先生は眠りたい

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●時間に追われるのは白ウサギだけで十分じゃないですか?
 ハートの女王の城、謁見の間にドラゴンの咆哮が響き渡る。
 玉座で震えるハートの女王(♂)。その身を守ろうと、眼帯をした美丈夫がスラリと剣を抜いた。
「お逃げください。ここは私が」
「ハートのジャック! しかし、あおの恐るべき竜……ジャバウォックは、アリスでなければ倒せないだろう!」
「承知しております。ですが、貴方様を失う訳にはいかない。我々トランプ兵は、どのように刻まれようが代わりがいる。
 ですが陛下、貴方は唯一無二にしてワンダーランドの王。何としてもお守りしなければなりません」

"代わりがいる?"……ふざけるな!

「――ッ!」
 立ち上がった女王(♂)が、ジャックの軍服の襟首を掴んで惹き寄せた。重なる唇に、ジャックの隻眼が僅かに見開かれる。
「お前が死んでいいのは、私が首をはねる時だけだ!」
 恐れのあまり震える身体。それでも凛として言い放つ女王(♂)の姿は美しく、たまらなく愛おしい。
「イエス、マイロード」
 キスを返したジャックの目に、すでに迷いはなかった。
 単身で勇ましく、ジャバウォックの方へ駆けていき――。

「あ゛ーーーッ! もう嫌だあぁぁーーッ!!」
 原稿に埋もれかけた身を起こしてヤマネが叫ぶ。時刻は午前三時過ぎ。この世界において時計ほど不正確なものはないが、何時だろうと徹夜である事には変わりない。
「紅茶のカフェインだけじゃ眠気対策も限界があるっての! アシスタントは軒並み力尽きてるし、ずっと家にカンヅメで新しい萌え成分も補給できないし……。
 決めた。寝る。締切なんてどうにでもなっちまえっ!!!」

 寝不足は人を狂わせる。カリカリしながらヤマネはティーポットの中に引きこもり、内側からガチャンと鍵をかけてしまったそうな。
 そうして日は登り、夜が明けて――。

●美しい薔薇が咲く世界(意味深)
「……で、昨日締切だった漫画の原稿が回収できなくて困っているって事か」
 異世界『黄金の昼下がり』、イカレ帽子屋のティーパーティー会場。
 招き入れられた特異運命座標と『境界案内人』神郷 赤斗(しんごう あかと)は美味しい紅茶を楽しみながら、依頼人たる人物――三月ウサギの相談に耳を傾けていた。
「そうなんスよ! ヤマネ先生はワンダーランドの中では超売れっ子の漫画家なんス……。でも難しい性格で、俺もすっげぇ困ってるんスよ」

 ただティーポットの中に引きこもるだけなら、ポッドを割るなり何なりして強制的に引きずり出す事も出来るのだが、お茶会のカップ達が彼を守っていて、手を焼いているのだとか。
「それに、無理矢理叩き起こして作業机にくくり付けたところで、原稿が進むとは限らないっスから。
 皆さんにはヤマネ先生を起こした上で、やる気を出させて欲しいんスよ。目の前で萌えそうな子芝居をうつとか、絡みを見せたりとか……」

 絡みとは? と特異運命座標が怪しい空気を感じ取ったところで、三月ウサギは思い出したように『Drink me!(私を飲んで!)』と書かれた薬をテーブルに並べていく。
「あっ、女性はこちらの薬を飲んでくださいっス。ヤマネ先生は女性恐怖症だから男の姿にならないと。それとこっちは媚薬で――」
「待て待て待て、前者はともかく、後半のはおかしいだろ! 大体、絡みって……ヤマネ先生はいったいどんな漫画を描いてるんだァ!?」
「どんな漫画って、そりゃ勿論BL漫画っスよ」

 はめられたーー! 
 後から暴露された衝撃の事実に、知らなかった特異運命座標と赤斗は頬を引きつらせたのだった。

NMコメント

 今日も貴方の旅路に乾杯! ノベルマスターの芳董(ほうとう)です。
 老若男女問わず参加できるBL依頼なのです。

●目標
 ヤマネ先生の原稿を完成させる。
  そのためにはティーポットの施錠を解き、ヤマネ先生にやる気を出させる必要があります。

●場所
 異世界『黄金の昼下がり』
 この世界の住民からは『ワンダーランド』と呼ばれています。おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルでメルヘンな雰囲気の世界です。
 皆さんが今回訪れるのは、住民たちから『お茶会エリア』と呼ばれている場所で、アンバースデーのお祝いがそこかしこでされている賑やかな住民街なのだそうです。
 三月ウサギとヤマネ先生の居住地でもあります。

●登場人物
 ヤマネ先生
  ペンネーム『眠り鼠』で活動している売れっ子BL漫画家。ヤマネの耳と尻尾を持つ30代くらいのボサ髪の男性です。隠れイケメン。
  普段は温厚なのですが、スケジュール管理がお粗末で締切前に暴走する事が多く、今回はティーポットに引きこもってしまいました。
  三月ウサギいわく、女性恐怖症との事。

 三月ウサギ
  今回の仕事の依頼人。こげ茶色のウサギ耳を生やした20代半ばのチャラそうなイケメン男性。
  顔の好みだけでヤマネの編集者に選ばれたそうですが、先生の好みに合わせて普段から白衣を着ているなど、リスペクトの気持ちはあるのだとか。
  基本的には見守っているため活躍しませんが、特異運命座標に求められればお手伝いくらいはするそうです。

 ティーカップ
  ヤマネの手下兼アシスタント。いっぱいいます。
  彼らは善意でヤマネ先生を守ろうとしているのですが、歩く度ガチャガチャ陶器の音が響くので安眠妨害になっているようです。
  しかも皆で守るために全員がティーポッドの錠の合鍵を持っているため、一人が鍵を奪われればアッサリ解錠を許してしまう状態だと気づいていません。
  鍵を奪おうとすると、大事な鍵をブン回しながらアツアツのお茶を飛び散らせて威嚇してきます。

『境界案内人』神郷 赤斗(しんごう あかと)
  特異運命座標とライブノベルの世界の依頼人の間を取り持つ境界案内人。
  三月ウサギにはただ「先生から原稿を回収して欲しい」とだけ説明をうけて特異運命座標におろしており、漫画のジャンルがボーイズラブだとは知りませんでした。
  彼も被害者ではありますが、仕事に真面目なので頼まれれば攻めでも受けでも何でも演じてみせます。多分。

●その他
 ヤマネ先生の萌えを追求するために、三月ウサギと赤斗によって色んな薬とコスプレ衣装が用意されています。
 女性の特異運命座標は、ヤマネ先生に近づきやすくなるように『男になる薬』も用意されています。

 この依頼はPCにとって予測不能の(BL的においしい)ハプニングに巻き込まれる可能性があります。
 安全のため、プレイングの一行目にご希望のカップリングを添えておいてください。誰とでも絡んでOKやで、という方は「誰でも」とご記載ください。
 また、BLの絡みで地雷がある場合はそちらも記載していただけると助かります。無い場合は記載なしで問題ありません。

 説明は以上となります。
 それでは、よい旅を!

  • <物語の娘>ヤマネ先生は眠りたい完了
  • NM名芳董
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年05月04日 22時20分
  • 参加人数4/4人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

寒櫻院・史之(p3p002233)
冬結
庚(p3p007370)
宙狐
冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900)
秋縛
霧裂 魁真(p3p008124)
陽炎なる暗殺者

リプレイ


 ボーイズラブ。通称BL。男同士の甘く切なく時に暑苦しい恋愛を描いたディープなジャンルである。
「ああ男色……」
 三月ウサギから説明を受けた秋宮・史之が身もふたもない一言で要約する。
「カンちゃんから強制連行されたらそういう依頼ね」
「違うよしーちゃん、さっき初めて知ったに決まってるじゃない!」
 と語る冬宮・寒櫻院・睦月の目は輝いている。誰が見ても"いつもはつれないしーちゃんへ依頼と称して甘え放題。子供の頃みたいに!"と顔に書かれていた。この幼馴染、豪気である。
「随分楽な仕事だなーとは思ったんだけどさぁ、聞いてないんだけど」
 一方で霧裂 魁真は一般人らしい反応を返していた。こういう"こちら側"に知識がない発言こそ、後に新たな扉を開いてしまうフラグになる事を彼はまだ知らない。
「……って、誰だ今不穏な説明入れた奴は」
 俺っス、と三月ウサギが手を挙げる。
「依頼を始める前から盛り上げて行こうと思ったんスよ!」
 超絶余計なお世話である。
「まぁまぁ、良いではありませんかカイさま!」
 のしっ、と庚がのしかかるように魁真へと抱き着いた。重みはあれど、もふもふな魅惑のボディが存外に気持ちよくて抗うに抗えない。
「カノエは人が好きです。そして人もカノエが好き! 万事解決ではございませんか」
 シンプルに好きを伝え合うだけでヤマネとやらが満足すれば、それに越した事はないのだが……。気が思いやられる、と魁真は深くため息をついた。
「……こうなったらさっさと終わらせるよ。(精神的に)死にたくないからね、俺」


 ガチャガチャ! チャリンチャリン!
「うわっ、何コレうるさっ」
 史之が思わず耳を塞ぐ。
 三月ウサギに案内されるがまま辿り着いたヤマネの仕事部屋は、踏み入れた途端に音が押し寄せる騒音だらけの現場だった。音の主は足元で群れるティーカップ。巨匠ヤマネの手下である彼等は今日も大先生の為に律儀に守りを固めているのだが、陶器の音やら鍵の音やら、ひとつ行動を取るごとに目立つ音を響かせる。それが何十もいるのだからたまったもんではない。
「先生の寝不足、仕事に追われるだけが原因じゃないだろ」
 誰のともつかぬツッコミに三月ウサギが露骨に視線を逸らす。この編集、何の仕事もしちゃいねぇ。

「ティーカップさま」
 最初に行動を起こしたのは庚だった。威嚇するティーカップを両手で制して語り始める。
「カノエたちはこじあけようとはいたしませぬ。岩戸に籠る神の威光を世に取り戻したいだけ。
 公式からの供給(ひかり)がなくては生きてはゆけぬのです」
 する、と胸元をはだけさせて艶やかに微笑む。
「ですから、アメノウズメは舞いましょう」
「ちょっと待った!」
 繰り広げられるであろう裸踊りにすかさず魁真がストップをかけた。きょとんと不思議な物を見るような目で見つめ返す庚。
「脱ぐのが早すぎるよ!? まさか庚、もう媚薬に手を出したんじゃないだろうね」
「おや。カイ様はカノエの事を心配してくださっているのですか?」
「連帯責任で脱ぐのは御免だからだよ!」
 とはいえカップ達は庚の脱衣を待ち侘びている。その注目を代わりに浴びる魁真。
(サクッと切り抜けたいが、割るのも可哀想だからね)
 ふぅ、と彼は吐息を吐いた。儚き花のような妖艶さを伴って、カップの方へと微笑みかける。
「なに、俺が欲しいの?……欲しがりだね」

 嗚呼、仰げば尊死。

 魂が抜けかけたカップのうちの一つを、睦月がすかさずスパーン! とショウ・ザ・インパクトで狙い撃ち、鮮やかに鍵をかっ浚う。
「鍵ゲットです! うふふ」
 ひとつ奪ってしまえば簡単に鍵の開くザル管理。鍵を捻って鎖を外し、ついに標的とのご対面だ。
「ヤマネ先生! ヤマネ先生はいらっしゃいますか!」
「ちょっ、カンちゃんそんな無遠慮にポッドに手を突っ込んだら失礼だよ!」
 幼馴染2人の手によってティーポットから引きずり出された男は、何だかしんなりしていた。ハッと睦月が驚きの表情を浮かべる。
「……寝てますね」
「それは最初の説明で聞いてたでしょう!?」
 思わず叫ぶ史之。そんな様子を遠巻きに眺めながら、赤斗は胃を押さえていた。三月ウサギに差し出された胃薬を一気に飲んで溜息をつく。
「何だか不安になってきたな……本当に大丈夫なのか?」


「……で。俺に原稿作業を続けて欲しいって? 嫌だね」
 寝起きの不機嫌さを隠そうともせずに、ヤマネは頬を膨らませる。無理もないと史之はお詫びに過去のBLっぽい思い出を語ったが、なかなか機嫌は直らない。悩む彼の服の袖がクイクイと引かれる。
「カンちゃん何そのハグ待ちポーズ」
「今こそ天岩戸作戦だよ。ヤマネ先生が喜びそうな事をしていればきっと心を開いてくれる! そうだよね、しーちゃ……ちょっと、帰ろうとしない!」
「そういう世界があることは否定はしない。でもカンちゃんはダメだよ、年下だもの」
 幼馴染2人が言い合いを始めると、先程まで仏頂面だったヤマネの様子に変化が起きた。じーっと熱視線を送り、続けろと此方に促してくる。
(続けてって言われても、どうしろって言うんだよ……こんなの)
 戸惑う史之の方へ、再びハグ待ちポーズで訴えかける睦月。
「年下で小柄で強気でエラソーなかわいい幼馴染ならここに居るよ! さあ、だっこしてなでなでして、しーちゃん! 子供の頃みたいに!」
「……はいはいだっこねだっこ。頭も撫でておこうね」
 こうなったらヤケクソだ。言われるがままに撫でたくると、満足そうに睦月は「えへへ」と笑って史之の顔へと手を伸ばしーーぐい、と半ば強引に引き寄せた。
「いたっ! なんで顔掴むの?」
 吐息がかかる程に間近にある睦月の顔。艶やかな唇。ようやく思惑に気づいて肩を押し返そうと手を伸ばす。
「こら。唇を奪おうと企むのはやめなさい! カンちゃんは幼馴染だし家族みたいなものだから
、とてもそんな気にはなれないって言ってるだろ!」
 困ったように視線を合わせると、睦月の瞳が据わっている。嫌な予感を覚えて辺りを見回せば、転がっている『Drink me!』と書かれたラベルの空瓶。
「逃がさないよ、しーちゃん? 僕……飲んじゃった。男になる薬」
「嘘だ、これ媚薬の方飲んだでしょ!? カンちゃん目を覚まし……ぐえっ」
 ネクタイを引っ張られ、絞められた鶏のような声をあげる史之。それでもギャラリーは大盛り上がりだ。
「成長するって憧れるの。本当はしーちゃんのお嫁さんになりたいけど、しーちゃんを僕の奥さんにしちゃうのもありだよね。……逃がさないからね、しーちゃん?」
「俺は! 年上で背が高くて強気でエラソーな美人なおねーさんが好きなんだよーーー!」

「ね、その幼馴染がお気に入りなの?」
 睦月の身体を包むように白い腕が伸びる。ぎゅ、と後ろから抱き着いて頭に顎を乗せながら、甘えたように魁真が寄り添った。
「そうだけど……もういいもん、浮気してやる! 魁真さんと!」
「なっ……! 煽るなよ魁真さん、カンちゃんの目がマジなの、見たら分かるだろ?!」
 慌てる史之の耳元へ魁真が挑発気味に囁く。
「それならダメでしょ? 大事なものなら手を離しちゃ」
「ーーッ!!」
「しーちゃん大好きだけど浮気してやる、見せつけてやるんだから! う、うっ、ぐすっ。ふえーん、魁真さーん。しーちゃんがつれないよーう」
 突如発生した三角関係にざわつきが起きる。見ればヤマネの手元にはいつの間にかメモ帳が握られていた。ネタの書き込みが始まっている!
「あと一歩で御座いますね」
「ひゃっ!?」
 魁真のスリットにするりとモフモフの手が伸ばされた。ここで真打、庚が混ざる。
「ねえ、それ……毛繕いなんかして楽しい?」
「勿論。ふふ、緊張せずとも構いませぬ」
 大型犬にじゃれつかれた時のような温もりに、魁真は思わず目を細める。もふついた手で触れられるのは嫌いじゃない。しかし気を許してしまったが故に、気づけば恥ずかしい所にまで……。
「なんか擽ったくなってきたな。ふふ、あ、まって、服の下はダメだって、ははっ」
「ホラ、カノエにもたれて。力を抜いて」
「あ、待ってほんと無理、無理!」
「カノエが快楽と安息を与えましょう。全部任せて」
 耳元にかけられる息が、愛撫を与える手が。徐々に魁真の思考を蝕んでいくーー。
 ドン、と庚の顔のすぐ隣に手を付かれた。壁ドンの後に史之は庚の顎を掴み、緩やかに首筋や耳をなぞっていく。
「庚さんの瞳は宝石みたいですね」
「ふふ、秋宮さま。カノエをリードしてくださるのですか?」
 そして特異運命座標の仲は四角関係にまで発展した。甘えるように身を委ねる庚を撫で、史之は微笑む。
「毛並みもつやつやで撫でるのが楽しい で す ね ぐふっ」

(何をやってるんだ俺は
 虚しい……たまらなく虚しい…。がんばれ俺。
 とにかく先生のモチベが上がればOKなんだからがんばれ俺)

 真面目に考えるのはやめよう。俺の心のパンドラが割れる。
 女ではないものの、もふもふと戯れるのは幾分か癒されるのだから。しかし、そんな様子を睦月が黙って見ている筈もなく。

「ああー! なんでそっち行っちゃうのしーちゃん!ここに僕がいるのにどういうつもり!?
 しーちゃんのばかあ! 赤斗さん、しーちゃん抑えつけるの手伝って、僕と赤斗さんの仲でしょ!」
 話を振られた赤斗が上着と帽子を脱ぎ捨てる。胸倉を掴まれた魁真は驚きのあまり固まった。この男ーー雄の目をしている。
「そう喚くな。言われなくたってお前ら全員、抱いてやるよ」
 そこで思い出したかのように三月ウサギが手を挙げた。
「あ、頭痛薬と称して媚薬を盛っておいたっス!」
 超絶余計なお世話である。

 後日、ヤマネ先生が発刊した『五角関係☆特異運命ラヴァーズ』は異世界のBL史に名を遺すほどの大ヒットとなり、仕事を受けた特異運命座標の黒歴史にも永遠に刻まれたというーー。

成否

成功

状態異常

なし

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