混沌の大陸の東側、天義と呼ばれる国があるのです。名前は聖教国ネメシス。
ええっとですね……神と呼ぶべき世界の意思と高位存在を尊ぶ宗教国家なのです。

そうですね。神様は明確にいますが、どんなものなのかボクは知らないのです。

天義の皆さんは信仰に厳格で、信仰を重要視しているお国柄なので、独特って感じなのです。
例えば、不安定な幻想に対して民を解放せんとして、侵略国家ともいえる鉄帝は悪として断罪しようとするのです……。

神様第一なのです。

天義は天義の基準で悪人を断罪するのです。信仰が独特な国家を作り上げた事がよくわかるのです……。
最近の天義ニュースは穏健派の名門貴族『コンフィズリー』が『不正義』で没落したこと、ですかね。

天義に置いての『正義』とは『神様の意志』です。
些細な悪であっても、それが価値観の異なる人間であっても、天義の正義の中では『赦されざる悪』となります。

では、まとめてみますね？
天義は聖教国ネメシスという宗教国家です。
本拠は聖都フォン・ルーベルグ。魔種は神の意に反する存在だとして積極的な討伐を行っています。
現国王フェネスト六世や聖騎士団長レオパルが中心に断罪活動を行っているのです。
天義における正義とは神様の意志……。人間種中心の国家で、神の意志を遂行する使徒を自称しているのでした。