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ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤの奏多による2人ピンナップクリスマス2023
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤの奏多による2人ピンナップクリスマス2023
イラストSS
「――ええ、ええ。私、確かに言いましたわ。酒代を稼げたら嬉しいと」
ふるふると肩を震わせているヴァレーリヤは……バニースーツであった。
「こんな仕事とは聞いてませんわよ?!」
「文句ならこのバイト紹介した後輩(田中)に言ってくれませんかねェ……!?」
蟀谷に青筋を浮かべた美咲もまたバニースーツであった。
方や離職に伴う収入源が無くなり、方や飲み歩きにより小遣いを使い果たし。
財布の中を見て明日は何処と遠い目をしていた二人。
『いい、バイトありますよ』
なんて、高報酬に飛びついてみればこの有様である。
下卑た目つきに晒されて、耐え難い屈辱を味わうが仕事は仕事。
そう割り切って仕事をするも、度重なるセクハラにもう我慢の限界だった。
客から酒瓶を奪い、二人は酒を一気に煽った。
はじめはパフォーマンスかと思った客がおお!と歓声を上げたのもつかの間であった。
「私の酒が飲めないなんていいませんわよねぇ!?」
とヴァレーリヤが客の顎を掴んで酒瓶を文字通り口へ突っこみ。
「誰が触っていいって言ったんスか? あ?」
と焦点の合わない目で客を張り倒し始めたのだ。
二人を止められるものなど存在している筈も無く、酒場は阿鼻叫喚の地獄と化した。
※SS担当:白