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幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

メイメイと不思議いきもの図鑑

関連キャラクター:メイメイ・ルー

まんまるうさぎ

 まんまるなうさぎさん。
 メイメイが最初に抱いた感想はそれだった。
 毛玉とも呼ぶべきだろうか、とてもちいさいのにふわふわ、ふかふかの毛並みが愛くるしい。
 そっと掌を差し出してみれば、恐れる様子も警戒する様子もなくひょいと飛び乗ってごろんと寝転がってくれる。かわいい。
「わ、わ……!」
 うさぎはもっと臆病な生き物だと思っていたけれど、この子達はそうでもないようだ。
 メイメイの掌に飛び乗った一匹に続くように、次から次へとうさぎが掌に積み重なって、大きな毛玉の山が出来る。もこもこふわふわの手触りが掌の上でこしょこしょと動いているのは、たまらなく愛くるしい。
「う、うさぎさん……掌は、狭いですから」
 怖がらせないようにゆっくりと地面に座り、スカートの上へとうさぎたちを乗せてあげる。とんとん、と軽い足音がスカート越しに伝わってくる。
(かわいい……)
 背中をつついてみたり、ほっぺをなでてみたり。そうされるのが嬉しいようで、やっぱりまんまるなうさぎたちはメイメイの掌からくっついて離れようとはしないのだ。
「ひとりずつ、ひとりずつ、ですよ……!」
 ぜいたくな悩みを抱えてしまったメイメイ。しばらくは掌からうさぎが離れることはなさそうだ。
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