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幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

セララの幕間

関連キャラクター:セララ

ドーナツ屋訪問記・幻想編
「輝く魔法とみんなの笑顔! 魔法騎士セララ、参上!」
 体が光に包まれ、変身モーション。
 そして光が弾け、登場したのは。
 魔法少女であり魔法騎士のセララ。
 変身バンクによるワンシーンだ。
 そして魔法少女のような変身モノは、変身が終わるまで敵は待機しているのがお約束である。
 変身中に攻撃するものもあるらしいが、セララちゃんに限ってそれはない。
 ……ないよね?ね?
 そこから始まる戦闘の一幕。
 そして。

 戦闘後。
 帰り道。
 くうぅぅ。
 可愛らしい音が鳴ったのはセララのお腹である。
「お腹が空いた……」
 しっかり運動(!?)した後だから仕方ないね。
 家に帰るにしても何か食べてからにしたい。
 それも今すぐ食べられる物がいい。
 ならばあそこがいい。
 幻想のドーナツ屋『lllusie donut』。
 種類が多くて安くて、何より美味しい。
 何よりここのドーナツはプレーンとシュガーのドーナツがいい。
 確かにこれだけ聞いたらシンプル、という言葉しか出てこないだろう。
 だが、それはそれ。余計な事は言わない、一度試してほしい。
 長年にわたって愛されている理由がわかるだろう。
 ダメだ、考えただけでも涎が出てくる。
 ついつい急いでしまうのはご愛敬。
 お店に着いた時はお客が既に沢山いる。
 人気店だから仕方ない。
 トレイとトングを持ち、プレーンとシュガーのドーナツを真っ先に探し出す。
 そして他のドーナツもどんどん載せていく。
 飲み物はこの店ではコーヒー、しかもブラックにするのが定番なのだが……。
 実はセララはブラックコーヒーが苦手である。コーヒー自体があまりあれなのだが……。
 なのでジュースを選ぶ。
 そして席に着く。
 トレイの上には山となったドーナツが。
 そのドーナツを物凄く美味しそうに食べながら至福のひと時を過ごすセララであった。
 その帰り道、その手にはドーナツが入った箱が握られていたとかなんとか。
執筆:アルク

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