PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

突撃!エリカの今日の晩御飯!

関連キャラクター:エリカ・フェレライ

愛の味
「俺を食べて欲しい」
 そう、言われたのでありがたく頂くことにした。愛しているから食べて欲しいと。
(どういう意味なのでしょう)
 ブチブチと音を立てて肉を。バキバキと音を立てて骨を。余すことなく食べながら考える。
『愛している』と『食べて欲しい』はイコールではないと思っていた。だってそれが普通なのだから。
 けれども今、自分の腹を満たす食材となった彼は『愛しているから食べて欲しい。君の血肉になりたい』そう言った。そう言ったのだけれど。
(エリカには理解できない感性なのです)
 愛した事があったかは覚えていない。だって人間も場合によれば彼女の食料に過ぎないから。
 バリバリごくん。肉体を全て平らげて彼女は嗤う。
「あなたの『愛』とやらは理解できませんでしたし、味に影響もありませんでしたけれどエリカの腹は多少満たされました。喜んでくれてます?」
 返事はない。魂まで喰らってはいないけれど、生憎と魂の声を聴くことも応えることもできないのだ。何故なら彼女は暴食。
 殺し、喰らい。いつまでも満たされない腹を抱えて生きていく暴食の化身「エリカ・フェレライ」なのだから。
執筆:紫獄

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