PandoraPartyProject

シナリオ詳細

僕は風邪をひいてない

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●あのやろう!!!!!
「皆――!! 助けてくれ――!!」
 ギルオス・ホリス(p3n000016)がギルドの扉を慌ただしく開けた。
 なんだどうした魔物の襲撃でもあったのか!? そう思い、彼の姿を見てみれば。
「ぼ、僕の、僕の仕事机の上にこんなモノが――!!」

 彼はパンツを握っていた。

 待って待って止めて憲兵呼ぶのは止めて止めて話を聞いて!!
「待ってくれ見てくれ……こ……このパンツにはなま、名前が……!」
 名前を指差すとは自首をお望みなのか。憲兵さん早くこっちですと呼びながら嫌々パンツに貼られていた付箋を見てみれば、確かにそこには名前が記されていた。

『青雀♪』と。

 …………青雀? え、もしかして『可愛い狂信者』青雀(p3n000014)?
「これは、これはやばい。どういう呪術的意味が込められていると思う!? 僕にはさっぱりだ! だけど分かる! 一刻も早く突き止めないときっと僕の命がやばいと思う!! 絶対邪神引いてる!! 絶対だ!!」
 落ち着けよ。続きは牢の中で聞いてやるから。
「これは依頼だ……この呪術アイテムに秘められた意味を調査してきてくれ! なんかそれっぽい場所を調査するとか、遠出して聞き込みをしてみるとか、パンツ屋に行ってみるとか。とにかくこのパンツに込められた悪意を突き止めてくれ――ッ!!」
 悪意前提かよ。おっ、丁度憲兵も来たぞ。
 しかし依頼として提示されたなら仕方ない――どこからどう調査した物か……

GMコメント

 助けて。

 さぁギルオス君の机の上に呪術アイテムが置かれていました。これはやばいです。マジでやばいと思います。でもどうやばいかはサッパリ分かりません。皆さんにはこのパンツの正体を探って頂きます。

 どこをどのように調査するか、そしてどのような調査結果が出たのかまでを全てプレイングで自由に報告してください。方法はいろいろあると思います。
 裏路地を調査。隣町に聞き込み。ダンジョンに潜る。宗教団体にカチ込む。ドラゴンが住まうとされる山の上にまで探索し、冒険譚を築く……え、関係あるのかって? 多分あるある。
 皆さんの結果が牢の中にいるギルオス君の未来を決めます!
 たすけて。

■キャラクターデータ
■被告人:ギルオス・ホリス
 朝ギルドに出てきたらパンツがあったと証言。僕は置いてないとのたまっている。
 パンツには付箋で『青雀♪』と書かれている。本人のかは不明。

■『可愛い狂信者』青雀(p3n000014)
 いつも神様ガチャで大体酷いの引く人。この前はサメ関連引いてた。
 宗教関係の単独ピックアップガチャの結果によりどっかを飛び回っています。
 彼女本人に真偽の程を確認するのは至難でしょう……

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

  • 僕は風邪をひいてない 完了
  • GM名茶零四
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2019年01月01日 22時15分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

猫崎・桜(p3p000109)
魅せたがり・蛸賊の天敵
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)
祈る暴走特急
灰塚 冥利(p3p002213)
眠り羊
リーゼロッテ=ブロスフェルト(p3p003929)
ピオニー・パープルの魔女
ヴィマラ(p3p005079)
スカベンジャー
岩倉・鈴音(p3p006119)
放課後のヴェルフェゴール
エレオノーラ・クーリッジ(p3p006337)
チョメッケモンゲ像の方
サルビア・キルロード(p3p006808)
傲慢なる「愛」の信仰者

リプレイ

●in幻想裁判所
 なんだ――どうしてこうなった――

 被告人:ギルオス・ホリス。
 検察側:『祈る暴走特急』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)
 弁護側:『パイセン』エレオノーラ・クーリッジ(p3p006337)

 傍聴席:青雀(被害者)その他大勢。

 それでは裁判を始めます。
「なんでだそんな依頼じゃないでしょこれ!? どうしてこうな」
 騒ぎ出した被告人が取り押さえられた所でスタートなのです!!

●風邪じゃないかなこれ!
 検察側として立つヴァレーリヤは語る。この事件の全容を。

 ――ある朝。心肺停止状態のパンツが無残な姿で発見された。

 被害者はパンツ一枚。無職。死亡推定時刻は昨夜から早朝にかけてと判断されている。
 至上稀に見るこの常軌を逸した残虐な犯行はギルオスが最後に施錠して退出してから出勤するまでの間に行われたと考えて間違いないだろう。所謂――密室事件だ。
「でもそもそも発見時、何故医者を呼ばなかったのかしら。まだ生きている可能性を考慮するべきだったのでは? 声高に被害者を掴んで叫ぶより先に……やるべき事があったのでは?」
「え、えっ? 何を言っているんだパンツだよ?」
「まともに答えては下さらないのね」
 ええ!? と驚く顔をしている第一容疑者のギルオスに言葉を紡ぐ。
 死亡推定時刻にアリバイのない第一発見者……その上殺害場所は自らの机の上……これで彼を疑うな、という事が無理な話だろう。その上彼は医者を呼ぶことも無くこれが呪術の一環などとのたまっている。
「それではこういうのはどうかしら? 貴方は被害者(パンツ)に多額の借金があった。昨夜、被害者から借金返済を督促され、ついカッとなった貴方は――」
 一息。
「被害者を殺害した」
 傍聴席がざわめき始める。借金があっての殺害……何もおかしい事ではない。傍聴席にいる青雀も、そんなまさか……と口元を覆って体を震わせている。身内が同僚に殺害されている可能性が浮上してきたのだ。当然の反応だろう!
「彼女(パンツ)は貴方を愛していた事でしょう。金銭を渡してもいい程に。しかし貴方はそんな彼女(パンツ)の愛を無視して、大量の愛人(パンツ)と一緒に洞窟に入って行ったとの目撃証言が多数出ていますの。これがこの悲しい事件の引き金となった……違いまして?」
「異議あり!」
 追い立てる様に言葉を並べるヴァレーリヤの言。
 弁護側の机を叩き、声を挙げるは――エレオノーラだ。
「検察側の証言には証拠がないわ。憶測だけよりも調査により用意されたそれぞれの証拠・証言を聞いていくべきでは?」
 筋の通った発言だ。まずはそうすべきだろう。
 しかし異議ありか。実にいい響きだ――
「一度とりあえず言ってみたかったのよね」
 エレオノーラは長年の夢に感慨深る。とりあえず次もなんかそれっぽい空気の時に言ってみよう。なぁになんとかなるなる!
 さて本題だ。ここからは皆が集めた証拠を擦り合わせてみるとしよう。

●いえーい
「さて第一容疑者への詰問タイムだよ。全て正直に答えてね」
『放課後のヴェルフェゴール』岩倉・鈴音(p3p006119)だ。証言を確認すべくエネミースキャンも同時に使う。奴はエネミーだぜ。
「ぱんつってさ剥き出しのまま置いてた訳? 宅配とか頼んだなら発注書だの入れたあった筈だのの箱があると思うんだけれども」
「いや荷物なんて知らないな……それとむき出しだったよ」
 そう。となると、闇市のぱんつ宅配業『ほっかほかパンティ』・ぱんつ販売網『パンツァーネット』実在に対する証拠にはなりえないか……いや。もしかしたら証拠を残さないためにむき出し配達をしているのかもしれないが……ならばもう一つ質問だ。
「青雀って娘さんのことをどう思ってるのかな? 好きだったらぱんつ、ゲットしたくなるよね?」
「恋愛対象として見れる程僕は人間辞めてないです」
「なんて発言なんすか……! こんな事をする人だとは思わなかったッス……極刑を望むッス……!」
 あのやろう! 被告人が騒ぎ出したので取り押さえられた。
 待てよ? ギルオスが好いていないのだとしても、何がしかの理由で神の如く好かれていたのならお供えとしてパンツを置かれた可能性が考えられるのでは? 彼女ならありうる。しかしもう一つの疑問としてはぱんつを見て貨幣と思わず呪術アイテムと思い込む所だ。旅人にとってはパンツと言えば布だが……
「幻想と言えば……ぱんつ=貨幣なのにね……」
 やばい発言だ。でも割と真実でもあるので仕方ない。
 現場保存キープアウト。ギルオスの机も徹底的に調べて捜査捜査。彼の机と分かっておいたのか、それとも誰でも良かった犯行か……不審人物や机に近付いた人物がいないかの調査結果も添付しておくとしよう。後は裁判長が適時判断してくれるだろう。そして。
「嗚呼何と哀れな方なのでしょう……ギルオスさん! ですがご安心を……私には感じます……これの事件の影には大いなる『愛』が隠れてる事を……!」
 哀れ言うなや! 『傲慢なる「愛」の信仰者』サルビア・キルロード(p3p006808)は雄弁に言葉を語る。この時点から嫌な予感しかしない。
「私は汚名を晴らすべく様々な方面から調査を行いました……その結果見えてきたのは多種多様なプレゼントをされる位に『愛』されているという事実……!」
 おお不安だったがこれぞ変態犯罪まがいの事をする人物ではないという弁護であろう! 愛に狂ってる人だなんて思ってごめんね。とんだ誤解だったと思えば。
「そして先日部屋に踏み込んで内容物を確認してみれば全てが大事に保管されておりました。ええどんなガラクタをプレゼントされてもです。中にはパンツも大量にありました。その数約四分の一、全て大事にされておりました……!」
 やべぇ余計な一言と行動が混ざり始めた! にわかに傍聴席がざわつき始める。
 サルビアは独自のコネクションからプレゼントの件数を正確に調べていて、更に資料検索とかいう余計な、失礼。素晴らしい技能によってパンツを優先的に調べていた。提示される証拠には彼女の言が正しい事を示している。ちくしょう!
「また、先日ですが青雀さんと被告人は洞窟探索中に魔物に遭遇し遭難……しかし被告人のパンツで事なきを得たと情報を入手しました」
 つまり今回の一件はその延長線上。青雀の感謝の気持ち。パンツで助けてもらったが故のパンツお礼。パンツの恩はパンツで返す。つまり……パンツ無実!
「と言う訳で私はギルオスさんの無実を信じますわ! そのかわり青雀さんへの更なるお返しに愛を込めたパンツを贈ってください! 全てはそう『愛』の為に!」
 ここにパンツはあるので! とサルビアは己が持ってきたパンツをギルオスへ押し付ける。止めろ! なんで裁判の最中にぱんつが増えるんだ! こんなの絶対おかしいよ!
「ハハハでもよかったじゃないかギルオス君。これは無実側の証言だよ……さぁ、僕と契約して無罪に成ろうよ!」
 サルビアに次いで言うは『眠り羊』灰塚 冥利(p3p002213)だ。その言葉は止めてくれ! お前は悪魔か! あっ、悪魔だった。
「パンツといえば闇市。各地のバザーやお店からパンツの言を引っ張ってきたよ。下着について調査するオッサンっていう絵が非常に怪しかったのか一度憲兵呼ばれてさ――ハハハ牢屋にブチ込まれる所だったよ」
 下手したら牢屋メンバーが一人増えていたかもしれない。おかしい。依頼の調査をしているだけなのに次々と捕まりそうになる。ともあれ冥利は闇市方面を調査した。ぱんつの価値……同じものを買いに来た人はいないか。
「その結果僕の優秀な助手『リンゴちゃん』にも鑑定をお願いしたよ!」
 つれてきたのは、うわロリババアだ!!
 野良ロリババアのリンゴちゃん。パンツにも煩い個体らしい。いやその子パンツはパンツでもレオンのパンツが好きなだけでしょ!
「商人の証言。そしてリンゴちゃんの鑑定の結果……これは『かなり価値の高いぱんつ』であると判明しました。まず間違いのない真実だよ」
 ホントにリンゴちゃんの鑑定って信用できる!!? 商人の証言と同等以上!?
「ついでにギルオス君は買いに来ていないとか。つまり……推察するにこのパンツはローレットから送られた(冬ボーナス)現物支給ってヤツだよきっと! お店に行って換金しよう。大丈夫ギルオス君は無実だから!」
 何一つ安心できる要素が存在しねぇ! 傍聴席が更にざわつく。ホント止めて!!?

「パンツ教団とかパンツ財団って知ってるかな?」

 瞬間。そのざわめきを断ち切るかのように『魅せたがり・蛸賊の天敵』猫崎・桜(p3p000109)の証言が始まった。やめて新単語。幻想に生まれる。
 彼女が調査として行ったのはギルオスへの聞き取り、だ。もしかしたら彼もなんやそれやを持て余してパンツが欲しかったけれど、そのままだと普通に変態なので呪術的な変態に成ろうとしているのではないか、と推察して。
「牢屋だとパンツないけど大丈夫かな? 実はパンツ好きという事を素直に言ってくれれば……恥ずかしいけど僕のなら置いていくけどっ」
「やめて。僕が社会的に本当に死ぬ」
 数日前。留置所で面会した彼女はわざと顔を赤らめながらそう言った。部屋の隅で見張っていた看守の目が鋭くなる。ヤメテェ!
 とにかく。最近パンツ風邪とかいうのも流行していたしパンツ依頼を受けてもいた。だからパンツを盗んだとかどういうパンツが好みか程度では驚かなくなって……
「来てはいないヨ?」
 しかしあの反応からして多分犯人ではないのだろう。多分。
 もしかするとパンツ関係の怪しい団体――そう。『教団』か『財団』が関わっているのではないかという推測にこの辺りからシフトしていく。かくあらば何かやらかしていないか聞きに行くために仕掛けたのはカチコミだ。
「な、何者だ貴様!!」
「カチコミなのだー♪ さあ、やましい事を吐くなら今のうちだよ? パンツじゃなくてやましいことを吐くんだよ――!」
 平穏な昼下がり。改良型重装火器をブチ撒いて組織の長を締め上げる。関係なければ次の所へと。そのようにパンツ関連の憂いをついでとばかりにすり潰していけば。
「え、此処は関係ない? ただの怪しいパンツ詐欺団体なんだ。そっか、お騒がせしたんだよ♪」
 火を放ってから通報通報っと。やべぇ。闇討ちが過ぎるぜこのコスプレ巫女……!
「いやー私は暫くギルオスちゃんと一緒に牢屋に入ってたよねお久しー」
 と、更なる言葉は『スカベンジャー』ヴィマラ(p3p005079)から発せられる。
 ああ今も思い出される。あの日ヴィマラはギルドにいた。助けてくれ――! と叫ぶ謎の男。後ろに追い縋る憲兵たちの姿。パンツを握りしめているその光景に一度は全てをスルーしようとしたのだが。
「でも目を合わせちゃった時点でギルオスちゃんは私にそのパンツをブン投げて来たんだよね」
 傍から見ると女性物のパンツを女性に投げつけるって完全に変態だなこれ。
 しかし目を合わせた瞬間に覚悟を決めた様な目付きに変わった……それに何かを感じたヴィマラは華麗にキャッチ!! ギルオス体温でホカホカパンツ。それを更に握り締めて、後は頼んだという感じの空気に負けた彼女は――

 闇市の裏商店裏商人に換金しに行った。

「お金に換えてきたらなぜか『貴様証拠物を横流しするとは何事か!』って捕まったんだよね。年末って不思議。みんなパンツ風邪に掛かってるんじゃない?」
「こっちのセリフだわ! 君あの後そんな事してたの!?」
 とりあえずその後の事を語るとただ捕まるのも癪だったので連行中ずっとロックに歌っていた。なんか完全に権力に抗い、しかし失敗したゲリラミュージシャンみたいになってしまっただけで解決の糸口は掴めず。仕方ないので牢の近くにいた若干ボケた感じのある婆さんに、パンツ握って助けを求めて捕まった哀れな男の話に花を咲かせて。さすれば。
「そのパンツはパンツの神様の逆鱗に触れて姿を変えられてしまった哀れな娘っ子だよぉ~」
 この裁判始まってからずっと嫌な予感しかしなかったけど今最高潮になりつつある。
「ワタシは考えたね。どうすりゃオチがツクの? って。まぁその前に出所の時間になったからさ」
 帰り道でも考えたのだと。そうしたらピンと来たのだと。
 話が本当だとしたなら。姿を変えられた物語の時、お約束の出来事がある。
「という事でギルオスちゃん。自分の潔白を証明する為に衆人環視の中例のパンツにキ」
「やめろ――! 僕はそんな事しないぞぉぉおお!!」
 被告人が暴れ出した! 取り押さえろ!! 一端休廷、休廷――!!

●無罪でもいいけどなんかもう変態って方向性になりそうだよね
 魔女はいいました。呪術があるか調べるのならばもう一個作ればいいじゃないと。
「という訳で今からこのパンツを作成するわよ! 呪術といえば魔女。魔女といえばこのわたしに任せて!」
 彼女は『ピオニー・パープルの魔女』リーゼロッテ=ブロスフェルト(p3p003929)。宮廷の間位におっきな鍋を用意した、やり手の魔女だぜ。
 作成といえば錬金術。調合である。呪術の定番アイテムであるヤモリとかその辺りに生えていた怪しい草とか裁判所の付近に落ちていた藁人形を入手。皆さんのご家庭でもすぐ用意できるモノだと思います。これらを入れ、煮詰まってきたら盗賊王、鉄帝のぱんつ。ギルオスの家から拝借したコレクションぱんつもぶちこんで――だ。
「皆して僕の家に何不法侵入してるの!?」
 ギルオスの発言は無視。無視すると良い感じに調合にコクが出ます。
 そして良い感じに色が変わったら寄生体とパラサイトジュエルを仕上げに入れるのです。隠し味として入れてもいいんですが隠せないので仕上げです。そうして一晩寝かせたモノがこちら。
「出来た! ほら、どこからどう見ても青雀さんのパンツ!!」
 おおっ! と傍聴席から感嘆の声が漏れる。付箋まで再現されたそれは、パッと見完璧に見えた――が。強いて違う所を挙げるとするならば。
「ちょっとうぞうぞ動いているけれど、まぁよくある誤差の範疇よね。これはパンツに込められた呪われし魂達がギルオスさんを求めているからに違いないわ。身に付ければ成仏する筈。ギルオスさんごと」
 ほら、傍聴席にいる通りすがりのパンツ博士もそう言ってるぜ。多分あれは闇市のカースドパンツ専門業者とかそんな感じの人だ。幻想には唐突に生えるんだ。という訳で!
「青雀さん(暫定)のパンツは独りでに動いてギルオスさんの机に乗った。よってギルオスさん自身は盗っていない。これが真実だわ! ギルオスさんは無罪なのよ!」
 と、リーゼロッテは先程作ったぱんつに襲われながら、うわあああと声を出しているギルオスを指差す。あ、それはあげるね。ちょっと早いけどプレゼントだよプレゼント! ふふ。また魔術の深淵に一歩近づいてしまった……!!

「異議あり!」

 机を激しく叩くエレオノーラ。あれ!? 君、弁護側では!!?
「ごめんなさいね、もう一回バーンッってしてみたかったの。私からも証拠を一つ」
 指差す先はパンツの付箋だ。パンツは皆が調べるだろうからと、この付箋に注目していた。
「おかしいとは思いませんかパンツに付箋。ギルオスさんが自分で貼ったのならば……パンツを集めて付箋で誰のパンツか分類するパンツコレクターに違いないわ」
 あるいは人、それを変態と言う。
「しかし彼の家から拝借したポエムの筆跡を見てみましょう」
「待って? どっから持って来たって?」
「被告人は黙って。ほら、この通り筆跡は一致しないわ」
 なんと!? と再び傍聴席がざわつく。お前ら有罪にいろ無罪にしろざわついてばっかりだな! ともあれ筆跡が違うのは確かなようだ。これは有力な……ん? という事はこれを書いたのは一体?
「えっ? そこまでは知らないわ。だってわたくしは弁護するだけで別に犯人を捜した訳では」
「えっ?」
「えっ?」
 一瞬の静寂。一瞬の戸惑い。言葉に困ったエレオノーラは――
「い、異議あり!!」
 誤魔化したなパイセン!!

 しかしこれで証言は全てだ。これらを全て総合的に判断すると……
「パンツ財団や教団は無実で調合により複製が可能。闇市などから購入した履歴もなく付箋も別人が書いたもの。パンツに強引にキスさせた所少女に変わったため青雀のモノであるかも疑わしい……」
 つまり? 被告人は――

●勝訴!
 エレオノーラは走る。『勝訴!』と書かれた紙を持って裁判所前を。
 これも一度やってみたかったんだぜ!!
「えっ、パンツ風邪? そそそんなことありませんわ! 私は至って健康でしてよ! やめて、憲兵を呼ばないで! 私、もうあの隔離病棟には戻りたくない!」
 大丈夫だよ。怖くないよと憲兵に連れていかれるヴァレーリヤ。裁判所での不穏な言動から風邪への疾患が疑われたようだ。さようなら……ヴァレーリヤ……!
「でもさんばっぱら手間をかけさせたんだから社会奉仕は必要だよね」
「え、具体的には何を」
 疑問符を浮かべるギルオス。故に鈴音は求刑する。
 ぱんつ大納言称号にて社会奉仕……パンツ手洗いの刑を!

 パンツの疑いは――パンツにて洗い流す――世界の常識である(適当)。

成否

成功

MVP

ヴィマラ(p3p005079)
スカベンジャー

状態異常

なし

あとがき

 お疲れさまでした!! 一言だけ言わせてください!!

 ノ"リ"で"書"き"ま"し"た"!!!!!

 MVP? いや、スまでかけた筈なのにスを書かなかったのが妙にツボにはまりましてッ ともあれ一応ギルオス君は無実側と相成りました!! 監視処理からは逃れられたぜ!!
 ご参加どうもありがとうございました!!!

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