シナリオ詳細
<アンゲリオンの跫音>てんしのようにほほえんで
オープニング
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聖都フォン・ルーベルグ近郊の村。
其処には一人の少女が立っていた。
踵まである長い金髪。
憂いを抱いた菫色の瞳。
侍るように付き従う、砲を構えた漆黒の巨人。
そうして、転がるように横たわる村人たち。
彼らは死んでいる訳ではなかったが、何かを一心に呟き続けていた。
幸せだ、と歪んだ笑みを浮かべて大地を掻いているものもいれば、嫌だと苦しみに顔を歪ませて足を泳がせるものもいた。
「アレリヤ、ねえ、終わったわ」
まるで恋人にしなだれかかるように。
影の巨人に身体を預け、簡素なワンピース一枚の少女は言った。
腕に縫い付けた布のようなものが、彼女の白い肌に目立つ。
「あと何人“導いて”あげれば、お父様お母様に出会えるのかしら。聖騎士さまはアセイミに何も言って下さらないわ。アセイミはお父様お母様に早く会いたいの」
其のささやきは、まるで閨の睦言のようだ。
其の少女は存在自体が毒のようだった。
導いたわ、と笑む顔は美しく、頬は桃色に高揚している。薔薇色の唇に白魚のような指、まるで神にしつらえられたかのような、絵画の中にいるかのような美しい少女だった。
だからこそ――こんな異様な光景がよく似合う。
大地に藻掻きながら虚空を見つめ続ける村人たち。幸せを享受しながら、苦悶にもだえながら、少しずつ少しずつきっと死んでいくのだ。
でも、そんなのは少女――アセイミには関係がなかった。彼女はただ、父と母に会いたいだけ。こうして村人たちを『あるべくに導いていれば』いつか会えると一心に信じている。
真っ白な足の先がふわりと浮いた。影の巨人がアセイミを抱き上げたのだ。
「ねえ、次は何処に行こうかしら」
アセイミは憂いの晴れない瞳を影の巨人に向けて、ゆっくりと微笑する。
「誰を導いてあげようかしら。ねえ、アレリヤ。アナタの導きたい人でいいわ。――いない? 酷い人。アナタが導いてくれないと、アセイミはお父様にもお母様にも会えないのよ」
ぷくり、と頬を膨らませる様は年相応の少女のよう。
何を語り合っているのか、少しの沈黙のあと、アセイミはくすくすと笑った。
「いいわ、知っているの。アナタはどうせなら、世界中の人々を導きたいのよね? そうね……世界中の人を導くのなら、アセイミの願いも必然的に叶うわ。行きましょう、アレリヤ。アセイミを、みんなを導いて」
ね。
影の肩辺りに口付けて、アセイミは凄艶に笑う。
影の巨人は何も言わず、ただ、アセイミの金髪を風に遊ばせるばかりだった。
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「天義にとある神託が降りたのは、皆聞いているかな」
グレモリー・グレモリー(p3n000074)は相変わらず無感動な目で、一同を見渡した。
そうして、神託の内容をもう一度復唱する。
「第一の預言。天災となる雷は大地を焼き、穀物を全て奪い去らんとするだろう」
「第二の予言。死を齎す者が蠢き、焔は意志を持ち進む。『刻印』の無き者を滅ぼすだろう」
「第三の預言。水は苦くなり、それらは徐々に意志を持ち、大きな波となり大地を呑み喰らうだろう」
物騒だよね、と呟いて。そうして画家は一度瞬きをする。
「――其の預言と関係あるかは判らないんだけど、フォン・ルーベルグ近郊の村々で奇妙な事が起こっているんだ」
グレモリーは天義周辺の地図を出した。この村と、この村。それからこの村。点在する村の場所にマルを数個つける。
「村人が放心状態で発見された。彼らは一様に、“苦しい”あるいは“幸せだ”と繰り返していて、食事もとっていない状態だ。君たちにはこれを追って欲しいんだ」
見て、とグレモリーが、細い指で村のマルを辿る。
其れは天義の外側から内側へ侵攻するかのように、不思議な曲線を描いていた。
「まるで通った村々を無差別に攻撃しているようだ。――というより、そうとしか考えられない。この村に目的になるようなものはないから……このルートを辿るとすれば、次は此処。聖都の直ぐ傍にある村だ」
曲線を辿り、作り、そうして、とん、とグレモリーが指差したのはとある村。
特に名産品などもない平々凡々とした村だよ、と言う。
「此処に行けば遅かれ早かれ、村々を襲撃した犯人と対面できるはずだ。今から行けば大丈夫、間に合う。多分。――……余り預言とは関係ない事件だけれど、僕には無関係とは思えないんだ」
きっと何かが関係してる。
兎に角天義に降りかかる火の粉を払うんだ、と。グレモリーは矢張り、無感情に言うのだった。
- <アンゲリオンの跫音>てんしのようにほほえんで完了
- 美しい花ほど、怖ろしさを秘めているものだ
- GM名奇古譚
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年08月25日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
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『月夜の蒼』ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)と『キールで乾杯』アーリア・スピリッツ(p3p004400)は、其の村に到着した時、村人が倒れ込んでいるのを見た。
『爆音クイックシルバー』ハッピー・クラッカー(p3p006706)と『雨夜の映し身』カイト(p3p007128)は、幸せそうに唾液を口端から垂らし喜んでいる村人たちを見た。
『疾風迅狼』日車・迅(p3p007500)と『狙われた想い』メリーノ・アリテンシア(p3p010217)は、苦しみの記憶から逃れたくてのたうつ村人たちを見た。
そうして少女は振り返る。影の巨人に護られるようにして立っていた少女の視線を受けた『晶竜封殺』火野・彩陽(p3p010663)と『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合華(p3p011239)は、夢の中に、落ちた。
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ルーキスが見たのは、其の一瞬だった。
彼女がまだ人間だった頃の事だ。“不慮の事故”で、一家丸ごと化け物が跋扈する「外」へと追いやられたのだ。
其れからは凄惨だった。血の匂いが絶えない日々が続いた。最初こそ抵抗する術はあったが、段々と消耗は激しくなり、体力の底が見えて来る。
ルーキス自身とて無事ではなかった。左腕を喰われ、痛みにのたうつ日々が続いた。
「――思い出したくない事を綺麗に掘り返してくれちゃって」
其れをまるで第三者かのように見据えながら、溜息と共にルーキスは呟く。
漸く薄れてきたなという時に、現実感たっぷりで見せつけるのはいけないことなんですよ。
「古傷を抉るのが趣味と見た。或いは、ただの知りたがりさんかな?」
場合によっては幸せな記憶も見えるらしいし、と。
一瞬ルーキスが視線を逸らす。其れだけで、家族が欠けていく。最後に残るのは悪魔の庇護を受けたルーキスだけだ。嫌という程に知っている。
――幻影だ、と片付けるには余りにも重い光景だった。
幸いなのは、ルーキスの伴侶が隣にいなかった事か。
――ああ、でも、言われたなあ。
「置いて行くのも、置いて行かれるのも嫌だって」
ゆっくりと意識が浮上していく。
まるで此処に居ない夫が、己を導くかのように。
何処にもいない誰かが、戦え、というかのように。
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ハッピーは幽霊だ。
だから悩みとかそういうのとは無縁、……の筈だ。
だが、目の前に広がる景色はなんだろう。病院らしき光景が目の前には広がっていて、医師と看護師がベッドを取り囲んでいる。誰かを取り囲んでいるのだが、其れが誰なのかはハッピーには見えない。
生白い手がだらり、と力なくベッドからはみ出して垂れている。ああ、ハッピーじゃないな。って、ハッピーは思った。
でも。
この日は決して悲しみの始まりではなくて。
大切な両親や友人とは別れたけれど、混沌の皆や今のお嫁さんお婿さんとの出会いの始まりっていう大事な日でもあって。
だから、ハッピーは悲しくは思わない。
「うっせー。……うっせー! おらぁー!」
だからハッピーは、己を鼓舞するように叫ぶのだ!
「幽霊生活でぶち上がったQOLナメんな! 今の私にはお嫁さんもお婿さんもいるんだ! 羨ましかろう、生前の私!!」
中指でも立てそうな勢いで、ハッピーは言う。実際立ててしまいそうだった。こんな記憶、私の悲しみでもなんでもない!
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――酷い夢だ。
カイトは投げかけられた言葉に静かに目を伏せて、そう思った。
どんなに頑張っても。
どんなに期待に応えても。帰って来るのは“なりそこない”に対する否定の言葉ばかり。
“所詮は”
“今回はただのまぐれ”
そんな言葉の一つ一つが、氷雨のようにカイトに傷をつけていく。そうしていつしか、“本物になりたい”という執着を抱いていた。其れは決して、おかしい事ではなかった。
――しかし。
混沌に呼ばれて、そんなしがらみから解放されたカイトは、情勢を追いかけていく中で、其の執着を投げ捨てていた。
カイトはカイトだから、何かの代わりにはなれない。
カイトはただ、“己”を見てもらいたいだけだった。比べるのではなく、評価してもらいたかった。其れだけだった。
――ああ。そうか。俺は嫌だったんだ。
――俺そのものを見てくれなかった父親(つくりぬし)そのものが。
でも今は違うから。
俺は俺として、生きているから。――見てくれない父親への反抗理由なんざ、これで十分だろう?
「――よくも、ひとの傷を抉じ開けてくれたな」
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迅には慕う姉がいた。
迅は両手に花を抱え、野原を奔る。視線の先には姉、恋がいる。
――姉さん、恋姉さん
そう呼べば、優しく笑みを浮かべて振り返ってくれる。其の顔が迅は好きだった。
こんなに花がありました。そう言って花束を見せて、そうして手渡す。
一緒に野原を歩く。姉上は怖い、響はお喋りで。そんなきょうだいの話を、恋姉さんは嫌な顔一つせず聞いてくれる。寧ろ楽しそうだから、迅は張り切って話題を探すのだ。
ああ、でも。
でも。
「恋姉さんはもういない」
幼い迅は、――日車・迅は。若くしてこの世を去った姉を見上げた。
「だから、いるとしたら僕の心の中だけです」
だから、これは幻。
繋がれた手がほどけて、でも、恋姉さんは縋るように花束を抱いていた。
やめてくれ。離れ難くなる。
「さようなら、恋姉さん」
視界が収束する。
其処には、美しい少女が一人と、影の巨人が一体、いた。
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わたしね、妹がねいるの。
メリーノは笑っている。
かわいいのよ。とても。ずっと一緒だったの。
すぐ手の届くところで二人で、ずっと。いられると思っていたの。
痛かった筈の頭はもう痛くなくて。
わたし、今もお仕事してご依頼をこなして。
飢える事もない。でも隣に妹がいたのよ、本当は。
辛い事ばっかりだったはずだから、美味しいものを食べて、キレイなものを並べて、そうしてかのちゃんと笑っていたかったの。
過去はいつだって綺麗だって、其れは思い出なのだから当然だって、ひとはいうけど。
幸せで満ち足りている世界がそこにあるのなら、どうして其れに手を伸ばしてはいけないのかしら?
かのちゃん。妹がねいたの。
わたしの唯一、たったひとつのたからもの。目の前からいなくなって、ずっと捜してるのよ。
「ねえ、どうして幸せを乗り越えなければいけないのかしら?」
メリーノの視界は真っ暗だ。
其れは彼女が“世界を閉ざしている”からか。其れとも“記憶を改竄している”からか。其れとも、アセイミの再現能力が単に追い付かなかったのか。
――ねえ、わたしを覗いて。
何が見えた? わたしね、わたしの中身が空っぽなのを知ってるのよ?
ねぇ、何を見たの? 何かあった? あったのなら差し出してみて。ねえ。
なにもないでしょう。
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彩陽は、帰りたくない。
追い出しておいて帰ってこいなどと身勝手な家だ。そんな家に誰が帰るものか。
なのに。
どうして己は帰りたいと思っているのだろう?
「――っ」
息が出来ない。呼吸が止まる。
帰りたくないのに。戻りたくないのに。どうして未だに家が忘れられないのだろう?
膝を突く。息をしなければ、と彩陽が喉に神経を集中させていると、ふと。鈴音が聴こえた。
彩陽はこの音を知っている。鈴音草子――己が身に付けている鈴の音。
――こっちだよ
まるで鈴の音がそういっているような気がして。
そうだ。
「――帰るところは、其処やない」
はっきりと声に出して、彩陽は言う。
帰るのは家じゃない。大切な友が待つところ。だから。
家の幻影に向けて、彩陽は武器を構えた。
「帰るところは其処やない。もうこっちの世界で、友達のところよ。せやから、そこはもう要らん。……おおきにね! ふっきらせてくれて!」
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酩酊のようなくらりとする目眩の後、アーリアが見たのは真っ白な町だった。性格には、街並みの一つである商店だ。
白い街並み。アーリアが生まれた街。今度こそ明るい未来を迎えられると信じていた国。其れなのに!
――ああ、でも、覚えている。
食べ物に雑貨に石鹸。様々な香りが交じり合ったこの雰囲気がアーリアは嫌いではなかった。
お父さんが流れ弾で命を落とした。お母さんは食の為に働きに出た。其の勤務先の商店だ。
病院のお手伝いも好きだった。けれど、色んなものが並ぶこの場所がアーリアはとても好きだった。
時々この店に来る“商人さん”に、これは何あれは何と質問を押し付けて、母に怒られた事もあったっけ。
――アリア
そう呼んでくれる声が好きだった。
街でいっとう高い所へと私を抱えて飛んでくれた人。
羽の色は違うけれど、天使様のようにも思えた、――もう一人の、お父さん。
でもね、あの人はもういないの。
記憶は記憶。もういない。アーリアが共に生きたいと思う人は、尻尾の大きな銀色の彼。
だから、これは――
「ああもう、趣味が悪いわねぇ!」
アーリアは己の顔をぶった。ばちん、という音は夢の弾けた音か、己の顔が立てた音か。
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あ。
あ、あ、あ。
百合華は、悲しくて瞬きをした。この光景を知っている。妹たちが生きていた頃の風景だ。
――ああ、貴女。貴女は名前を授かる前に、鍛錬で死んでしまった子。
“弱いものは生きていても仕方ない”。そんな事を言われたけれど、そんなの、生きてみなきゃ判らないのに。私は貴女に才能を感じていたのに。
――そして真百合。貴女は将来、私を庇って死んでしまうのだったわね。
少なくとも妹の内の誰か一人でも生き残って欲しい。そう思っていた私の考えを貴女は判れなかったのかしら。
……ううん。違うわよね。ただ、自分を感情に入れていなかっただけ。私にも判るわ。
――そして、貴女。
誰よりも眩くて、強い貴女。
本当に、どこかに行ってしまうなんて思ってもみなかったの。一番強くて、輝かしくて、汚れのない太陽みたいに永劫そこにいるものだと思っていたのよ。
でも、……此処にいるという事は。
そう。貴女はもういないんだって、認めていたのね、私。ただ、目を背けていただけだったのね。
ばちん! と、音がした。
其れは百合華が己を殴った音だった。痛みが神経を冴えわたらせて、現在の状況を蘇らせる。土の香り、敵の気配。
――妹たちは、常に前に進もうとしていた。生きようとしていた。
――そんな大切な大切な妹たちを過去の姿で留めておくなんて事、妄想でだって許さない。
「其処の二人」
百合華の瞳には、アセイミとアレリヤが映っていた。
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「私の妹達を汚したな?」
「まあ、汚すなんて。人はいつだって、夢から醒める時が一番苦しいのに」
どうして自ら其処へと飛び込むのだろう。アセイミと名を授かった少女は、アレリヤと名付けた影の巨人の腕に載って不思議そうに首を傾げる。
彩陽が素早く弓に矢を番え、撃ち放った。アレリヤが其れを受ける。腕にどつ、と突き立った矢はしかし、撤退を命じられた巨人を留める威力を持たない。
「これはお礼や。ふっきらせてくれたお礼!」
「ふふ、どういたしまして」
「アセイミちゃん、あなたはお父様とお母様に会いたいのねえ」
メリーノがゆっくりと語り掛ける。
其の様に、アセイミは知らず身を固くした。最も読めないカードがメリーノだったからだ。
「わたしも、わたしのかわいい妹に会いたいの。おんなじねぇ」
「……違うわ…アレリヤの導きが事足りれば、アセイミはお父様にもお母様にも会えるもの。でも、あなたは」
「だからこそ」
まるで封殺するかのように言葉を重ねる。
ぞわり、とアセイミは背筋に奔るものを覚えた。
「――だからこそ、このやり方を続けるなら……わたしはあなたを止めるわ」
「……ッ! アレリヤ! 退くわ!」
「逃がしませんよ!!」
空に飛んだ巨人、アレリヤを迅が追う。
拳が嵐の如く、大地から空へ向かって降り注いだ。アレリヤは激しくダメージを負いながら、其れでもアセイミと共に村の奥、森の向こう側へと姿を消し――
「――逃がしたな」
カイトが解放しようとした術式を収め、静かに言う。其処には抑えきれない怒りがあった。
「そうねぇ。皆、大丈夫ぅ?」
アーリアが周りを見回し、少なくともイレギュラーズ全員が意識を取り戻しているのを確認する。
「私は大丈夫! 何せハッピーだからな! 何を見たかももう忘れちゃったぞミ☆」
「私も大丈夫……だけど、あー。無駄に精度の高い悪夢だったな。まだもやもやする……帰って愚痴を聞いて貰いたい気分」
「ふふ。愚痴なら私も聞くわよぉ? 一杯ひっかけながらだけどぉ」
「お、良いね。じゃあ帰りにはあの女の子の悪口大会でもするか」
ルーキスがくい、と盃を傾ける仕草をする。アーリアは笑みを浮かべ、メリーノと彩陽も其れに賛同し、……取り敢えずは、と村人たちが意識を取り戻すのを待った。
百合華は空を見る。其処に輝く太陽を。
百合華は知っている。太陽とて不滅ではない事を。
――妹たちを汚された事、忘れるものか。
白いたおやかな手を、ぐっと握った。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした。
アセイミとアレリヤは遂行者ではないようですが……
ご参加ありがとうございました!
GMコメント
こんにちは、奇古譚です。
謎の少女が村々を襲っています。
彼女曰く『導き』だそうですが――
●目標
己の中のトラウマ、或いは幸せに打ち克て
●立地
聖都フォン・ルーベルグ近郊にあるとある村です。
村は襲われた後です。OPのアセイミとアレリヤのやりとり、其の直後にイレギュラーズが到着すると考えて下さい。
●エネミー
アセイミx1
「アレリヤ」x1
謎の少女“アセイミ”と、付き従う影の巨人「アレリヤ」です。
彼らとまともに戦闘する事は出来ません。
出会い頭に「アレリヤの導き」がイレギュラーズを襲うからです。
今までで一番幸せだったことは何ですか?
今までで一番嫌だったことは何ですか?
アレリヤの導きは其れ等を無遠慮に引きずり出し、覗き込んできます。幻影のようなものです。打ち破って一太刀入れるくらいなら可能かもしれません。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●
此処まで読んで下さりありがとうございました。
アドリブが多くなる傾向にあります。
NGの方は明記して頂ければ、プレイング通りに描写致します。
では、いってらっしゃい。
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