PandoraPartyProject

シナリオ詳細

スティファン街道の救世主

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


 ぱから、ぱからと馬車は行く――
 御者は積み荷を気遣いながらも足早に街道を進んだ。
 街道を沿う森が騒めき、草葉の擦れる音を聞きながら、御者は早く森に囲まれた街道を過ぎ去りたいと俯いた。
 ぱから、ぱからと馬車は行く――
 もう少し、もう少しで抜けることができると馬を疾く御者の耳に聞こえたざわめきは風のものではない。

「みーつけた! お頭、アイツですぜぇ!」
「ヒヒヒッ、おい、その荷物をよこせば命だけは助けてやるぜぇ」
 ああ、やられた。
 最近は噂になっていたではないか――野盗より逃げ延びた御者はローレットへと駆け込んだ。
 助けてくれ、と怯えた声を発して。


「皆さんお集まりいただきありがとうなのです!」
 にんまりと微笑んだ『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)はイレギュラーズ達にぺこりと頭を下げる。ギルドローレットのカウンターで待っていた等彼女は近隣への物資の輸送依頼が記載された依頼書をテーブルへと置いた。
「今回お願いしたいのは、幻想のここ、王都メフ・メフィートから近隣の村へと馬車での物資の輸送をお願いしたいのです。つまりは商人さんの護衛、なのですよ!」
 ローレットは所謂『なんでも屋さん』である。オーダーを受ければ護衛から悪人討伐、そして暗殺などなど……様々な仕事をすることが求められる。
 今回、ユリーカがカナメ (p3p007960)達にお願いしたいのは商人の護衛というオーソドックスな依頼だ。
「商人さんを街へと無事に届ければいいってことだよねー♪ 頑張ってこー☆」
 快活な笑みを浮かべるカナメにきゅうと腹を鳴らしたアイリス・アニェラ・クラリッサ (p3p002159)は「護衛するうえで何か気を付ける事はありますか?」と首を傾げる。
「そうなのです。実は、最近輸送ルートである街道に野盗が出没しているようなのですよ」
「たすけてあげなきゃ……」
 リトル・リリー (p3p000955)がおろおろと告げた言葉に芦屋 晴久 (p3p007881)は大きく頷いた。
「それで? 野盗は物資をかっぱらって味を占めてるという訳ですか」
 晴久の言葉にエルジェマリア・ラナンキュラス (p3p008001)は胸を痛めた様に唇を噛んだ。
「なんと――」
「いつまでも野盗をのさばらしておけば物資も届かないってわけか」
 溜息交らせるニコラス・コルゥ・ハイド (p3p007576)にユリーカは頷く。
 野盗たちは定期的に運ばれる物資を奪い、それを高値で売り払っているそうだ。それは物資が運ばれる先であった村々に物資が届かず生活が脅かされるという事だ。
「……それじゃ、野盗を倒せばいいんですね」
「ああ。野盗を倒して村にしっかりと物資を届けてやろうぜ」
 カッツェ・サンドーラ (p3p007670)に霧島・トウゴ (p3p007102)は大きく頷いた。
 野盗たちの行いを赦してはならない。村には食べ物を待つ子供達や老人も居るのだ。
 彼らの為に、イレギュラーズ達よ、野盗を倒して来て欲しい。

GMコメント

 リクエストありがとうございます。夏あかねです。
 オーソドックスな仕事ですが、人々の為に大切な仕事なのです。

●成功条件
 野盗を退ける

●シチュエーション
 王都メフ・メフィートから村へつながる街道です。
 周囲を森に囲まれた薄暗い場所ですが視界や足場には特に留意点はありません。

●野盗*8人
 王都メフ・メフィートから近隣の村へと繋がる街道の森を根城にしている野盗たちです。
 馬車を狙い、その積み荷を奪っているそうです。
 前衛3名、後衛3名、回復手2名の構成です。
 前衛:物理攻撃を中心としています。
 後衛:神秘攻撃、遠距離を中心としています。
 回復手:後衛と同じく後方に配置。回復支援を行います。

●馬車
 荷台には村へ運ぶ物資を積んだ馬車です。御者は一人。
 戦闘には参加せず、イレギュラーズの指示に従います。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

 まずはプレイングにガッツリやりたいことを文字数いっぱいいっぱいに伝えてくださいね!
 どうぞ、よろしくお願いします!

  • スティファン街道の救世主完了
  • GM名夏あかね
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年02月25日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費---RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

リリー・シャルラハ(p3p000955)
自在の名手
アイリス・アニェラ・クラリッサ(p3p002159)
傍らへ共に
霧島・トウゴ(p3p007102)
疾風の先導者
ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)
名無しの
カッツェ・サンドーラ(p3p007670)
喰われた半心
芦屋 晴久(p3p007881)
続きは署で聞こう
カナメ(p3p007960)
毒亜竜脅し
エルジェマリア・ラナンキュラス(p3p008001)
魔剣被り

リプレイ


 街道を走る馬車が揺れる。岩の転がる道を通るたびにがたりと跳ねて、積み荷が大きく揺らいだ音がした。降り注いだ陽光は暖かく、冬と言えども安らぐ春の気配を感じさせた。
 王都レガド・イルシオンから近隣の村々へと繋がるスティファン街道には最近になって野盗の出没が目撃されていた。物資を運ぶ御者達がスティファン街道を通るのを控えれば、その先に存在する村々が困ってしまうのは自明の理である。
「まぁ、オーソドックスな話ではあるが、加減してやる必要も無し。
 しっかし最近の野盗は回復役まで居るとは贅沢なもんだよなぁ……」
 ある意味で、野盗をするための準備は抜かりないということだろうか。『疾風の先導者』霧島・トウゴ(p3p007102) は馬車の前を先導しつつぼやいた。
「野盗をやっつければいいんだよね〜。人様の迷惑になるならしっかりと退治しないとね〜」
『年中腹ペコ少女』アイリス・アニェラ・クラリッサ(p3p002159)は馬車に揺られながらやる気を見せる。きゅるると腹が鳴ったのは――仕方がないことなのかもしれない。
「終わったら何か美味しいものでも食べたいな〜」
「うんうん♪ スティファン街道を抜けたところに美味しいパンケーキのお店があるらしいよー☆」
 田舎カフェなんだってと声を弾ませた『優しいカナ姉ちゃん』カナメ(p3p007960) 。仕事が終わったら食べに行こうねとアイリス(と腹の虫)へと優しく声かける。
 平凡な馬車の旅にも思える一行に覆いかぶさる影がスティファン街道に蓋をするかのように茂る木々のものだ。まるで陽の光が当たらぬ場所で何者かが潜んでいるような気配さえも醸し出す。
「おっけーまかせて! まずはばしゃというか、おうまさんにさがってもらうよーにこえかけてしじするよ! だいじょーぶ、どーぶつとはなすのはなれてるから!」
 にんまりと微笑んだ『あなたと一緒』リトル・リリー(p3p000955)。ウィッチクラフトの技能の一つ、動物たちとの意思疎通で馬に注意を勧告した小さな彼女はがさりと揺れる音を聞く。
「さて、お仕事と参りましょうか」
 サングラス越しに見つめたのは草陰。生い茂るその向こうから、飛び出した野盗を見てから『続きは署で聞こう』芦屋 晴久(p3p007881)は唇だけでゆったりと笑う。
 御者と会話を楽しんでいた『博徒』ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)はにい、と笑う。何度もそうしてきた手練れだ。生半可な態度では簡単に積み荷を奪われるという認識で彼は警戒を怠らなかった。
「お前ら、やり過ぎちまったのさ。善には祝福を。悪には罰を。
 それが嫌ってんなら抗いな。運が良けりゃ切り抜けれるかもしれねーぜ?まぁそんなことさせないがな」
「なッ――! なんだお前ら!」
 野盗が徒党を組んで御者を狙う。まずは彼と馬を離し荷台を置いて逃げ出させる算段なのだろう。
「……小手調べ、と言うところでしょうか。下がって」
 御者に対して静かにそう言ったは『喰われた半心』カッツェ・サンドーラ(p3p007670)。桎梏に染まる大剣を握りしめたカッツェの傍らより闘争心を力と変えた『魔剣被り』エルジェマリア・ラナンキュラス(p3p008001) が前線へと躍り出る。
「野盗へと身を窶した彼らにもなにか相応の理由があるのでしょうが、それで今の非道を見逃す訳にはいきません」
 その行いが誰ぞかへと負担を強い、苦境へと立たせた。略奪は罪であり、許されるべきではないとエルジェマリアが要へと肉薄したと同時、トウゴは鋭い勢いで靭やかに野盗を切り裂いた。
「ここで、その行い。正させていただきましょう」


 機動力を生かし、前線へと飛び出したアイリス。速力を火力に変換する練達製ブースターS.S.Sはその華奢な体を突き動かし一気に野盗の元へと誘っていく。
 蒼き彗星は、その脳天へ落ち、七色の瞳が細められれば掌の『口』は空腹だという様にぱかりと開かれた。
「なんだァ!? お前ら――用心棒ってか!?」
 怒鳴る野盗は『同業者』であるか、それとも『傭兵』かを見定める様に威嚇の声を上げる。
 鮮やかなツインテールをふわりとゆらして首を傾げたカナメは「んー」と小さく声を漏らした。
「カナたちは『普通の女の子』だよっ☆ つまり、ただの冒険者なんだー♪」
 ジョークとも思わしきその言葉と共に、ガンブレードを手にカナメは前線へと飛び出した。
「このまま放っておいたらまたいっぱい襲われちゃって、村に何も届かないとか見過ごせないんだっ☆」
 善性の少女は腰の大きなリボンを揺らし、そして野盗へと『いじわる』を言った。「だっさ」と少女の唇から出た邪悪な一声は『分からせてやらなければ』という気持ちにまでさせる。
「こちらに来て初めての依頼ですねぇ、さぁ何が起こるかドキドキ物ですよ。何も無いと良いんですがそうもいきませんかね……」
 そう呟いてから晴久は符を手繰る。彼はと言えば胡散臭いことが特徴か――野盗から見ても「あいつは同業者なのか、それとも」と疑いたくなるような外見である彼はふと、首を傾げる。
「盗賊さん達はどうして盗賊に……? いやはや、単なる興味本位です興味本位。このように安定しない生活不安になりませんかね?」
 晴久の言葉にカチンときたのか野盗が彼をじいと見遣る。おふざけはほどほどに、と彼が作り出した冥闇の鴉は宙を裂き、回復手であろう野盗を不吉へと誘う。
「貴方達も他の物を盗む者、こうして傷つく覚悟ぐらい出来ているのでしょう?」
「じゃなきゃこんな風に『役割分担』してないさ」
 野盗はそう口にして癒しを送る。しかし、その減らず口を遮ったのは音速の刃。手足に纏わせた風は嵐が如く吹き荒び、トウゴに加護を与える。
「それは良い心がけだが忘れるなよ。それは『どちらも』だ」
 宙を走る彼がそう言えば、背後よりカッツェが癒しを送る。体力が心もとないという彼はぼんやりとした視線を送り、馬車と御者を出来る限り遠ざける様に指示を送る。
「その荷台の積荷は大切なものでしょう。離れていてください。……僕も加減はできませんので」
 指で穿つは、野盗の腕。仰け反るその腕目掛けて走り寄ったニコラスはその鋭い眼光で野盗を睨みつける。
「ちゃっちゃか終わらせねーと日が暮れちまうからな。ガンガンいくぜ!」
 何かが起こりそうな気配を孕ませ、彼は「手慣れているようだが、護衛がついてるのは初めてか?」と喉で笑えば野盗たちは馬車への攻撃をあきらめイレギュラーズと相対し続ける。
「ここをふうじなきゃ、りりーのりとるくいんてっともうまくはいらないし!」
 リリーは自身の攻撃にある種のルーティンを定めていた。
 彼女の使用する攻撃は常に、何かを使役する。例えば、ガゼル。そして、巨大な狼だ。
 リリーは地上を泳ぐシャチ――レブンの背に跨って狙いを定めた。
「まずはかいふくやくをたおすぞー!」
「ええ。追い詰めるならば非常に合理的な作戦ですものね」
 ゆるりと笑ったエルジェマリア。そのスカートがひらりと揺れ、肉薄した彼女の背後より、アイリスがぐん、と詰め寄った。
 無形の術は切れ目なく野盗を狙い穿つ。それに続くはトウゴであった。風を纏わせ、音速の儘に野盗へと攻撃を食らわせ続ける彼へと野盗が小さく唸る。
「ステファン街道は狙い目なのによ、ちくしょう!」
 苛立つそれに晴久は「何が狙い目なのですか」と静かに問いかけた。
 鬱蒼と茂る木々に覆われた森に隣接するステファン街道は昼だというのにそのエリアに入っただけで暗い夜を思わせる。明るい陽の光は指すことなく、アンダーグラウンドな気配を纏わせるその場所こそが『盗賊にとってのポイント』なのだろうということは晴久にも想像がついた。
「しかし、こちらも狙い目ですね。なんたって『襲ってくるポイントが分かるのですから」
 その言葉を聞きながらカッツェは想定通りの癒しと弓での攻撃を続けた。背後より戦況を把握する彼はその心から『喜怒哀楽』の一部が抜け落ちている。俯くように溜息をつきながら野盗に対して「残念ながら仕事ですから」と淡々と言葉をかける。
「しごと! うん、りりーもしごとだよ!」
「はい。彼方も生業でしょうし、こちらも同じ事。……まあ、この現状では相当分が悪いでしょうが」
 ちら、と見遣るカッツェに野盗は小さく唸った。イレギュラーズ達は最初から回復手を崩し、そして前線を一気に押し上げるためにあえて前衛役へと攻撃を集中させた。
 無論、スティファン街道で長く野盗をしてきた面々だ。それほど甘くはない。それこそカッツェの『想定する仕事の難易度』であればオーソドックスである本件は彼にとっては『想定範囲』であるだろう。
 ちら、と野盗たちを見やってからその攻撃が背後へと飛ばないようにとカナメは愛らしく笑う。少女らしいその微笑に乗せたいたずらめいた気配は甘い唇が紡ぐ言葉と同じだ。
「盗みはカナでもダメって分かるのに、それが分からないおじさんってばカナより子供なのー? かっこわるー☆」
 かちん、と。野盗の中で何かが落ちた。攻撃を喰らえば、カナメは涙を浮かべて物欲しそうな顔を見せる。袖から覗かぬ指先はちょっとした秘密を隠して。彼女はカラフルな桃色と空色を揺らして野盗へと追撃を仕掛け続ける。
 支援するようにニコラスが攻撃を加え、勢いの儘、速度で踊りだしたトウゴとアイリスは『無』の世界より切り裂くようにその一撃を振り下ろした。
 ばたりと倒れた野盗たちを見下ろしてエルジェマリアはため息を吐く。残るはあと一人、肉薄したそれから一度離れる様に距離をとる。
 リリーの『リトル・クインテット』と共に、晴久の符術がその動きを阻害する。
 不吉へ誘う闇色の鴉を纏わせながら胡散臭い笑みを浮かべた彼は「さて、どうしたものですかね」と目を伏せた。
「先ほども言いましたが、不安定な職と言うのは安心できませんでしょう」
「お、お前に言われたく――」
 野盗のその言葉に晴久は曖昧な顔をした。胡散臭いといわれようが、彼はローレットの立派な冒険者なのである。外見は外見、仕事は仕事なのだ。
 ゆっくりと、野盗を見下ろしてエルジェマリアは唇を震わせる。
「それと最初に言った事も勿論偽りではありませんが……。
 それはそれとしてわたくしはあなた方のような野蛮な人はきらいですのよ!」
 美しい金の髪を揺らしたエルジェマリアはふん、と視線を逸らす。眼前に存在した野盗が地に伏せた時、魔剣の乙女は唇を尖らせた。
「これでも元貴族としてこらしめてさしあげます! めっ! ですわ!」
 ――そして、此度のオーダーは完了である。近頃、スティファン街道を騒がせていた野盗たちはすべて倒れ、近隣の村々への積荷は無事にローレットの冒険者たちにより守られたこととなる。


 馬の嘶きが聞こえる。影より見ていた御者がこちらを除いていることに気づき、カナメは「こっちだよー☆」と袖を揺らして手招いた。
「みんなおつかれさま☆ 野盗さんもこれをきっかけに、カナに笑われないようなまともな大人になってね☆」
 ぺすぺすと野盗を叩く。地に伏せた野盗らの上を通り抜け、リリーは「おうまさん、だいじょうぶー?」と首を傾げる。
「いたいところとかはない? こわかったよね。だいじょうぶだったかな?」
 優しく声をかけるリリーに馬が尾をゆらりと揺らす。どうやら、彼らは無事のようだ。
 御者が二台を確認している傍へと寄ってからアイリスは「だいじょうぶ~?」と首を傾げる。
「暴れちゃったから色々壊れてるかもしれないし〜確認なら手伝うよ~。
 お腹空いたけど最悪野盗の装備食べちゃえばいいか〜」
 ちら、と振り返ったアイリスに地に伏せていた野党が「ひっ」と引き攣った声を上げる。
「大丈夫そうだな。これでステファン街道の全部が全部無事って訳にも行かないだろうし目的地まで護衛は続けるぜ」
 ニコラスの言葉にカッツェが小さく頷く。積荷にも被害が出ていないことに一度安心して晴久は胸を撫で下ろす。
「そ、それでは、皆さん。あと少しですがお願いします」
 御者の言葉に頷いたアイリスの腹の虫がきゅうと鳴ればカナメは「それじゃあ、送った帰り道にご飯かなー☆」とくすりと笑った。
「今回は皆さんのおかげで無事に積み荷を村へと運ぶことができます……! 本当にありがとうございます!」
 がたんごとん、と進む馬車。馬の傍らにレブンと共に寄り添っていたリリーは嬉しそうに目を細めた。小さな彼女は馬たちの安心を感じ取りどこか心地よさを感じ続ける。
「うまさんたちもたのしくおさんぽできるね?」
 馬のお返事はその尾っぽで知らしてくれる。「うん」と返事をしてくれたかリリーはにんまりと微笑んでその鬣を小さな掌でうんしょと撫でた。
 此処から先は少しの茂みを抜ければ村に出る事だろう。行く道の先は明るい陽が差し込んでいる。
「じゃあ荷物を届けちゃお! れっつごー☆」
 カナメの号令に御者が馬を走らせる。さあ、もうすぐでこの暗がりを抜ける。
 野盗たちも痛い目を見た以上、ここでの活動はやめる事だろう。
 八人のイレギュラーズの活躍によって、スティファン街道に平和が訪れたのであった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 お疲れさまでしたイレギュラーズ!
 初心者向け、と言うことでオーソドックスな依頼になりました。
 いろいろな種類の依頼があるのでこれだ!と言うものを見つけてチャレンジしていってくださいね。

 ありがとうございました!またお会いいたしましょう。

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