PandoraPartyProject

文通

天香・遮那との文通

(ぺたり)
2021/09/22 21:42:45
(ぺたぺた)
2021/09/26 22:21:15
(ふふ、愛らしいのう)
2021/09/26 22:31:48
木々の葉も鮮やかに色づいてきました。
いかがお過ごしでしょうか。

実はこの前、霞帝とお会いする機会がありまして。
豊穣での戦果にお褒めの言葉をいただきました。
光栄の至り、とはこのことでしょうか。

僕の故郷には様々な種族や境遇のひとたちが混在しているので、種族による差別や外から来た者への忌避などは考えたこともありませんでした。
生まれや血筋を重んじる豊穣において、神使の存在をいまだに疎ましく思うひともいるでしょう。
天香に出入りする神使を良く思わないひともきっといるでしょう。
僕は孤児です。あるのはこの身ひとつです。
遮那さんのお傍に身を寄せるにはあまりに不釣り合いだと、近頃考えるようになりました。
遮那さんはお優しいので、そんな考えは否定してくださるでしょうけれど……
それでも僕は、あなたに相応しく在りたい。
だからせめて豊穣で名を揚げられるように精進するつもりです。
もちろん、困っているひとを助けることが神使の本分ですので、目的と手段を入れ替えるようなことはしません。
遮那さんが天香家の当主として豊穣のために尽くすのであれば、僕もまた、豊穣のために尽くしましょう。

それはそれとして、紅葉の時期も近いですね。
遮那さんにお見せしたいものもありますし、見頃になったらまた一緒にお出掛けしましょう。

紙面が尽きてしまったのでこのへんで失礼します。

かしこ
2021/10/14 00:50:10

  遮那さん

 夢を見ました。
  あの夢が続いています。

   夢を見るたびにそれは鮮明になっていって
 夢から覚めても夢が続いているみたいで

歌声が頭から離れなくて

 もう夢を見たくありません。

  眠るのがこわいです。

遮那さん


 遮那さん


      会いた  い


(普段より歪な筆跡で殴り書きされている)
2021/11/20 20:36:07
鹿ノ子へ

(一枚目)
霞帝に会ったのだな。人柄の良い方だろう。
市井の出身である私にも優しくしてくれるお人なのだ。
私も今は天香を背負っておるが、元は孤児であった。
それを拾ってくれたのが兄上なのだ。
だから、恩を返すため兄上の御意志を継ぐことは私の願い。

鹿ノ子が私と不釣り合いなどと思った事は一度も無い。
私にとって其方は眩しい太陽のような存在だ。
笑顔を見たいと思うし、声を聞いて楽しい時間を過ごしたいと思う。

だが、其方に不安を与えてしまっているのは心苦しいな。
傍に居て其方の笑顔が見たいと思うのだが、家を背負うというのは儘ならない事もある。
それでも、私が執務に励み周りに認められれば、其方と共に過ごす時間も少しは取れると思う。
お互い忙しい身の上なれど、今は精進するしかないのう。
苦楽を共にするのは、戦友のようで少し嬉しくもある。
いつか、大手を振って笑える時が来るように。お互い頑張ってゆかねばな。

(二枚目)
して、どうしたのだ。
夢をみたのか? 何かを知らせる夢かのう?
無理はするでないぞ。
帝の生誕祭、大陸のシャイネンナハトの辺りは、私も休みとなろう。
その時に、遊びにくると良い。
決して、無理だけはするな。

では、星降る夜に、また。
2021/11/23 13:15:42
遮那さん


衝動のままに筆を執ってしまい、お見苦しいものをお見せしました。
少しだけ落ち着きました。

ありがとうございます、遮那さんがそう思ってくれるのはとても嬉しいです。
けれど不釣り合いだと評する人ひとはきっといるでしょう。
感情論では片付けられないものがありますでしょう。
遮那さんを信じていないわけではありません。
遮那さんならば、天香の当主として立派に御役目を果たせることを信じています。
けれど僕は、それを待つだけの日々は歯がゆいのです。
遮那さんのお力を笠に着るだけの存在にはなりたくないのです。
あなたはあなたの道で、僕は僕の道で、いつかその道が交わるように歩みたいのです。

……いつか、僕の記憶のお話をしましたね。
夢の中で僕を呼ぶ声が、歌声が聞こえると。
あの夢を見る頻度が増えているのです。
目覚めれば何も覚えていないはずだったのに、いまは歌声が耳にこびりついて離れなくて。
記憶が戻る日が近いのではないかと考えると、怖いのです。
眠ることが、怖くてたまらないのです。
シャイネンナハトの折、そちらに顔を出します。
その日だけで構いません、どうか、僕が眠りにつくまでお傍に居てください。
あなたの傍なら、たとえ夢に侵食されても、僕は僕を見失わずに済む気がするのです。

寒くなってきましたね。
そちらでは初雪もそろそろでしょうか。
風邪など召されませんよう、遮那さんもご自愛ください。


鹿ノ子
2021/11/23 21:40:58
一雨ごとに春めいてくるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

少々立て込んでいてお手紙を送れずにいました。
相変わらずあまり眠れていませんが、僕はなんとか元気に過ごしています。

お礼を言うのが遅くなってしまいましたが、シャイネンナハトでは素敵な贈り物をありがとうございました。
その……こういったものを頂いたのは初めてだったので、とても驚きました。
こんなに素敵なもの、僕がもらってもいいんでしょうか……?
……大切にしますね。本当にありがとうございます。

お花見、楽しみにしていますね。
今回は皆さんも一緒ですけれど……
桜が咲いたら、今度はふたりで夜桜でもいかがでしょうか。
またお誘いしますね。

それではこのへんで。
2022/03/03 23:26:17
鹿ノ子へ
誕生日の贈り物をありがとう。
愛らしい御守りだな。鹿ノ子の髪の色に似ておる。
大切に懐へ忍ばせておこう。
ありがとう。
2022/04/05 20:56:22
雨に紫陽花の花が鮮やかに映える季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか。

……先日は、戦闘中に気を失ってしまい、ご迷惑をお掛けしました。
あの殺人鬼の思考を読み取ろうとしたのですが……その……どうやら拒絶されてしまったようで、その反動を受けてあのような状態になったようです。
特に後遺症などはありません。ご心配をお掛けしてしまいましたね。

話は変わりますが……遮那さん、これはまだ先の、ずっと先の話なんですけれど
所用ができてしまいまして、もしかしたら遠いところへ赴く必要があるかも知れないのです。
帰って来るという約束が、出来ないかもしれません。
それでも遮那さんは、僕を送り出してくださいますか?

遮那さんは――――僕がいなくても、平気ですか?

……なんて。
まだ先の話です。変なことを言ってごめんなさい。
ひとまず今月は、ご公務が落ち着いたら一緒に紫陽花を見に行きましょう。


鹿ノ子
2022/06/14 00:42:12
先日の事は気にするな。
其方が死んでしまうのではないかと、気が気では無かったが。
今は問題無いようで、何よりだ。
あの後、此方でもあの者の行方を調べさせておる。
じきに報告も上がってくるだろう。
されど、用心するに越した事は無いからのう。
鹿ノ子も私の傍に居る事で良からぬ者に目を付けられるやもしれぬ。
そこは、私も心配しておる所だ。何かあればすぐに知らせるのだぞ。
腕の立つ神使であるのは知っておるが、其方に大怪我をされでもしたら心配で仕事が手に付かぬからのう。

……ふむ。遠くへ、か。
其方は神使であるから、世のため人の為に、危険に身を投じる事もあるだろう。
鹿ノ子が己の信念の為に、私の元を離れるというのなら。止めはせぬ。
本懐を遂げるというのであれば背を押すまでだ。

だがな、本音を言えば……全く平気ではないぞ。
寂しく無い、などとは言わぬ。勿論寂しいに決まっておろう。
もし、その場、その時になれば、引き止めてしまう自分が想像出来る程にだ。
それでも、いや、だからこそ……鹿ノ子には前を向いていてほしい。
鹿ノ子が私の意見を尊重してくれるように、私も鹿ノ子の意見を尊重したい。
それが、共に歩み、隣に立つということだからな。

紫陽花咲く季節は気分が憂鬱になるものだ。
無理はせぬようにな。
会えるのを楽しみにしておるよ。
2022/06/14 02:06:12
鈴虫の音が美しく、過ごしやすくなりましたが、お変わりございませんか。

……大丈夫です。まだ、此処に居ますよ。
遮那さんがシレンツィオに滞在なさっている間、豊穣のことが気掛かりですから。
ご不在であることを好機と捉える方もおりますでしょうし、あの殺人鬼に仲間が居ないとも限りません。
良からぬことが起きればすぐに対処するつもりでいます。

シレンツィオでの日々は、充実しておりますでしょうか。
世界は広く、人の在り方も様々です。
新しい気付きもあったことでしょうし、受け入れ難い事柄にも遭遇したかもしれません。
けれども遮那さんの信念はけして揺るがぬものであると、信じています。
いろんなところへ行って、いろんなものを見てきてください。

……曼殊沙華の咲く頃、もう一度だけお会いできたら、と思います。

それでは。


鹿ノ子
2022/09/18 13:34:08
あけましておめでとうございます。

昨年中は、たくさんご迷惑やご心配をお掛けしてしまいました。
それでも僕は、あなたが居てくれるから、あなたが僕の手を掴んでくれたから、だからこうして前を向いていられます。
あなたと一緒なら、どんな苦難でも乗り越えられると信じています。
遮那さんのため、天香のため、豊穣のため、尽くしていく所存です。
どうかこれからも、よろしくお願いいたしますね。

この一年が幸多き年となりますよう、お祈りしています。

かしこ
2023/01/01 08:46:56
青葉にそよぐ風も爽やかで、過ごしやすい季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか。

シトリンクォーツの時期ですので、お出掛けのお誘いをしたく筆をとっております。
なにやら霞帝も避暑の涼みをするとのこと。
遮那さんは真面目な方ですから、周りがお休みだからといってご自身も一週間お休みをしてはいられないでしょう。
けれど1日くらいは、執務を離れてのんびりと過ごす日があっても良いと思いませんか?

僕の我儘を聞いてくださるなら、一緒に芝桜を見に、なんていかがでしょう。
……なんて、ずるい言い方でしょうか。

お返事、期待しておりますね。

かしこ
2023/05/01 10:49:52
何やら返事が滞っていてすまぬな。
夏祭りの行動を書いたので送っておく。参考にしてくれ。
無理はせぬようにな。
https://rev1.reversion.jp/scenario/show_playing/9958/282342?key=7d96faf8
2023/08/07 21:36:16
こちらこそ、お待たせしてしまってすみません。
夏祭りの行動をお返ししますね。
……ふふ、晴れるといいですねぇ。

https://rev1.reversion.jp/scenario/show_playing/9958/282341?key=a6a46fac
2023/08/08 19:27:33
前略


急ぎの文にて失礼致します。
豊穣に新たな危機の予兆がありますのでご一報をば。

狙われているのは霞帝、そして黄泉津瑞神です。
どうやら敵は、霞帝とは知己の様子。
霞帝の人柄を知っているならば、きっと人質を取るくらいのことはしてみせるでしょう。
遮那さん、どうか天香の警備を厳重に。
場合によっては結界すら破られてしまう可能性もあります。
いますぐに……というわけではありませんが、どうかご留意ください。

敵に動きがあれば望くんを通じて、疾く通達を致します。
それから――いまこの時だけは、あなたの御身より霞帝の守護を優先することをお許しください。
僕は、もう誰も失わせるわけにはいきません。
そして、必ずあなたのもとへ帰ると約束します。


鹿ノ子
2023/11/06 00:56:40
寒中には珍しく、うららかな日が続いております。
いかがお過ごしでしょうか。

昨年は色々ありましたね。
ええ、本当に色々ありました。
嬉しいことも悲しいことも、本当にたくさん。

神使としての戦いは激化していきますが、これからの未来をもっと明るいものにするためのものです。
世界のため、豊穣のため、遮那さんのため、そしてなにより自分自身のために、僕は戦うのです。
僕は必ずあなたの元へ――いいえ、あなたの『隣』へ帰って来ます。
どうか信じて待っていてくださいね。

年始ご多忙のおりではございますが、ご自愛くださいますよう。


鹿ノ子
2024/01/01 09:38:33
前略


霞帝や黄泉津瑞神を付け狙う者の正体が判明いたしました。
此度、その者と決着を付けに行って参ります。


……話は変わってしまうのですが
もう二年以上も前になるでしょうか
僕が記憶を取り戻す前にした約束を、憶えていますか?

僕がもう一度記憶を失うことがあっても、あなたは僕を憶えていてくれると。
そして僕はもう一度、きっとあなたに恋をすると……
そう約束したことを、憶えていらっしゃいますか?

僕は、必ずあなたの隣へ帰って来ます。
たとえ再び記憶を失ったとしても、必ず、必ずです。

……行ってきます、遮那さん。


鹿ノ子
2024/01/13 15:18:03
前略


お元気でしょうか。
長い遠征から戻って参りました。

……大丈夫です。
憶えて、いますよ。

豊穣を乗っ取らんとする神霊を封ずるために『記憶』が必要とのことだったので、僕も一度は差し出したのですが……
薄雪、という女性が身代わりとなってくださいました。
「大切な人を愛してあげて――」と、残して。
他にも、少しずつ記憶を差し出した方や、無数の記憶を取り込んだ神霊から記憶を取り返すために奇跡を行使した方もいらっしゃいました。
皆さんのおかげで、僕はこうして記憶を失わず此処に立って居ます。

……怒っても、いいのですよ。
豊穣を守るためとはいえ、あなたが悲しむことを承知の上で記憶を手離そうとしたのです。

けれど、僕は約束通り戻って来ました。
遮那さん、遮那さん、――……愛して、いますよ。


鹿ノ子
2024/02/07 22:58:53

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