幕間
ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。
やせいの リコリスが あらわれた!
やせいの リコリスが あらわれた!
関連キャラクター:リコリス・ウォルハント・ローア
- リコリスサメ
- ネオ・フロンティア海洋王国、アクエリア島。
総督府が置かれた場所から30km程離れた沖合がリコリスサメの群れの主な生息地です。サメは一般的には群れを作らない生き物として知られています。
しかしリコリスサメは身体が人間の8ヶ月の子ども位の大きさしかなく、好奇心旺盛な性格が災いし、近寄った鰯の群れに追いかけ回されたり鴎に突かれたりする程、か弱いサメとして知られています。その為彼女らは群れを作り、自らの身を守っているのです。
彼女らの容姿はとても特徴的です。人間の幼児によく似た顔に手足のように見える鰭がついています。この鰭を器用に使ってバランスを取り、彼女らは二足歩行を行えます。こうする事で天敵に追われた際も陸に逃げることができるのです。
また、その体もあのホホジロザメにそっくりでこれはリコリスサメが自らの身体を強く見せる事で、敵を寄せ付けないようにしているのではないかと言われています。また、人に懐きやすく時折海面に顔を出しては、船乗り達から餌を貰っている姿も確認できます。
しかし決して彼女らに危害を加えようとしてはいけません。口を開けば鋭い歯が幾重にも生えており、自身に危害を加えると判断した者には容赦なく噛みつき、その腕を食いちぎろうとするからです。 - 執筆:白