PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

ゲーム実況配信プレイ

悪霊系PTuberクウハのゲーム実況。
ゲストをお呼びする事もある模様。
クソゲーから名作ゲーまで楽しく遊ぼう!


関連キャラクター:クウハ

「何でもありって事は何でも起こるって事」

「いぇいいぇい、人の金で遊ぶゲームは最高だなっと、私だ〜っ!!」

 配信開始直後、画面にドアップで映る赤髪の少女。クウハに引っ張られ元の定位置に戻された。

「オイ卮濘、あんまりカメラに近づくな。 壊れたら弁償させるからな」
「今デスワードルしかない」
「何でだよ」

 ピラピラと狂ったような笑顔の印刷された紙切れをチラつかせ、本題へ。 次に取り出されたパッケージには爆発と、爆発と、爆発と、あと廃車と廃車にそれらのをなんとか走り抜ける車が描かれていた。

「今回は私が用意したこのゲーム、[All ways to die]をやってくよ!」
「物騒な名前だがコイツがどうしてもやりたいってんでな……あ、今更だが今回はコラボ配信な」

 そういうわけで早速スイッチオン。前置きはサラッと流すに限る。初めはキャラメイク…ではなくカーメイク。好きなパーツを組み合わせて車両を作るのだ。というわけで二人が作ったのがこちら。

「できたぜ! パイルバンcar!」
「ふざけた車だな」
 
 卮濘が作ったのは燃費最悪近距離武器マシマシのモンスターマシン。
 クウハが作ったのは撒菱ポロポロ銃器牽制のニンジャマシン。
 
「まずは……二人対戦でもするか。操作方法は説明書読んだからできるだろ」
「ふふふ……貴様の貧弱そうな車体ごと全てを粉砕してやる……」
「後で泣き言言っても知らねーぞ」
「それはこっちのセリフだし〜!」
 
 ステージはランダム選択――廃工場。障害物がある屋内ステージで、見通しが悪いものの二階建てのため見渡せない事はない。ローディングを終わらせて、いざ対戦開始。
 クウハはまず撒菱を設置、地雷なども適度にばら撒く事で足を潰しチクチクと削る算段だ。
 対して卮濘は力に物を言わせて障害物を潰し、破壊し、飛ばして、クウハを探す。お互いの画面から破壊音が大音量で響く。
 
「うるせぇ!」
「ふっはは〜……おっ、そこだな!?」
「クッソバレたか!?」

 卮濘が今し方飛ばしたドラム缶が地雷にヒット、誘爆の影響でクウハにダメージが入り、音で卮濘は敵の位置を捕捉。ご機嫌に排気の音を轟かせ向かってくるパイルバンcar。クウハの張る罠の城に――見事に引っかかった。

「はぁ!?パンクしたんだが!?」
「引っかかったなぁ卮濘ぃ!」
「だぁ〜くっそ腹立つぅっ!」

 近距離兵装ばかりを装備していたのが仇となり、チクチクと射撃で削られてエンジンに引火。爆発までのカウントダウン開始。

「ぁぁぁぁぁ負けたくねぇぇぇ!!!」
「油断して突っ込んでくる方が悪ぃよなぁ〜??」
「くそっ……ってそっちこそ油断して姿見せたな喰らえパイルバンカー!」
「は?」

 バンcarの正面にあった杭打ち機がエンジンと共に暴発。道連れ用の最後の一撃がクウハに刺さる──

[DRAW]

──結果、引き分け。

「やったぜ」
「いやテメェの負けだろ」
「じゃあ二戦目いこっか♪」
「次は完膚なきまでに潰してやるぜ」
「おうおう臨むところだ〜っ!」

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