…くしゅん！！
うーむ、誰か噂してるのか？
(タワーオブシュペルの片隅で派手にくしゃみを一つ)

ふふふ、イレギュラーズの闘技大会で優勝したぞ！！
星神闘技にこそ出損ねちまったが、俺は強い！！
…ちょっとはシュペル先生も俺に興味出てきたか？(わくわく)

俺は落ちたが。
……イレギュラーズの勝ちだな、これは。

なぁ、イレギュラーズは面白い奴らだらけだろ？先生。
(ほろ酔いのまま、愉快そうにクックッと喉を鳴らして笑い。)

あー…これ、ちゃんと届くのか？
いや、うん。電子の海にこの手紙が漂っても羞恥プレイだよなぁ…。
(あーでもないこうでもないと呟きながらROOのシステム欄からメール機能を起動させ)

シュペルせんせー！
もう知ってそうだけど…俺、(たぶん)Hadesの野郎の仕業で、ROO内に閉じ込められちまった…。

先生の誕生日までには頑張って脱出するつもりだが！Hadesの野郎をぶん殴ってからにするかも。
…妹の為ってのは、俺も思う所があってなァ。
兄や姉ってのは、弟や妹が愛おしいもんさ。
そして、『お兄ちゃんだから』とか『お姉ちゃんだから』とか…親の呪いの様な言葉に縛られ続ける。

まぁ、兄妹喧嘩は何とかする。
クリストもクラリスも無事なのが一番だろ？
シュペル先生の所に…揃って連れて行くからな。待ってて欲しい。

シュペル先生！
はっはっは、しぶとくて諦めが悪いのが俺でなァ。
バッチリ、俺、帰還！！五月蝿い奴が、帰って来たぞー！！

色々書きたい事は一杯あって。羊皮紙何枚使うの？？レベルなんで。
その他諸々は後日送るとして。

シュペル先生、有難う。
クリストとクラリスの未来を守る為に、手を貸してくれて。
結局、先生の手を借りちまったなァ…。
でも、良かった。本当に良かった…。
シュペル先生は、一杯喪ってきたろ？これ以上、何も喪って欲しくなかったんだ。俺は。
先生に、独りになって欲しくなかったんだ。
良かった、本当に…。

単なるお節介だけどさ、先生を独りぼっちにしたくなかったんだ。
独りは、ふとした瞬間に寂しくなるから。

…くしゅん！！
何か、噂されてる気がする……。
シュペル先生辺りが、頭抱えてるのか？たぶん。
ははは、まさかなー。
(羽根ペンを握る最中に派手な嚔を1つ。どうやら羊皮紙は寸前の所で顔を背けた形で、護りきった様だ。)

シュペル先生。
どうやら、練達で茶会と言うか。祝勝会やるみたいなんだけど。
まぁ、先生は行かないよなぁ…うん。
あれだ。もう観測はしてるンだろ？塔の上から。
俺は、直接クリストとクラリスに会いに行ってくるけど。先生も、ちらっとね。2人の様子見守ってるのかなぁって思って連絡した！

はい、別件だ！

例のアレは無事に届いたみたいで何よりです。
ま、先生の作品にゃ叶わないけど…と言うか、本職外だしね。ちゃんと形になって良かったぜ…。
因みに、作品面で先生に並びたいって意気込んでるのは錬だから覚えておいてやって欲しい。
んで。来年もバッチリ誕生日テロするから覚悟しとけよ！！！どんなネタかはお楽しみに！！！考えるの今からだが！

はいはい、先生が暇じゃないのは知ってるぞ。先生のお時間は1分1秒単位で貴重だからな。
貴重なお時間を凡百の中の1吸血鬼如きに割いて頂き、感謝感激雨霰だなァ。
まぁ、名前は見たで終わらせる気はないので。どうぞ良しなに。
……うむ。違うな。こうじゃない。素直に書くなら──お手紙、有難う。滅茶苦茶嬉しかった。宝物にする！

あとあと！
すごかった！有り難う！！ぱっと魔術使える様になってる！！15秒で解決、すげぇ！！
…これで、医者らしく、いざって時は、誰かを治療出来るぜ。
あ、ちゃんとお礼言いに塔に行くから！宜しく！
お土産のリクエストありゃ持ってくぞ！まぁ、先生の事だし。なんでも出せちゃうだろうが…たまには下界産の何か気にならねぇか？何かの気紛れで。

輝かんばかりの、この夜に。
すっかり寒くて、お外はヤバいぞ。塔の中は快適だろうけど！
良い宵を過ごせてるだろうか？

おー。
シュペル先生からすると、俺も『娘』っこ位なんだなァ。まだまだガキんちょかー。
ううむー…わざとやれる程、俺、器用じゃないぞ。たぶん。

え、良いのか！？じゃあ、たまに行く！！
面白みのある話か…ぐぬぬ、難しいリクエストが来たぞ…。ほ、ほら、俺、超シリアス吸血鬼だろ…？
面白…面白いネタ……どうにかシリアスからシリアルに方針転換しなきゃ…。
まぁ、うん！面白みのある話、頑張る！！

明けましておめでとう！シュペル先生！
今年も弟子入り目指して塔に突撃するからな！
どうぞ宜しくお願いします！
いつか、塔を実力で登れる位に強くなりてぇ。武者修行兼ねて塔日参しても良いだろうか？

んで。先生、オセチ料理って食べたか？
俺、豊穣にちっちゃい領地があってな。其処で食わせて貰った、クリキントンってのが滅茶苦茶旨かったぞ！
甘いから、脳の疲労回復に良さそうだ。

俺は芸人じゃなくて、シュペル先生に師事したいの！！
…ううむ。だけど！先生の希望だし。一応、ローレットの皆さんからアドバイス貰って色々考えたぞ。真面目に考えた俺、偉い！！
・黒ビキニで熱湯風呂
・絶対にシュペル先生を笑わせなきゃいけないタワーオブシュペル24時(すーぱー助っ人有り)
ここら辺、如何でしょうか？先生。

ううむ、シュペル先生の要望だからなぁ。ちゃんと真面目に考えたンだぞ？
(手紙の前で唇をへの字に曲げながら羽根ペンでさらさらと文字を紡ぎ。)

純粋なのか？たぶん、歳相応だぞ。
そうそう、歳と言えば。誕生日で34歳になった！吸血鬼としてはガキんちょらしい！
まだ、吸血鬼になって数年だからか…自分が不老って実感は無いが。その内、皆が先に老けて、其処で漸く実感するのかね…これは。

え、隣で色々勉強して良いのか！？
有難う、シュペル先生！！
ちゃんと先生の傍に居る時はお口チャックする！！俺、静かにも出来るぞ。お利口な吸血鬼だから！
んー、先ずはちゃんと搭を登って。先生の所まで辿り着く所からだなぁ。
(嬉しさが文字に滲み出ているのか、並ぶ文字は何処か軽やかだ)

シュペル先生。
もう把握してるだろうけどさ。なんかさ、練達やべぇ事になってない？
明らかに見た目ヤバそうな竜が近付いてる気がするンだよね…。

先生の塔も心配だし。
クリストとクラリスも心配なんだが…。
先生的には余計な世話だろうが、守りに行くから！

小娘じゃなくて！
俺には『ヨハンナ』って名前があって！
ううむ、いつかちゃんと呼んで欲しいけど…今は『小娘』で良い。

尊敬する師匠を心配する弟子の鑑が俺だぞ。まだ正式に弟子になれてないけど！
…先生が見物してるなら、無様な死に様を晒す様なヘマしねぇように頑張らねぇとなぁ。