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幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

同一奇譚

関連キャラクター:ロジャーズ=L=ナイア

『チクタクマン』
 見ちゃった見ちゃったの■■がおかしくなったのはホ■■プクリームみたい■■■かくて目が■を■■――。

 成程――貴様。何故に美術室の前に『突っ立って』存在るのかと思えば『覗いた』のだな。特別授業も無しに興味本位で、否、友達とやらの為に眼球を転がしたのだな。真逆、始まる前に終わるとは私の想像を外れて異た。ならば僅か、少し、愉しい部分だけを残して『加工』すると詩よう。何、問題なく『粘土の扱い』に関しては■■よりも上手いのだ。素晴らしい。物語とは尽く『幾等でも改竄出来る』ものだ。特に幕間、虚う異う場ではな――さて。横たわると好い。お薬の時間だ。何、軽くふわふわする程度なのだよ。クリームは人の類に合わないと■■で理解している――。

 ――頭の中でジャムを作るような、そんなイメージが溢れていた。美味しそうなフルーツサンドを売ってる店を見つけたんだ、と、■■の声が聞こえる。違う。あの笑い声だ。笑い声は決してやまず、■■の蒼白い顔が浮かび上がって――身体を起こす。ひどい汗だ。
 風邪でも引いたのか、不意を打つかのように視界がブレた。何かしら、大切なものが抜け落ちた気がする。しかし――そんな事を考えている暇はない。早くゆいを元に戻さなきゃ。あの頃のゆいに。今日、私は、あの場所――。

 遠い遠い、狂いの生地、香りが漂う。ワンダーな気持ちで患い臥せた。
執筆:にゃあら

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