シュペル先生！
竜、殺れなかったが…何とか、練達は守れたぜ。

はは、やっぱり竜は強いなァ。
半殺しにされちまった。
腕がくっついてるだけラッキーかもしれねぇなァ。
取り敢えず生存報告な！うっさい小娘は生きてるって。見物してたなら知ってるだろうが！
(負傷を押して走り書きした手紙は、痛みを無視して紡ぐ故に荒い筆圧で。)

やった！シュペル先生に褒めて貰えたぞー！！
まぁ、あれだ。力を貸してくれた先生の顔に泥塗る訳にゃいかないし。死ぬ気で頑張った！！
俺らはしぶといから、簡単に滅びんよ。滅びてたまるか。
滅んだら、先生に構って貰えなくなっちゃうだろー。

ぐぬぬ…。
召還前だと再生能力は高かったンだが…。
脱・非力！脱・壊れやすい！鍛えなきゃ！！
先生のご要望さえあれば、丈夫なすーぱー吸血鬼になるぞ、たぶん、その内！
あ、マッチョな弟子は好みじゃない？

ちゃんと1ヶ月静養したから！塔に遊びに行っても良い？
静かにしてるから！！

シュペル先生へ

手紙を書くのも久々になっちまったなァ。
先生の塔がある、練達を襲った竜…いただろ？ジャバーウォック。
どうやら、今度は深緑に現れたみたいだ。

俺は、練達を滅茶苦茶にした奴を許せない。
誰かがまた犠牲になるのが許せない。見過ごせない。
所詮、俺は雑魚に過ぎないが…黙ってられなくてな。一発、ぶん殴りに行ってくるわ。

行ってきます、先生。
生きて帰って来たら、褒めてな！無事に帰れる様に頑張る！
また、手紙、書くから。

Johanna＝Bernstein

シュペル先生、五月蝿い奴が無事に帰還したぜ。

ははは、俺は無駄にしぶとくて諦めの悪い女だからなァ。それが取り柄。
五月蝿い奴がいざいなくなるってなったら──寂しかった？
…なーんて、な。

はいはい、先生には感謝してるぞ？
塔で毎日毎日ひーひー言ってるからなぁ。テッペンはまだまだ先だ。遠いから、もっと、手ぇ伸ばさなきゃ届かない。
後はな。竜と対峙して、あの爪や牙が皮膚に食い込んだ時…先生の顔が、浮かんだ。こんな所でくたばってたまるか！って。
まぁ、なんで。先生に感謝してる。有り難う。

先生は興味ないだろうが、外の話ね。
外は…ベルゼーが一旦退いたみたいだぞ。
奴も複雑みたいだな、亜竜種を家族みたいに愛していた。あのデカブツ竜も、父親の為に必死だったンだよ。結局は。(だからと言って、赦す事は出来んが！)
後は、玲瓏公。俺は詳しくないが…彼女が命を懸けて娘を守った。代償は重い。
…儘ならないもんだよ、世の中。力があれば、結末は変えられるのだろうか。

俺がもしサマフェスで上位入れたらな、シュペル先生がコメントくれるんだろ？？
気合いで引きずり出してやるからな！！！覚悟しとけよ！！！

シュペル先生へ

褒章有難う！先生からの言葉、めっちゃ嬉しかったぞー！宝物！！
凡百なりに頑張った！次は金目指すからさ、もし達成したらもっと褒めて欲しい！！
（嬉しさが滲み出ている故に手紙に綴られた文字は楽しそうに弾んでいて）

んでさ。
みずゆかコンテストも頑張って…
浴衣3位、サマアバ準優勝、水着5位だ！！
先生から見て…俺、どう？水着とか浴衣とか似合ってる？
今度、これ着て塔に遊びに行くからなー！！

シュペル先生へ

お誕生日、おめでとう！
先生がこの世に生まれて来た事に感謝を。
より良い一年を過ごせるように、願ってる。先生にとっての一年はあっと言う間だろうが！
そうそう、どうやら今日はポッキーの日らしいぞ！あ、ポッキーゲームとやらをやりたいとは言わないから安心してくれ！

幻想では…お嬢が処刑されそうになってて。恩人が戦ってるから、俺も助太刀に行くつもり。
んで、鉄帝もやばい。派閥に分かれてバラバラでさ…治安も滅茶苦茶悪くて。あれじゃ怪我人や病人が増える。皆バラバラなのがもやっとしたと言うか。誰かを救うのに派閥は関係ねぇと俺は思うンだ。だから、『派閥の垣根を超えた医師団』を結成するつもり。
──夢物語と言われようが、理想を追いたいだろ？
大義を掲げた以上、まぁ、折れる訳にゃいかんよなぁ。

……んでさ。バタバタしてたじゃん？
誕生日のプレゼント、間に合いませんでした。すみません。
空き時間に誠意作成中なんで、クリスマスに先生の手元に届けたいなぁ。
https://rev1.reversion.jp/character/item/p3p000394/50443545

Johanna=Bernstein

（動乱の地である鉄帝から送られた故に、幾分かよれよれになった手紙が届くだろうか。）

ああ、下はまた騒がしいぜ。
シュペル先生からしたら、魔種も大人じゃないガキになるんだなァ。
そうすると…俺は糞ガキか？たぶん！五月蝿いし、聞き分け悪いしな！

シュペル先生の誕生日はめでたいぞー。
何にせよ、誕生日は尊いもんだよ。生まれて来てくれた事に感謝を。祝福が在らん事を願っている。
あ、誕生日プレゼント！良い感じに仕上がったから、シャイネンナハトはこうご期待！

んでさ。
フローズヴィトニル…フェンリルって呼ばれてるかも知れんが。伝承の狼が実在するとして。
グレイプニル…狼を拘束する為の魔法の紐も実在するのかな。
混沌でそんな凄い魔法の紐を創れるとしたら、シュペル先生しか心当たりがないんだよなぁ。俺には。
……タダとは言わねぇ。ベットするのは俺の『右腕』。

ちょっとした退屈凌ぎにはなるンじゃねぇかな。退屈させない様に努力する。

シュペル先生！
あけましておめでとうございます！

諦めずにタワーに日参するからな！
今年も宜しく頼むぜー！
（タワーの下層から叫んでる吸血鬼）

先生先生！
今日、俺の誕生日！！！35歳！
年齢よりガキっぽいってのは禁句だぞ！！！

…ところで、先生って何歳？

ケーキ美味かった！有難う、先生！！！
ほっぺたにクリーム付けてる所とかも…塔の監視カメラと言うか、モニターに映ってたンだろうなァ。綺麗に食べるの、得意じゃないんよ。
あれだ。先生の事で、語って意味のない事はないぞー。きっと！

んで、今ね。俺は…狼が封印されてる場所に向かってる所。
先生の作品かはわからないが、鎖（グレイプニル）は実在してたみたいだなァ。
…無謀かもしれんが、ヤバい時は俺が封印になるつもり。『生きた鎖』って奴だ。

ま、しぶとく生きて帰るし！
今度はめーちゃんと一緒に塔へ行くからな！宜しく！

シュペル先生へ

鉄帝でのドタバタも終わったぜ。
憤怒のバルナバスも討たれた。
…なんだろうな。魔種って、ニンゲンよりニンゲンらしい気がしてる。
まぁ、いつまでもしんみりしてる訳にゃいかねぇなァ。俺も少しはさ、しぶとくて強くなったか？
先生の所──塔のテッペンはまだまだ遠いがなぁ。

んでさ、報告！
家族増えた！今はめーちゃんとワンコと暮らしてるぞー。
今度、皆で遊びに行くから宜しく！

（手紙に添えられた写真には、ヨハンナとメリーノと氷狼の子犬が写っている）

シュペル先生へ

久々のお手紙になっちゃったなァ。
五月蝿い奴から手紙なくて、少しは寂しかったか？
なーんてな！先生の事だからさ、「喧しい奴がいなくて清々する」とか思ってたンじゃね？
でも、気にしないし！俺は先生が嫌いじゃないから構ってるんだもの。（Loveじゃないぞ、Likeだぞ！）

先生、聞いて聞いて！
俺、イレギュラーズの闘技大会で優勝したんだぜ！
聞いて驚け…しかも、ソロと団体の2冠！！！（まぁ、団体は一緒の皆が強いからなんだけどね！皆、凄いんだー！）
どうだ、未来の先生の弟子（仮）は強いだろ？
今は自称だけどな、先生に弟子って認めて貰うのを諦めてないからな！！！俺は諦めが悪い女だからね！

……後さ。殺されたと思ってた妹と、再会したんだ。
生きてたんよ、妹。
俺の妹、仇だと思ってた男と一緒にいた。んで、その男は俺と血が繋がってるみたいなんだ。顔とか、伝え聞いた振る舞いが俺と似てたんだよ。否定出来ない位に。
今、思えば、使う魔術も炎で同一だったんだ。
だからさ。「あいつらの血縁か？」って敵から言われた言葉が、否定出来なかった。否定したくても、認めるしかなかった。そして、逃げたくても、現実とは向き合わなきゃいけない。
……妹、ある少年の人生をその男と一緒に狂わせちゃったんだ。結局、可哀想なあの子は、魔種になって。最期は死ななきゃいけなくなった。全部、元の世界で俺がヨハネを仕留められなかったせいだ。
身内として、責任は取らなきゃいけない。ヨハネと妹が誰かに害を与えるならば、止めなきゃ。これ以上、被害が広がる前に。
だからさ、俺、覚悟決めたんだ。最悪、身内2人を殺すって。それが俺の責務。

そんなこんなで、手紙出せなかったのさ。やっぱ、整理付かないよなー！簡単には！
でも、決めたんだ。やるって。漸く腹括れた。
先生の力は借りんぞ！これは自分でやらなきゃな！
…でもさ、先生が退屈ならさ。暇潰しとしてで良いから、結末を見守ってて欲しい。結果がどうなろうとも。
弱音吐いてごめんなさい。
やっぱ、弟子の器じゃないかも。俺。
かの偉大なる『シュペル・M・ウィリー 』の弟子はもっと強くなきゃ。強くなきゃいけないんだ。強くて、先生のお眼鏡に叶わなきゃ駄目。こんな弱かったら駄目なんだ。
でもさ、これを乗り越えたら、少しは先生の弟子に相応しくなれるかな？
……本当は、やりたくない。どんなに変わっちゃっていても、大切な片割れを殺したくない。
だけど、世界の害になるなら、やらなきゃ。それが責任の取り方だ。

と、暗い話になっちゃった！
先生も引き籠もってないでさ、偶には塔出ようぜ！
水着のお祭りの時期だしね！今年の俺も超イケてるぞ？黒ビキニだしな！
じゃ、また！

輝かんばかりのこの夜に！
ははは、凡百ズでも10秒は保ったぞ！！！どんなもんだ！！！
（えっへんと胸を張り）
いやぁ、錬も居てくれて助かった！！！

先生、良かったなァ。本当に。塔を出るなんてよっぽどだと思ったからさ。
でも、ツンデレってのはそろそろ認めた方が良いと思うぞ！