PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

ドラネコさんのおはなし

関連キャラクター:ユーフォニー

君は何派?
「にゃー! にゃー!」
「わんわん! わん!」
 とある町の広場でいろんな鳴き声と人だかりができている。集まっている人たちは広場の中央を気にしているようで、そちらを気にしながらあれこれ話し合っている。
 そんな広場のど真ん中で首輪をつけた小柄な犬と首輪代わりにレースを結んだドラネコが何やら鳴きあっていた。
「わん! わんわん」
 いくらか吠えた犬はドヤっとばかりに胸を張って見せる。態度から察するに『自分はすごいんだぞ』と主張しているようだ。
 確かに犬は賢いからなぁ、なんて声が人々の中から上がって、そうだなーって同意の声も上がる。ますます犬がドヤやって顔(?)をする。
 そうするとドラネコが負けるものかとばかりにパタパタ飛んで主張する。
「にゃー! にゃーにゃにゃ!」
 飛んだまま決めポーズっぽい様子を見せるので『自分は飛べるんだからね!』と言ったところだろうか。
 ドラネコって言うんだろ? 普通の猫もいいけど翼にも個性があってますますかわいいんだよなぁ、といった声がまた別のところから上がる。わかるわかるなんて同意の声ももちろん続続く。特にかわいいという部分に反応してパチンとドラネコはウインクを決める。目撃した何名かがかわいさに崩れ落ちた。

「にゃー!」
「そうだ! ドラネコちゃんが一番だ!」
「わん!」
「いいや! ワンちゃんが一番だ!」
「ドラネコちゃんはかわいさだけで生き抜いた来たんだ! つまり最強のかわいさってことだろ!」
「ワンちゃんは番犬にだってなれるんだ! 主人に忠実なんだぞ!」
「「「「ぐぬぬぬぬ」」」」
 いつの間にかドラネコ派と犬派に分かれた聴衆たちはにらみ合いを始め、どっちが一番かを決めるプレゼンは日が落ちるまで続いたという。

 なお、その最中で争いに飽きたドラネコと犬は顔を合わせて仲良くお昼寝をしていたのであった。
執筆:心音マリ

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