PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

ゲーム実況配信プレイ

悪霊系PTuberクウハのゲーム実況。
ゲストをお呼びする事もある模様。
クソゲーから名作ゲーまで楽しく遊ぼう!


関連キャラクター:クウハ

クウハの大冒険
「親愛なる暇人共〜〜〜☆我だぜ♡」
>誰だお前は!?
>[きゃ〜〜!幸潮〜〜!!」
>あとで面貸せ
>[今日のお小遣い]
 配信開始──と同時にキラッキラエフェクトと甘ったるい声でキャピッて挨拶手番を奪ったのは白藍髪の女──夢野幸潮。予期していたクウハは速攻で席にまで引き戻す。
「お前もか幸潮カメラ近えよ」
「HAHAHA、テンプレだからね、仕方ないね」
「はァ……で?今日はやって欲しいゲームがあんだよな?」
「おう。もうお前のPCにインストールしてあるからクリアしな」
「嘘だろ」
 タイトルは──そう、『クウハの大冒険』。AAの二等身になったクウハを操作するアクションゲーム。
「100デス以内にクリアしたらなんでもしてやる」
「……は?」
>なんでも!?いいの!?
>座ってろ
>そのデータ寄越せ
「だから文字通りなんでもな。あとコメント……ちょっと黙ってて」
 興奮気味のコメント欄をセーブ。反応があるのは嬉しいが本題が進まないので。
「ハッ、この俺を舐めるなよ?クソゲーも鬼畜ゲーももちろん神ゲーもクリアしてきたんだ、今更テメェの用意した雑魚ゲーに負けるわけねェだろ?」
 クウハはそんなこと時にせずカッコつけてニヒルに笑う。
「丁寧丁寧丁寧なフラグ建築頂きました」
>この先の展開が読める
>全てを察した
>シークバーどこ?
「ァァァァ視聴者共見とけよ!さっさとクリアしてコイツにギャフンと言わせてやるからな!」
「フラグ・モニュメント追加発注入りまーす」
 愛用のコントローラーを握りしめゲームスタート。最初は床のトゲを動く足場に乗って向こう側にある[←深緑]と書かれた足場に移るらしい。
「こんなもん簡単だろ」
 まずはジャンプ。次に着地。からの飛び出すトゲ。そしてティウンティウンティウン。
「はいワンデスね」
「ハァァァ!!??」
 初見殺しでも容赦なく増えるデスカウンター。現在1。
>理不尽で草
>[応援してる]
>ふれー!ふれー!幸潮倒しちゃえー!
「チッ……!」
 追加で四人ほどクウハが死んだもののここは突破、向こう岸に到着。
「先が思いやられるな」
「言ってろ、もうこのゲームには──」
 親方!空からトゲ天井が!
「──だぁーーっ!!??」
「これで6回死んだな」
>ひでぇwww
>あらら
>嘆いてるクウハおもろ
 素直に看板に従うのは罠。なにも考えず進めば上から即死。そして最初からだが…クウハ、ここで気づく。
「そういやこの下のトゲ、上がってからしばらく残ってるよな……」
「ほう?」
 面白そうにニヤつく幸潮の顔にクウハは確信を得た。
「先に進むのは罠だ…正解はこの下ァ!」
 足場に触れてトゲを出し、隙間に入る…
「ッしゃあ!」
 …と現れたのはしゃがみ待ち卮濘。
「は?」
 ( ☆-☆)bのAAになった卮濘は当然の権利のように魔砲を放った。
『かかったなアホが!』
 そしてクウハは死んだ。
「あ"あ"あ"ん"の"野"郎"」
「ウッキウキで実装してたぜ。ちなみに"ここは"向こう岸から行けば抜けられる」
「それくらい見りゃわかる…!」
 死ねば学習する。向こうに辿り着いてトゲの裏に落ちて…魔砲を回避!
「よしセーブだ!」
 からの追撃神風エクスプロード。クウハは死ぬ。
「クソゲー!」
「ほれ、さっさとクリアしてみろよ、雑魚♡」
「絶対泣かすァ!!」

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