シナリオ詳細
<悪性ゲノム>命の値、その残数
オープニング
●※一般人には見えません
「ここか、『不可視の牙』なんて御大層な呼び名のヤツが現れたって噂の草原は」
戦斧を担いだ大男が大股で草を蹴り払い、肩を怒らせて先頭を歩く。続く3名も程度の差こそあれ、相応の実力者であることが窺えた。
彼らが往くのは、幻想のとある草原地帯だ。冬へと向かう中、黄金色に染まるそこは乾いた草が風に乱される音だけが響く。生きた植物の気配は希薄だが、土は黒々と湿りを帯び、潤沢な栄養があることを示すだろう。……つまりは農耕地にもってこいの場所、なのである。
大男が口にした『不可視の牙』とは、ここ暫く周辺を騒がせる謎の存在の通称だ。
この地域を管理する地主と、彼の雇った作業員数名、そして彼の子供がこの草原で襲われたことから、事件は始まっている。さいわいにして死者は出ていないが……大の大人が数人単位で大怪我を負わされているとなれば、最悪の事態も起きないとは言えまい。
彼らはローレットの者ではないが、腕利きの傭兵として地主に雇われたのである。
「見えぬのなら見えるようになるまで燃やすまで。私が終わらせても恨むなよ?」
魔術師が杖を振るってみせ、にやりと笑う。大男は首を振り、細剣使いに視線を向けた。「なによ」、と顔をしかめた彼女はしかし、言葉を継がないまでも自信と戦意をみなぎらせた目で周囲を睨む。
「私達におびえて出てこないならそれまで。ここに簡単に殺されるようなボンクラは――」
細剣使いが剣呑な声で言い切るが早いか、彼女の耳朶を不快な響きが叩いた。
ガリッ、という何かをかじる音。直後、全身から血を噴き出して蹈鞴を踏む大男。驚愕に見開かれた目は即座に怒りをたたえ、真正面に大斧を振り下ろした。
奇妙な音はさらに続く。ギャリッ、と硬質なものが打ち合う音とともに、大斧の軌道が逸らされたのだ。
「なっ、ンだとォ?!」
今度こそ、大男は混乱の声を上げた。今まで多くの者を、盾を一撃のもとに粉砕した一撃がいなされる日が来るなどと、彼は考えたこともなかった。
魔術師が草むらへ炎を放ち、一党の最後の一人……治癒術士が全霊をもって大男に癒やしを向ける。体力を半ばほど失っていることは、直感的に理解できた。しかし外傷が乏しい。
再び、何かを削るような音。細剣使いは今度こそ、音の源……治癒術士の頭上へと剣を突き出した。
「ヂゥッ!?」
感触がひどく軽い。不快な音は聞こえなかったが、切っ先はわずかな重みしか伝えてこなかった。
炎に包まれた草を背に一党が視界に収めたのは……ひどく小さなリスのような小動物。なんだ、と気を抜く暇もなく、血を噴いて膝を屈した治癒術士を庇うように魔術師が立つと、近接用の武装術式をもってその獣に襲いかかり……ガリ、ガリッと不快な音が連続した。直前、その齧歯類が歯を剥いたことだけは分かったが。
魔術師が血を吐き、杖に纏わせた術式が消えたことのみが、一党が確認できた一部始終。……そして、次の瞬間にはその齧歯類は姿を消していた。
●滅茶苦茶メタで恐縮ですが体力型は死ぬほど苦労する依頼です
「以上、傭兵達と地主から聞いた話の一部始終だ。奇妙なのは、体力的に天地ほどの差があるだろう連中の傷の『程度』が同じくらいだった、とか。子供も襲われたはずなのに、命に別状はない、ってところだな」
『博愛声義』垂水 公直(p3n000021)は資料をめくりながら、情報を整理していく。
今回現れた齧歯類……通称『ディヴァーラー』がくだんの『不可視の牙』の正体らしいが、体格も体力もまちまちの者達が決まって『体力の2~3割、多くて5割』程度の傷を一度に負うに留まっているのだという。魔術師との交戦記録を見るに、付与術式を破壊する能力も持つようだが、単純に見るなら『ムラっ気の多い敵』としか見れまい。
「それと、大斧使いが得物をありえない力で弾かれたってのも重要でな。飽くまで仮設だが……ディヴァーラーは『数値化した体力や魔力』を攻守にわたって使っている可能性が大きい」
……え? どういう事? と混乱を露わにする一同の中で、例えば電子機器や電子ゲームといった類に縁のある世界の者達は、或いは理解できたかもしれない。「つまり」、と公直は長方形を書く。7:3の位置に仕切りをいれると、3割の側を塗りつぶす。
「君達だって比喩で使うだろう、体力が大体何割程度までいったら、とか半分切ったら、とか。それをこういう形で可視化できて、触れられて、『直接攻撃できる』としたら? 自分のそれを防具みたいに取り回せるとしたら、常識外の現象なんだからデカい得物でも弾けるかもしれない」
割ととんでもない理論だが、外傷がない負傷や子供が生きていることに対する説明にはなっているか。そんな能力を野生の生物が獲得できるかは別問題だが。
「つっても、蠍どもの対応の穴を縫ってかき集められた傭兵連中よりは、うちの駆け出し連中のほうがずっと役に立つ、ってのが俺の見解かな。下手に腕利き体力自慢が出ていって回復リソースが削られるよりは、まあ……マシかな」
- <悪性ゲノム>命の値、その残数Lv:10以下完了
- GM名三白累
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年10月28日 21時50分
- 参加人数8/8人
- 相談4日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●ある種とってもゲテモノ趣味
「意味わかんない……計算いるの……? まじメンドーなんだけど……」
『バイオレントYADOKARI』矢都花 リリー(p3p006541)は依頼の情報を聞いた時点で、心から面倒そうな声をあげていた。
もとより面倒くさがりな彼女にとって輪をかけて面倒なこの依頼を受けてしまったのは、まあ多分、運なのだろう。口では不満を漏らしていても、準備に怠りがなさそうな点は非常に評価できる。
「はあ……世の中変わった生き物が居るのねぇ……ローレットでお仕事してると、本当に驚く事ばかりなのだわ」
「訳のわかんねぇ生き物ってのも、もう見慣れてねぇけど見慣れたな……」
『お節介焼き』華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)と『一所懸命』葛城 リゲル(p3p005729)は相手の性質、その特異さに少し驚いていたようだが、立ち直るのも早かった。慣れてしまえばそんなものか、と考えてしまうのである。そんなもんなのである。それでも油断が一切できないところまでが『混沌』の怖いところであるが。
「う、うーん、なんだかよくわからないけれど、要はあんまり打たれ強さとか関係ない敵ってことなのかな~?」
「まだまだ、わたしの思いもよらないような生態の生き物がたくさんいるのですね……」
『幽霊……?』しだれ(p3p005204)と『花に集う』シルフォイデア・エリスタリス(p3p000886)は目的地に向かいながら、しきりに頭を捻っていた。そりゃまあ、いきなり「君達の体力がバーで表示されて食べられます」とか言われてハイそうですかと応じられる者はいない。居るならよほど元の世界でアレな体験を重ねたヘヴィな人種に違いない。
「とりあえず珍妙奇天烈な生態はしているものの、こちらより数が少ないというのであればのドラマチックモードかつ2P協力バトルでボコってさしあげるまで」
居たよそういう人種。『猫島流忍術皆伝者(自称)』猫島・リオ(p3p002200)っていうんだけど。多分ライフゲージどころか彼女の視界には色々見えてんじゃないかと思うのだが、既に接敵までのこの状況がムービーかなんかよろしく16:9で流れていても驚かない。
「今回の相手はげっ歯(ち)類だと聞いているでち。今回の案件は、例の突然変異かもちれないでちね」
『ドブネズミ行進曲』パティ・ポップ(p3p001367)は今回現れた生物と同類……まあ齧歯類としてだが、親しい存在である。そしてそれらと意思疎通を行うことすらできる。
今回の依頼で、果たしてどの程度まで意思疎通が為せるかはともかく。彼女の存在が多少なり鍵になったりならなかったりするのかもしれない。
更に言えば。彼女が遭遇した『偽ローレット』から端を発する一連の事態に絡んでいるのではないか……と思うのは、恐らく同属として理解できない部分が多すぎるからだろう。こういうときに経験が活きてくるものである。
さて、果たしてパティの存在に誘われて出てきたわけでもあるまいが――焦土と化した草原の向こうから近づきつつある影は非常に小さかった。視力を鍛えた者なら別だろうが、普通ならよほど近付かれなければ見えまい。
「わっ。思ってたより小さくてかわいい……かも?」
『召剣士』パーシャ・トラフキン(p3p006384)は眼前へと迫ったディヴァーラーを目にし、その表情を和らげる。……が、当然ながら相手はとても有効的な雰囲気とはほど遠く。今にも相手を殺してやろうか、という強烈な敵意をもって突っ込んできていた。とても触れたり撫でたりを許される状況ではない。
「まぁ、やろっか……」
「召剣──ウルサ・マヨル!」
呆れ気味にバールを持ち上げたリリーの言葉に応じるように、パーシャは双剣を喚び出し、侍らせる。
リリーとリゲルが先頭に踊り出た一体を前後から挟み撃ちにするのに合わせて、他の面々は速攻狙いで布陣を敷く。
――ここで、忘れてはならないことだが。
ディヴァーラー達はすばしっこく、動き回る、『案山子ではない』ことを強調しておきたい。
●硬い音ばかり響いて
「ゲームが若干違う気がしますがデュエルスタートと共に神話的生物のお力をわずかばかり拝借しつつタロットオープン、怪しげな触手を攻撃表示で。嘘でも口寄せの術って言っとけよクソ忍者といった苦情は却下します。限界バトルたたきつけて傷つくことは遠慮したい。そうじゃない真面目にやれと申されましてもボクちゃんこの世界ではまだ超必殺技的なアレソレやめくりきっく的な小技も使えぬ身。早いところ小足見てから余裕で勝てるぐらいに成長いたしたいものです」
強力な魔力が籠められたタロットを手に、リオが早口でつらつらと語る。彼女なりの主張というかポリシーというかスタンスというか……そんなものであるらしい。
あるらしいのだが、珍妙な動きを交えつつ放たれた触手は予備動作があまりに大きく、ディヴァーラーが間合いを詰めるのに発動が間に合っていなかった。ガリッという音とともに彼女の衣服が微妙に破れ、肌からは血が溢れる。
それでも、大した傷でもなかったため彼女はまとわりつく個体を無視して各個撃破を徹底しようとしたが……ディヴァーラーの攻撃頻度は彼女が危険だと理解するよりもずっと早く。気づいたときにはもう、彼女は衣類の6割を剥かれ体力も根こそぎ奪われ、膝をついて倒れるまでに消耗していた。……彼女の運命は再起のチャンスを与えてはくれず、そっぽを向いたまま答えはしない。ドラマティックとは程遠い、これも運命のいち形態である。
背後でそんな状況が起きている、というのは。真っ先に守りに入ったリゲルとリリーは知り得ぬ話ではあった。
2人は敵を一体ずつ挟み撃ちにすることで移動の選択肢を封じ、以て各個撃破への足がかりとする役割を担っていた。この作戦の利点があるとすれば、攻撃を集中させることで回避力を下げ、確実にダメージを与えることができるという点。そして、『足止めした敵に限っては』臨機応変に動くことはほぼ無いため、個々の間合いで戦えるという点であろうか。
前後を押さえられたディヴァーラーは、僅かに逡巡してからリゲルの頭上へと跳躍する。硬質なものが削れる音は、彼の着衣の頑丈さなどものともせずに傷を生み、あまつさえ出血さえも促す。
傷は浅いが、迷いない一撃、敵意のほどは今のリゲルには到底出し得ないものだ。発散される強烈な悪意、害意のたぐいはこの状況に対する覚悟の違いというやつである。
「こいつ……!」
生け捕り? 殺さず連れ帰る? 果たして、それは叶うだろうか。断言できる。『今の彼では』成し得ない。……『彼だけならば』。
「豪腕粉砕――」
と、得意げに宙を舞う個体に影がさす。一気に間合いをつめていたしだれが、卒塔婆を振り上げていたのだ。背後から体力を削られているのだが、彼女はそれを気にしたふうでもない。
「しだれちゃんくらっしゅ!」
ゴッ、と卒塔婆が風を巻いて振り下ろされる。正確な狙いは過たず目標に叩きつけられ、奇怪な手応えを感じることもなく一気に振り抜かれる。狂戦士じみた攻め手は、一撃必殺は無理でもかなりの痛手になったことは間違いない。
「ウルサ・マヨル! 行って!」
パーシャが地面をバウンドした個体にすかさず双剣をけしかけ、追い打ちをかけにいく。十分に距離をとって攻撃を仕掛けた……つもりだが、ディヴァーラー達の動きは素早い。ブロックされている個体、今しがたリオを打倒した個体、そしてしだれを襲った個体……を除いてもまだ2体。方やパティに、そしてもう片方が彼女へと飛びかかる。
が、パーシャの眼前で急激に向きを変え、あらぬ方向へと転がっていくではないか。
「乱戦になるのは予想してたけど、思ったより厄介なのだわ! できるだけ引き剥がすけど、いっそ倒したほうが楽かもしれないのだわ!」
華蓮の放った衝術が、パーシャとディヴァーラーを一瞬だけ引き剥がしたのだ。
とはいえ、それも気休め。いかに回復が充実していようと、各個撃破を狙おうと、自由にさせた個体の対処を疎かにすれば消耗戦になることは明白であった。
「チュー……」
パティは眼前に迫った個体にナイフを走らせ、肉を斬る感触よりも先に硬質なものを斬った違和感にぶち当たる。体力を盾に変えるたぐいの能力だ。厄介極まりない特性は、生きるために体得したものなのだろうが。それにしたって奇異ではあるが。彼女は違和感を噛み殺しつつディヴァーラー達の会話を漏らさじと聞き続け、仲間達に声を掛ける。
シルフォイデアはパティの言葉と仲間達の消耗具合を見比べつつ、仲間達を癒やしていく。目まぐるしく負傷度合いが変わるなかで、やはりというかリゲルは頭一つ抜けて消耗が酷い。すばしっこさを重視した動きは、時に二度、三度と纏めて彼を苛むのだから無理はない。
――彼我の戦力バランスは一長一短。確実、短時間で達成しうる腕はなくとも、イレギュラーズは守りに入れば『負けることはない』だろう。
その状況下で、パティはその耳に入ってきた相手方の会話に眉をひそめ。その意味を飲み込んだ瞬間、驚きに目を見開く。
「ちょいちゅら、逃げようとちてるでち! 『もう十分だ』っていってるでち!」
そう、彼らの目的は実のところ殺すか殺されるかの戦いではない。イレギュラーズの土俵に立ち、腹が満たされてなお戦う理由はないのである。……当然ながら仲間が殺されたのは惜しかろう。だが、大事なのはそこではないのだ。獣に義侠心や誠意を見出すよりも、先ず本能を基にした行動をこそ警戒すべきだったのである。
消耗に次ぐ消耗を経て、リゲルが倒れたことが決定打となり……残っていたわずか2体のディヴァーラーは、即座に転身を図る。逃げを打った相手を追える者は、その場にはおらず。
相手を逃しながら、しかし研究に資するだけの死骸を回収することは叶った。……痛み分け、というべきだろうか?
●兆し
イレギュラーズの消耗は、そのまま彼らの『想定外』に対する焦りのあらわれでもあった。
仲間を癒すことに重点を置いた者が多かったことは、被害の最小化に直結している。だがその分、決定力を欠いた事もまた、事実である……まさか作戦の要であるブロッカーと有益なアタッカーが早々に戦線を退くことになるなど、誰が想像できただろうか?
「『にげる』コマンドは選ばれた勇者の特権では? 卑怯なのでは?」
なぜか扇情的な着衣の乱れ方をしたリオが、肩で息をしながら不平を述べる。その意見は一理あろう。相手が転身を選ぶなど、この場の面々は誰一人思いつきはすまい。
「あいちゅら、『腹一杯だ』『のこちておこう』っていってたでち。パティ達、たべさち(食いさし)みたいな扱いだったでち……」
パティは戦いが終わる直前、ディヴァーラー達の会話を確かに聞いた。食べ切れぬほどの『ご馳走』を前に、食べても減らぬそれを前に、そしてその過程で生まれた被害を目の当たりにして、無理に戦いを続ける必要がなくなっていたのだ。
「逆に、そこまで頭が回るなんて考えてなかったのは迂闊だったわね……所詮は動物、だと思ってたんだけど」
華蓮も、よもや自分が裏をかかれるとはついぞ思わなかったのだろう。相手の実力を甘く見た、などということは全くないにせよ、苦い経験であることに変わりはない。
「齧歯類が知恵をつけるなんてちょっと理解できませんけど、他に凶暴化した動物がいるというのと関係しているのでしょうか」
シルフォイデアは、ローレットで聞き及んだ……動物たちの相次ぐ凶暴化事件を頭の隅に浮かべていた。転がった遺体をつまみ上げると、あらゆる攻撃で傷つき、焦げてすらいるがまだ調べる余地はありそうに見える。
「う~ん……やっぱりちょっとよく理解できないねぇ。調べてもらえば分かる、よね?」
しだれもまた、頭の上に疑問符が3つほど連なる勢いで理解が追いつかないでいた。この場で顛末を正確に説明できる者がいるか、といえば間違いなく1人としていないのだが、それを差し引いても、混乱の度合いが特に色濃いことが窺えるだろう。
戦いが終わるや殻にひきこもってしまったリリーや、消耗激しく言葉を発することすら難しいリゲルがこの事態をして適切な言葉が浮かばないのは……仕方ないといえば仕方ないのか。
パーシャは残されたディヴァーラーの遺体を預かると箱に詰め、リゲルに肩を貸しつつ帰路へと就く。リリーは……ひとしきり休めば戻ってくるだろう。野垂れ死ぬことは流石にあるまい。
かくして、イレギュラーズはディヴァーラーの全滅こそ逃したものの、貴重なサンプルを持ち帰ることに成功したわけであるが。
……齧歯類の繁殖速度が異常なことは、ゆめ忘れてはならぬ事実である。
成否
失敗
MVP
状態異常
あとがき
戦力配分やブロッカーの有意性、その他の要因から殲滅スピードより早くディヴァーラーが満腹を訴え、早々に逃げ出したため、今回は成功を逃すことになりました。
とは言え、Lv制限があった上でかなり回復が充実してたし攻めあぐねたのは事実です。
(だからディヴァーラーが満腹になっても『食いきれなかった』のですが……それも恐ろしいような)
結果だけ見れば失敗でしょうけど、情報を持ち帰ることには成功しているので色々なマイナス値は控えめです。
MVPは攻撃性能もですが、『外さず、ライフパリィを発動させず』のバランスを絶妙に調整してきたしだれさんが適切かと思いました。
GMコメント
どっかの芸能人をモデルにした格ゲーキャラがこんな事してた気がします。
●達成目標
『ディヴァーラー』の全滅。できれば遺体の回収
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●『ディヴァーラー』×5
体力を棒のようなものとして可視化し、攻防に用いる特殊生物。というか、餌が体力バーという謎生物。特性として、同じ対象を狙うことはない。
機動力5。回避が結構高い。体力はサイズのわりにそれなり。
・ライフパリィ(パッシブ。HPの3%を消費してハードヒット以上の攻撃をライトヒットに軽減させる)
・ライフシェーバー(物近単・出血、HPの5%固定ダメージ)
・マナブレイク(物中ラ・ブレイク・ショック、HPの5%固定ダメージ)
・ライフディヴァール(物近単・HP10%固定ダメージ)
●戦場
農地予定の平原。草は焼き払われており遮蔽物はありません。
不意打ちの危険性は薄いですが、こちらからも隠れての攻撃はできないでしょう。
宜しくおねがいします。
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