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シナリオ詳細

誰がための軍

冒険中

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング

●抹殺依頼
 おおきな地図がウッドテーブルに広がっていた。
 鉄のマグカップが周りに五つ。吊るしたランタンの光が、地図をさす節くれ立った男の指を照らし出した。
「地図を見れば分かると思うが、ここマジナ森林の民は複数の少数民族によって構成されている。
 深く広い森だ。行き来するのに一日かかる程のな。
 その中で、一民族一集落の割合で点在している状態だ。
 間は細い道だけで結ばれ、そのつながりの細さゆえに少数民族の独自性や精神衛生が保たれている。
 が、それだけでは済まない」
 地図の両端。
 つまりは森を挟んだ山と平野。それぞれに軍の名前が記されていた。
「山側は我々ラシバ軍。平野側は森の領土を狙うノガノン軍。
 この森の領土を争って戦争状態になっている。
 厳密にはラシバの私兵とノガノンの雇った傭兵による戦いだな。
 現在ラシバが領土を守って優勢にあるが、どうにもまずい問題がおきている。
 その問題については後から説明するが……まず君たちに依頼する内容を先に行っておこう」
 髭をたくわえ、ターバンを巻いた男が、鋭いまなざしで振り返った。
「ギルド・ローレット。君たちには我々ラシバ軍の私兵を抹殺して貰いたい」

●力の傾き
 一集落一民族の独自性は各民族の精神衛生を保つために、重要ではあるが、それゆえ周囲との接続が弱く、強いコミュニティの侵略を許しがちである。
 今回はそれが、軍隊の駐留という形で引き起こされた。
「例えば、20人ほどの丸腰民間人の集まりに、10人ほどの武装した兵隊が駐留するとするよね。
 彼らが食料や寝床を住民に要求した場合、住民は逆らえない。仮に逆らったとしても後から投入された軍隊によって報復攻撃が行なわれるからだ。要は見せしめの虐殺だね。
 兵隊たちもそれが分かっているから、村人たちへの要求はエスカレートする。食料や寝床のみならず、思いつく限りやりたい放題するわけさ。
 勿論こんな連中ばかりじゃあないよ。そればかりだったら今頃国ごと滅んでるはずだからね。
 けれど、今回はそういう『悪辣なケース』ってわけさ」
 同じ場所、同じ地図。別々のマグカップ。
 『黒猫の』ショウ(p3n000005)は地図の一転を指さして笑った。
「ラシバの領主は軍によるやんちゃが不利益になりすぎると判断した。
 けれど領主が直属の私兵を引き下げたとあっては民衆に示しがつかない。
 だから領主なりの責任のとりかたとして、こっそり傭兵をやとって『敵軍に抹殺された』ことにしたいわけさ」

 やるべきことをシンプルに話そう。
 まずイレギュラーズたちは敵であるノガノン軍の傭兵として集落へ襲撃を行なう。
 この際ラシバの兵隊を全て抹殺し、村人を保護する。
「このとき間違っても、村人に手を下させるようなことはしちゃだめだ。
 村人が兵隊を殺したとなれば、報復攻撃の引き金になる。
 仮に報復を止められたとしても、村人は今後一生報復におびえて暮らすことになるだろう。領主の保護も二度と受け取れなくなる」
 時間は夜。つまりは夜襲だ。
 兵隊は敵軍の襲撃を常に警戒しているので完全な奇襲は難しいが、もしちゃんとした技能と手順、作戦を踏んでいれば可能かもしれない。
「確認されている建物は民家十五棟、馬小屋二棟、木製の監視台一棟、食料庫一棟。家畜小屋一棟だ」
 兵隊の抹殺が済んだら、現場をそのままにして即時撤退。すぐにラシバ側の傭兵が兵隊にかわって駐留を行なう手はずになっている。
「私兵から傭兵に変えたのは、彼らが金にならないことをしないからさ。
 村人に悪辣な要求をしないことを領主は契約しているし、違約すれば金が支払われない。傭兵にとって違約は死と同じだ。農民が畑を失ったり、遊牧民が家畜を喪うのと同じでね。だから安心ってわけさ。
 勿論皆がラシバの手回しによって兵隊を抹殺したことは秘密にしなきゃならないし、これは立派な悪事にあたる。
 けど……そうだね。悪人を掃除するための始末屋として、名が売れるかも」
 ショウはそこまで語ってから、マグカップを置いた。
「決行は今夜だ。頑張ってね」

GMコメント

■■■オーダー■■■
 集落に夜襲をかけ、駐留しているラシバの私兵を抹殺すること。
 このとき村人(及び村人の財産)には可能な限り被害を出さず、かつ村人の手も汚させないこと。

●注意事項
 この依頼は『悪属性依頼』です。
 成功した場合、『ラサ(傭兵)』における名声がマイナスされます。
 又、失敗した場合の名声値の減少は0となります。

■■■シチュエーションデータ■■■
 集落は、森の中を楕円形に切り開いたもので、端から端まで長いところで300メートルほど。
 確認されている建物は民家十五棟、馬小屋二棟、木製の監視台一棟、食料庫一棟。家畜小屋一棟(割と広い)です。

 夜に襲撃を仕掛けますが、平野側(敵軍側)の監視台には監視がついており、そうでなくても武装したままの兵士が集落のなかをうろついていることがあります。
 ですが多くは屋内にいるでしょう。

 住民は20~30人。
 兵隊は10人前後とみられています。

 兵隊は(一応村人の反乱を警戒してはいるので)常に武装しており、仮に丸裸であっても手の届く場所に銃を置いています。
 武装は主にアサルトライフルや短剣。物理攻撃よりの装備が多いようです。
 ヒーラーも一応いますが、『ヒーラーから優先して倒す』といった状況的余裕はあまり生まれない筈です。


■■■アドリブ度(ノーマル)■■■
 ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
 プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。

  • 誰がための軍 冒険中
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常(悪)
  • 難易度NORMAL
  • 出発日時2019年05月24日 23時59分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(8人)

メリンダ・ビーチャム(p3p001496)
瞑目する修道女
黎明院・ゼフィラ(p3p002101)
夜明け前の風
ミーシャ・キュイ(p3p002182)
ただの手品師だよ?
ニエル・ラピュリゼル(p3p002443)
性的倒錯者で快楽主義者
ェクセレリァス・アルケラシス・ヴィルフェリゥム(p3p005156)
天棲鉱龍
道頓堀・繰子(p3p006175)
怪猫
茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)
戦神
キルギス・キルフォード(p3p007153)
狂剣

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