PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

ブランシュ思い出作り

関連キャラクター:ブランシュ=エルフレーム=リアルト

ブランシュ、水着を選ぶ。
●ブランシュとライブノベル
 夏。それは身も心も開放的になる時期。
 具体的に言うと水着と海。
 というわけで水着を買おうかとブランシュは思いはしたが。
 したのだが、水着の事は良くわからない。
 誰か相談に乗ってほしい。
 ああ、そうだ。
 どうせならライブノベルへ行こう。
 混沌で売られているそれらと変わらないかもしれないが、それはそれ。
 ライブノベルという世界で買う事に意味があるのだ。
 多分。きっと。メイビー。

●幻想世界アーレイベルク
 という訳でやって来たのはライブノベル『幻想世界アーレイベルク』。
 ファンタジー世界でもあるその世界は年中常夏の都市も存在する。
 なぜこの世界に来たのかと言われれば。
 境界案内人ミヤコの出身世界なのだ。
 そして今いる常夏な都市は海も存在する為、年中水着も売られている。
 勿論その種類も豊富だ。
「ほえー、水着のお店がいっぱいあるのですよ」
 きょろきょろ周囲を見渡すブランシュ。
 その様は完全にお上りさんだが、ミヤコはそれを見て注意したりはしない。
ーーライブノベル自体は初めてかい?
「何度か来た事はあるのですよ!」
 くすり、と笑いながら問うミヤコに快活に答えるブランシュ。
ーーお、そうかい?ならその時の事も教えてくれよ。
「もちろんですよ!」
 にっこりと笑うミヤコ。
ーーさて、お店に着いたよ。
 中には様々な水着が陳列されている。
「た、たくさんあるのですよ……」
 ハワイアンなお店に入った二人。
 無数にある水着。目移りしてしまう。
 なるほど、水着と一口と言っても種類が多い。
 どれを選んでいいのかわからなくなりもしよう。
「あばばば、大人な水着があるですよ!」
 見やると大人、というかなんというか、セクシーな水着が並んでいる。
 ニヤア。
 それを見たミヤコ。笑顔がとても黒い。
ーーブランシュちゃんにはこれが似合うと思うよ!
 ミヤコが選んだのは
「あわわわ、ブランシュにはまだ早いですよ!」
 おめめをぐるぐるさせ、顔を真っ赤にさせるブランシュ。
ーーまあまあ、いいからいいから。試してみようよ。
 と、ぐいぐいとブランシュを水着ごと試着室に押し込むミヤコ。
 試着室から恥ずかしいですよ!とか。なんなのですよ!とか。
 色々と悲鳴が聞こえてくるが少しして。
 出てきたブランシュが着ていた水着はなんと。
 スリングショットだった。
 身を縮こませて必死に水着を隠そうとしているが。
 豊満な胸は自己主張が強い。
 見ている分にはたのしーー可愛いがこのままでは可哀そうだ。
ーーあははー、ごめんね。ほら、こっちの水着なら大丈夫だろ?
 ミヤコが用意した水着を素早く取り、試着室に籠る。
 しばらくしてようやく出てきたブランシュ。
 その姿はとても可愛らしいものだった。
 その後。ブランシュを必死に宥めるミヤコの姿があったという。

ブランシュ様への水着の提案
タンキニ水着
白を基調とした水着で
黒のラインが入ったもの
ロゴには
A Shining World
の文字入り
執筆:アルク

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